欧州

OpenAIRE、“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の第7次進捗報告書を公開

2016年9月7日、オープンアクセスリポジトリに関する欧州の地域ネットワークである“OpenAIRE”が、第7次研究開発枠組み計画(FP7)による助成期間終了後のOA支援プロジェクト“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の第7次進捗報告書を公開しています。

2016年8月31日現在の報告書で、2016年6月中旬からのいくつかの出版社との論文掲載料(APC)事前支払い協定の影響として、

・直近2か月に処理された助成申請の40%近くがAPC事前支払いのワークフローによるものであったこと
・結果として、APCの平均金額がわずかに上昇し、1,456ユーロとなったこと
・APC事前支払い契約をしている出版社は、承認された助成申請のリスト(出版社別)において急速に上昇していること
・APC事前支払いは承認された助成申請リスト(国別)にある種のバイアスをもたらしたこと

を指摘しています。

また、APC事前支払い協定の履行状況についても、報告書の最後でまとめています。

7th progress report for the FP7 Post-Grant Open Access Pilot(OpenAIRE Blog,2016/9/7)
https://blogs.openaire.eu/?p=1199

一般社団法人電子出版制作・流通協議会、「出版におけるオンデマンド印刷活用のすすめ」を公開

2016年8月25日、一般社団法人電子出版制作・流通協議会は、オンデマンド印刷について研究するために設立した「オンデマンド制作流通部会」の研究成果として、「出版におけるオンデマンド印刷活用のすすめ」を公開しました。

・出版においてオンデマンド印刷の共通仕様を採用することが出版社にもたらすメリット
・オンデマンド印刷の採用状況
・オンデマンド印刷で製造可能な出版物の一般的な仕様
・オンデマンド印刷を有効活用するヒント

の4章で構成されており、「オンデマンド印刷の採用状況」では、日本におけるオンデマンド印刷(デジタル印刷)の割合が世界に比べて小さいことなど、海外の状況にもふれつつ、市場在庫の適正化と迅速な重版対応を可能とするオンデマンド印刷に対応した製造設計の確立が急務である、とされています。

「出版におけるオンデマンド印刷活用のすすめ」(電子出版制作・流通協議会)
http://aebs.or.jp/pdf/Recommend_the_use_of_on-demand_printing_ver1.0.pdf

電子出版制作・流通協議会
http://aebs.or.jp/
※「お知らせ」に2016/8/25付で「『出版における オンデマンド印刷活用のすすめ』を公表」とあります。

参考:

欧州研究図書館協会(LIBER)、オープンサイエンスについての研修教材等を提供する“FOSTER Portal”でオープンサイエンスと図書館に関する講座を開設

2016年8月17日、欧州連合(EU)の第7次研究開発枠組み計画(FP7)の助成を受けた、オープンサイエンスについての研修を推進するプロジェクトであるFOSTER(Facilitate Open Science Training for European Research:FOSTER)において研修教材等を管理・提供している“FOSTER Portal”で、欧州研究図書館協会(LIBER)が作成した、図書館・図書館員にとってのオープンサイエンスに関して解説した無料のオンライン講座“Open Science at the Core of Libraries”が公開されています。

・研究公正、研究の再現性・インパクトにおけるオープンサイエンスの関連性
・オープンサイエンスを支援し進展させる上で、図書館に与える影響と、図書館にとっての機会
・オープンサイエンスに関して、現在あるイニシアティブやベストプラクティスについて
・オープンサイエンスに関する図書館サービスを拡充するために適切な資料やツールなど

を学ぶもので、6章から構成され、ウェブサイトに掲載されたテキストを読み進めたり、動画を視聴しながら学習を進めるものとなっています。

なお、受講にはアカウントが必要です。

大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)、OA2020の関心表明に署名

2016年8月9日、大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)が、学術雑誌のオープンアクセス化を目指すイニシアチブ“OA2020”の関心表明(Expressions of Interest:EOI)に署名しました。JUSTICEは、60番目に署名した機関となります。

Twitter(@oa2020ini、2016/8/10)
https://twitter.com/oa2020ini/status/763661900597104640

OA2020 Mission(OA2020)
http://oa2020.org/mission/
※“DATE:2016-08-09”のところに“ORGANIZATION:JUSTICE: Japan Alliance of University Library Consortia for E-Resources”とあります。

Expression of Interest
in the Large-scale Implementation of Open Access to Scholarly Journals
http://oa2020.org/wp-content/uploads/pdfs/Expression%20of%20Interest%20with%20signform.pdf
※PDF版

機関リポジトリ推進委員会、海外事例調査やオープンアクセス(OA)に関する会議等に関する出張の報告書4件を公開

2016年8月10日、機関リポジトリ推進委員会は、同委員会のワーキンググループ協力員が2015年度末から2016年度に海外事例調査のために出張あるいはオープンアクセス(OA)活動に係る会議に参加した報告書4件を公開したことを発表しています。

(1)情報・システム研究機構国立極地研究所の南山泰之氏による、2016年2月22日から25日まで、オランダ・アムステルダムで開催された、第11回国際デジタルキュレーション会議(11th International Digital Curation Conference)の参加報告書

(2)九州大学附属図書館の林豊氏と北海道大学附属図書館の三隅健一氏による、2016年2月20日から27日までの欧州におけるOpenAIREプロジェクトの現状に関しドイツのビーレフェルト大学、ゲッティンゲン大学、コンスタンツ大学を対象に行ったインタビュー調査の報告書

(3)千葉大学附属図書館の三角太郎氏、 国立極地研究所の南山泰之氏、鈴鹿工業高等専門学校青山俊弘氏、 お茶の水女子大学附属図書館の香川朋子氏による、2016年3月1日から3日まで開催された研究データ同盟(RDA)第7回総会の参加報告書

OpenAIRE、日本の機関リポジトリに含まれるデータ約200万件を収録

2016年8月3日、OpenAIREが、日本の機関リポジトリ(JAIRO)に含まれるデータ約200万件を収録したと発表しています。

Twitter(OpenAIRE,2016/8/3)
https://twitter.com/OpenAIRE_eu/status/760525901184524288

Japanese Institutional Repositories Online(OpenAIRE)
https://www.openaire.eu/search/dataprovider?datasourceId=openaire____%3A%3Afffd45256148b1de3114788f21179083

検索画面
https://www.openaire.eu/search/find?keyword=

OpenAIREにデータ提供を開始しました。(学術機関リポジトリ構築連携支援事業、2016/08/19)
http://www.nii.ac.jp/irp/2016/08/openaire.html

参考:
OpenAIRE、700を超えるデータ提供機関から1,400万件超のオープンアクセス記事等を公開
Posted 2016年2月1日
http://current.ndl.go.jp/node/30600

米国商務省、EUからの個人情報移転に関するプライバシーフィールドについて、企業からの申請受付を開始:EU市民向けのガイドも公開

2016年7月12日に欧州連合(EU)と米国が合意していた、EUから米国への個人情報の移転に関するフレームワークであるプライバシーフィールド(EU-U.S. Privacy Shield)にもとづいて、8月1日、米国商務省は、米国の企業からの申請受付を開始しました。

米国商務省は、プライバシーポリシーが、必要とされるデータ保護規準を満たしていることを証明した企業を承認することになります。

また、欧州委員会(EC)は、このプライバシーフィールドにおいて、個人のデータについて、保護される権利があることや、個人データが誤って使われた際や、個人データ保護の権利が尊重されていない場合の救済策についてまとめたガイドを公開しています。

EU-U.S. Privacy Shield fully operational from today(EC, 2016/8/1付)
http://ec.europa.eu/justice/newsroom/data-protection/news/160801_en.htm

Guide to the EU-U.S. Privacy Shield
http://ec.europa.eu/justice/data-protection/document/citizens-guide_en.pdf

Europeana、ビジュアルレポート“Europeana for Smart Cities”を公開:スマートシティの柱としてのデジタル文化遺産の活用

2016年8月1日、Europeanaが、EUが推進するスマートシティ構想における文化遺産の役割に関するビジュアルレポートを公開しました。

同レポートは、スマートシティ構想の柱としてのデジタル文化遺産の活用という考えを促進するために作成されたもので、文化遺産機関等からのデジタル資源の提供とEuropeanaによる相互運用性の構築が、如何に住民の創造性を解放し、市民と新しいステークホルダー間の地域での新しい関係性の構築や、よりよい社会的結合や観光・教育を導くことができるかを示しています。

Europeana for Smart Cities - a visual report(Europeana pro,2016/8/1)
http://pro.europeana.eu/blogpost/europeana-for-smart-cities-a-visual-report

【イベント】一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)、シンポジウム「欧州の事例から考える著作権の未来」を開催(8/25・東京)

2016年8月25日、東京都新宿区にあるアンスティチュ・フランセ東京で、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)主催の「MIAUシンポジウム2016「欧州の事例から考える著作権の未来」」が開催されます。

欧州議会議員で欧州海賊党所属のジュリア・レダ(Julia Reda)議員が視察のために来日するのに合わせ、開催されるものです。欧州議会で著作権リフォームに取り組む同議員から、欧州での著作権に関する議論の最新動向が報告されるほか、日本の権利者、法学者、実務家を交えて、著作権の未来を考えるシンポジウムです。

MIAUシンポジウム2016「欧州の事例から考える著作権の未来」開催のお知らせ(MIAU, 2016/7/27)
http://miau.jp/1469623512.phtml

参考:
「TPPの知的財産権と協議の透明化を考えるフォーラム」が結成、提言を発表
Posted 2012年12月6日
http://current.ndl.go.jp/node/22463

Europeana Soundsプロジェクト、収集した音声資料が50万件に到達

2014年2月から2017年1月まで実施される、Europeanaを通じてアクセスできる音声資料の増加やメタデータの充実などを目指す“Europeana Sounds”プロジェクトにおいて、収集された音声資料が50万点に到達したことが発表されています。

なお、発表によると収集されたメタデータは40万件で、一部1つのメタデータが複数の音声資料に紐づけられているとのことです。

We’ve reached 500,000 sounds on Europeana Sounds!(Europeana Sounds, 2016/8/1)
http://www.europeanasounds.eu/news/weve-reached-500000-sounds-on-europeana-sounds

About Europeana Sounds(Europeana Sounds)
http://www.europeanasounds.eu/about

参考:
Europeana Soundsプロジェクトについて、国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)によるタスクフォースが創設
Posted 2015年10月23日
http://current.ndl.go.jp/node/29736

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