教科書

広島大学図書館、教科書コレクション画像データベースで全文画像を公開

2017年2月22日、広島大学図書館が、教科書コレクション画像データベースの公開画像を拡張したと発表しています。

これまで部分画像(表紙、奥付などのみ)公開であった資料のうち、2,368点の全文画像公開を行ったもので、全収録資料5,607点中、3,977点の全文画像が公開となったとのことです。

併せて、本データベースに収録されている約200点の主要資料について、資料の内容や成立背景などを説明した解題の付与を進めているとのことです。

文部科学省、「教科書の改善について(論点整理)」を公表

2017年2月10日、文部科学省は、 教科用図書検定調査審議会総括部会による「教科書の改善について(論点整理)」(2017年1月23日付け)を公表しました。

2016年12月に公表された、「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議の最終まとめを受けて、デジタル教科書の導入と教科書検定制度の関係、URL・QRコード等の取扱いなど、教科用図書検定基準等の改善についても論点が整理されています。

新着情報(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html
※「平成29年02月10日」に「教科書の改善について(論点整理)」とあります。

教科書の改善について(論点整理)(PDF: 413KB)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/tosho/toushin/__icsFiles/afieldfile/2017/02/10/1381783_001.pdf

参考:
文部科学省、「デジタル教科書」の位置付けに関する検討会議の最終まとめを公開
Posted 2016年12月16日
http://current.ndl.go.jp/node/33121

CA1748 - 動向レビュー:デジタル教科書をめぐって / 澤田大祐

Altmetric社、大学のシラバスの収集・公開プロジェクト“Open Syllabus Project”と連携

2016年9月6日、Altmetric社が、大学のシラバスの収集・公開プロジェクト“Open Syllabus Project”のデータの追跡を開始したと発表しています。

4,000を超える学術機関のシラバスに記載された書籍が対象で、オンラインでの注目度に加えて、採用機関数や、個々の機関内での採用数、採用されている学問分野についても合わせて表示し、その書籍の影響度を表します。

Unique data highlights where ~1 million books are featured in academic syllabi across institutions globally(Altmetric,2016/9/6)
https://www.altmetric.com/press/press-releases/altmetric-enhanced-by-open-syllabus-project-data/

参考:
100万のシラバスからわかること:Open Syllabus Projectとその成果(記事紹介)
Posted 2016年1月26日
http://current.ndl.go.jp/node/30540

100万のシラバスからわかること:Open Syllabus Projectとその成果(記事紹介)

2016年1月22日付けの米The New York Timesに、コロンビア大学の公共政策研究機関the American Assemblyが推進する大学シラバスの収集・公開プロジェクト、”Open Syllabus Project”とその成果”Syllabus Explorer”を紹介する記事が掲載されています。

Open Syllabus Projectは米国を中心に英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド等の大学がインターネット上で公開しているシラバスを収集・アーカイブする試みで、現在100万を超える授業のシラバスが収集されているとのことです。Syllabus Explorerはそれら収集したシラバスから抽出した教科書等のテキストの情報を閲覧できるサービスで、多くの授業で用いられているテキストのランキングを、データ全体・分野別・大学別に閲覧したり、特定のキーワードを含むテキストの採用状況を閲覧したりすることができます。またテキストごとに、掲載されているシラバスの数や、そこから算出したスコア等も集計されているとのことです。The New York Timesの記事ではこれらのスコアの活用可能性等にも言及されています。

国立教育政策研究所教育研究情報センター教育図書館、図書館蔵書検索(OPAC)をリニューアル 新規データベースとして同館所蔵の「戦後教科書」「往来物」「個人文書」の書誌情報等も公開

2016年1月4日、国立教育政策研究所教育研究情報センター教育図書館が、図書館蔵書検索(OPAC)をリニューアルしたとのことです。

各種機能が追加されたほか、新規データベースとして

・戦後教科書(教育図書館で所蔵している戦後検定教科書の書誌情報)
・往来物(教育図書館で所蔵している江戸時代の教科書である往来物の書誌情報と本文)
・個人文書(教育図書館に個人から寄贈された教育行政に係る文書の書誌情報)

が外部公開されたとのことです。OPAC上部メニュー「データベース」から利用できるとのことです。

国立教育政策研究所教育研究情報センター教育図書館 ニュース
https://www.nier.go.jp/library/
※「2016.01.04 図書館蔵書検索(OPAC)がリニューアルしました!」とあります。

教育図書館蔵書検索(OPAC)がリニューアルしました!
https://www.nier.go.jp/library/news20160104.html

国立教育政策研究所教育図書館OPAC
http://nierlib.nier.go.jp/

戦後教科書
http://www.nier.go.jp/digital-library/textbook

往来物

県立長野図書館、戦後70年特別企画Ⅱ「GIFT;子どもの世界が変わった時ー進駐軍とともにやってきた児童書と戦前・戦中・戦後ー」を開催(12/22~1/28・長野)

2015年12月22日から2016年1月28日まで、県立長野図書館が、戦後70年特別企画Ⅱ「GIFT;子どもの世界が変わった時ー進駐軍とともにやってきた児童書と戦前・戦中・戦後ー」を開催します。

1945年11月以降、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)の機関である民間情報教育局(Civil Information and Education Section:CIE)が全国23カ所に設置した図書館であるCIE図書館の活動、教科書の歴史、戦前・戦後の子どもの本などに関連する展示となるようです。

特別展示のタイトルである、「GIFT」は同館の書庫にあった児童図書に押印されていた「GIFT:アメリカ文化センター」のスタンプからとられたものであるようです。

戦後70年特別企画Ⅱ「GIFT;子どもの世界が変わった時ー進駐軍とともにやってきた児童書と戦前・戦中・戦後ー」(県立長野図書館, 2015/12/18)
http://www.library.pref.nagano.jp/kikaku_1512
http://www.library.pref.nagano.jp/wp-content/uploads/2015/12/GIFTfinal.pdf
※2つ目のリンクはチラシのPDFファイル(1.98MB)です。

参考:

大日本印刷株式会社、東京大学出版会、丸善株式会社、大学教員の授業スタイルにあわせたオリジナル教材の制作、出版、販売・流通を共同で行うことを目指す「大学・大学教員向け教材開発支援サービス」の開始を発表

2015年10月23日、大日本印刷株式会社、東京大学出版会、丸善株式会社は共同で「大学・大学教員向け教材開発支援サービス」を開始することを発表しました。

これは、大学の教員の授業スタイルに合わせ、オリジナル教材を、紙・電子の媒体を問わず、提供するもので、教材として有効な図書や学術論文、ウェブサイトの情報などを活用し、

・教材の制作・流通のためのシステム開発(大日本印刷)
・教材編集(東大出版会)
・教材制作とそれに関連する著作権処理(丸善)

と、コンテンツの獲得から制作、出版、販売・流通までを3者で担い、印刷物や電子の教材として提供するものとのことです。

大学における講義の短期化やアクティブ・ラーニングの普及など、教育・学修環境が変化する中で、大学の教科書の利用頻度や販売部数が減少傾向にある一方、講義内容に合わせて教員がオリジナル教材を作成して学生に配布するケースが増えていることから、教員の負荷低減のために、オリジナル教材の制作・出版、販売・流通を一貫して行うサービスが求められていたことからサービスが開始されたようです。

大日本印刷 東京大学出版会 丸善 大学・大学教員向け教材開発支援サービスを提供開始(大日本印刷株式会社, 2015/10/23)
http://www.dnp.co.jp/news/10116102_2482.html

宮城教育大学創立50周年記念展示「歴史のなかの教科書―思い出の教科書との再会」が開催中

2015年10月16日から18日まで、宮城県のせんだいメディアテークで、宮城教育大学創立50周年記念展示「歴史のなかの教科書―思い出の教科書との再会」が開催されています。

宮城教育大学附属図書館が収集・保存する教科書は約5万冊にも及ぶとのことで、同館の所蔵資料のなかから、江戸時代の教科書である往来物をはじめ、明治時代から現代に至る多様な教科書の変遷の軌跡を、展示するものとのことです。

また、18日には、展示解説と朗読「教科書と児童文学」も開催されるとのことです。

宮城教育大学創立50周年記念展示「歴史のなかの教科書―思い出の教科書との再会」について(宮城教育大学)
http://www.miyakyo-u.ac.jp/news/event/50-2.html
http://www.miyakyo-u.ac.jp/news/pdf/poster.pdf
※2つ目のリンクはポスターです。

「歴史のなかの教科書」(せんだいメディアテーク)
http://www.smt.jp/event/2015/07/event_52302.html

参考:
国立教育政策研究所 教育図書館、蔵書検索で国定期・旧制中学校教科書の検索ができるようになったことを発表
Posted 2015年2月24日

国立教育政策研究所 教育図書館、蔵書検索で国定期・旧制中学校教科書の検索ができるようになったことを発表

2015年2月23日、国立教育政策研究所 教育研究情報センター 教育図書館が、蔵書検索で、国定期・旧制中学校教科書、約20,000冊の検索ができるようになったことを発表しました。戦前教科書については、明治初期・明治検定期・国定期・旧制中学校教科書、約36,000冊が検索できるとのことです。

平成25・26年度日本学術振興会・科学研究費補助金(研究成果公開促進費データベース)により作成されたとのことです。

国立教育政策研究所 教育図書館(2015.02.23付けニュースに「蔵書検索(OPAC)で、国定期・旧制中学校教科書(約20,000冊)の検索ができるようになりました。」の記述あり)
http://www.nier.go.jp/library/index.html

国立教育政策研究所 教育図書館OPAC
http://nieropac.nier.go.jp/webopac/topmnu.do

大学生の教科書についての意識調査(米国)

2014年2月7日、米国のBook Industry Study Group(BISG)の行った、学生を対象とする高等教育のコンテンツに関する意識調査の結果の概要が発表されました。

この調査では、技術的な変化と学生の好みを反映して、伝統的な紙媒体の教科書が変化する様子を分析しているのことです。毎年2回、前年の秋に完了した調査を2月に、当年の春に完了した調査を7月に発表するとのことです。今回発表されたのは4冊目とのことです。また、今回は、ケンタッキー大学、オースティンのテキサス大学、オハイオ大学システムなどで行った、インタビュー調査の結果も含まれているとのことです。

本文は有料ですが、調査結果の一部(4冊目のパート1)の概要が紹介されています。

・2010年10月から2013年10月にかけて、正規の教材が必要ないコースを専攻していると回答した学生の割合は4%から11%に増加した。これは、学生が何を“必要とされている”と認識するのかがより柔軟になっており、教員に指示される代替教材の選択肢が増えている、あるいは購入を避けていることが示唆されている。
・学生によって報告される必要な教材は、1冊以上のコアとなる教科書から、新しいデジタルの代替手段へと向かっており、一方でオープンな教材はあまり影響力を持っていないようである。

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