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EU(欧州連合)

EC、デジタルキュレーションにかかるコストをテーマとしたプロジェクト“4C”を始動

2013年3月25日、欧州委員会は“4C”(Collaboration to Clarify the Costs of Curation)という、デジタルキュレーションとそれにかかるコストをテーマとした調査プロジェクトを開始しました。欧州7か国の13の関係機関が共同で実施します。

デジタルキュレーションは、長期にわたってデジタル資料を読み込み可能な状態にし、アクセスや利用を保証する必要がありますが、4Cではそのために、各機関がデジタルキュレーションにかかるコストを予測して、長期/短期間でのキュレーションでえられる「利益」を図ることができるよう、実践的な指針を提供するとしています。

4C
http://4cproject.net/

Press Release: New EU collaboration to clarify the costs (and benefits) of curation (4C 2013/3/25付けの記事)
http://4cproject.net/2013/03/25/press-release-major-new-eu-initiative-to-understand-the-costs-and-benefits-of-digital-curation/

孤児著作物状態にある写真・映画・詩をEU内で自由に利用可能とする指令案が欧州議会で可決

2012年9月13日付け発表によると、欧州議会(European Parliament)において、孤児著作物(著作権保護期間内だが著作権者が不明)の状態にある写真・映画・詩を欧州連合(EU)内で自由に利用可能とする内容の指令案(directive)が賛成多数で可決されたということです。

ある著作物が、EU加盟国において入念な(Diligent)調査を通じて孤児著作物の状態にあると認められると、EU全体でも孤児著作物として見なされます。また、孤児著作物の利用は非営利利用に限られます。

著作権者は、孤児著作物と見なされた自身の著作物について、その状態を停止させ、適切な補償を要求することができるそうです。

Orphan works to go public(European Parliament 2012/9/13付けニュース)
http://www.europarl.europa.eu/news/en/pressroom/content/20120907IPR50827/html/Orphan-works-to-go-public

参考:
CA1771 - 動向レビュー:EUにおける孤児著作物への対応 / 今村哲也
(「5.2 孤児著作物指令案(2011年5月)」を参照)
http://current.ndl.go.jp/ca1771

欧州APARSEN、研究データの質的保証に関する報告書を公表

EUのプロジェクトである“Alliance for Permanent Access to the Records of Science Network”(APARSEN)が、2012年4月30日付けで、“Report on Peer Review of Research Data in Scholarly Communication”と題した報告書を公表しました。APARSENの主要な関心は、質が保証された研究データを信頼できるリポジトリに搭載して永続的なアクセスを確保すること等にあるようです。今回のレポートは、研究データの質の保証に関係するアイディアや進展、議論の動向などをまとめたものとされています。

Report on Peer Review of Research Data in Scholarly Communication(PDF:41ページ)
http://www.alliancepermanentaccess.org/wp-content/uploads/downloads/2012/04/APARSEN-REP-D33_1A-01-1_0.pdf

Report on Peer Review of Research Data in Scholarly Communication(Digital Koans 2012/5/2付け記事)

欧州委員会、EU加盟各国に対する資料デジタル化の促進等の勧告を承認

2011年10月28日に、欧州委員会(EC)が、EU加盟各国に対する、文化資料のさらなるデジタル化の推進とデジタル資料の保存、その分野への民間企業参入等についての勧告を承認したと発表しています。これは欧州の文化遺産のさらなる活用と欧州のクリエイティブ産業の成長促進を目的としたもののようです。勧告は、2006年に出された同様の勧告の改定版であり、2011年1月にECの情報社会・メディア総局の有識者委員会(Comité des Sages)がECに対して提出した報告書“The New Renaissance”の内容を踏まえたものとなっているようです。勧告は、欧州のデジタル文化資源ポータル“Europeana”を通じて提供するデジタル資料を2015年までに現在の1,900万点から3,000万点に拡大させることを目標に、加盟各国に対して資料デジタル化への投資計画策定やデジタル化のコスト負担を共有するための官民パートナーシップの強化、法的枠組みの構築等を踏まえた上での著作権保護対象資料のオンライン提供促進等を求めるものとなっているようです。

10人のインタビューから学ぶ、研究データの共有・再利用・保存を促すものと阻むもの

EUの第7次研究枠組み計画(FP7)の資金提供を受けて行なわれているOpportunities for Data Exchange(ODE)プロジェクトが“Ten Tales of Drivers & Barriers in Data Sharing”と題するレポートを公開したようです。レポートでは、ODEが学術コミュニティや研究インフラ等の責任者に対して行なったインタビューをもとに、研究データの共有・再利用・保存に関する10の成功事例と教訓がまとめられているようです。

Ten Tales of Drivers & Barriers in Data Sharing (PDF)
http://www.alliancepermanentaccess.org/wp-content/uploads/downloads/2011/10/7782_ODE_Brochure_v5.pdf

Opportunities for Data Exchange (“ODE Outputs”から上記のPDF掲載ページに遷移できます)
http://www.ode-project.eu/

Drivers and barriers in data sharing (LIBER 2011/10/18付けの記事)

欧州のデジタル戦略と公共図書館との連携を議論する欧州大会“ECEI2011” 9月6日から開催

2011年9月6-7日に、第3回目となるe-Inclusion欧州大会2011(European Congress on E-Inclusion 2011:ECEI2011)が、ベルギーのブリュッセルで開催されるようです。e-Inclusionとは、欧州委員会のホームページの定義によると、ICTの利益を享受する際に「何者も取り残されない」こと、すなわち、全ての個人とコミュニティが情報社会のあらゆる局面に加わることを意味するようです。このECEI2011では、“Transforming Access to Digital Europe in Public Libraries”をテーマに掲げ、公共図書館がEUの政策や戦略等にどこでどのように貢献しうるのかを焦点に、EUのe-Inclusionに関する戦略と公共図書館との間の連携について議論されるようです。

European Congress on E-Inclusion 2011: ECEI11: Transforming Access to Digital Europe in Public Libraries
http://www.ecei11.eu/

e-Inclusion (欧州委員会のウェブサイト)

欧州委員会(EC)が科学情報へのアクセスと保存に関する意見を募集中

2011年7月15日から9月9日まで、欧州委員会(EC)の進めている戦略“Digital Agenda”が、科学情報へのアクセスと保存についての意見の募集を行っているようです。これは、ECがこの問題に関する通達と勧告の採択を2011年末に行うために実施されているようです。

More open access to scientific information - Commission seeks views (European Commission Information Society 2011/7/15付けの記事)
http://ec.europa.eu/information_society/newsroom/cf/item-detail-dae.cfm?item_id=7175

Digital Agenda: more open access to scientific information - Commission seeks views (EUROPA 2011/7/15付けのプレスリリース)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/11/890

参考:
欧州委員会、デジタル時代における経済的・社会的利益の増大のためのアジェンダを公表

欧州委員会、子ども向けのオンラインコンテンツを競う“Best children's online content”の優秀者を発表

2020年までの欧州経済の繁栄を目指す、欧州委員会の戦略“Digital Agenda”において、12歳以下の子ども向けのオンラインコンテンツを競う“Best children's online content”が開催され、欧州委員会は17日にその優秀者を発表したようです。表彰は、ユース部門とアダルト部門に分けられ、それぞれ3位まで挙げられています。

Digital Agenda: "Best children's online content" competition winners (EC 2011/6/17付けのプレスリリース)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/11/746&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

欧州委員会情報社会・メディア総局主催のデジタル保存に関する国際ワークショップの会議録が公開

2011年5月4-5日に、欧州委員会(EC)の情報社会・メディア総局(Information Society and Media Directorate General)の主催で、デジタル資源の保存に関する国際ワークショップ“The Future of the Past -- Shaping new visions for EU-research in digital preservation”がルクセンブルグで開催されました。欧米17か国の研究機関や文化施設から、デジタル保存に関する専門家61名を招いて行われたこのワークショップは、デジタル保存に関する今後の研究について意見を求めることを目的としていたようです。ワークショップでは、ECの「ICTプログラム」の支援を受けて行われたデジタル保存に関する成果報告や、デジタル保存の現状と今後をテーマとしたグループセッションも行われたようです。このワークショップの報告資料がECのウェブサイトで公開されています。また6月半ばには、“Research on Digital Preservation within projects co-funded by the European Union in the ICT programme”と題する報告書も、同ウェブサイトで公開される予定のようです。

Europeana、収録点数が1,400万点に達する

デジタル化した欧州の文化遺産をオンラインで提供する“Europeana”の収録点数が1,400万件に達したようです。欧州連合(EU)のプレスリリースには国別のコンテンツ数の割合が紹介されており、それによると、最も多いのはフランス(17.98%)で、ドイツ(17.10%)、スウェーデン(9.69%)と続いているようです。

Digital Agenda: Europeana gives online access to over 14 million examples of Europe's cultural heritage(EUのプレスリリース)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/10/1524&format=HTML&language=EN

Europeana Can Enrich Our Lives says EU Commissioner Kroes
http://version1.europeana.eu/web/guest/news/-/blogs/europeana-can-enrich-our-lives-says-eu-commissioner-kroes

参考:
Europeanaの収録点数が900万点を突破

全欧州規模のホロコースト関係資料のオンラインデータベース化プロジェクトが始まる

2010年11月16日、欧州委員会(EC)の研究開発情報サービス委員会(CORDIS)のニュースによると、“European Holocaust Research Infrastructure”というコンソーシアムが設立され、今後同コンソーシアムによって、ホロコースト関係資料のデータベースの構築が行われるとのことです。このプロジェクトは、オランダにある戦争資料の研究機関“NIOD”を中心に、EUの11か国とノルウェー、そしてイスラエル各国から、図書館や文書館、博物館等20機関が参加しているようです。データベースは、全欧州規模に分散しているホロコースト関係の資料を一元的に閲覧できるものを目指し、今後4年間かけて構築されるとのことです。

European Holocaust Research Infrastructure
http://www.ehri-project.eu/

NIOD-led Holocaust Studies project launched (2010/11/16付け NIODのニュース)
http://www.niod.knaw.nl/actueel/default.asp?ID=703

EU making sure Holocaust never happens again (2010/11/17付け EC CORDISのニュース)

欧州委員会研究総局、2009年の年次活動報告のウェブサイトを公開

2010年10月28日、欧州委員会研究総局(European Commission’s Directorate-General for Research)は、2009年の年次活動報告のためのウェブサイト“Science at the Service of Europe”を公開しました。医療や流通、エネルギー、環境、研究インフラ等の21項目に分けて、科学研究が欧州の現在にどのように役立っているかを解説したものとなっているようです。

Science at the Service of Europe
http://ec.europa.eu/research/sse/2009/index_en.cfm

What's new on the site (European Commission’s Directorate-General for Researchのニュース 2010/10/28付けの項目に該当記事があります)
http://ec.europa.eu/research/index.cfm?pg=whatsnew&CurrentMonth=October&CurrentYear=2010#newsbegins

E1112 - 科学データ電子インフラの整備に向けた欧州委員会のビジョン

2010年10月6日,欧州委員会(European Commission:EC)の情報社会・メディア総局の下で協議を続けてきた「科学データに関するハイレベルグループ」(High-Level Group on Scientific Data)が,最終報告書“Riding the wave:How Europe can gain from the rising tide of scientific data”を公開した。これは,欧州内の大学や研究機関等における研究の過程で生み出される科学データの共有と再利用のために,電子的なインフラ整備に向けたビジョンとそのための課題を指摘したものである。...

欧州委員会(EC)、EU市民のデジタル環境に関する調査結果を公表

2010年10月13日、欧州委員会(EC)は、EU市民のデジタル環境に関する調査結果“eCommunications household survey: The results of a special Eurobarometer survey”を発表しました。これは、2009年11月13日から12月19日まで、EUの27カ国(1か国あたりの回答者平均1000世帯)の27,000世帯を対象に、インターネットや電話、テレビの利用に関して行われたアンケート結果に基づくものです。調査結果によると、2007年に行われた同様の調査と比較して、EU市民のデジタル環境への対応は進んでいるものの、デジタル環境にかかるコストや、そのサービスとセキュリティの品質について懸念しているとのこと等が明らかになったようです。

eCommunications household survey: The results of a special Eurobarometer survey
http://ec.europa.eu/information_society/policy/ecomm/library/ext_studies/index_en.htm#2010

欧州委員会情報社会・メディア総局、科学データへのアクセスと保存等に関する報告書を公開

2010年10月6日、欧州委員会の情報社会・メディア総局の下で協議を続けてきた「科学データに関するハイレベルグループ」(The High-Level Group on Scientific Data)が、最終報告書“Riding the wave - How Europe can gain from the rising tide of scientific data ”を公開しました。これは、科学データの電子インフラに関する“ビジョン2030”を実現するために必要な戦略と行動、そして、科学データへのアクセスと管理、保存に関する長期的なシナリオとそれに関連した課題をまとめたものとのことです。

Riding the wave - How Europe can gain from the rising tide of scientific data - Final report of the High Level Expert Group on Scientific Data - October 2010
http://cordis.europa.eu/fp7/ict/e-infrastructure/docs/hlg-sdi-report.pdf

“Internet of Things Europe 2010”の年次カンファレンスの報告書が公開

2010年6月1日、2日にベルギーのブリュッセルで開催された「モノのインターネット」(Internet of Things)に関する第2回目の年次カンファレンス“The 2nd Annual Conference Internet of Things Europe 2010”の報告書が、欧州委員会のウェブサイトで公開されています。

The 2nd Annual Conference Internet of Things Europe 2010: A Roadmap for Europe
http://ec.europa.eu/information_society/policy/rfid/documents/iotconferencereport2010.pdf

Internet of Things Europe 2010 conference report (2010/8/16付け EC Information Societyのプレスリリース)
http://ec.europa.eu/information_society/newsroom/cf/itemdetail.cfm?item_id=6052

The 2nd Annual Internet of Things Europe 2010: A Roadmap for Europe

欧州委員会、デジタル時代における経済的・社会的利益の増大のためのアジェンダを公表

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(European Commission)が、デジタル時代において経済的・社会的利益を増大させるための方策や活動についての概要をまとめた、“Digital Agenda: Commission outlines action plan to boost Europe's prosperity and well-being”と題するアジェンダを公表しています。「デジタルの単一市場」「相互運用性」「インターネットの信頼性とセキュリティ」「インターネットアクセス速度」「研究と開発」「デジタルリテラシーの向上」「情報通信技術の適用」という7つの項目に分けてまとめられています。

Digital Agenda: Commission outlines action plan to boost Europe's prosperity and well-being(プレスリリース)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/10/581

Europe's Digital Agenda
http://ec.europa.eu/information_society/digital-agenda/index_en.htm

欧州デジタル図書館Europeanaの2009-2010年の年次報告書が公開

欧州デジタル図書館Europeanaの2009-2010年の年次報告書が公開されています。プロジェクトの目標と達成度、各種の活動の報告、今後の計画等がまとめられています。

Europeana v1.0 Annual Report, 1 February 2009 – 31 January 2010
http://version1.europeana.eu/c/document_library/get_file?uuid=df49b382-aa16-497f-8405-948b532dc0d7&groupId=10602

Europeana v1.0 project
http://version1.europeana.eu/web/europeana-project/

Europeanaの収録コンテンツ、500万を超える

2009年12月初旬をもって、Europeanaの収録コンテンツ数が500万を突破したということです。今回のコンテンツ数の増加に大きな貢献をしたのはポーランドで、Europeanaのコンテンツに占める、ポーランドの資料数の割合は、0.4%から5.5%に伸びました。この大幅な伸びの背景には、EuropeanaLocalプロジェクトがあり、2010年半ばにはEuropeanaLocalプロジェクトによってデジタル化された資料300万点が新たに加わる予定だということです。

Europeana Tops 5 Million Items
- eNews December 2009
http://app.e2ma.net/campaign/1403149.121807192bbd630ad92f0959beed2709

参考:
EU、欧州デジタル図書館“Europeana”の収録点数を1000万点へ倍増させると発表
http://current.ndl.go.jp/node/14238
地方図書館の資源もEuropeanaで提供できるようにするプロジェクト“EuropeanaLocal”
http://current.ndl.go.jp/node/8623

欧州委員会、書籍デジタル化に関する文書を発表

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会(EC)は、2009年10月19日付けで、書籍のデジタル化に関する文書「知識社会における著作権」を発表しています。図書館資料のデジタル化と利用に向けて取り組むべき課題として、著作権者が不明な「孤児作品(orphan works)」の問題と、視覚障害者等のアクセス改善をあげています。

European Commission puts challenges of books digitisation for authors, libraries and consumers on EU's agenda(2009/10/19付けPress release)
http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/09/1544&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en

Communication on Copyright in the Knowledge Economy (本文へのリンクあり)

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