スウェーデン

スウェーデン王立図書館、AV資料の国境を越えたリモートアクセスを可能とするため、スウェーデンとフィンランドの権利者団体と覚書を締結

スウェーデン王立図書館は、AV資料への国境を越えたリモートアクセスを可能とするため、著作権管理団体のCopyswede(スウェーデン)、kopiosto(フィンランド)と覚書を締結したと発表しています。

この種の契約は世界で初めてとのことです。

今年、試行プロジェクトとして開始され、この9月に拡張された同プロジェクトにおいては、研究者と教育者にスウェーデン王立図書館のAV資料へのデジタルアクセスを行なわせ、最終的にはその複製物を提供するため、フィンランドのオーボ・アカデミー大学と連携したとのことで、このアクセスは、リモートアクセスが国境を越えて発生することを意図しており、これは今回の覚書に基づいているとのことです。

この試行プロジェクトは、最終的には、スウェーデンだけでなく、フィンランドでもAV資料をインターネット経由で閲覧できるシステムを作成することを意図しているとのことです。

このような相互貸借では、これまでは、物理媒体からデジタル資料の複製物を作成して提供するため場所をとっていたが、インターネットを通じて提供することで、研究者と図書館職員の時間を節約するとのことです。

スウェーデン王立図書館が“Open Library of Humanities(OLH)”の図書館協力補助金制度(Library Partnership Subsidy system)に加盟

2015年11月6日、スウェーデン王立図書館が、人文科学分野のオープンアクセス(OA)の新しいモデル目指す“Open Library of Humanities(OLH)”の図書館協力補助金制度(Library Partnership Subsidy system)に加盟したと発表されています。

OLHは学会主導で、著者から料金を徴取しないゴールドオープンアクセス出版社で、資金は、アンドリューWメロン財団から得ており、また、プラットフォームにかかるコストは、国際的な図書館のコンソーシアムによって支援されているとのことです。

National Library of Sweden joins OLH LPS model(OLH,2015/11/6)
https://about.openlibhums.org/2015/11/06/national-library-of-sweden-joins-olh-lps-model/

National Library of Sweden joins Open Library of Humanities(National Library of Sweden,2015/11/6)

国立国会図書館、『外国の立法』2015年6月号で「スウェーデンにおける「ネットワーク系電子出版物」の収集―「電子資料の納本に関する法律」の全面施行―」を掲載

国立国会図書館の調査及び立法考査局が刊行する『外国の立法』(2015年6月号)において、スウェーデンにおけるネットワーク系電子出版物の収集についての記事が掲載されました。

記事では、スウェーデンの納本制度における電子資料の納本に関する法律の位置づけと同法の内容の概要が紹介されています。末尾には、2012年6月に制定された電子資料の納本に関する法律(スウェーデン法令全書2012年第492号)と、2013年1月1日に施行された電子資料の納本に関する規則(スウェーデン法令全書2012年第866号)の翻訳を掲載しています。

外国の立法 2015年刊行分 No.262-1~
http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/legis/2015/index.html

スウェーデンにおける「ネットワーク系電子出版物」の収集―「電子資料の納本に関する法律」の全面施行―(PDF: 796KB)
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_9381679_po_02640005.pdf?contentNo=1

参考:
E1662 - オンライン資料の納本制度の現在(2)スウェーデン
カレントアウェアネス-E No.278 2015.03.26

E1662 - オンライン資料の納本制度の現在(2)スウェーデン

1. 電子出版物の納本制度の歴史
 電子出版物の収集・保存は,スウェーデンでも長年の懸案である。CDやDVDなどのパッケージ系電子出版物は1993年の法改正で納本対象となったが,インターネット等で公表されるネットワーク系電子出版物への対応には多くの時間を要した。

 この点に関して,ウェブ・アーカイビングで収集する国立図書館の実験事業「Kulturarw3」(CA1214CA1490E106参照)が注目される。しかし,同事業では,パスワードが必要なサイトなどは収集できない,特定のプログラムや技術的仕様に依存するサイトは収集したとしても長期的利用に困難があるなどの課題が指摘された。

LC法律図書館、EUの機密情報収集に関する法律についてのレポートを公開

2014年12月付で、米国議会図書館(LC)法律図書館(The Law Library of Congress)が、EUとその加盟国である英国、フランス、オランダ、ポルトガル、ルーマニア、スウェーデンの機密情報収集を規定する法律についてのレポート“Foreign Intelligence Gathering Laws”を公開しました。

レポートでは、EU加盟国がどのように諜報機関の活動を制御し、情報収集に制限を課しているのかについて、明らかにしているとのことです。すべてのEU加盟国は、共通の責任として、個人情報保護に関するEU法に従う必要があるとのことです。

また、2014年31日のブログ“In Custodia Legis”では、2014年にLC法律図書館で公開された法律関係のレポートが紹介されています。

Foreign Intelligence Gathering Laws(PDF;38ページ)(The Law Library of Congress, 2014/12)
http://www.loc.gov/law/help/foreign-intelligence-gathering/foreign-intelligence-gathering.pdf

図書館におけるセマンティックウェブをテーマにしたカンファレンス“SWIB2014”、12月1日から3日にドイツのボンで開催

2014年12月1日から3日の間、ドイツのボンで“Semantic Web in Libraries Conference: SWIB2014”が開催されます。

SWIBは、図書館に関連するLinked Open Dataの発展についての情報を提供し、参加者間でアイデアやの経験の共有を目指して開催されるカンファレンスとのことです。ラトビア国立図書館、ドイツ国立図書館、スウェーデン国立図書館、フィンランド国立図書館やEuropeana財団等がプログラムの検討委員会に参加しているようです。

予定されているプログラムとその概要が公開されています。

Semantic Web in Libraries Conference
http://swib.org/swib14/

PROGRAMME(SWIB14)
http://swib.org/swib14/programme.php

“Connected learning”の拠点としての公共図書館

2014年8月に開催される世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会で、スウェーデンのストックホルム公共図書館のÅke Nygren氏による“The Public Library as a Community Hub for Connected Learning”と題する発表が予定されており、発表用のペーパーが公開されています。

“Connected learning”とは、特定の関心を持ち(lnterest−powered)、仲間の支援を得ながら(Peer−supported )学業に結びつけるような活動とのことです。ペーパーでは、公共図書館で、この学びの概念を取りいれて活動している米国やスウェーデン等の事例を紹介し、“Connected learning”の拠点として、公共図書館で何ができるかについて提案を行っているようです。

発表資料はIIFLA Libraryで公開されています。

The Public Library as a Community Hub for Connected Learning(IFLA Library)
http://library.ifla.org/id/eprint/1014

「調子のいい日は一日に10,000は新しい記事を作成できる」 Wikipedia編集ボット作成者へのインタビュー(記事紹介)

2014年7月13日付けの米ウォールストリートジャーナル電子版の記事で、Wikipediaに一人で270万の記事を作成したというスウェーデンの男性、Sverker Johansson氏が紹介されています。

Johansson氏はWikipediaに新たな記事を作成するボット(プログラム)を開発し、蝶や甲虫、フィリピンの都市に関する記事を自動で作成していました。作成した記事の約3分の1はスウェーデン語版、残りはフィリピンで使用されている2つの言語版のものである、とのことです。Johansson氏のボットは調子のいい日には一日で10,000の新たな記事を作成できるとのことで、これまでにJohansson氏がボットを使って作成した記事はWikipedia全言語版のうちの8.5%にあたるとされています。

記事の後半ではこのようなボットを使った記事作成の是非についても議論されています。

For This Author, 10,000 Wikipedia Articles Is a Good Day's Work(The Wall Street Journal、2014/7/13付け)

スウェーデン王立図書館及び総合目録LIBRIS参加館、WorldCat参加について合意:7年の交渉の末

2014年5月2日、スウェーデン王立図書館(KB)及び同館の運営する総合目録LIBRIS参加館がOCLCのWorldCatに参加することについて、最終的に合意に達したことが発表されています。今回の合意により、KB等は2014年9月1日から正式にWorldCatの参加館になり、それまでに、技術的な準備を進め同館の運営する総合目録LIBRISのデータをWorldCatにロードするようです。

スウェーデン国立図書館はOCLCと2006年以来7年にわたり交渉を行い、2014年2月には、WorldCatを通じて提供される、同館運営の総合目録Librisのデータを、CC0(パブリックドメイン)で公開することでOCLCと合意していました。

Seven years of negotiations finished - KB/Libris-libraries join WorldCat(National Library of Sweden, 2014/5/2付け)
http://www.kb.se/english/about/news/Seven-years-of-negotiations-finished---KBLibris-libraries-join-WorldCat/

北欧閣僚会議がOA方針を発表

2014年1月29日付けで、北欧閣僚会議(Nordic Council of Ministers)がオープンアクセス(OA)方針を発表していました。同方針は2014年3月27日付けでROARMAPに登録されています。

北欧閣僚会議は北欧諸国(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、アイスランド)の政府代表者による、相互利益追求を目的とする会議で、北欧共通の助成・研究政策提言機関である北欧研究会議(NordForsk)等を下部機関に持ちます。今回発表されたOA方針ではNordForskをはじめとする、北欧閣僚会議関連の研究機関を対象に、すべての発表物を北欧閣僚会議のリポジトリに登録することを求めています。2014年3月26日時点で、リポジトリでは約3,000の出版物が公開されていたとのことです。

Open Access mandate(Nordic cooperation、2014/1/29付け)
http://www.norden.org/en/publications/open-access/open-access-mandate

3000 Nordic publications available with Open Access(Nordic cooperation、2014/3/26付け)

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