ラテンアメリカ

LA Referencia、ラテンアメリカでのオープンサイエンス促進のため欧州原子核研究機構(CERN)と覚書を締結

2018年10月29日、研究成果のオープンアクセス化を推進するラテンアメリカの国際組織であるLA Referenciaは、ラテンアメリカでのオープンサイエンス促進のため、10月24日に欧州原子核研究機構(CERN)と覚書を締結したと発表しました。

覚書の目的として、CERNとOpenAIREが開発した研究成果共有のためのリポジトリ“Zenodo”のラテンアメリカでの利用促進等が挙げられています。

Public Knowledge Project(PKP)・SciELO、プレプリントサーバーの開発で合意

オープンソースの出版システムを開発・提供している複数の大学によるイニシアチブPublic Knowledge Project(PKP)とラテンアメリカにおけるオープンアクセス(OA)電子ジャーナルプラットフォームSciELOが、両機関の重要な原則に基づいたプレプリントサーバーの開発で合意したと発表しています。

開発するプレプリントサーバーは、PKPの電子ジャーナル出版システム“Open Journal System (OJS)” や、SciELOのジャーナルで用いられている出版システムと相互運用可能なものとするとし、他の機関に対しても公開されます。

また、オープンソースによる多言語対応のプレプリントサーバーシステム開発真に関心のある機関を歓迎するとし、長期的なビジョンとして、XMLマークアップなど、高性能な出版前に関するサービスを統合し、プレプリントの品質を高める事を掲げています。

SciELO、 新しいインターフェースの導入開始を発表

2018年3月27日、ラテンアメリカのオープンアクセス(OA)の電子ジャーナルプラットフォームSciELOが、今年度の新しい「コレクション」から新しいインターフェースを導入していくことを発表しました。

SciELOでは、2017年11月に、国やテーマ別コレクションに新しいインターフェイスを導入すると発表し、手始めとして「公衆衛生コレクション」を新しいインターフェイスで公開しましたが、その効率性や品質が認められたことによるものです。

2019年中には全ての「コレクション」が新しいインターフェイスに切り替わる予定です。

SciELO launches new operation interface for its collections(SciELO ,2018/3/27)
http://blog.scielo.org/en/2018/03/27/scielo-launches-new-operation-interface-for-its-collections/

CA1910 - ラテンアメリカのオープンアクセスとLa Referencia / 水野翔彦

 

 一般的に、オープンアクセス(OA)の推進には2つの手段があるといわれている。ひとつはOA誌の推進(ゴールドOA)、もうひとつはセルフアーカイブ(グリーンOA)である。

 ラテンアメリカについていえば、学術情報のOAが世界に広まり始めた1990年代、汎米保健機構の仮想保健図書館(1)、CLACSO(2)、SciELO(3)CA1566参照)やRedALyC(4)などのプラットフォーム上でゴールドOAは広がりを見せていた。DOAJ(Directory of Open Access Journals)(5)の登録情報からも、域内の各国が比較的早い時期からOAに取り組んでいることがわかり、ブラジル、メキシコ(6)を中心に2000年代後半にはかなり浸透していた(7)

国際図書館連盟、ラテンアメリカ・カリブ海地域事務所をアルゼンチンの国会図書館に移転

2017年3月6日、国際図書館連盟(IFLA)は、ラテンアメリカ・カリブ海地域事務所を、アルゼンチンの国会図書館((Biblioteca del Congreso de la Nación)に移転すると発表しています。

ラテンアメリカ・カリブ海地域事務所は、当初、ベネズエラに設置され、1990年から2011年まではブラジル、2011年から2016年まではメキシコに置かれていました。

IFLA Announces Host for LAC Regional Office(IFLA,2017/3/6)
http://www.ifla.org/node/11246

参考:
IFLAラテンアメリカ・カリブ海地域部会が進める、国連「持続可能な開発のための2030アジェンダ」への図書館の貢献を示すためのプロジェクト
Posted 2017年1月12日
http://current.ndl.go.jp/node/33241

ラテンアメリカのOAジャーナルプラットフォームSciELO、プレプリントサーバ“SciELO Preprints”の開発を計画

2017年2月22日、 ラテンアメリカにおけるオープンアクセスの電子ジャーナルプラットフォームSciELOは、プレプリントサーバ“SciELO Preprints”の開発を計画していることを発表しました。

SciELOに収録されている電子ジャーナルの掲載記事の編集・公開プロセスを効率化することを目的としています。2018年半ばまでに本格運用を開始する予定とのことで、それまでに効果が期待できそうな、プレプリントの普及、サーバの運用体制の明確化、サーバの実験的な運用、の3つの活動を計画しています。

SciELO Preprints on the way(SciELO, 2017/2/22)
http://blog.scielo.org/en/2017/02/22/scielo-preprints-on-the-way/

LA Referenciaのオープンアクセス出版物、OpenAIREのプラットフォームから検索可能に

LA Referenciaのオープンアクセス(OA)出版物が、OpenAIREのプラットフォームから検索できるようになりました。

2016年12月、OpenAIREは、LA Referenciaのメタデータのハーベストを開始しました。LA Referenciaには、アルゼンチン、ブラジル、チリなどラテンアメリカ9か国の、全分野にわたるピアレビュー誌の記事や学位論文など、120万件以上のメタデータが収録されています。

Europe and Latin America expand their collaboration for open science(OpenAIRE, 2017/1/18)
https://www.openaire.eu/europe-and-latin-america-expand-their-collaboration-for-open-science

参考:
OpenAIREとLA Referenciaがメタデータガイドライン等の共通化について合意
Posted 2015年12月8日
http://current.ndl.go.jp/node/30168

OpenAIRE、LA Referencia、SHAREがリポジトリのデータ交換等において協働へ
Posted 2015年7月17日

IFLAラテンアメリカ・カリブ海地域部会が進める、国連「持続可能な開発のための2030アジェンダ」への図書館の貢献を示すためのプロジェクト

国際図書館連盟(IFLA)のラテンアメリカ・カリブ海地域部会が、IFLAのウェブサイトで、同部会が推進しているプロジェクト“Mapping of Latin American and Caribbean libraries initiatives in support of the National Development Plan - Agenda 2030”を紹介しています。

同地域の図書館が、国際連合によって採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に基づく達成目標や地域の開発ニーズに如何に図書館が貢献しているかを示すために、それぞれの国において行っているプロジェクトやイニシアチブを確認し、記録するためのプロジェクトで、同地域の全ての図書館協会等の参加が呼びかけられています。

参加にあたっては以下のことが求められています。

・自国の全ての専門家に対して、図書館が達成目標に関するプロジェクトに関与することを知らせるための戦略を計画し開発する
・自国で開発中のプロジェクトについてのデータを集め、同部会によって開発されたプラットフォームに提供する
・今年ポーランドで開催される世界図書館情報会議(WLIC):IFLA年次大会のラテンアメリカ・カリブ海地域部会のセッションで、データ収集と分析の結果を発表する

ラテンアメリカにおけるオープンアクセスの電子ジャーナルプラットフォームSciELOと研究・出版ネットワークScienceOpenが連携へ

2016年6月1日、ラテンアメリカなどで、オープンアクセスで電子ジャーナルを提供するSciELO(Scientific Electronic Library Online)と、2013年に設立されたドイツと米国に本拠をおく研究・出版ネットワークScienceOpenの連携開始について、ScienceOpenが発表しました。

SCiELOとの統合により、ScienceOpenは、PubMedCentralやarXivなどの220万件のオープンアクセスの研究論文及び1,500万件以上の記事のメタデータを含むことになります。

ScienceOpen helps to put scientific research in a global context with more than 15 million article records(ScienceOpen, 2016/6/1)
http://blog.scienceopen.com/2016/06/scienceopen-helps-to-put-scientific-research-in-a-global-context-with-more-than-15-million-article-records/

国際図書館連盟、ラテンアメリカ盲人連合と覚書を締結

2016年5月9日、国際図書館連盟(IFLA)が、ラテンアメリカ盲人連合(Latin American Blind Union)と覚書を締結したと発表しています。

この合意は、その地域において必要な法律制定のための協働、現場でのマラケシュ条約の目標達成のための基盤となるものであり、両機関は、図書館が、それらの業務を実施するための著作権の例外と制限を実装するための広範な取り組みを支援するとされています。

Partners for Accessibility - IFLA and Latin American Blind Union sign Memorandum of Understanding(IFLA,2016/5/9)
http://www.ifla.org/node/10445

ラテンアメリカ盲人連合
http://www.ulacdigital.org/inicio

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