学術情報流通

米国海洋大気局(NOAA)、メキシコ湾原油流出事故関連情報源を収集したウェブサイトを公開

2010年12月29日に、米国海洋大気局(National Oceanic and Atomospheric Adiministration:NOAA)が、2010年のメキシコ湾原油流出事故関連の地図情報や、野生生物に関するレポート等を収集した“NOAA Deepwater Horizon Library”を公開したようです。同サイトでは、450件の原油拡散経路予測、33件の漁業活動禁止エリアと9件の漁業再開エリアのマップ、ウミガメや海洋哺乳類を含む野生生物に関するレポート129件等が公開されているとのことです。

NOAA Deepwater Horizon Library
http://www.noaa.gov/deepwaterhorizon/index.html

NOAA Launches Website Housing Previously Released Public Information from the Deepwater Horizon Response (2010/12/29付け NOAAのニュース)
http://www.noaanews.noaa.gov/stories2010/20101229_dwh_library.html

【イベント】研究成果報告会「オープンアクセス、サイバースカラシップ下での学術コミュニケーションの総合的研究」が開催(2/5・東京)

2011年2月5日に、2008-2010(平成20-22)年度科学研究費補助金基盤研究(B)「オープンアクセス、サイバースカラシップ下での学術コミュニケーションの総合的研究」の研究成果報告会が、慶應義塾大学三田キャンパスで開催されるようです。

研究成果報告会のお知らせ (2010/12/23付け Open Access Japanの記事)
http://www.openaccessjapan.com/2010/12/post-144.html

シンポジウム「大学からの研究成果オープンアクセス化方針を考える」の発表資料と動画が公開

2010年12月10日に、国立情報学研究所(NII)と国立大学図書館協会が主催し、東京大学で開催されたシンポジウム「大学からの研究成果オープンアクセス化方針を考える」の発表資料と動画が、SPARC Japanのイベント情報のページで公開されています。

シンポジウム 「大学からの研究成果オープンアクセス化方針を考える」(発表資料と動画の掲載ページ)
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2010/20101210.html

シンポジウム「大学からの研究成果オープンアクセス化方針を考える」の発表資料・ビデオ映像を公開しました。(2010/12/22付け SPARC Japanのニュース)
http://www.nii.ac.jp/sparc/2010/12/post_19.html

「科学技術への顕著な貢献2010(ナイスステップな研究者)」に図書館情報学研究者が選定される

2010年12月17日付けの科学技術政策研究所の報道資料によると、同研究所が行っている、科学技術の振興・普及において顕著な貢献をした「ナイスステップな研究者」の選定事業「科学技術への顕著な貢献2010」において、慶應義塾大学文学部図書館情報学専攻の倉田敬子教授が「成果普及・理解増進部門」で選ばれたとのことです。報道資料では、倉田教授について「研究活動の情報基盤構築に向けて対応の遅れを警告するフロントランナー」と紹介しています。なお、この選定事業は2005年より行われており、2010年の選定では倉田教授を含む10組13名が選ばれたとのことです。

科学技術への顕著な貢献2010(ナイスステップな研究者) (2010/12/17付け 科学技術政策研究所の報道資料)
http://www.nistep.go.jp/notice/nt101217.pdf

科学技術政策研究所、調査資料「科学研究のベンチマーキング2010-論文分析でみる世界の研究活動の変化と日本の状況-」を公表

2010年12月16日、科学技術政策研究所が、「科学研究のベンチマーキング2010―論文分析でみる世界の研究活動の変化と日本の状況―」の調査資料を公表しました。これは、研究活動結果の公表媒体である学術論文に着目し、日本の科学研究のベンチマーキングを行なったものとのことで、資料では、個別指標(論文数、Top10%論文数、被引用数)と、複合指標(論文数に対するTop10%論文数の占める度合、相対被引用度)により、多角的に主要国を分析し、日本の状況を分野ごとに明らかにしているようです。また日本については、部門別・組織区分別での分析を加え、日本内部の論文産出構造の時系列変化を明らかにしたと述べられています。

科学研究のベンチマーキング2010-論文分析でみる世界の研究活動の変化と日本の状況-
http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/mat192j/idx192j.html

E1129 - 学術雑誌を電子媒体のみとするための課題と提言(英国)

 2010年11月,英国研究情報ネットワーク(RIN)は,「電子媒体のみの学術雑誌:課題を乗り越えて」(E-only scholarly journals: overcoming the barriers)と題するレポートを公開した。これは,RINや情報システム合同委員会(JISC),出版社協会等,英国の学術情報流通に関わる13を超える機関・団体が合同で行っている「学術コミュニケーションにおける変化」(Transitions in scholarly communications)をテーマとした研究プロジェクトの成果の一つである。このプロジェクトは,学術コミュニケーションにおける様々な技術的変化の本質とその意味,そしてそれぞれの変化の間の関係について明らかにすることを目的に掲げている。...

投稿料が学術雑誌のオープンアクセス化で果たす役割について調査した報告書が公開される(英国)

2010年12月3日付けの英国情報システム合同委員会(JISC)のニュースによると、JISCがKnowledge Exchangeに委託して実施した研究の報告書“Submission fees -- A tool in the transition to Open Access?”が公開されているようです。これは、学術雑誌への投稿料(Submission fees)がオープンアクセスジャーナルのビジネスモデルにとって果たす役割について調査したもので、その結果、特に論文がリジェクトされる比率の高い雑誌にとっては、投稿料の制度は出版社に利益をもたらすこと等が明らかになったようです。

Submission Fees - A tool in the transition to open access? Summary of report to Knowledge Exchange
http://knowledge-exchange.info/Admin/Public/DWSDownload.aspx?File=%2fFiles%2fFiler%2fdownloads%2fOpen+Access%2fKE_Submission_fees_Short_Report_2010-11-25.pdf

Report on Submission fees

研究者にとって重要な情報のタイプとは? 英国出版研究コンソーシアムがレポートを公表

2010年12月7日付けのKnowledge Speakの記事によると、英国の出版研究コンソーシアム(Publishing Research Consortium:PRC)が、研究者にとって重要な情報のタイプは何かについてまとめたレポートを公開したようです。これは、世界3,800人以上の研究者からの回答を基に作成されたもので、それによると、すべての研究分野において最も重要と考えられているのが学術雑誌であったとのことです。また、回答者の93%が、それら学術雑誌へのアクセスが「大変容易である」「やや容易である」と回答したのに対して、データセット等は、重要な情報のタイプとみなされながらも、アクセスが難しいと考えられていることが明らかになったようです。

Access to Journal Articles - Global Results Published (2010/12付け PRCのプレスリリース)
http://www.publishingresearch.net/documents/PRCPressReleaseAccessImportanceDec2010.doc

EUが助成した研究成果をオープンアクセスで提供するリポジトリ連携“OpenAIRE”

2010年12月2日、欧州委員会(EC)のプレスリリースによると、EUが助成した研究成果をオープンアクセスで提供するリポジトリを連携させる“OpenAIRE”(Open Access Infrastructure for Research in Europe)が公開されたようです。OpenAIREを通じて提供される研究分野は、保健、エネルギー、環境、ICT及び研究インフラに関するものの一部、社会科学、人文科学、「社会における科学」等のようです。

OpenAIRE
http://www.openaire.eu/

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、学術雑誌の価格抑制を求める声明を発表

英国の大学図書館や研究図書館で構成される英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)が、2010年11月25日付けで、学術雑誌の価格抑制を求める声明を発表しています。現在の厳しい予算状況下では出版社が価格を下げない限り図書館側は多くの出版物の購読をキャンセルせざるを得ず、それは英国の研究能力を損なうことになる、としています。この件を扱った同日付のWall Street Journal紙の記事には出版社側のコメントも掲載されており、Elsevierの広報担当者の、図書館に対し費用削減のため(紙版と電子版の両方から)電子版のみの購読に移行するための働きかけをしている、などのコメントも紹介されています。

RLUK Calls for Journal Pricing Restraint(2010/11/25付けRLUKのプレスリリース。全文(wordファイル)へのリンクあり)
http://www.rluk.ac.uk/content/rluk-calls-journal-pricing-restraint

Price Increases Put U.K. Libraries in a Bind(2010/11/25付けWall Street Journalの記事)

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