フランス

E1634 - オンライン資料の納本制度の現在(1)フランス

ウェブサイトや電子書籍など,オンライン上の情報をどのように収集し,次世代に残していくのかは大きな課題である。『カレントアウェアネス-E』では,オンライン上の情報資源に関する納本制度や関連する取組みなどの現在の動向について,国別に紹介していきたい。...

図書館の書架でシェイクスピアのファースト・フォリオが見つかる(フランス)

2014年11月25日付けのDaily Mail紙オンライン版等で、フランスのサントメール図書館の書架で、1623年に出版されたシェイクスピアの36編の戯曲をまとめた最初の作品集、『ファースト・フォリオ』が見つかったと報じられています。『ファースト・フォリオ』はこれまでに230冊の現存が確認されており、今回見つかったもので231冊目、フランスでは2冊目の発見であるとのことです。同書の推定価格は350万ポンドにもなります。

報道によれば、同書はサントメール図書館の書架に置かれていたものを、作業中の図書館員がたまたま見つけたとのことです。状態は良かったものの、標題紙を含む30ページが欠けており、また当然英語で書かれていることから、フランスの読者には見つけられずにいたのではないか、とされています。

Shakespeare's First Folio found in France: Bard's 400-year-old book was overlooked on library shelf - and it's worth £3.5 million(Daily Mail Online、2014/11/25付け)

フランスで、文学的、芸術的及び文化的資産の領域におけるEU指令の国内法化法案が上程

2014年10月22日、フランスで、文学的、芸術的及び文化的資産の領域におけるEU指令の国内法化法案が閣議決定を経て、国民議会(下院)に上程されました。

この法案の内容は、以下の3つとのことです。

1.著作権及び著作隣接権の保護期間に関するEC指令(2006/116/EC)を変更する2011年9月27日の指令(2011/77/EU)の国内法化。
 現在、50年である著作隣接権の保護期間を、著作者の平均余命が長くなっていることにかんがみ、70年に延長する。

2.孤児作品の正式な利用に係る2012年10月25日のEU指令(2012/28/EU)の国内法化。
 孤児作品を、美術館、文書館、映画館、教育施設等でデジタル化して利用することを可能とする。

3.EU国内から不法に流出した文化財の返却に関するEU指令(2014/60/EU)の国内法化。

Culture : adaptation au droit de l'UE dans les domaines de la propriété littéraire et artistique et du patrimoine culturel(Assemblée nationale, 2014/10/22)

E1618 - 図書館におけるLinked Data:実現させよう!<報告>

 フランスのリヨンにおける世界図書館情報会議(WLIC):第80回国際図書館連盟(IFLA)年次大会に先立ち,2014年8月14日にパリのフランス国立図書館(BnF)において,IFLA情報技術分科会とセマンティックウェブ研究会(Semantic Web SIG)の共催でサテライト・ミーティング「図書館における  Linked Data」が開催された。国立図書館,公共図書館からの参加者のほか,大学等の研究機関やITベンダなどから合わせて188名を超える参加があり,国立国会図書館(NDL)からは関西館図書館協力課の大柴忠彦課長と筆者が参加した。...

【イベント】海外日本美術資料専門家(司書)の招へい・研修・交流事業(JALプロジェクト)の公開ワークショップ「日本美術の資料に関わる情報発信力の向上のための提言」が開催(12/11・東京)

2014年12月11日、東京国立近代美術館にて、海外日本美術資料専門家(司書)の招へい・研修・交流事業(略称:JALプロジェクト)の公開ワークショップ「日本美術の資料に関わる情報発信力の向上のための提言」 が開催されます。

JALプロジェクトは、海外の日本美術資料専門家(司書)を日本に招へいし、東京・京都・奈良の関係諸機関において研修ならびに交流を行うもので、平成26年度の文化庁文化芸術振興費補助金によるものとのことです。最終日に行われる公開ワークショップでは、米国、フランス、英国から招へいされた7名が同プロジェクトの報告と、日本美術の資料に関わる情報発信力の向上のための提言を行い、ディスカッションを行うとのことです。

JAL プロジェクト 2014 「海外日本美術資料専門家(司書)の招へい・研修・交流事業」
公開ワークショップ「日本美術の資料に関わる情報発信力の向上のための提言」 「日本美術の資料に関わる情報発信力の向上のための提言」開催のご案内(東京国立近代美術館)
http://www.momat.go.jp/art-library/JAL/JAL2014_WS_v01.pdf

2014.12.11 公開ワークショップのご案内(東京国立近代美術館)

【イベント】国立国会図書館、国際シンポジウム「日仏交流の過去と現在―国立国会図書館・フランス国立図書館の所蔵資料から」を開催(12/11・NDL東京本館)

2014年12月11日、国立国会図書館東京本館において、国際シンポジウム「日仏交流の過去と現在―国立国会図書館・フランス国立図書館の所蔵資料から」を開催します。

ヴェロニク・ベランジェ氏(フランス国立図書館日本資料担当司書)による報告「フランスにおける日本文化受容の一側面―フランス国立図書館の電子展示会プロジェクト」のほか、三浦信孝氏(中央大学教授)のショートスピーチ「日本の近代化とフランスの影響」、クリストフ・マルケ氏(フランス国立東洋言語文化研究学院教授)、西堀昭氏(横浜国立大学名誉教授)らをパネリストとし、三浦信孝氏の進行によるパネルディスカッション「日仏交流の諸相―近代的制度、産業技術と芸術文化を中心に」を行います。定員は200名、参加費は無料です。申込締切は12月9日午後5時です。

国際シンポジウム「日仏交流の過去と現在―国立国会図書館・フランス国立図書館の所蔵資料から」(国立国会図書館, 2014/10/3)
http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/20141211lecture.html

欧州における多分野の灰色文献を収録したリポジトリ“OpenGrey”に、英国の学位論文のデータが追加

2014年8月27日、欧州における多分野の灰色文献を収録したリポジトリ“OpenGrey”に、英国の電子学位論文データベース“Electronic Theses Online Service:EThOS” から英国の2003年以降の学位論文11万3千件が追加されたとのことです。

今回のデータ追加は、英国図書館(BL)とフランス国立科学研究センターの科学技術情報研究所(Inist-CNRS)の提携により実現したものとのことです。

OpenGreyから、EThOSの対応するデータへのリンクにより、学位論文のフルテキストのダウンロード、もしくは、各機関の所蔵資料へのリンクやBLへの学位論文のスキャニングデータの入手依頼が利用できるとのことです。33,000件のデータについては、電子版の学位論文のフルテキストにリンクしているとのことです。

OpenGrey
http://www.opengrey.eu/
※NewsにOpenGrey includes 113000 doctoral theses records from EThOS(2014/8/27)の記述あり。

EThOS (Electronic Theses Online Service)
http://www.opengrey.eu/partner/ethos

国際出版連合(IPA)、各国のデジタルコンテンツの納本制度についてのレポートを公開

2014年7月25日付で、国際出版連合(IPA)が、デジタルコンテンツの納本制度についてのレポートを公開しました。電子書籍、電子ジャーナル、ウェブサイトやブログなどのデジタルコンテンツに納本制度がどのように適応されてきたのか、ドイツ、オランダ、英国、フランス、イタリアを中心に事例が簡潔に紹介されています。また、オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、日本、ノルウェー、韓国、米国の電子納本の状況についても簡単に触れられています。

Digital Legal Deposit An IPA Special Report(PDF;9ページ)(IPA, 2014/7/24)
http://www.internationalpublishers.org/images/stories/news/DLD.pdf

New IPA report on electronic legal deposit(IPA)
http://www.internationalpublishers.org/component/content/article/55-news/473-new-ipa-report-on-electronic-legal-deposit

参考:
E1464 - オンライン資料収集制度(愛称:eデポ)の開始

フランス国立図書館(BnF)の"data.bnf.fr"に新規コンテンツが追加

フランス国立図書館(BnF)は、蔵書目録とデジタル資料を統合的にLinked Open Dataとして提供する"data.bnf.fr"を2011年から提供しています。2014年7月からdata.bnf.frで以下の新規コンテンツやリンクが利用できるようになったとのことです。

・40万件の著者情報とその著者の関連文書
・16万7千件の雑誌情報
・納本制度に基づきBnFが収集したウェブサイト
・BnFの所蔵する貴重書のデータベース"Bibliographie des éditions parisiennes du XVIe siècle"へのリンク
・情報源と参照情報の追加
・JSON形式でのデータのエクスポート

About data.bnf.fr(data.bnf.fr)
http://data.bnf.fr/about

BP16 Bibliographie des éditions parisiennes du 16e siècie(BnF)
http://bp16.bnf.fr/

関連:
THE BNF TRANSFORMS THE VISIBILITY OF ITS RESOURCES WITH LINKED OPEN DATA

図書館員たち、モンペリエからリヨンへ快走中:2014 Cycling for Libraries

2014年度のCycling for Librariesのイベントが始まっています。

各国から集った図書館員たちが、フランス南部のモンペリエを8月6日に出走し、ゴールのリヨンに向けて約500キロのツアーを開始しています。8月14日にリヨンに到着の予定です。

今回のテーマは、「Libraries "outside the walls"」だそうです。

なお、リヨンでは、8月16日からIFLA年次大会が開催されます。

Programme
http://www.cyclingforlibraries.org/

Facebook
https://www.facebook.com/cyc4lib

今回の参加者の顔ぶれ
http://www.cyclingforlibraries.org/?page_id=7518

参考:
E1457 - 図書館員,自転車で快走:Cycling for Libraries カレントアウェアネス-E No.241 2013.07.25
http://current.ndl.go.jp/e1457

2014年の世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会はフランス・リヨンで開催 Posted 2012年8月22日

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