欧州

LEARN Project、研究データ管理のためのツールキット(最終草案)を公開

2017年4月4日、LEARN Projectが、研究データ管理(RDM)における、ポリシー・能力開発・研修・コスト・ガバナンスといった課題の解消を目的に、そのベストプラクティスをまとめたツールキット“LEARN Toolkit of Best Practice for Research Data Management”の最終草案を公開しました。

LEARN Projectは欧州研究大学連合(LERU)が作成した研究データに関するロードマップ“Roadmap for Research Data”を推進するために、欧州委員会(EC)の支援を受けて実施されているプロジェクトです。

最終草案の第1部はRDMに関するポリシー・リーダーシップ・オープンデータ・アドヴォカシー・コストといったトピックスに関して8章で構成され、ロードマップにおける23の課題に対する世界の機関におけるベストプラクティスを紹介しており、第2部では、RDMのポリシー作成のためのガイダンス、欧州の20のRDMのポリシーの概観、RDMポリシーのモデルが、第3部では、組織の上級幹部(意思決定者)にRDMを説明する際に使える資料(6言語)が掲載されています。

ECからのコメントを受けて修正する可能性があり、その場合は更新版をウェブサイトで公開するとのことです。

Europeana、2016年度の年次報告書及び年次会計報告書を公開

2017年4月11日、Europeanaの2016年の年次報告書及び年次会計報告書である“Collaborating for Cultural Heritage: Annual Report & Accounts 2016”が公開されました。

2016年の活動として、“Europeana Strategy 2015-2020”の更新、メタデータ改善に関する協同作業、利用者とコンテンツを結びつけるための革新的で創造的な方法の発見、等を指摘しています。

Annual Report & Accounts 2016(Europeana pro,2017/4/11)
http://pro.europeana.eu/publication/annual-report-accounts-2016

タブを開くごとにEuropeana収録の芸術作品を表示するChrome拡張機能“Art Up Your Tab”が公開

Europeanaが、2017年3月28日公開された、Chrome拡張機能“Art Up Your Tab”を紹介しています。

Kennisland、Studio Parkers、Sara Kostlerが作成したもので、Europeana内の芸術作品をタブブラウザを開くたびに検索することなくフルスクリーンの画面で表示させるものです。

著者・所蔵機関といった作品の詳しい情報や再利用条件については、クリックすることで見ることができ、高精細な画像をダウンロードすることも可能です。

拡張機能の最初の版では、オランダの文化遺産機関の作品が主な対象で、他の欧州の機関からの作品も含まれます。

現在表示される作品はKennislandによって選定されていますが、将来的には、文化遺産機関からの助言を得ることが想定されています。

欧州委員会、世界のオープンサイエンスをモニタリングするウェブサイト“Open Science Monitor”を公開

2017年3月20日、欧州委員会(EC)が、世界のオープンサイエンスをモニタリングするウェブサイト“Open Science Monitor”を公開しています。

新しいウェブサイトには、RAND Europe、Deloitte、Digital Science、Altmetric、figshareが開発したモニターが提供されており、研究者・政策決定者・助成団体・図書館・出版社といった利害関係者が、オープンサイエンス(オープンアクセス、研究データのオープン化、オープンな学術コミュニケーション、シチズンサイエンス)に関するデータやトレンド情報にアクセスできます。

Open Science Monitor(EC)
http://ec.europa.eu/research/openscience/index.cfm?pg=home&section=monitor

CA1895 - 動向レビュー:デジタルレファレンスサービスの変化 / 渡辺由利子

An Answer for Everything: 10 Years of “Ask a Librarian”(あらゆる質問への答え:Ask a Librarianの10年)。2012年6月28日、このようなタイトルのお知らせが、米国議会図書館(LC)のウェブサイトに掲載された。インターネット上でレファレンスを受付けるAsk a Librarianのサービスが始まって10年が経ち、この間に58万件近くの問い合わせに答えてきたという内容であった。

Europeana、教育分野でのコンテンツ利用の活性化を目的に“Europeana4Education”を立ち上げ

2017年3月22日、Europeanaは、2017年の優先的なコンテンツの市場を「教育」とし、公式・非公式、初等教育から生涯教育にわたって、そのコンテンツを用いて学習者を刺激し、教育資源を豊かにすることを目的に“Europeana4Education”事業を立ち上げると発表しています。

専用ウェブページも公開しており、同事業の政府や民間、非営利の連携先や、教育に関するアプリ・リソース・プラットフォーム関する事例を確認できるようになっているほか、同事業の紹介やコンテンツの再利用についての優良事例を紹介するリーフレット、検索方法・ライセンス・APIといったEuropeanaのコンテンツを教育に用いる際の基礎知識を案内する“Guide to using Europeana in education”も掲載されています。 

その他、LinkedInにコミュニティを設けるほか、Twitterでハッシュタグ“#Europeana4Education”を用いて広報することを求めています。

SPARC Europeと英・Digital Curation Centre、欧州のオープンデータ・オープンサイエンスに関する方針をまとめた報告書を公開

2017年3月16日、SPARC Europeと英・Digital Curation Centre(DCC)が、欧州(EU28か国及び欧州経済領域・欧州研究領域参加国)におけるオープンデータ・オープンサイエンスに関する方針をまとめた報告書“A snapshot of Open Data and Open Science Policies in Europe ”を公開しました。

報告書では、各方針の概要や、関連情報へのリンク情報を提供するとともに、欧州諸国の指針の類似点や相違点を明らかにしています。

各方針の研究データのオープン化にとっての有効性を評価する一連の取組の最初のもので、今年の春の後半にも予定される次回の報告書では、それら方針の分析結果を掲載する予定とのことです。

Open Data and Open Science Policy in Europe(SPARC Europe,2017/3/16)
http://sparceurope.org/open-data-open-science-policy-europe/

OpenAIRE、オープンアクセス市場の経済分析調査報告書“Towards a Competitive and Sustainable OA Market in Europe”を公開

2017年3月21日、OpenAIREが、欧州研究図書館協会(LIBER)の委託を受けて行なったオープンアクセス(OA)市場の経済分析調査の報告書“Towards a Competitive and Sustainable OA Market in Europe”を公開しました。

付録として、第7次研究開発枠組み計画(FP7)による助成期間終了後のOA支援プロジェクト“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の中間評価報告が添付されています。

また、同報告書には、2017年4月20日にオランダ・ハーグで開催される、LIBERの専門家ワークショップでの意見をもとに作成されるロードマップに関する文書が追加される予定です。

Report: “Towards a Competitive and Sustainable OA Market in Europe”(OpenAIRE,2017/3/21)
https://blogs.openaire.eu/?p=1841

Europeana、コンテンツ戦略を発表

2017年3月14日、Europeanaが、コンテンツ戦略“EUROPEANA CONTENT STRATEGY: Getting the right content to the right user at the right time”を公開しました。

提供されるコンテンツによってのみEuropeanaのプラットフォームは改善されるとの考えのもと、Europeana財団の職員と各分野(美術館・図書館・アーカイブズ・視聴覚アーカイブズ)の代表で構成されたチームで策定したもので、「量より質」「需要に基づいたコンテンツ」という指針や、更新された“Europeana Strategy 2015-2020”に基づき、その実践方法が記述されています。

同戦略の運用やデータ要件については“Europeana Publishing Guide”の新版で規定されており、この新版には、“Publishing Framework”の付録で公開されたデジタルオブジェクトの最低要件の更新版も含まれています。

OpenAIRE、“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の第9次進捗報告書を公開

2017年3月13日、オープンアクセスリポジトリに関する欧州の地域ネットワークである“OpenAIRE”が、第7次研究開発枠組み計画(FP7)による助成期間終了後のOA支援プロジェクト“FP7 Post-Grant Open Access Pilot”の第9次進捗報告書を公開しています。

3月1日時点の数値に基づいています。

同プロジェクトは2017年4月30日に終了しますが、5月の第1週に最終報告書の公開が予定されています。

9th progress report for the FP7 Post-Grant Open Access Pilot(OpenAIRE,2017/3/13)
https://blogs.openaire.eu/?p=1801

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