学術情報流通

ARL、12出版社のNIHパブリックアクセス方針への対応を比較したレポートを刊行

北米研究図書館協会(ARL)が隔月で刊行している“Bimonthly Report”の2008年8月号が、米国科学振興協会(AAAS;Science誌の出版元)、米国化学会(ACS)、米国心理学会(APA)、Elsevier社、Nature Publishing Group(NPG)など12出版社が、国立衛生研究所(NIH)のパブリックアクセス方針にどのような対応を取っているか、を比較したレポートになっています。

欧州委員会、欧州の研究インフラのデータベースを公開

欧州委員会(EC)が、欧州各国で開発・提供されている研究インフラを検索できるデータベース“European Portal on Research Infrastructures”を公開しています。検索結果では、基本的な情報のほか、運用、スタッフ、財政、学術的影響、研究者向け調査サービスなどの状況までがわかるようになっています。

EUROPEAN PORTAL ON RESEARCH INFRASTRUCTURES' SERVICES
http://www.riportal.eu/public/index.cfm?fuseaction=ri.search

中国国家図書館、学術的な「非正式出版物」の寄贈を呼びかける公告

中国国家図書館が、学術的な「非正式出版物」の寄贈を呼びかける旨の公告を行っています。ここで言う「非正式出版物」とは、内部資料であったり発行範囲が少なかったりして収集・保存・利用が困難なもののことで、その中でも学術性・資料性が高いものを寄贈によって収集するとしています。重点収集分野として、以下が挙げられています。

・学術会議の文献(会議論文集など会議に関する資料)
・研究報告
・オーラルヒストリー、非物質文化遺産等の文献
・未刊行の民間詩文集
・その他、保存と研究価値を有するもの

国家图书馆关于"非正式出版文献"的公告
http://www.nlc.gov.cn/GB/channel96/200807/15/6170.html

オーストラリア国立大学、研究者のための研究データ管理マニュアルを公開

オーストラリア国立大学が、研究者に対しデジタル形態の研究データの管理・保存の重要性を説くとともに、その方法、ツール、留意点、再利用可能とする場合のライセンス(クリエイティブ・コモンズなど)について解説したマニュアルを作成、公開しています。

ANU Data Management Manual: Managing Digital Research Data at the Australian National University
http://ilp.anu.edu.au/dm/ANU_DM_Manual_v1.0.pdf

8 août 2008付けProsperの記事
http://prosper.inist.fr/article.php3?id_article=561

Google Mapに世界中のリポジトリを表示するサイト、機能を追加

OpenDOARやROARに登録されているリポジトリを、Google Map上にマッシュアップする“Repository66”の機能が拡張され、国やリポジトリのシステムにより表示を絞り込む機能や、各リポジトリの登録コンテンツ数をグラフ化して表示する機能などが追加されています。
Repository66で表示されるリポジトリ数も、2008年5月には1,000件を突破したそうです。
Repository66.org
http://maps.repository66.org/

Mapping Digital Repositories: Repository 66 Mashup Enhanced
(digitalkoans 2008年8月12日記事)

東京ドイツ文化センターのシンポジウム「学術情報ネットワーク: 日本とドイツの新たなトレンド」

東京ドイツ文化センターが主催するシンポジウム「学術情報ネットワーク: 日本とドイツの新たなトレンド」が、2008年10月1日に開催されます。学術図書館の新たな動きや国内/国際レベルのネットワーク開発の現状をテーマとしたもので、国立情報学研究所、日本医学図書館協会、日本図書館協会が開催パートナー、国際交流基金が後援となっています。

学術情報ネットワーク: 日本とドイツの新たなトレンド
http://www.goethe.de/ins/jp/tok/ver/ja3566477v.htm

参考:
シンポジウム「日本とドイツの新たなトレンド」開催のお知らせ - SENTOKYO ブログ
http://blog.goo.ne.jp/sentokyo/e/2b2b58ad1834efb09e67b2839bd7730d

NPG・トムソンロイター・東工大・阪大の共同セミナー「科学の出版について考える: インパクトファクターを超えて」

Nature Publishing Group(NPG)、トムソン・ロイター、東京工業大学、大阪大学が共同で、セミナー「科学の出版について考える: インパクトファクターを超えて」を8月28日、29日に東京・大阪で開催すると発表しています。

科学の出版について考える: インパクトファクターを超えて
http://www.natureasia.com/japan/libraries/events/

OpenDOARによるGoogle Mapとのマッシュアップサービス

機関リポジトリのディレクトリ“OpenDOAR”が、登録された機関リポジトリのデータをGoogle Map上にマッシュアップするサービスを開始しています。Google Map上に示されたピンをクリックすると、それぞれの機関リポジトリへのリンクが現れます。

OpenDOAR Maps Announcement(メーリングリスト“JISC-REPOSITORIES”より)
http://www.jiscmail.ac.uk/cgi-bin/webadmin?A2=ind0807&L=jisc-repositories&D=1&T=0&O=D&P=6820

参考
世界中のリポジトリをGoogle Mapで表現
http://current.ndl.go.jp/node/5756

JISC、教育・研究・学習に有益な電子情報資源に関する「機械可読な」レジストリを公開

英国情報システム合同委員会(JISC)が、教育・研究・学習に有益な電子情報資源に関するレジストリ“Information Environment Service Registry(IESR)”を公開しました。レジストリにSRU/SRWプロトコルでアクセス可能であること、また各電子情報資源について機械的なアクセス方法が明記されていることが特徴です。

IESR: Information Environment Service Registry
http://iesr.ac.uk/

カナダ政府、研究データのアクセス・保存戦略を検討するWGを設置

カナダ政府が2008年、研究データの収集・記録・保存に関する国家レベルの標準・政策がなく、研究データの十分な利活用が行われていないことを問題視し、国家レベルの戦略を検討するためのワーキンググループ“Research Data Canada”を設置しました。同WGは大学、研究所、図書館、研究助成機関、研究者などからなり、(1) 政策・助成・研究、(2) インフラ・サービス、(3) 実現可能性(スキル、研修、報酬システム)、(4) 研修プログラム、の4つのタスクグループに分かれて検討を行っています。最終報告書は、9月に刊行される予定とのことです。

Research Data Canada
http://data-donnees.gc.ca/eng/index.html

29 juillet 2008付けProsperの記事

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