ドイツ

De Gruyter社、二重課金を防止するために新しいオープンアクセスの価格モデルを提示

2015年10月8日、De Gruyter社は、オープンアクセス出版物で、雑誌購読料とオープンアクセス出版物そのものに支払われている“double dipping”(二重取り)を防止する新しい価格モデルを導入するとしています。

De Gruyter社のある雑誌論文の5%以上がオープンアクセス論文の場合は、その割合に比例して雑誌価格を値引くということです。コンソーシアム契約の場合も、同社は契約価格からAPCs(論文処理費用)を相殺するとのことです。どちらの値引きも、次年の契約に適用するとのことです。

De Gruyter presents new open access pricing model to prevent “double dipping”(De Gruyter、2015/10/08)
http://www.degruyter.com/dg/newsitem/148/de-gruyter-prsentiert-neues-openaccesspreismodell-zur-vermeidung-von-doubledipping

参考:
ケンブリッジ大学出版局、オープンアクセス(OA)雑誌コンテンツの著者・購読者からの二重課金を防ぐ新しい購読予約ポリシーを開始
Posted 2015年7月7日

名古屋市図書館、コレクション「ドイツ人俘虜収容所図書室蔵書」の調べ方案内を公開

2015年10月9日、名古屋市図書館が、調べ物案内:コレクション「ドイツ人俘虜収容所図書室蔵書」を公開しています。

第一次世界大戦中、日本国内にはドイツ人俘虜収容所が作られ、俘虜(捕虜)となったドイツ人が多数来日し、名古屋では、大正3(1914)年11月に中区の東本願寺(東別院)に開設され、大正4(1915)年9月に東区出来町へ移転しましたが、収容所内には俘虜のために図書室が設けられ、約3,500冊の蔵書があったとのことです。

彼らが帰国する際、蔵書の一部が、当時鶴舞公園にあった名古屋図書館に寄贈され、その後、蔵書は大正12(1923)年に開館した市立名古屋図書館に引き継がれたとのことです。

2010年、鶴舞中央図書館で「名古屋俘虜収容所」の蔵書印のある本が発見され、現在、43冊の本を確認しているとのことです。また「福岡俘虜収容所」の蔵書印のある本も見つかっており、俘虜が福岡から名古屋へ移動した際、福岡で借りた本を名古屋へ持ってきたのではないかと思われるとのことです。

お知らせ(新着)(名古屋市図書館)
https://www.library.city.nagoya.jp/index.html
※「2015年10月9日 調べ物案内:コレクション 「ドイツ人俘虜収容所図書室蔵書」追加しました!」とあります。

Springer Nature社、ドイツの老舗人文科学系出版社J.B. Metzler社を買収

Springer Nature社とHoltzbrinck Publishing Groupは、1682年設立の人文科学系出版社であるJ.B. Metzler社を買収したと公表しました。なお、J.B. Metzler社は、以前Holtzbrinck Publishing Groupの一部であったことがあり、買収後もブランドは維持されシュトゥットガルトに本拠を置き続けるとのことです。

Springer Nature expands its humanities portfolio with acquisition of renowned publisher J.B. Metzler(Springer、2015/07/31)
https://www.springer.com/us/about-springer/media/press-releases/corporate/springer-nature-expands-its-humanities-portfolio-with-acquisition-of-renowned-publisher-j-b--metzler/720078

Germany: Springer Nature Acquires the J.B. Metzler Publishing House(InfoDOCKET、2015/07/31)

独バーデン=ヴュルテンベルク州でElsevier社との間に州単位のコンソーシアム契約が結ばれる

2015年7月17日、ドイツ・バーデン=ヴュルテンベルク州の研究図書館コンソーシアムが、Elsevier社との間で州単位の購読契約を結んだことが発表されました。

バーデン=ヴュルテンベルク州はドイツ南西部に位置する州で、コンソーシアムには52の大学・高等教育機関が参加しています。今回結ばれたコンソーシアム契約により、これら52機関からElsevier社の電子ジャーナル約2,500タイトルが利用できるようになるとのことです。

German Consortium Baden-Wuerttemberg Signs Agreement with Scientific Publisher Elsevier(Public Relations University Freiburg、2015/7/17付け)
http://www.pr.uni-freiburg.de/pm/ub-elsevier-en

German Consortium Baden-Wuerttemberg Signs Agreement with Scientific Publisher Elsevier(PR Newswie、2015/7/17付け)

ドイツの大規模な出版グループ、Verlagsgruppe von Holtzbrinckが電子書籍をDRMフリーに

2015年7月21日付のThe Booksellerによると、ドイツの大規模な出版グループ、Verlagsgruppe von Holtzbrinckが電子書籍をDRMフリーにするとのことです。

8月からは、DRMと同等に効果的で信頼できるとして、代わりに電子透かしを導入するようです。

German publisher Holtzbrinck drops DRM(The Bookseller,2015/7/21)
http://www.thebookseller.com/news/german-publisher-holtzbrinck-drops-drm-307497

参考:
JSTOR、電子書籍約25,000点をすべてDRMフリーに
Posted 2015年4月21日
http://current.ndl.go.jp/node/28352

E1677 - 仏・独における電子版博士論文のOAに関する調査<文献紹介>

E1677 - 仏・独における電子版博士論文のOAに関する調査<文献紹介>

Joachim Schopfel et al. A French-German Survey of Electronic Theses and Dissertations: Access and Restrictions. D-Lib Magazine, 2015, 21(3/4)

Springer Nature社が設立

 欧州連合や米国司法省などの主要な公正競争監視機関は、Springer Science+Business Mediaと、Nature社の親会社であるMacmillan Science and Educationの大半の事業の合併を承認したそうです。新会社の名称は” Springer Nature”となるそうです。なお、Holtzbrinck Publishing Group(Macmillan Science and Educationのオーナー)とBC Partners(Springerを所有するファンドの顧問)間の合意は、2015年1月15日にすでに発表されていました。

Springer Nature created following merger completion(NPG、2015/5/6)
http://www.nature.com/press_releases/springer-nature-merger-complete.html

Springer Nature created following merger completion(Macmillan Science and Education、2015/5/6)

E1661 - 諸外国の国立図書館におけるセルフ撮影サービスの導入動向

 カメラ機能を有する携帯端末や手軽に持ち運びのできる高性能のデジタルカメラの普及によって,場所を選ばず誰もが容易に資料を複製できるようになった。それに伴い,利用者からは,複写に係る時間や費用を軽減し,高画質のデジタル複製画像を入手するため,利用者が持ち込んだデジタルカメラを閲覧室で使用し,所蔵資料を撮影することについて,許可を求める声が大きくなってきている。こうした現状を踏まえて,2010年2月,OCLCは,閲覧室での利用者によるデジタルカメラの使用に関する報告書を刊行し,その利点や推奨される実例を示した(E1027参照)。また,近年,新たに閲覧室でのデジタルカメラの使用を認める国立図書館が増えている。ドイツ国立図書館(DNB)は,2014年10月に利用規則を改正し,閲覧室でのデジタルカメラの使用を認めることとした。英国図書館(BL)でも同様の動きがあり,2015年1月から,段階的に閲覧室でのデジタルカメラの使用を認める決定を行った。スコットランド国立図書館(NLS)は,同様のサービスについて試験的な実施を検討している。本稿では,2014年秋に筆者がDNB,BL及びNLSで行った聞き取り調査等を基に閲覧室における利用者によるデジタルカメラの使用に係るサービスの動向と実例を紹介したい。

D-Lib Magazineの2015年3・4月号が電子図書館の実践を特集

オープンアクセス誌“D-Lib Magazine”の2015年3・4号が刊行されました。今号は、電子図書館の実践が特集テーマとなっています。ニュージーランドの国立図書館によるストレージのアウトソーシングの事例、北米研究図書館協会(ARL)の参加館以外の研究図書館を対象としたデジタルコレクション管理の実態についての調査、OpenDOARリポジトリのメタデータについての調査、フランスとドイツの電子学位論文のアクセスと制限についての調査、信頼できるデジタルリポジトリか否かについて自己監査を行ったDeakin Universityの事例、韓国におけるMLAをつなぐLinked Dataの事例等を扱った記事9本が掲載されています。

【Article】
Storage is a Strategic Issue: Digital Preservation in the Cloud
by Gillian Oliver, Victoria University of Wellington, New Zealand; Steve Knight, National Library of New Zealand

Managing Digital Collections Survey Results

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