欧州

欧州研究図書館協会(LIBER)、デジタル人文学の文献リストを公開

2018年1月29日、欧州研究図書館協会(LIBER)が、デジタル人文学の文献リストを公開しました。

これは、LIBERのDigital Humanities & Digital Cultural Heritage Working Groupが収集した文献をもとにしています。それぞれ特定の分野に焦点を当てた4チームがリストを作成しており、最初となる今回公開されたのは、デジタル人文学関連のポリシー策定やプロファイル作成の参考となる文献のリストです。デジタル人文学が研究図書館の関心を集める理由や、デジタル人文学を日々実践していくための方法に関する文献を紹介しています。

A Digital Humanities Reading List: Part 1(LIBER, 2018/1/29)
http://libereurope.eu/blog/2018/01/29/digital-humanities-reading-list-part-1/

OpenAIRE、最新研究情報システム(CRIS)用のガイドラインの改定案を公開

2018年1月31日、OpenAIREが、2015年7月に公開した最新研究情報システム(CRIS)用のガイドラインの改定案(version 1.1)を公開し、2月28日まで意見を求めています。

同ガイドラインは、CRISとOpenAIREのインフラ間の相互運用性のためのレイヤーを規定するもので、改定案では、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が管理する語彙にあわせ、またいくつかのリンクを追加することで、情報交換可能な研究情報を「特許」「イベント」に拡大させ、また、更新されたCRISのメタデータフォーマットCERIF/XMLが使用されています。

寄せられた意見を検討し、2018年3月に改定版が正式に公開される予定です。

OpenAIRE Guidelines for CRIS Managers updated (OpenAIRE,2018/1/31)
https://blogs.openaire.eu/?p=2793

英国図書館(BL)、ハイパーリンクを含むデジタル化した手稿類の資料リストを公開

2018年1月27日、英国図書館(BL)が、デジタル化した手稿類の資料リストを公開しました。

リストに掲載されているのは1600年より前に欧州で作成された1,943点以上の手稿類で、オンラインで公開されている当該資料のURLへのハイパーリンクも含まれています。

PDFとExcelの2形式で公開されています。

A mammoth list of Digitised Manuscripts hyperlinks(BL Medieval manuscripts blog,2018/1/27)
http://blogs.bl.uk/digitisedmanuscripts/2018/01/a-mammoth-list-of-digitised-manuscripts-hyperlinks.html

E1990 - 「デジタルアーカイブ」の新たな評価法:Impact Playbook概説

2017年10月,Europeanaより評価方法の新規開発プロジェクトの成果物として“Impact Playbook: For Museums, Libraries, Archives and Galleries”(以下プレイブック)の第一部が公開された。プレイブックは「インパクト評価」を実施するための手順・方法をまとめた一種のガイドラインであり,Europeanaだけでなく,その参加機関である欧州各域の図書館・博物館・公文書館・ギャラリー等が各々のデジタルアーカイブ関連事業の持つ多様な価値を各々の見方で評価し,かつその評価結果を他者と共有できるようにするための「共通言語」としての役割を果たすという。

OpenAIRE、XMLスキーマの改訂を発表

2018年1月11日、OpenAIREがXMLスキーマの改訂を発表しています。

アクセス権とライセンス間の混同の回避、来歴情報(provenance information)に関するフィールド・要素・属性の追加、ソフトウェアに関するフィールドの追加、等が実施されていると説明されています。

OpenAIRE XML schema change announcement(OpenAIRE,2018/1/11)
https://www.openaire.eu/openaire-xml-change-announcement

OpenAIRE XML schema change announcement (OpenAIRE,2018/1/11)
https://www.openaire.eu/openaire-xml-schema-change-announcement

【イベント】国際シンポジウム「デジタルアーカイブ時代の人文学の構築に向けてー仏教学のための次世代知識基盤の構築ー」(1/6-7・東京)

2018年1月6日から1月7日にかけて、東京大学において、科研基盤S「仏教学新知識基盤の構築―次世代人文学の先進的モデルの提示」主催の国際シンポジウム「デジタルアーカイブ時代の人文学の構築に向けてー仏教学のための次世代知識基盤の構築ー」が開催されます。

プロジェクトの中間成果をふまえつつ、欧州で開始された新たなデジタル研究環境構築プロジェクトOpen Philologyや、西洋人文学研究におけるデジタル・ヒューマニティーズの現在の姿を手がかりとして、デジタルアーカイブ時代の人文学の知識基盤のありかたを模索することを目的としています。

登壇者は以下の通りで、日英同時通訳があります。参加には事前の申し込みが必要です。

ポール・フィールターレル氏(オランダ・ライデン大学)、ジェイムズ・カミングス氏(英国・ニューカッスル大学)、チャールズ・ミュラー氏(東京大学)、永崎研宣氏(人文情報学研究所)、高橋晃一氏(東京大学)、小野基氏(筑波大学)、船山徹氏(京都大学)、下田正弘氏(東京大学)

2017年にEuropeanaでよく検索された語のランキング:第3位に「Japan」

2017年12月21日、Europeanaが、今年Europeanaでよく検索された語の上位20位までを発表しています。

1位は“Paris”(フランスの首都・パリ)、2位は“Funny”で、3位に“Japan”(日本)が入っています。

4位以下は次の通りです。

4.Hungary
5.Budapest
6.Marc Chagall
7.Greece
8.Picasso
9.Vincent Van Gogh
10.Portrait
11.Genazzano
12.Romania
13.Mona Lisa
14.dog
15.Portugal
16.Granada
17.Rembrandt van Rijn
18.Wolfgang Amadeus Mozart
19.Map / maps
20.Monet

欧州社会科学データアーカイブ協議会(CESSDA)、社会科学者のための研究データ管理の専門ガイドをオンラインで公開

2017年12月14日、欧州社会科学データアーカイブ協議会(CESSDA)が、社会科学者のための研究データ管理の専門ガイドをオンラインで公開しました。

研究データのライフサイクルを通した詳細な研究データ管理のためのガイドとなっており、社会科学者に対して研究データ管理の概念を説明するとともに研究データ管理の手引きとなるために作成されたものです。

研究者がデータ管理計画を作成するにあたって利用できるチェックリストも添付されています。

欧州研究図書館協会(LIBER)、研究データのあるべき管理指針について定めたFAIR原則を履行するためのヒントをまとめたファクトシートを公開

2017年12月8日、欧州研究図書館協会(LIBER)の研究データ管理ワーキンググループが、研究データのあるべき管理指針について定めたFAIR原則を積極的に推進していない図書館が、同原則に着手するためのヒントをまとめたファクトシート“Implementing FAIR Data Principles: The Role of Libraries”を公開しました。

Implementing FAIR Data Principles: The Role of Libraries(LIBER,2017/12/8)
http://libereurope.eu/blog/2017/12/08/implementing-fair-data-principles-role-libraries/

欧州文化遺産デジタル化統計調査プロジェクトENUMERATE、第4回統計調査の結果報告書を公開

欧州における文化遺産のデジタル化に関する統計調査プロジェクト“ENUMERATE”による第4回調査の結果をまとめた報告書“Report on ENUMERATE Core Survey 4”が、調査を担当したオランダのDEN財団のウェブサイトで公開されています。

同調査は、EuropeanaのDSI-2のプロジェクトのもと隔年で実施されているもので、2011年の初回調査、2013年の第2回調査、2015年の第3回調査に続く今回の調査は、約1,000機関を対象に、2015年5月から2015年7月にかけて実施されました。

2017年11月21日付けのEuropeanaの記事では、デジタル化戦略を持つ機関の増加、82%の機関が所蔵資料のデジタル化を実施、文化遺産機関の所蔵資料の平均22%がデジタル化済といった調査結果の内容が紹介されています。

“ENUMERATE”では、今回の結果が、概ね前回調査の内容と一致していることから、調査の間隔を4から5年とすることを勧告するとともに、文化遺産が一般の人々に与える影響について把握する調査方法について検討するとしています。

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