欧州

欧州研究図書館協会(LIBER)、資金提供者、研究機関や大学図書館等がオープンサイエンス促進のために果たし得る役割を述べたレポート“A Vision for Open Science”を公開

2018年11月19日、欧州研究図書館協会(LIBER)は、資金提供者、研究機関や大学図書館等がオープンサイエンス促進のために果たし得る役割を述べたレポート“A Vision for Open Science”を公開しました。

2018年7月にフランス・リールで開催されたLIBERの第47回年次大会におけるワークショップ“Research Institutions and Libraries and the role of Funders in the European Open Science Cloud”での議論を踏まえて作成されたもので、オープンサイエンスが標準となる未来を実現するためには、各キー・プレイヤーの協調・協力が必要であると強調されています。

A Vision for Open Science(LIBER)
https://libereurope.eu/blog/2018/11/19/a-vision-for-open-science/

欧州歴史教育者協会が教員研修講師向けガイドを公開:EuropeanaのDSI-3プロジェクトの一環

2018年11月14日付けのEuropeanaのニュースで、欧州歴史教育者協会(EUROCLIO) がEuropeanaと連携して作成した教員研修講師向けガイド“How to use online tools to promote historical thinking?”(歴史的思考力を高めるためにどうオンラインツールを活用するか)の公開について紹介されています。

本ガイドは、受講者が歴史教材ポータルサイトHistorianaのeラーニング環境とEuropeanaのコンテンツを用い、歴史的思考力を高めるためのeラーニング教材を作成・利用することを促し、サポートするためのものであり、ワークショップの構成案や利用できる参考資料の紹介等が含まれています。

欧州歴史教育者協会のウェブサイトでは、本ガイドをEuropeana DSI -3プロジェクトの成果として紹介しています。

OpenAIRE、新しいコンテンツ収集ポリシー(CAP)の公表を発表

2018年11月6日、OpenAIREが、10月5日に、新しいコンテンツ収集ポリシー(Content Acquisition Policy:CAP)を公表したことを発表しています。

新しいCAPでは、OpenAIREの“information space”に含めることを検討している、OpenAIREのコンテンツプロバイダから収集された学術成果のメタデータの条件や、収集するオブジェクトの種類、受入れるメタデータの最低限の質を定義しています。

また、オープンアクセスでないコンテンツへの範囲の拡大もなされており、OpenAIREのガイドラインで示されたモデルやセマンティックに従って構造化した学術成果のメタデータは受け入れるとしています。

現在、新しいCAPに対して質問を受け付けています。

LA Referencia、ラテンアメリカでのオープンサイエンス促進のため欧州原子核研究機構(CERN)と覚書を締結

2018年10月29日、研究成果のオープンアクセス化を推進するラテンアメリカの国際組織であるLA Referenciaは、ラテンアメリカでのオープンサイエンス促進のため、10月24日に欧州原子核研究機構(CERN)と覚書を締結したと発表しました。

覚書の目的として、CERNとOpenAIREが開発した研究成果共有のためのリポジトリ“Zenodo”のラテンアメリカでの利用促進等が挙げられています。

欧州原子核研究機構(CERN)と国立情報学研究所(NII)、次世代リポジトリの共同開発に関し覚書を締結

欧州原子核研究機構(CERN)と国立情報学研究所(NII)が、2018年9月4日に、次世代リポジトリの共同開発に関する覚書を締結したと発表しています。

CERNにおいては、CERNが開発した汎用リポジトリソフトウェア「Invenio」を、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が発表した次世代リポジトリの機能要件を満たすように拡張することが目的とされています。

また、NIIでは、次世代リポジトリソフトウェア「WEKO3」に必要な機能を開発することで、「Invenio 3」の開発に貢献するとしています。その際、次世代リポジトリの機能要件に関わる「Invenio」の新しいモジュールを作成するとともに、JAIRO Cloudを通じて開発された機能を提供することで、日本の機関が次世代リポジトリに対応できるようにするとしています。

CERNでは、開発された機能を、Zenodoや関連するデジタルライブラリにも実装するとしています。

中国・中東欧国立図書館連盟が設立される

2018年10月21日、中国・杭州図書館のウェブサイト内に設けられた「第1回中国・中東欧国立図書館連盟館長フォーラム」特設ページにおいて、中国・中東欧国立図書館連盟の設立が発表されています。

「第1回中国・中東欧国立図書館連盟館長フォーラム」は、2018年10月19日から10月22日にかけて杭州図書館で開催され、中国国外からは国際図書館連盟(IFLA)会長のGlòria Pérez-Salmerón氏や中東欧16か国の図書館館長・代表などが参加しました。

フォーラム上で、「中国・中東欧国立図書館連盟設立宣言」と「中国・中東欧国立図書館連盟2019-2020年行動計画」が採択され、中国・中東欧国立図書館連盟が正式に設立されました。連盟の事務局は杭州図書館に設置されます。

European Open Science Cloud (EOSC)ポータル、2018年11月23日に公開

European Open Science Cloud (EOSC)ポータルが2018年11月23日に公開されると発表されました。

同ポータルでは、EOSCについての一般的な情報提供に加え、EOSCのサービスやリソースへのアクセスが提供されます。

EOSC Launch Event, 23 November 2018 (EOSC-hub)
https://www.eosc-hub.eu/events/eosc-launch-event-23-november-2018

@EOSC_eu(Twitter,2018/11/17)
https://twitter.com/EOSC_eu/status/1052523668876812289

Europe PMC、新インタフェースのベータ版公開を開始

2018年10月11日、Europe PMCが、新インタフェースのベータ版公開を開始したことを発表しました。

今回のインタフェース改修は2017年に実施した、12人の研究者を対象とする文献検索に関する日記式調査の結果に基づいて行われたものとのことです。検索結果ページで、従来は一度に一つしか選択できなかった絞り込みフィルターを同時に複数選択できるようになったこと等に加え、文献詳細ページで本文がオープンアクセスの場合は本文まで閲覧できたり、図を一覧できる機能等が追加されています。

Announcing new Europe PMC Beta!(Europe PMC、2018/10/11付け)
http://blog.europepmc.org/2018/10/europepmc-beta.html

欧州連合(EU)経済財務相理事会、電子出版物への軽減税率適用を承認

2018年10月2日、欧州連合(EU)経済財務相理事会において、電子出版物への付加価値税(VAT)に軽減税率、超軽減税率、ゼロ税率を適用することを認めました。

これにより、これまで標準税率が課されていた電子出版物と、加盟国が自由に税率を設定できる紙媒体の出版物へのVATの課税基準が一致することになります。

Electronic publications: Council agrees to allow reduced VAT rates(EU,2018/10/2)
https://www.consilium.europa.eu/en/press/press-releases/2018/10/02/elect...

国際図書館連盟(IFLA)、欧州各国の集中管理団体(CMO)に関する基礎的調査の結果を公表

2018年10月8日、国際図書館連盟(IFLA)が、拡大集中許諾制度に関わって、欧州連合(EU)加盟国及びスイス・ノルウェイ・オーストリアを対象に実施した、、集中管理団体(CMO)の有無や、取り扱っている著作物の分野(図書、写真、フィルムなど)について調査した報告書を公開しています。

調査結果は、ポルトガル・リトアニア・ベルギー・フランス・ドイツ・ハンガリーを除く26か国からの回答をもとに作成されたものです。

CMOが存在する場合でも図書館が必要なライセンスを提供しているとは限らない事などが指摘されています。

Are We Ready for Extended Collective Licensing? Initial Data from IFLA Survey of Collecting Society Coverage(IFLA,2018/10/8)
https://www.ifla.org/node/82013

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