読み聞かせ

フランス国立図書館、子供向けタブレット用アプリ“Gallicadabra”を公開

2017年3月7日、フランス国立図書館(BnF)が、3歳から12歳までの子どもを対象としたiOS用タブレットアプリ“Gallicadabra”を公開しました。

同館の国立児童図書センター(Centre national de la littérature pour la jeunesse:CNLJ)が選定したお話30点が利用でき、BnFの資料から選ばれた動物の画像アイコンからお話を選択できる機能もあります。

オフラインで利用できるほか、いくつかの話では、俳優による朗読を聞くことができます。

今後アンドロイド版も公開される予定とのことです。

Gallicadabra ! Et Gallica s'ouvre aux enfants (BnF Gallica,2017/3/7)
http://gallica.bnf.fr/blog/07032017/gallicadabra-et-gallica-souvre-aux-enfants

図書館空間の再設計と読書文化の振興:シンガポールコミュニケーション・情報通信省の2017年の計画

2017年3月6日、シンガポールのイブラヒム(Yaacob Ibrahim)コミュニケーション・情報通信大臣は、下院予算委員会において、同省の2017年の計画の要点として、国民が人生を通じて共に学び、学習ニーズを満たすためのテクノロジーを導入するための基盤としての図書館空間の再設計と、読書文化振興のための民間セクターとの連携について説明しています。

まず、図書館空間の再設計としては、今年リニューアルオープンする以下の4館の説明を行なっています。

〇センカン公共図書館
・10歳から14歳までの子どもが、話し合ったり創造的な活動をするための柔軟な座席配置が可能なスペースの配置
・推薦された電子書籍(シンガポール国立図書館委員会(NLB)のモバイルアプリからのダウンロードが可能)を閲覧できるインタラクティブなディスプレイの設置

〇ブキ・パンジャン公共図書館
・音響や照明を使える子ども用読み聞かせルームの配置

〇タンパインズ地域公共図書館 
・3Dプリンターや共同作業スペースの配置

〇ベドク公共図書館
・高齢者向けの大活字本を備えた専門室の配置

子どもと家庭の読書に関する報告書の第6版が公開(米国)

2017年1月31日、児童向けの出版・教育などを手掛ける米国のScholastic社が、 2,718人の子どもと保護者を対象に、2016年9月19日から10月10日にかけて実施した、読書に関する調査の報告書 “Kids & Family Reading Report”の第6版を公表しました。

調査結果として以下の点が紹介されています。

・0~17歳の子どもがいる家庭の児童書の平均所蔵数は104冊(3万5千ドル以下の収入の世帯では69冊、ヒスパニック系では91冊、アフリカ系アメリカ人の家庭では67冊)。
・保護者は、子どもが読みたい本を探すために困難を抱えていることを過小評価している。
・子どもも保護者も良いお話や面白いお話を求めている。
・0~17歳の子どもがいる保護者は、子供向けの本の内容に対して、多様性を求めている。
・12~17歳の子どもを持つ保護者は、児童書の登場人物が多様性を反映したものであることを求めている。
・子どもへの読み聞かせを始めたのが、1歳未満と回答した割合が増加している。
・2014年以来、3~5歳児に対して1週間に5~7日の頻度で読み聞かせする保護者の割合が増加している。
・6~11歳の子どもとその保護者にとって、朗読時間は、特別で楽しい時間と考えられている。

高齢者が学童保育で小学生に読み聞かせ:韓国・東豆川市立図書館の事業(記事紹介)

2016年12月7日付の、京畿日報が、韓国・京畿道の東豆川市立図書館が行っている、高齢者による、小学生への読書指導事業を紹介しています。

高齢者の社会的活動や多世代交流の促進、児童の読書活動支援、図書館利用の活性化を目的に行われているもので、高齢者13名が、学童保育を行なっている市内の小学校の教室(돌봄교실)を訪問し、週2回、約300人の児童を対象に読み聞かせを行なっているとのことです。

동두천시립도서관 정보소외계층 아동 독서활동 지원 (京畿日報,2016/12/7)
http://www.kyeonggi.com/?mod=news&act=articleView&idxno=1280450&sc_code=1442307718&page=&total=

大阪市立住吉図書館、一日限りの銭湯テーマパーク「すみよし湯ズニーランド」で、絵本の展示と読み聞かせを実施:プレイベントでは銭湯の思い出を書き綴ることができるコーナーも設置

2016年10月10日に、大阪市の住吉区民センターで開催される一日限りの銭湯テーマパーク「すみよし湯ズニーランド」で、大阪市立住吉図書館が絵本の展示と読み聞かせを実施します。

「すみよし湯ズニーランド」は、音楽ライブやお化け屋敷イベントを行ったりする同区内の銭湯・朝日温泉が主催するイベントです。

9月18日には、プレイベントとして、住吉図書館で、「「住吉の引き出し」no.2〈三代目が語る〉お風呂屋今昔物語」として、戦前から戦後にかけての銭湯の様子や、面白エピソードや豆知識などに関するトークイベント(50名、当日先着順)が開催されます。当日は、銭湯に関する図書の展示を行うとともに、大阪市立図書館事業「思い出のこし」の一環として住吉の銭湯の思い出を書き綴ることができるコーナーも設けられます。

Facebook(すみよし湯ズニーランド)
https://www.facebook.com/events/961173883958912/

Facebook(朝日温泉)
https://www.facebook.com/1023865977623709/photos/a.1097878446889128.1073741829.1023865977623709/1255684904441814/?type=3&theater

奈良県の地方出版社、おはなし会用に地元の民話に関する同社の書籍の大型本を作成し、希望する書店・公共図書館・ボランティア団体に無償で提供

2016年8月1日、奈良県葛城市にある金壽堂出版が、同社が2015年5月に刊行した『語り伝える吉野の民話』の大型本を、希望する書店・公共図書館・ボランティア団体に無償で提供すると発表しています。

定期的におはなし会を開催している書店・公共図書館・ボランティア団体が対象で、希望者は、同社に直接電話で申し込む必要があります。大型本は、申込みがあった後、手作業で作成するとのことです。受付は2016年8月31日までで、あわせて『語り伝える吉野の民話』普及の依頼をすることもあるとのことです。

同社の代表取締役が、元公共図書館の司書で、子どもたちに物語を語り聞かせることが大切だと考えており、また、大型本により、地域の宝である民話を、次の世代に引き継いでもらいたいと考えているとのことです。

『語り伝える吉野の民話』大型本寄贈のお知らせ(金壽堂出版,2016/8/1)
http://www.kinjudo.com/oshirase_kataritsutaeru_oogatabon.html

北海道日本ハムファイターズ、2016年の読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」の内容を発表

2016年7月4日、プロ野球球団の北海道日本ハムファイターズが2014年から実施する、読書促進全道キャンペーン「グラブを本に持ちかえて」の2016年の内容を発表しています。

「FIGHTERS GALAXY企画展」:
北海道と日本ハムグループの包括連携協定に基づき、実施を希望する道内各図書館で選手のお薦め書籍紹介コーナーを開設。

「読み終えた本をみんなでシェア」:
同球団の本拠地である札幌ドームでの試合開催日に家庭で読み終えた本を引き取り、それらをクリーニング・補修したうえで、北海道や東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方太平洋沿岸部の学校図書館・保育施設・子育て支援グループ・福祉施設などに無償で提供

「幼児向け絵本の制作、読み聞かせ会の実施」:
ファイターズ選手会が著作者となりオリジナル絵本第2弾「もりのやきゅうちーむふぁいたーず つよさのひけつ(仮題)」を制作。

の3つの実施内容が発表されています。

「グラブを本に持ちかえて」で2016年も絵本制作が決定(北海道日本ハムファイターズ, 2016/7/4)
http://www.fighters.co.jp/news/detail/6328.html

参考:

E1806 - R.E.A.D.:ドクタードッグへの絵本の読み聞かせ

E1806 - R.E.A.D.:ドクタードッグへの絵本の読み聞かせ

 1999年に米国ではじまった,図書館で子どもたちが犬に読み聞かせをするR.E.A.D.(Reading Education Assistance Dogs)プログラムを知ったきっかけは,『読書介助犬オリビア』(講談社,2009)だった。この本では例えば授業で本を読むとき,訛りや吃音を笑われて人前で読むのが苦手になった子どもや,人と会話することに慣れていない子どもが,訓練を受けた読書介助犬(以下ドクタードッグ)に繰り返し本を読んで聞かせることで苦手意識を克服し,自信をつけることができたという事例が紹介されている。犬たちは本読みの不出来を指摘することなく,じっと耳を傾け,子どもたちを励ましてくれるからである。加えて,子どもたちの読書への興味・関心が格段に高まったということも示されている。これを読んで筆者の所属する,司書課程500名の学生を擁する武庫川女子大学でもR.E.A.D.プログラムを実践し,司書を目指す学生たちに体験してもらいたいと思った。

お寺図書館~絵本ときどきゴロ寝~(6/16・京都)

2016年6月16日の11時から15時頃まで、京都市の天性寺で「お寺図書館~絵本ときどきゴロ寝~」が開催されます。

京都で母子が楽しく子育てができる場を作るために活動している団体MaMan KYOTOの主催で、住職夫人が集めた絵本約300冊が用意され(貸出は不可)、寝転んだり、食事をしたりしながら、親子でリラックスして絵本との時間を楽しんでもらうことを目的としています。

当日は読み聞かせも行われます(11:30、12:30、14:00)。

親子参加限定となっており、費用は一家族500円、定員は親子約30組です。
事前に同イベントのFacebookページの参加ボタンを押して参加を申し込む必要があります。

Facebook(お寺図書館~絵本ときどきゴロ寝~)
https://www.facebook.com/events/1716842201904652/

Facebook(MaMan KYOTO,2016/6/14)
https://www.facebook.com/mamankyoto/photos/a.763948513704726.1073741829.758528950913349/812058118893765/?type=3&theater

参考:
千歳市立図書館、「赤ちゃんタイム」導入

<大震災>出版対策本部、復興基金を熊本地震にも充当

2016年5月24日、日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本出版クラブ、読書推進協議会による<大震災>出版対策本部が、東日本大震災での活動(被災3県への図書寄贈、読み聞かせ・作家の講演などの読書イベントへの資金補助、小学生や震災遺児への図書カードプレゼントなど)の基金であった「大震災出版復興基金」について、熊本地震にも活用範囲を拡大し、充当することを発表しました。

大震災出版復興基金の熊本地震対応──活動範囲の拡大について(<大震災>出版対策本部, 2016/5/24)
http://www.shuppan-taisaku.jp/?p=534
http://www.shuppan-taisaku.jp/wp-content/uploads/2016/05/44042f5a2ac5299be780dfcc333f5964.pdf
※2つ目のリンクは発表資料のPDFファイルです。

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