ドイツ

大阪府立中央図書館、「住友文庫ドイツ医学学位論文目録」を公開

2016年7月21日、大阪府立中央図書館が、「住友文庫ドイツ医学学位論文目録」を公開しました。

大阪府立中央図書館が所蔵する「住友文庫」に収められている19世紀後半から20世紀初頭にかけてのドイツの医学に関する学位論文を検索できるデータベースで、関西大学大阪都市遺産研究センター・朝治啓三教授の研究グループが2010年から4年半にわたって同資料を調査した成果である「住友文庫ドイツ医学学位論文目録」(全4巻)収録の目録データの提供を受け構築されたものです。

大阪府立中央図書館 お知らせ
http://www.library.pref.osaka.jp/site/central/
※「「住友文庫ドイツ医学学位論文目録」を公開しました (2016年7月21日更新)」とあります。

金沢大学附属図書館で、企画展示「青島鹵獲(チンタオロカク)資料(青島文庫)」が開催中

2016年6月23日から8月10日まで、金沢大学附属図書館で、企画展示「青島鹵獲(チンタオロカク)資料(青島文庫)」が開催されています。

第一次世界大戦時、旧日本軍が、ドイツの租借地であった青島のドイツ政府機関や図書館等の蔵書を鹵獲(戦利品として取得)し、日本各地の高等教育機関に配付しましたが、金沢大学では、「青島文庫」として現存しています。

今回の展示では、同大学で所蔵する354冊のうち、23冊が展示されます。

企画展示「青島(チンタオ)鹵獲(ロカク)資料(青島文庫)」(金沢大学附属図書館,2016/6/23)
http://library.kanazawa-u.ac.jp/clib/index.php?key=jo8m605al-12#_12

チラシ
http://library.kanazawa-u.ac.jp/files/EUi/chintao_tenji2016.pdf

関連:
志村恵.青島歯獲書籍について: 現在の所蔵を中心に.金沢大学文学部論集:言語・文学篇.2007,(27),p.23-36.
http://hdl.handle.net/2297/3858

参考:
名古屋市図書館、コレクション「ドイツ人俘虜収容所図書室蔵書」の調べ方案内を公開
Posted 2015年10月9日

マックスプランク協会の人類史に関する研究所、人類の文化多様性に関するデータベース“D-PLACE”を公開

2016年7月8日、ドイツのテューリンゲン州イェーナにある、人類史に関する研究所である“Max Planck Institute for the Science of Human History”は、人類の文化の多様性に関し、地域、言語(語族)、文化(エスノグラフィー等)、環境(気候、生態、景観など)などに関するデータベース“D-PLACE”を公開しました。

1,400以上の人類社会について扱ったもので、19世紀、20世紀の民族誌学者による、主に産業革命以前の社会に関する情報で構成されるデータベースとなっています。

構築には、マックスプランク協会の研究者だけでなく、オークランド大学、コロラド州立大学、トロント大学、ブリストル大学、イェール大学、Human Relations Area Files(HRAF)、セントルイス・ワシントン大学、ミシガン大学の研究者らが参画しています。

‘PLOS ONE’に、2016年7月8日付の記事も掲載されています。

D-SPACE
https://d-place.org/home

D-PLACE Database
http://www.shh.mpg.de/221977/dplacejuly2016

関連:

オランダ大学協会と独・De Gruyter社、オープンアクセス出版について合意

2016年6月13日、ドイツの学術出版社De Gruyter社が、オランダ大学協会(VSNU)とオープンアクセス出版について合意したと発表しています。

VSNU加盟の大学の研究者が、APC(論文処理費用)を支払わずに、決められた数の論文をオープンアクセスとして、De Gruyter社のハイブリットジャーナルの査読誌370誌から出版できる内容で、契約期間は2016年から2018年までの2年間です。

ただし、研究者が投稿しようとしているジャーナルを、所属機関が購読している必要があります。

De Gruyter Signs Open Access License Agreement with Dutch Universities(De Gruyter,2016/6/13)
https://www.degruyter.com/dg/newsitem/197/de-gruyter-schliet-lizenzvertrag-mit-niederlndischen-universitten-ber-open-access-

参考:
オランダ大学図書館・王立図書館コンソーシアム、Karger社とオープンアクセス出版について合意
Posted 2016年6月1日
http://current.ndl.go.jp/node/31713

独ヘルムホルツ協会がオープンアクセス方針を発表 2025年までに研究成果の100%をOAにすることを目標に設定

2016年5月30日、ドイツのヘルムホルツ協会がオープンアクセス(OA)方針を発表しました。

ヘルムホルツ協会は18の研究機関から構成されるドイツ最大の研究組織で、構成員は38,000人以上、年間予算は40億ユーロ以上にのぼります。今回、発表されたOA方針では、所属研究者に対し、すべての査読論文について、著者最終稿もしくは出版者版をリポジトリに登録するよう求めています。その上で、出版者版がOAで利用できない論文については、自然科学分野の論文は出版後6カ月以内、人文・社会科学分野については12カ月以内に、リポジトリを通じて論文を公開するよう義務付けています。また、専門書についてもリポジトリへの登録・公開を義務付けており、その場合のエンバーゴは自然科学分野では12カ月、人文・社会科学では24カ月とされています。

さらにヘルムホルツ協会のOA方針では今後のOA実現の数値目標とモニタリングの方法についても言及されており、2020年には前年に出版された研究成果の60%をOAとすることを目標に設定しています。以降、1年ごとに目標値は10%上がり、2025年には全ての研究成果をOAとすることを目標としています。

Helmholtz Association adopts open access policy(Helmholtz Association、2016/5/30付け)

ビッグディール購読費用とAPCを一括して支払う「OAオフセットモデル」についての共通理解

ドイツのマックス・プランク・デジタル・ライブラリ(MPDL)に拠点を置く、オープンアクセス(OA)におけるAPC(論文処理費用)の管理等に関わるイニシアティブESAC(Efficiency and Standards for Article Charges)が、電子ジャーナルのビッグディール購読費用と所属研究者のAPCを研究機関が一括して支払う、いわゆるOAオフセット(offsetting)モデルの共通理解に関する文書を公表しました。

この文書は2016年3月に行われた、欧州を中心とする各国の図書館員やコンソーシアム関係者を招いた2日間のワークショップの中で、参加者間の合意を得られた事項をまとめたものです。OAオフセットモデル導入の目的はなんであるか、どのような仕組みとするべきか、どのようなツールが必要か等がまとめられています。ESACはこの文書を、OAオフセットの動きへの参入を検討する研究機関や図書館が参照する、出発点となるものであるとしています。

Joint Understanding of Offsetting(ESAC、2016/5/20付け)
http://esac-initiative.org/joint-understanding-of-offsetting/

参考:

【イベント】東京文化財研究所とアート・ドキュメンテーション学会の研究会「アート・アーカイヴのいま」(5/14・東京)

2016年5月14日、東京文化財研究所で、アート・ドキュメンテーション学会美術館図書室SIG及び国立文化財機構東京文化財研究所による研究会「アート・アーカイヴのいま」が開催されます。

中部大学客員教授/慶應義塾大学名誉教授の前田富士男氏と、次期ドクメンタ・アーカイヴ所長・ビルギト・ヨース氏による研究発表と全体討論があります。

研究会「アート・アーカイヴのいま」(東京文化財研究所)
http://www.tobunken.go.jp/info/artdoc/

東京文化財研究所ホームページ
http://www.tobunken.go.jp/index_j.html
※2016/4/20付で「研究会「アート・アーカイヴのいま」のお知らせ」とあります。

関連:
Japan Art Documentaion Society
http://www.jads.org/index.htm

参考:
【イベント】東京文化財研究所の研究会「アート・アーカイヴの諸相」(2/25・東京)
Posted 2013年12月13日
http://current.ndl.go.jp/node/25069

CA1749 - 研究文献レビュー:MLA連携-アート・ドキュメンテーションからのアプローチ / 水谷長志

オープンアクセスの学術ウェブリソースを検索できるBASE、検索対象が9,000万件を突破

オープンアクセスの学術ウェブリソースを検索できる“Bielefeld Academic Search Engine”(BASE)の検索対象が9,000万件を突破したことが、BASEのTwitterアカウントで発表されています。

BASEは、ドイツのビーレフェルト(Bielefeld)大学図書館が運用しており、4,000件を超えるソース(機関等)からデータを収集しています。

なお、2016年4月15日時点で、国(Country)が日本(jp)となっているソース数は376で、収載されている検索対象のデータは約170万件です。

BASE
https://www.base-search.net

Content Source(BASE, 2016/4/15更新)
https://www.base-search.net/about/en/about_sources_date_dn.php?menu=2

Twitter(BASEsearch, 2016/4/12)
https://twitter.com/BASEsearch/status/719813504258215936

関連:
Bielefeld University Library
http://www.ub.uni-bielefeld.de/english/

参考:

【イベント】講演会「図書館はひらかれている ~いつでも、どこでも、だれにでも~ ケルン市立図書館の取組」(4/23・横浜)

2016年4月23日、横浜市中央図書館で、講演会「図書館はひらかれている ~いつでも、どこでも、だれにでも~ ケルン市立図書館の取組」が開催されます。

東京ドイツ文化センター・ケルン市立図書館・横浜市中央図書館の協働開催で、横浜市が誘致した「東京ドイツ文化センター横浜校」の開校に伴い来日する、ケルン市立図書館のハンネローレ・フォークト氏が登壇し、同館の取組について講演するものです。

逐次通訳があり、参加は無料です。

東京ドイツ文化センター・ケルン市立図書館・横浜市中央図書館が講演会を協動開催 「図書館はひらかれている ~いつでも、どこでも、だれにでも~ ケルン市立図書館の取組」(横浜市, 2016/3/18)
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201603/20160318-022-22861.html
http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201603/images/phpu0mKHB.pdf
※2つ目のリンクは記者発表資料です。

Tokyo - 催し物カレンダー(Goethe-Institut)

ドイツ国立医学図書館、ライプニッツ協会から連邦と州による財政支援の終了についての勧告を受ける

2016年3月18日、ドイツ・ライプニッツ協会評議員会が、ドイツ国立医学図書館(ZB MED)が、専門情報分野での広範囲な変化にむけてそのサービスを調整するような十分な進歩を遂げていないとして、連邦と州による財政支援の終了を勧告しました。

それを受けて、ZB MEDは、同館が国内的にも国際的にもデジタルサービスの分野で大きな進歩を遂げていることを無視していることや、同館のドイツ国内での生命科学・医学分野での情報提供やオープンアクセスにおける貢献をあげて、資金提供を停止することは、ドイツにおける科学と研究部門の劣化を招くと反論しています。

ZB MEDは、大学外研究機関の共同体であるライプニッツ協会に所属しており、同協会に所属する機関は、少なくとも7年に一度同協会の審査を受け、その機関の業務が公的な資金で運営されるに値する質を保っているかを問われます。

A Black Day for ZB MED and German Life Sciences Research(ZB MED,2016/3/18)
http://www.zbmed.de/en/about/press/latest-news/article/a-black-day-for-zb-med-and-german-life-sciences-research/

ページ