ドイツ

ドイツ図書館協会(DBV)、ドイツの図書館の現況等に関するレポート2015年版の英語版を公表

ドイツ図書館協会(Deutscher Bibliotheksverband)が、2015年10月15日付で公開したドイツ国内の図書館の現況に関するレポート“Bericht zur Lage der Bibliotheken 2015”の英語版である“"Report on the State of Libraries"”を公開しています。

ドイツの図書館の現況を評価するとともに、DBVの立場を俯瞰しするもの、とのことで、公共図書館における電子書籍、メディア・情報リテラシーと図書館員、学校図書館におけるメディアリテラシー教育、難民のための図書館サービスへの追加投資、異なる政治レベル間の持続可能な図書館界の形成に関する対話、基本的なサービスへの資金増加などについて現状の数値とともに、まとめられています。

dbv-English(DBV)
http://www.bibliotheksverband.de/metamenue/english.html
http://www.bibliotheksverband.de/fileadmin/user_upload/DBV/publikationen/2014_08_dbv_ImgFlyEngl.pdf

Web of Scienceからダウンロードしたデータを分析するソフトウェアCRExplorer公開

トムソン・ロイター社のWeb of Scienceからダウンロードした、参考文献の情報を含む論文データを分析するための新たなソフトウェア”CRExplorer”が公開されています。開発に携わったのは独ライプツィヒ応用科学大学のAndreas Thor氏、マックスプランク研究所のWerner Marx氏、アムステルダム大学のLoet Leydesdorff氏、マックスプランク協会のLutz Bornmann氏です。ツールの公開にあわせ、ツールの使用方法や使用例等を示した論文もarXivで公開されています。

CRExplorer本体は無料ですが、使用するデータはWeb of Scienceを用いて分析対象とする論文グループのデータをダウンロードする必要があります。ダウンロードしたデータを読み込むと、グループ内でよく引用されている論文を特定したり、引用数の経年変化をグラフ化すること等ができるとのことです。

Cited References Explorer
http://www.crexplorer.net/

東北大学附属図書館の地下書庫からドイツの新カント派哲学者・ヴィルヘルム・ヴィンデルバントの直筆ノートが発見

2015年12月25日、東北大学附属図書館は、同館の本館地下書庫で、ドイツの新カント派哲学者・ヴィルヘルム・ヴィンデルバント(Wilhelm Windelband)の直筆ノート20冊を発見したと発表しました。

同館が実施する蔵書目録のデータベース化事業の過程で2015年5月に発見されたもので、ヴィンデルバントの直筆であることを検証するために、ヴィンデルバントが教授を務め、東北大学とも学術交流のあるハイデルベルク大学の協力を得て検証がなされたとのことです。

ヴィンデルバントは1902年に『哲學史要』が翻訳出版されています。

いらないプレゼントを本と交換してくれるマシーンが稼働(ドイツ)

ドイツの出版者と書店が提携し、2015年12月28日から12月30日にかけて、いらないプレゼントを投入すると本と交換してくれるマシーンを稼働すると発表しました。

この企画を実施するのはBastei Lübbe(出版者)とHugendubel(書店)です。利用者はこのマシーンにいらないプレゼントを投入すると、Bastei Lübbe社の7タイトルの本のうちの1冊を代わりに受け取ることができます。マシーンは3日間の間に、Hugendubelの3店舗に1日ずつ設置されるとのことです。

投入されたいらないプレゼントは地元のチャリティに提供されます。

Publisher and Bookseller Partner to Solve the Unwanted Gift Problem(The Digital Reader、2015/12/21付け)
http://the-digital-reader.com/2015/12/21/95439/

Buchtrost für unglücklich Beschenkte(buchreport、2015/12/21付け)

ドイツの“Library of the Year 2015”が発表される

ドイツ図書館協会(Deutschen Bibliotheksverbandes)等が選ぶ“Bibliothek des Jahres(Library of the Year)”の2015年受賞館に、ケルン市立図書館(Stadtbibliothek Koln)が選ばれていたようです。

Stadtbibliothek Koln ist Bibliothek des Jahres 2015 : Mut zur Innovation und klare Strategie uberzeugten die Jury(Deutschen Bibliotheksverbandes,2015/8/11)
http://www.bibliotheksverband.de/dbv/presse/presse-details/archive/2015/august/article/stadtbibliothek-koeln-ist-bibliothek-des-jahres-2015-mut-zur-innovation-und-klare-strategie-ueberze.html

参考:
ケルン市立図書館に音楽作成環境や3Dプリンタ等を備えたメイカースペースが誕生
Posted 2013年6月17日
http://current.ndl.go.jp/node/23732

OCLC Research Library Partnershipに、独・ゲッチンゲン州立/大学図書館が加盟

2015年12月3日、研究図書館を支援するOCLC Researchの、OCLC Research Library Partnershipに、ドイツのゲッチンゲン州立/大学図書館が加盟したと発表されています。

これにより加盟関数は169館になるとのことです。

OCLC Research Library Partnership welcomes Gottingen State and University Library(OCLC Reserach,2015/12/3)
http://www.oclc.org/research/news/2015/12-03.html

参考:
OCLC Research Library Partnershipにオーストラリアのシドニー大学とアデレイド大学が加盟 加盟館数が167館に
Posted 2015年11月4日
http://current.ndl.go.jp/node/29871

【イベント】国際シンポジウム「読みたい!日本の古典籍―歴史的典籍の画像データベース構築とくずし字教育の現状と展望」(2016/2/17・大阪)

2016年2月17日、大阪大学文学研究科、国文学研究資料館及び科研挑戦的萌芽研究「日本の歴史的典籍に関する国際的教育プログラムの開発」(代表者は大阪大学大学院文学研究科教授・飯倉洋一氏)により、大阪大学豊中キャンパスで国際シンポジウム「読みたい!日本の古典籍―歴史的典籍の画像データベース構築とくずし字教育の現状と展望」が開催されます。

●「日本古典籍のデジタル化における国文学研究資料館の戦略の現在」 山本和明氏(国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター)
●「古地震研究と古文書・古記録の解読」 中西一郎氏(京都大学)
●「変体仮名の文字コード標準化」 矢田勉氏(大阪大学)
●「くずし字解読学習支援アプリの設計と実装」 橋本雄太氏(京都大学・院)
●「くずし字・漢文草書の判読を兼ねるプログラムの必要性」 金時徳(ソウル大学)
●「ドイツにおける日本古典文学研究―新しい研究者の世代を育てるための前提条件―」 ユーディット・アロカイ氏(ハイデルベルク大学)
●「ケンブリッジ大学に於ける総合的な和本リテラシー教育」 ラウラ・モレッティ氏(ケンブリッジ大学)
●「デジタル・ヒューマニティーズと図書館の役割」 トッド・グラポーン氏(UCLA図書館)

独の書誌ユーテリティhbzとGBVが“Kuali OLE”の開発パートナーに

ドイツにおける書誌ユーティリティであるノルトライン‐ヴェストファーレン州図書館サービスセンター(hbz)と図書館同盟(GBV)が、オープンソースの次世代型図書館業務システム“Kuali OLE”の開発パートナーになったと発表されています 。

hbzとGBVがドイツにおいて、300を超える大学図書館・研究図書館にサービスを提供しているとのことです。

Kuali OLEの2014/2015年度の評価の後、両ネットワークは、試行的に、2つの大学図書館で“Kuali OLE”を採用するとのことです。

3年間の試行期間において、ドイツの大学図書館における“Kuali OLE”の使いやすさや、如何にドイツの図書館ネットワーク基盤に統合するかを実証するとのことです。hbzとGBVは、ロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)によってはじめられた作業を継続し、“Kuali OLE”を国際化するとのことです。

GBV and hbz Join Kuali OLE Partnership(Kuali,2015/11/12)
https://www.kuali.org/news/2015/11/12/gbv-and-hbz-join-kuali-ole-partnership

hbz
https://www.hbz-nrw.de/

GBV

E1728 - 英国・ドイツでの日本研究司書へのレファレンス研修を終えて

 国立国会図書館(NDL)では,これまで国際交流基金主催の「日本研究上級司書研修」への協力や「日本研究情報専門家研修」の実施など,海外日本研究司書への国内での研修を行ってきた。しかし,海外へ職員を派遣して行うレファレンス研修は実現できていなかった。このたび,設立20周年記念事業としてドイツの日本資料図書館連絡会“Arbeitskreis Japan-Bibliotheken”から,そして英国の日本専門司書グループ“The Japan Library Group”から研修講師の派遣依頼があり,2015年8月21日に英国図書館(BL)で,28日にドイツのミュンヘン大学図書館で,現地の日本研究司書を対象に「日本情報の調べ方(人文分野)」の研修を行った。あわせて,BL,ドイツの国際交流基金ケルン日本文化会館,ケルン大学日本学科図書館,ボン大学日本学科図書館,バイエルン州立図書館などを見学した。

Springer社と独・マックスプランク協会、オープンアクセス(OA)出版について合意

2015年10月21日、Spriner社と独・マックスプランクデジタルライブラリ(Max Planck Digital Library)が、マックスプランク協会(Max Planck Society)の研究者が、彼らの論文を、Springer社の1,600以上の定期購読雑誌においてオープンアクセス(OA)で出版するとともに、2,000以上のSpringer社の雑誌を利用できる協定を結んだと発表しています。

Springer社にとって、単一の支払い制度で、論文の利用とOA出版を同時の実施する契約は、大規模な単一の研究機関との間では初めてとのことですが、同様の試験的な協定はオランダ大学協会やオーストリアの大学図書館コンソーシアムとは既に結んでいるとのことです。

Max Planck Society researchers to benefit from open access agreement with Springer (Springer,2015/10/21)

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