欧州

European Open Science Cloudのパイロットプロジェクトが始動

2017年1月17日から18日にかけて、オランダ・アムステルダムで、European Open Science Cloud(EOSC) のパイロットプロジェクトのキックオフ会合が開催されました。

33の団体や、15のサードパーティーが参加するコンソーシアムEOSCpilotによる、EOSCの初期開発段階を支援するためのプロジェクトで、同プロジェクトでは、欧州での研究でまだ十分にデータを活用できていない主な原因について対処することとしており、特に、

・科学、経済、国、政府の形態を超えて作業するためのデータインフラ間の断片化の軽減
・データやリソースが大規模、複雑、多様なフォーマットであったとしても共有できる方法を実証することによるデータインフラ間の相互運用性の向上

を目指しています。

European Open Science Cloud Pilot Project Kicks Off(LIBER,2017/11/19)
http://libereurope.eu/blog/2017/01/19/european-open-science-cloud-kicks-off/

Twitter(@eoscpilot)
https://twitter.com/eoscpilot

EOSCpilot

EuropeanaのData Quality Committee、“Data quality committee - 2016 report”を公開

2016年3月に創設されたEuropeanaのData Quality Committee(DQC)が、2016年12月31日付けで“Data quality committee - 2016 report”を公開しています。

同レポートの著者は、Europeanaのブログにおいて、この1年間のメタデータ品質の向上に関する成果として、

・情報検索行動を反映したユーザーシナリオの作成
・要件定義の明確化(必須要件と任意要件)
・メタデータの品質の調査の開始
・検索やランキングのアルゴリズムに影響するメタデータ値の問題パターンの特定

をあげています。

Data quality committee - 2016 report(Europeana)
http://pro.europeana.eu/files/Europeana_Professional/EuropeanaTech/EuropeanaTech_WG/DataQualityCommittee/DataQualityCommittee-2016Report.pdf

And the quest for better metadata quality goes on: an update from the DQC (Europeana,2017/1/16)

欧州12か国のサウンド・アーカイブから集めた音源が“Europeana Radio”で利用可能に

2017年1月11日、Europeanaが、欧州の12か国のサウンド・アーカイブから集めた20万の音源が“Europeana Radio”で利用可能になったと発表しています。

クラシック、フォーク、伝統音楽、ポピュラー音楽や、言語・方言、スポークン・ワード(Spoken-word)、サウンドスケープ(soundscapes)などといった幅広い分野の音源を聴くことが可能で、利用者はタグ付けをすることも可能となっています。

Europeana Radio - discover, listen and tag the music from Europeana Music Collections(Europeana,2017/1/11)
http://blog.europeana.eu/2017/01/europeana-radio-discover-listen-and-tag-the-music-from-europeana-music-collections/

Europeana Radio
http://www.europeana.eu/portal/en/radio.html

参考:
E1674 - 古音源の保存と活用に関する国際シンポジウム<報告>
カレントアウェアネス-E No.281 2015.05.21

2016年にEuropeanaでよく検索された語のランキング:第6位に“Hokusai”(葛飾北斎)

2016年12月19日、Europeanaが、今年Europeanaでよく検索された語の上位20位までを発表しています。

1位は“Art Nouveau Posters”(19世紀末から20世紀初めにフランスを中心に欧州で流行した芸術様式アール・ヌーボーのポスター)、2位は“William Morris”(ウィリアム・モリス:英国の詩人・工芸家)、3位は“Paris”(フランスの首都・パリ)、4位は“Dermatoglyphics”(皮膚紋理)、5位は“Botticelli”(サンドロ・ボッティチェッリ:イタリアの画家)で、6位に“Hokusai”(葛飾北斎)が入っています。

7位から20位までは、以下の通りです。

7.Europeana 280
8.Trachyspermum copticum
9.Edvard Munch
10.Cat
11.Alphonse Mucha
12.Leonardo Da Vinci
13.Cupid
14.Henri Toulouse-Lautrec
15.Vojtěch Preissig
16.Stained glass
17.Picasso
18.Genazzano
19.Tretyakow Gallery
20.Richard Wagner

欧州研究図書館協会(LIBER)、2016年年次大会で行われたプレゼンテーションのうち参加者の評価が高かったトップ10を発表

欧州研究図書館協会(LIBER)は2016年12月8日、2016年のLIBER年次大会で行われたプレゼンテーションのうち、参加者の評価が高かったものトップ10をウェブサイトで発表しました。

2016年のLIBER年次大会は6月26日から28日にかけ、フィンランド・ヘルシンキで開催されました。参加者は自分の聴講したプレゼンテーションに点数をつけるよう求められており、その点数が高かったものについて、スライド付きで紹介されています。最も評価が高かったプレゼンテーションはケンブリッジ大学のSue Mehrer氏とAndy Priestner氏の発表”From Industry to Academia – User-Centred Design Driving Library Service Innovation”であったとのことです。

2017年のLIBER年次大会は7月5日から7日にかけて、ギリシアのパトラで開催されます。

研究図書館協会の国際的組織IARLA、デジタル学術情報の長期保存とアクセス保障に関する声明への支持を発表

2016年12月12日、カナダ研究図書館協会(CARL)・オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)・欧州研究図書館協会(LIBER)・英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)によって2016年に結成された、大学・研究図書館協会の国際的な連合体である“ International Alliance of Research Library Associations” (IARLA) が、ISSN国際センターと英・国立データセンターEDINAによる声明“Working Together to Ensure the Future of the Digital Scholarly Record”を支持すると発表しました。

同声明は、デジタル学術情報の長期保存とアクセス保障に関する課題に取り組むために必要な行動を概説し、出版社・研究図書館・国立図書館のアーカイブと保存に関する取組みにおいて推奨される一連の活動を示したものです。

これに伴いIARLAでは、会員館の課題に対する理解と下記の行動を促進・支援すると述べています。

・専門知識により、消失のリスクがある重要なコンテンツのタイトルと分野の特定及びそれらコンテンツの保存の優先付
・設置母体の大学が発行したジャーナルのアーカイブの保証
・出版社と購読契約交渉中のジャーナルの保存について議論

OpenAIRE、“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の第8次進捗報告書を公開

2016年12月5日、オープンアクセスリポジトリに関する欧州の地域ネットワークである“OpenAIRE”が、第7次研究開発枠組み計画(FP7)による助成期間終了後のOA支援プロジェクト“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の第8次進捗報告書を公開しています。

11月30日時点の数値に基づいています。

8th progress report for the FP7 Post-Grant Open Access Pilot(OpenAIRE,2016/12/5)
https://blogs.openaire.eu/?p=1665

FP7 Post-Grant Open Access Pilot: Eighth Progress Report-5 months to go
https://blogs.openaire.eu/wp-content/uploads/2016/12/FP7PostGrant_OA_Pilot_8th_progress_report.pdf

参考:
OpenAIRE、“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の第7次進捗報告書を公開
Posted 2016年9月8日
http://current.ndl.go.jp/node/32495

E1862 - 第27回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会<報告>

2016年9月14日から17日にかけて,「日本資料図書館の国際協力」をテーマに,日本資料専門家欧州協会(European Association of Japanese Resource Specialists:EAJRS)第27回大会がルーマニアのブカレスト大学で行われた(E1734ほか参照)。...

GIFアニメの国際コンペティション“GIF IT UP 2016”の優勝者及び各賞受賞者が発表される

2016年11月16日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が主催する、GIFアニメの国際コンペティション“GIF IT UP 2016”の優勝者及び各賞受賞者が発表されています。

Trove Librarian賞の上位入賞作品には、オーストラリア・ビクトリア州のモナシュ大学図書館が所蔵する、写真家・日下部金兵衛の“Girls' new year games”を用いた作品が選ばれています。

Meet the Winners of GIF IT UP 2016(DPLA,2016/11/16)
https://dp.la/info/2016/11/16/meet-the-winners-of-gif-it-up-2016/

Europeana、新しい権利表示が利用可能に

2016年11月11日、Europeanaが、新しい権利表示が利用可能になったと発表しています。

これにより、Europeanaの権利表示はあわせて14となりました。

They're here! New rights statements available now(Europeana pro,2016/11/11)
http://pro.europeana.eu/blogpost/they-re-here-new-rights-statements-available-now

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