CLIR(図書館情報資源振興財団)

米・図書館情報資源振興財団、大学図書館の学習や教育への貢献について調査した報告書を公開

2017年9月13日、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)が、資源の提供・専門的な支援・空間として、大学図書館の学習や教育への貢献について調査した報告書“A Splendid Torch: Learning and Teaching in Today’s Academic Libraries”を公開しました。

CLIRの現・元の博士研究員による、ラーニングコモンズ、情報リテラシー教育、デジタルヒューマニティーズ教育、デジタルリテラシー、電子図書館と特別コレクション、3Dプリンター、をテーマとした小論が掲載されています。

Report Explores Academic Libraries’ Evolving Role in Supporting Learning and Teaching (CLIR,2017/9/13)
https://www.clir.org/about/news/pressrelease/a-splendid-torch

カタール国立図書館と米・図書館情報資源振興財団が“Digital Library of the Middle East” に関する覚書を締結

2017年8月22日、カタール国立図書館(QNL)と米・図書館情報資源振興財団(CLIR)が、“Digital Library of the Middle East” (DLME)によるデジタルコンテンツの開発や、その充実・利用可能化の促進に関する覚書を締結したと発表しています。

CLIRが国内外の機関と協力して実現に向けて活動しているDLMEでは、コンテンツの充実、検索機能の強化等のためのアプリケーション・ツール・製品の提供を通じた、中東・北アフリカ地域の文化遺産の持続可能なデジタル環境の構築が目標とされています。

今回の覚書の締結により、上記の実現のほか、当該地域の文化遺産への理解の強化、文化遺産の破壊への対応、教育、歴史記録への尊重の促進ための活動の支援が目指されています。

米・図書館情報資源振興財団と英・Jisc、デジタルライブラリや研究データリポジトリの開発に関する連携を発表

2017年3月29日、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)が、英・Jiscとの、デジタルライブラリや研究データリポジトリの開発に関する連携を発表しています。

両機関では以下の目標に関して協力することに合意しています。

・将来にわたる“digital empowerment”の可能性を支援するためのデジタルに関する技術や知識の習熟度の向上

・ベストプラクティスや効果的で安定的なツール・アプリの共有などを通じて、デジタルを基礎とした教育プログラムのための品質の良いコンテンツと接続性を促進

・教育、研究の革新、教育と実践のコミュニティの促進、あらゆるデジタルを基盤とした学術成果の相互連携の強化、を支援する一貫した、良く管理されたデジタル環境の開発の促進

米・図書館情報資源振興財団、「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」の助成プロジェクトを発表:カリフォルニア大学バークレー校東アジア図書館による日本の古地図デジタル化プロジェクトも採択

2017年1月4日、図書館情報資源振興財団(CLIR)は、同財団が実施する「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」(Digitizing Hidden Special Collections and Archives)の2016年度の助成対象に決定した17のプロジェクトを発表しています。

カリフォルニア大学バークレー校C. V. スター東アジア図書館による、1600年代から1923年までの日本の古地図(Japanese Historical Maps)約1,500点のデジタル化プロジェクトも採択されており、デジタル化された地図は、地図の拡大、注記の追加、他の地図や衛星写真と並べたり重ねあわせたりする機能等を持つ開発済のウェブサイトで公開されます。

CLIR Announces 2016 Digitizing Hidden Special Collections and Archives Awards (CLIR,2017/1/14)
https://www.clir.org/about/news/pressrelease/dighc-awards-2016

2016 Funded Projects(CLIR)
https://www.clir.org/hiddencollections/awards/for-2016

参考:

図書館情報資源振興財団、“National Digital Stewardship Residency”プログラムに関する調査報告書を公開

2016年12月12日、米国の図書館情報資源振興財団(CLIR)が報告書“Keepers of Our Digital Future: An Assessment of the National Digital Stewardship Residencies, 2013-2016”を公開しました。

同報告書は、デジタル資料の管理に携わる研究員や図書館員の専門性を高めるために、米国議会図書館(LC)が、修士号取得者を対象に2013年から行なっているNational Digital Stewardship Residency (NDSR)プログラムの、2013年から2016年の参加者や監督者を対象にした調査及びインタビューに基づいたもので、同プログラムに対する評価を示すとともに、同様な取組みが全国展開されるように設計されたNDSRの今後の課題についても指摘されています。

Report Examines Early Impacts of the National Digital Stewardship Residency Programs (CLIR,2016/12/12)
https://www.clir.org/about/news/pressrelease/ndsr-pr

米・図書館情報資源振興財団、連邦政府のパブリックアクセスプランとそれらの文化遺産コミュニティへの影響について調査した報告書を公開

2016年7月26日、図書館情報資源振興財団(CLIR)は、連邦政府によるパブリックアクセスプランと、それらの文化遺産コミュニティのオープンデータの取組みに与えた影響について調査した報告書“The Open Data Imperative: How the Cultural Heritage Community Can Address the Federal Mandate”を公開しました。

第一部“Responding to the Mandate”では、2015年末までに公開された21の連邦政府機関のパブリックアクセスプランを分析し、義務化の影響を調査しており、オープンデータのインフラ、役割と責任、データの公開の3分野において12の知見を提供しています。 

第二部“Implementing Digital Curation: Project Interview”では、オープンデータに必要なデジタルキュレーション戦略を話題にしており、サービスモデルやデータ管理のツール開発を目的に、博物館・図書館サービス機構(IMLS)から助成を受けた7機関のデジタルキュレーション担当者に行なった、必要な技術や能力、同活動を促進するための制度設計についてのインタビューがまとめられています。

図書館情報資源振興財団、若手研究者(大学院生)による一次資料に基づいた研究の現状についてまとめた調査報告書を公開

2016年5月24日、図書館情報資源振興財団(CLIR)が、アーカイブ資料に基づく調査と、それを実践している若手研究者(大学院生)の知識・技能の現状について調査した報告書“Terra Cognita: Graduate Students in the Archives, A Retrospective on the CLIR Mellon Fellowships for Dissertation Research in Original Sources”を公開しました。

レポートは、一次資料の調査に基づく学位論文執筆を予定している大学院生を対象としたCLIRのフェローシップ(Mellon Fellowships for Dissertation Research in Original Sources)のデータに基づき素描しており、一次資料調査の状況と実践のここ10年間における変化や、この変化のなかで、どのようなコミュニティが新しい研究を支援するために文化遺産研究に投資しているかについて深く調査していると紹介されています。

スミソニアン協会図書館の“BHL Field Notes Project”、CLIR「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」に採択される

米国・スミソニアン協会図書館が実施している“Biodiversity Heritage Library Field Notes Project”(BHL Field Notes Project)が、図書館情報資源振興財団(CLIR)が実施する「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」 の助成金(49万1,713ドル)の対象として選ばれたと発表されています。

助成対象となった“BHL Field Notes Project”は、多くの場合非公開で利用できない生物種や生態系に関する貴重な一次調査データを提供するフィールドノートを、デジタル化し、メタデータを付与し、「生物多様性遺産図書館」(Biodiversity Heritage Library)とInternet Archiveを通じて公開するプロジェクトで、スミソニアン協会図書館とスミソニアン協会アーカイブが主導して行っているとのことです。

Smithsonian Libraries Receives 2015 Digitizing Hidden Special Collections and Archives Award(Smithsonian Libraries,2016/1/25)

CLIRの助成金を受け、“Bibliotheca Philadelphiensis”が中世の手稿類をデジタル化して公開へ

フィラデルフィア地域の特別コレクションを所蔵する図書館のコンソーシアム“Philadelphia Area Consortium of Special Collections Libraries”が組織したプロジェクト“Bibliotheca Philadelphiensis”が、図書館情報資源振興財団(CLIR)からの助成金50万ドルを受けて、中世の手稿類をデジタル化するとのことです。

デジタル化される手稿には、ブリンマー大学、フィラデルフィア美術館、フィラデルフィア公共図書館のローゼンバック美術館といった機関が所蔵するコレクションの学生向けの科学・哲学・宗教に関する手稿から芸術的な作品までが含まれるとのことです。

このプロジェクトには15の機関が参加しており、ペンシルバニア大学Penn Librariesの主導のもと、フィラデルフィア公共図書館とリーハイ大学が400冊以上の手稿から16万ページのデジタル化を行ない、オンラインで公開するとのことです。

デジタル化された画像とメタデータは、Penn Librariesの手稿のポータル“OPenn”で公開される予定とのことです。高精細画像はパブリックドメインで公開され、メタデータと共にダウンロードを可能とするとのことです。

デューク大学図書館、CLIR「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」から助成金を得て、同館所蔵のノースカロライナの民俗音楽をデジタル化

2016年1月7日、デューク大学図書館は、図書館情報資源振興財団(CLIR)が実施する「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」から7万4,595ドルの助成金を取得したと発表しています。

助成金は、ノースカロライナの20世紀初頭の民俗音楽のデジタル化に用いられるとのことです。

デジタル化されるコレクション、1920年代から1930年代の蝋管やアルミニウムディスクに録音された1,367の楽曲とのことです。

録音に当たっては、“IRENE”として知られる、ノースイースト文書保存修復センター(Northeast Document Conservation Center:NEDCC)が開発した、シリンダーやディスク上に刻印されている溝の超高解像度のビジュアルスキャンを取り、数学的にオリジナル音源と非常に忠実なデジタルサウンドファイルに変換する非接触型の技術を用いてデジタル化されるとのことです。

デジタル化作業は2016年夏に開始され、約1年間かけて実施されるとのことです。その後、デューク大学図書館のウェブサイトから2018年に公開される予定とのことです。

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