欧州

欧州大学協会(EUA)、欧州の大学のオープンアクセスの進捗状況を調査した報告書を公開

2018年2月21日、欧州大学協会(EUA)が、報告書“Open Access Survey Report 2016-2017”を公開しました。

同種調査の第3版にあたり、各機関でのポリシーの策定や実践の程度を調査することで、欧州の大学でのオープンアクセス(OA)の進捗状況を追跡したもので、調査へは欧州39か国の338の大学・高等教育機関から回答が寄せられました。

調査結果からは、学術刊行物へOAポリシーを適用する大学が増加している一方、研究データのオープン化は余り進展していない事が明らかになったとしています。

また、2016-2017版の報告書の公開に合わせて、2017-2018年度の調査を開始したことを発表しています。

オープンサイエンスについての研修を推進するプロジェクト“FOSTER”、“Open Science Training Handbook”へのコメントを募集中

2018年2月19日、オープンサイエンスについての研修を推進するプロジェクト“FOSTER”が、オープンアクセス(OA)、研究データのオープン化、オープンピアレビューといったオープンサイエンスに関する取組や原則について若手研究者等に知らせることを目的に作成した“Open Science Training Handbook”へのコメントの受付を開始しています。

同ハンドブックは、公募で選ばれた10か国のオープンサイエンスに関する講師14人が、2018年2月12日から2月16日にかけてドイツで開催された“FOSTER Book Sprint”で作成したものです。

意見募集は3月4日までです。

The Open Science Training Handbook (FOSTER,2018/2/19)
https://www.fosteropenscience.eu/node/2150

EU理事会(Council of the EU)、マラケシュ条約への批准を承認

2018年2月15日、EU理事会(Council of the EU)が、マラケシュ条約に夏以降に批准する事を承認する決定を行なったと発表しています。

【イベント】懇談会 「Europeanaの翻刻プロジェクトと日本の翻刻プロジェクト」(2/23・東京)

2018年2月23日、東京大学情報学環福武ホールにおいて、デジタルアーカイブ学会技術部会と一般財団法人人文情報学研究所との共催により、懇談会 「Europeanaの翻刻プロジェクトと日本の翻刻プロジェクト」が開催されます。

Europeanaで翻刻プロジェクトを進めている Frank Drauschke氏が来日するのを機会に実施されるものです。

話題提供として以下の2つの講演が実施されます。

「クラウドソーシング翻刻のための基盤形成:日本古典籍の場合」(逐次通訳付き)
飯倉洋一氏(大阪大学大学院文学研究科)

「共通の歴史を市民の手で - Europeana 1914-1918 と翻刻」 (逐次通訳付き)
Frank Drauschke氏

参加には事前の申し込みが必要です。

Europeana の翻刻プロジェクトと日本の翻刻プロジェクト(デジタルアーカイブ学会,2018/2/13)
http://digitalarchivejapan.org/1979

国際図書館連盟(IFLA)、欧州文化遺産年(2018年)を受けて、図書館での取り組み方をまとめたブリーフィングペーパーを公開

2018年2月8日、国際図書館連盟(IFLA)が、2018年が欧州文化遺産年(European Year of Cultural Heritage)であることを受けて、図書館での取り組み方をまとめたブリーフィングペーパーを公開しました。

欧州各国の図書館が日々行なっている、手稿類からボーンデジタル資料までの文化遺産保存の取組や、文化遺産の利用に関する新しい方法の開発に関する取組を理解してもらい、法的にも財政的にもこの取組を効果的に実行し続けるための支援を受けるための好機であるとし、“Engagement”、“ Sustainability”、“Protection”、“Innovation”という欧州文化遺産年の4つのテーマと図書館の諸活動の関係について示すとともに、この好機を生かすための5つの事項を提案しています。

European Year of Cultural Heritage - Briefing for Libraries(IFLA,2018/2/8)
https://www.ifla.org/node/27027

国際図書館連盟(IFLA)、欧州連合(EU)実施のフェイクニュースに関するパブリックコンサルテーションへの回答内容を発表

2018年2月2日、国際図書館連盟(IFLA)が、欧州連合(EU)が実施しているフェイクニュースに関するパブリックコンサルテーションへ回答したと発表し、その内容を公表しています。

パブリックコンサルテーションは、現在フェイクニュースに対して行なわれている取組や、それらの効果を高めるための必要性を検討したり、様々なタイプのフェイクニュースに対処するための新しい取組を導入したりする際の評価に役立てることを目的に2017年11月23日から2018年2月23日までEUが実施しているものです。

IFLAの回答は、人々が、リテラシーがあり、批判的な見方ができるというスキルを持つことが唯一の持続可能な対処方法であるとし、図書館はそのことを実現するための不可欠な存在で、そのようなものとして支援される必要がある事や、規制や政府の介入は必要ではないことを強調した内容となっています。

Libraries, Media and Information Literacy Only Sustainable Response to Fake News(IFLA,2018/2/2)
https://www.ifla.org/node/25805

欧州研究図書館協会(LIBER)、デジタル人文学の文献リストを公開

2018年1月29日、欧州研究図書館協会(LIBER)が、デジタル人文学の文献リストを公開しました。

これは、LIBERのDigital Humanities & Digital Cultural Heritage Working Groupが収集した文献をもとにしています。それぞれ特定の分野に焦点を当てた4チームがリストを作成しており、最初となる今回公開されたのは、デジタル人文学関連のポリシー策定やプロファイル作成の参考となる文献のリストです。デジタル人文学が研究図書館の関心を集める理由や、デジタル人文学を日々実践していくための方法に関する文献を紹介しています。

A Digital Humanities Reading List: Part 1(LIBER, 2018/1/29)
http://libereurope.eu/blog/2018/01/29/digital-humanities-reading-list-part-1/

OpenAIRE、最新研究情報システム(CRIS)用のガイドラインの改定案を公開

2018年1月31日、OpenAIREが、2015年7月に公開した最新研究情報システム(CRIS)用のガイドラインの改定案(version 1.1)を公開し、2月28日まで意見を求めています。

同ガイドラインは、CRISとOpenAIREのインフラ間の相互運用性のためのレイヤーを規定するもので、改定案では、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が管理する語彙にあわせ、またいくつかのリンクを追加することで、情報交換可能な研究情報を「特許」「イベント」に拡大させ、また、更新されたCRISのメタデータフォーマットCERIF/XMLが使用されています。

寄せられた意見を検討し、2018年3月に改定版が正式に公開される予定です。

OpenAIRE Guidelines for CRIS Managers updated (OpenAIRE,2018/1/31)
https://blogs.openaire.eu/?p=2793

英国図書館(BL)、ハイパーリンクを含むデジタル化した手稿類の資料リストを公開

2018年1月27日、英国図書館(BL)が、デジタル化した手稿類の資料リストを公開しました。

リストに掲載されているのは1600年より前に欧州で作成された1,943点以上の手稿類で、オンラインで公開されている当該資料のURLへのハイパーリンクも含まれています。

PDFとExcelの2形式で公開されています。

A mammoth list of Digitised Manuscripts hyperlinks(BL Medieval manuscripts blog,2018/1/27)
http://blogs.bl.uk/digitisedmanuscripts/2018/01/a-mammoth-list-of-digitised-manuscripts-hyperlinks.html

E1990 - 「デジタルアーカイブ」の新たな評価法:Impact Playbook概説

2017年10月,Europeanaより評価方法の新規開発プロジェクトの成果物として“Impact Playbook: For Museums, Libraries, Archives and Galleries”(以下プレイブック)の第一部が公開された。プレイブックは「インパクト評価」を実施するための手順・方法をまとめた一種のガイドラインであり,Europeanaだけでなく,その参加機関である欧州各域の図書館・博物館・公文書館・ギャラリー等が各々のデジタルアーカイブ関連事業の持つ多様な価値を各々の見方で評価し,かつその評価結果を他者と共有できるようにするための「共通言語」としての役割を果たすという。

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