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ヨーロッパ

欧州デジタル図書館Europeanaの2009-2010年の年次報告書が公開

欧州デジタル図書館Europeanaの2009-2010年の年次報告書が公開されています。プロジェクトの目標と達成度、各種の活動の報告、今後の計画等がまとめられています。

Europeana v1.0 Annual Report, 1 February 2009 – 31 January 2010
http://version1.europeana.eu/c/document_library/get_file?uuid=df49b382-aa16-497f-8405-948b532dc0d7&groupId=10602

Europeana v1.0 project
http://version1.europeana.eu/web/europeana-project/

18世紀の欧州における手紙のやりとりをリンクし当時の「ウェブ」を再現する試み

Information World Review誌の記事で、オックスフォード大学ボードリアン図書館による“Electronic Enlightenment”というサイトが紹介されています。18世紀の欧州でやりとりされた55,000通の手紙と6,500通の通信文を電子化し、人物のつながり等をリンクすることにより、「啓蒙の時代」の人間関係などが分かるようになっているものとのことです。学者、政治家、外交官などに加え、一般人の書いたものも収録されているようです。利用には登録が必要(有料)となっています。

Electronic Enlightenment 2: letters & lives online
http://www.e-enlightenment.com/

Electronic Enlightenment wins digital prize(2010/2/8付けInformation World Reviewの記事)
http://www.iwr.co.uk/information-world-review/news/2257511/electronic-enlightenment-wins

欧州原子核研究機構(CERN)図書館、書誌データをオープンデータとして公開

欧州原子核研究機構(CERN)の図書館は、同図書館の書誌データをオープンデータとして公開し、誰でも利用できるようにしたと発表しています。

The CERN Library publishes its book catalog as Open Data
http://gs-service-bookdata.web.cern.ch/gs-service-bookdata/announcement.html

The press announcement is accompanied by a YouTube Video(動画での紹介)
http://www.youtube.com/watch?v=-CSmieTXbsk

Sharing and Reusing, CERN Opens up Bibliographic Metadata!(2010/1/31付けResourceShelfの記事)
http://www.resourceshelf.com/2010/01/31/cern-opens-up-bibliographic-metadata/

EU、欧州デジタル図書館“Europeana”の収録点数を1000万点へ倍増させると発表

欧州連合(EU)はプレスリリースで、欧州各国によるデジタル図書館“Europeana”の収録点数を現在の約460万点から、2010年までに1000万点に増加させると発表しています。それに伴う著作権問題等についての協議を2009年11月15日までの期間で行うとのことです。プレスリリースの中で、欧州委員会の情報社会・メディア担当のViviane Reding氏は、EU加盟国でデジタル化された資料の5%しかEuropeanaで見られないこと、資料の約半数は一つの国(フランス)が提供していることなどを指摘し、他の国の協力を呼びかけています。

Europe's Digital Library doubles in size but also shows EU's lack of common web copyright solution (プレスリリース。資料の提供国別構成比率の表あり)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/09/1257&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

欧州デジタル図書館、規模拡大に伴い著作権問題を調整へ(2009/8/31付けINTERNET Watchの記事)

EU、Googleブック検索和解に関連して出版社等と会合開催か

AP通信が報じるところによると、欧州連合(EU)は、ヨーロッパの出版社や著者と会合を持ち、Googleブック検索和解案がヨーロッパの著作権にどのような影響を及ぼすかについての議論をする予定だということです。報道によると、会合は2009年9月7日に予定されています。EUの技術当局のトップは取材に対し、「書籍のデジタル化を推進できるよう、EUは至急、複雑な著作権法を標準化する必要がある」と語ったということです。またこの当局者は、「ヨーロッパの国立図書館の書籍の90%以上の著作権が追跡できない」とも語っています。

EU asks publishers for feedback on Google Books
http://www.businessweek.com/ap/financialnews/D99I783O0.htm

欧州委員会、「Google Books」和解案で論議へ--米報道
- CNET Japan 2009/7/21付けの記事
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20396922,00.htm

E940 - イタリアの図書館事情

2009年8月,第75回世界図書館情報会議(WLIC):国際図書館連盟(IFLA)総会がイタリア・ミラノで開催される。これに先立ち,イタリアの図書館事情を,とりわけ図書館協力に焦点を当てて紹介する記事が,IFLA Journal誌35巻2号に掲載されている。この記事をもとに,イタリアの図書館の現況を紹介したい。...

E939 - 欧州におけるデジタルリポジトリの現状と課題とは?

欧州連合(EU)の支援の下,欧州全体でのデジタルリポジトリの連携体制構築を目指す「欧州における研究のためのデジタルリポジトリ基盤ビジョン」(DRIVER)は2008年,2006年の1回目の調査以来2回目となる,EU加盟国を中心とした欧州各国のデジタルリポジトリの概況調査を実施した。このほど,この調査の結果をまとめ,欧州におけるリポジトリ関連のインフラ整備の今後を展望する記事が,オープンアクセス誌“Ariadne”に掲載された。...

EU、音楽演奏者の著作権を70年に延長へ

欧州連合(EU)の発表によると、音楽録音(music recordings)に対する演奏者の著作権を50年から70年に延長することが欧州議会(European Parliament)で可決されたということです。欧州委員会(European Commission)は95年への延長を求めていましたが、歩み寄りの結果、70年での今回の可決となりました。

EUのニュースリリース
http://www.europarl.europa.eu/news/expert/infopress_page/058-54192-111-04-17-909-20090422IPR54191-21-04-2009-2009-false/default_en.htm

欧州議会のニュースリリース
http://www.europarl.europa.eu/sides/getDoc.do?pubRef=-//EP//NONSGML+IM-PRESS+20090422IPR54191+0+DOC+PDF+V0//EN&language=EN

欧州委員会のニュースリリース
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/09/627&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

著作権は「著者のもの」、SURFがビデオを作成

オランダSUFR財団が、論文等の執筆者に著作権に関する意識を啓蒙するビデオ“Author rights, your rights”を公開しています。
雑誌等に論文を掲載する際、出版社は執筆者に「著作権譲渡」を一般的に求められますが、著作権を譲渡してしまうと、ネット上での論文の公開や異なる発表手段での公表、論文からの発展的研究を、執筆者が自由にできなくなるという制約が発生すると、紹介しています。
その上で、論文の執筆者は著作権を譲渡する必要がなく、出版権を認める契約を出版社と締結すればよいことや、その際の簡便な手段として、“Copyright toolbox”を通じてオランダSURFと英国JISCが提供する「出版契約書」を利用をすること、などを紹介しています。

Author rights, your rights

戦略的に機関リポジトリを運営する―意思決定者向けの報告書

非営利の研究組織であるRANDは、英国の3つの高等教育機関に対するケーススタディを基に、「リポジトリの持続性に対し、機関はどの程度戦略的に関与しているか」「リポジトリを支持する上での、それぞれのステークホルダーのモチベーションは何か」「機関の戦略のなかにリポジトリを包摂する際の障壁は何か」「高等教育機関におけるデジタル資産としてリポジトリを戦略的に提供し、維持していくためには、どういった方法が適しているか」などを明らかにした報告書を発表しました。この報告書は特に、高等教育機関の意思決定者にとって有益なものとなっているということです。

Embracing the future; Embedding digital repositories in the University of London

スコットランドの若者は本を借りるために図書館に来る

スコットランド政府の委託を受けてScotland School’s Omnibusが実施した、若者の文化活動、スポーツへの参加の程度に関する調査によると、スコットランドの若者の67%は、本の貸し借りのために図書館を訪れることが分かりました。この数値は、インターネットを使うため(37%)、マルチメディア資料を借りるため(10%)という理由に比べ、有意に高いものとなっているそうです。スコットランド図書館・情報協議会(Scottish Library and Information Council;SLIC)の会長は、「今回の調査結果は、若者の読む楽しみをサポートする、読む習慣を育むという公共図書館の価値を改めて肯定するものである」との見解を示しています。

Children's Participation in Culture and Sport

欧州委員会も研究助成の成果を、部分的にオープンアクセス化

欧州委員会(EC)は8月20日、研究開発プログラム“Seventh Framework Programme(FP7)”により500億ユーロ(約8兆円)以上の助成を受ける一部分野の研究成果について、6~12か月以内にオープンアクセス化を試験的に義務付ける決定をおこないました。
対象となる分野は次の7分野です。
・保健
・エネルギー
・環境
・情報通信技術
・研究基盤(e-Infrastructures)
・社会経済学・人文学(Socio-economic Sciences and Humanities)
・社会における科学(Science in Society)

この試験的義務化は、次期研究開発プログラムにおけるオープンアクセス義務化の対象分野や地域の拡大を視野に入れたものとしています。

欧州デジタル図書館に、コンテンツをもっと

欧州デジタル図書館は、2008年11月に、そのプロトタイプサイトを“Europeana”として公開することを予定しています。欧州デジタル図書館の目標は、全ての市民が、クリック1つで、欧州中の書籍、音楽、絵画、写真、映画などの資料にアクセスできるようにすることですが、現在のところ、そのコンテンツは、欧州の図書館で所蔵されている25億冊の書籍のわずか1%に留まっています。そこで欧州委員会(EC)は、メンバー国家に対し、より一層の資料のデジタル化の促進を求めるとともに、メンバー国家に、2009年から2010年にかけて、総額1億2千万ユーロ(約1,835億円)の補助金を提供することを発表しました。

Opening soon: a digital library for Europe(EUのプレスリリース)

映画のアーカイブをオンラインで提供する “Europa Film Treasures”

人類の文化遺産である映画を幅広いジャンルに従ってアーカイブし、ウェブ上で提供するサービス“Europa Film Treasures”がスタートしたということです。これは、欧州連合(EU)のMEDIA Programなどからサポートを受け、ヨーロッパの映画会社が中心となって実施しているプロジェクトで、今後コンテンツを増やしていくほか、ウェブサイトの全てのサービスと情報を英・仏・伊・西・独の5言語で利用できるようにしていくということです。

Europa Film Treasures
http://www.europafilmtreasures.eu/

Europa Film Treasures
- Peter Scott’s Library Blog 2008/7/23付けの記事

E813 - “Orphan Works”利用のための調査ガイドライン(欧州)

欧州デジタル図書館を推進する上での課題のひとつとして,著作権の保護期間が存続しているが著作権者の識別・連絡先の特定ができない著作物“Orphan Works”の取り扱いがある。英国図書館(BL)の試算では,著作権の保護期間が存続している同館蔵書のうち40%がOrphan Worksである,とされているほどであり,欧州デジタル図書館高次専門家グループ(HLEG)ではこれら

アイルランド国立図書館、詩人イェイツに関するヴァーチャル展示を開始

アイルランド国立図書館のウェブサイトで、アイルランド出身の詩人ウィリアム・バトラー・イェイツ(William Butler Yeats)をテーマにしたヴァーチャル展示が行われています。イェイツの妻や子どもから提供を受けた貴重な手稿など、ゆかりのある品々が展示物となっています。バーチャル展示は、まるで本物の会場に足を踏み入れ、自由に展示物を観覧しているような感覚で利用できるよう、工夫されています。

The Life and Works of William Butler Yeats Online Exhibition
http://www.nli.ie/yeats/

The National Library of Ireland - The Life and Works of William Butler Yeats - Online Exhibition

DRIVERとSPARC Europeがリポジトリ推進で協力体制を構築

デジタルリポジトリの連携体制の構築を目指す欧州委員会のプロジェクト「欧州における研究のためのデジタルリポジトリ基盤ビジョン(DRIVER)」とSPARC Europeが、全ヨーロッパ的なリポジトリの推進に向けて協力体制を築いていくことで合意しています。

SPARC Europe and DRIVER sign Memorandum of Agreement
http://www.driver-support.eu/documents/MoU_SPARC_DRIVER_Press_release_070708%20(2).pdf

DRIVER
http://www.driver-repository.eu/

参考:
DRIVERプロジェクト、カスタマイズ可能なデータ収集/集約ツール“D-NET”を公開

E810 - 世界の科学DBへのゲートウェイ“WorldWideScience.org”

2007年6月,米国エネルギー省(DOE)と英国図書館(BL)は共同で,科学技術の世界規模での発展に貢献するため,世界の科学情報データベースを横 断検索できるゲートウェイ“WorldWideScience.org”の運用を開始した。サービス開始当初,検索できるのは10か国の12データベース であったが,2008年6月現在,44か国から,32の国営の科学情報データベース,ポータルサイトを横断検索することが可能となっている。...

オランダ王立図書館、新聞800万ページのスキャニングを開始

オランダ王立図書館(KB)が、新聞800万ページをスキャニングするプロジェクトに、3年間の予定で取り組むことを発表しました。最も古い新聞は1618年のものまで遡るということです。

KBのニュースリリース(オランダ語)
http://www.kb.nl/nieuws/2008/8miljoendigitaal.xml

Library scans eight million papers
- DutchNews.nl 2008/05/26付けの記事
http://www.dutchnews.nl/news/archives/2008/05/library_scans_eight_million_pa.php

参考:
オランダ王立図書館の戦略プラン2006-2009
http://current.ndl.go.jp/node/4554

EU、学術研究政策を議論する新たな欧州研究諮問委員会を発足

EUの欧州委員会は、ヨーロッパ全域における学術研究政策を議論する諮問委員会European Research Area Board (ERAB)を発足させています。

ERABは、研究成果のオープンアクセス化を勧告するなどの活動をしてきた欧州研究諮問委員会(EURAB)に代わるものとして位置づけられています。

European Commission nominates high-level advisory group on research and science
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/08/565&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

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