ドイツ

CA749 - 統計に見る東西ドイツの図書館事情 / 金子縁

昨年9月,西ドイツのヴォルフェンビュッテルにおいて「統一ドイツの図書館」と題する記者会見がおこなわれた。その席上で,ドイツ図書館連盟連合(BDB)の年次報告が発表された。内容は,統計からみた旧東西ドイツ図書館事情とその問題点である。公共図書館89年度の西独の図書館数(専任…

CA744 - 東独司書連盟の解散と図書館連盟の統合 / 金子縁

壁解放半年後の昨年5月,東独司書連盟(Verband der Bibliothecare)が誕生した。東独に住む司書なら誰でも入会できる,職業上の利益のための団体である。半年後の11月,旧西独で活動してきた4司書協会の代表との話しあいが行われ,以下の点で合意した。今後は4団体で職業上の利益を代表し,東独…

CA743 - USMARCにおけるドイツ統一問題 / 横山幸雄

東西ドイツの統一は,当然のことながら,目録作業にも影響を及ぼしている。以下に紹介するのは米国議会図書館(LC)における記述目録作業,及び件名作業の新方針であるが,この方針変更により,LCから頒布されるUSMARCのデータ内容も従来との整合性等の点で問題が生ずることになった。コピ…

CA726 - 2つの「ドイツ図書館」の統合 / 戸田典子

旧西ドイツ,フランクフルト・アム・マインのDeutsche Bibliothek,旧東ドイツ,ライプツィヒのDeutsche Buchereiは,共に「ドイツ図書館」と訳される。フランクフルトはDeutsche Bibliographie,ライプツィヒはDeutsche Nationalbibliographieという,似たタイトルをもつ全国書誌を出版してきた。西は東の,東は西の…

CA712 - 東西ドイツ図書館の相互協力 / 金子縁

1989年11月の壁開放以降における,東ドイツの急激な自由化と東西統一への流れをうけて,東西ドイツの図書館もまた,文献供給,資金調達,人の交流等,様々な面で協力しあい,統一に向けて努力をしている。東ドイツの情報の自由化に応えるため,ドイツ図書館連盟連合(BDB)はまず,東の主…

CA706 - ドイツ統一と「シュタージ文書」 / 戸田典子

東西ドイツは1990年8月31日,両国の法律を統合する「統一条約」に署名した。この条約は,経済面での統一を定めた7月1日発効の「国家条約」に対し,「第二国家条約」とも呼ばれる。本文,議定書,付属文書をあわせて1,000ページにのぼる,詳細なこの条約の成立を土壇場で危うくしたのが,「…

E102 - ドイツで学術情報ポータルサイトを開設

「vascoda」で扱っている主題は現代芸術,数学,医学,教育など多岐にわたり,フルテキスト,リンク集,書誌データベース,主題検索エンジンなどにアクセスできるようになる。質が高い情報のみを集め,普通の検索エンジンでは不可能な,データベースや図書館OPACの検索を実現するなどして…

E079 - 議論を呼ぶドイツ著作権法の改正

法案審議で最も議論となったのは,「送信可能化権」の制限として,教育や研究目的のために著作物をネット上にアップロードすることを認める規定(第52a条)を設けることについてであった。すなわち,この規定により,著作物の一部,分量の少ない著作物,新聞雑誌の個々の記事については,…

CA669 - 西ドイツ学術協議会による遡及目録作成の勧告 / 滝本佳代

西ドイツの学術協議会は,国内の学術図書館に対して,第二次大戦以後の蔵書の遡及目録を作成するよう勧告している。国が連邦制をとっているために,資料も各州に分散していることや,個々の図書館においても,古い歴史のある所(たとえばニーダーザクセン州立兼ゲッチンゲン大学図書館…

CA661 - 図書館サービスの課金の是非―西ドイツの場合― / 金子縁

図書館サービスに料金を課すことの是非が西ドイツでも問題になっている。西ドイツでは,無料奉仕の原則は法律で定められてはいないものの,そうあるべきとして1973年の図書館計画などでうたわれていた。しかし1988年,ドイツ図書館研究所(DBI)は国内の現状と料金制導入が与えうる影響に…

ページ