学術情報流通

国際STM出版社協会、科学・学術雑誌出版に関するSTMリポートの2009年版を公開

国際STM出版社協会(The International Association of Scientific, Technical, and Medical Publishers)は、2009年10月13日に、科学・学術雑誌出版に関する“STMリポート”の2009年版を公開しています。

STM publishes ‘The STM Report: An overview of scientific and scholarly journal publishing.”
http://www.stm-assoc.org/news.php?id=255

The STM Report: An Overview of Scientific and Scholarly Journal Publishing(2009/10/13付けDigitalKoansの記事)
http://digital-scholarship.com/digitalkoans/2009/10/13/the-stm-report-an-overview-of-scientific-and-scholarly-journal-publishing/

参考:
STM出版社協会、『STM出版の概要と研究成果に与える付加価値』日本語訳を公開

SPARC、オープンアクセス誌の収入モデルについてのガイドを公表

SPARCが、オープンアクセス誌の収入モデルについてのガイド“Income models for Open Access: An overview of current practice” を公表しています。供給サイド、需要サイドでの収入モデルを検証し、現在オープンアクセス誌で用いられている各種の収入モデルについて、その実例とともに概観しているとのことです。

Income models for Open Access: An overview of current practice
http://www.arl.org/sparc/publisher/incomemodels/imguide.shtml

スウェーデンの研究助成機関、研究成果のオープンアクセス化を義務化

スウェーデンの研究助成機関であるスウェーデン・リサーチ・カウンシル(Vetenskapsrådet、英語名Swedish Research Council)が、同機関の助成金を受けた研究成果のオープンアクセス化を義務付けたとのことです。

Swedish Research Council Adopts Open Access Mandate(2009/10/7付けDigitalKoansの記事)
http://digital-scholarship.com/digitalkoans/2009/10/07/swedish-research-council-adopts-open-access-mandate/

CA1693 - 動向レビュー:オープンアクセスは被引用数を増加させるのか? / 三根慎二

1. オープンアクセス効果は神話か オープンアクセス(以下、OA)を支持・推進する論拠の一つとして、「OA論文は非OA論文よりも頻繁に引用される」というものがある。つまり、インターネットに接続可能であれば誰でも読むことができる論文は、オンライン上に無いあるいは契約上読むことができない論文よりも頻繁に読まれ引用される、という主張である(ここでは、これを「オープンアクセス効果(以下、OA効果)」と呼ぶことにする)。分野に関わらず研究者が電子ジャーナル(以下、EJ)で学術雑誌論文を入手するようになったこと(1)、EJの閲読可能性は所属機関の図書館の契約状況に依存しかつ機関間格差があることを考慮すれば、この主張は一見理にかなっているように思われる。...

ケンブリッジ大学、著者による機関リポジトリへの論文登録を可能に

ケンブリッジ大学は、著者による機関リポジトリ“DSpace@Cambridge”への学位論文の登録が可能になったと発表しています。学位論文を提出した大学院生に、リポジトリ担当からリポジトリへの電子媒体の論文の登録を促すメールを届けるとのことです。また教員、卒業生らも、既に提出済みの学位論文を登録することができるようです。

DSpace@Cambridge unveils e-thesis depositing
http://www.lib.cam.ac.uk/newspublishing/index.php?c=#news137

Deposit of electronic theses
http://www.lib.cam.ac.uk/repository/theses/

世界リポジトリランキング2009年7月版が公開

スペイン高等科学研究院が作成する世界リポジトリランキングの2009年7月版が公開されています。GoogleやYahoo!などの主要なサーチエンジンを使った量的な指標4項目を独自の比重で結びつけてランキングしています。1位は米国の社会科学研究のリポジトリ“Social Science Research Network”で、日本では京都大学学術情報リポジトリ(KURENAI)が24位に、九州大学学術情報リポジトリ(QIR)が44位にランクされています。

Ranking Web of World's Repositories
http://repositories.webometrics.info/top400_rep.asp

ハーバード大学、オープンアクセスリポジトリ“DASH”を公開

ハーバード大学が、オープンアクセスの機関リポジトリ“DASH(Digital Access to Scholarship at Harvard)”を公開しています。2009年9月1日時点での登録件数は1,500件強ですが、毎週追加登録していき、また、出版社の公開猶予期間(embargo)に当たるものは非公開状態で登録し、期間満了となった時点で公開していくとしています。

Harvard's DASH for Open Access(ハーバード大学のニュースリリース)
http://hul.harvard.edu/news/2009_0901.html

Digital Access to Scholarship at Harvard
http://dash.harvard.edu/

文部科学省、『大学図書館の整備及び学術情報流通の在り方について(審議のまとめ)』を公開

文部科学省は、『大学図書館の整備及び学術情報流通の在り方について(審議のまとめ)』を同省ウェブサイト上で公開しています。「電子ジャーナルの効率的な整備及び学術情報発信・流通の推進」をテーマに、大学図書館における電子ジャーナルの整備状況・対応や、オープンアクセス、機関リポジトリなどの学術情報の発信についてなどが審議されています。

大学図書館の整備及び学術情報流通の在り方について(審議のまとめ)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/toushin/1282987.htm

米SPARC、情報提供で大学のオープンアクセス拡大を後押し

2008年、ハーバード大学文理学部が初めて研究成果のオープンアクセス化を決定して以来、米国では同様の取組を検討する大学が出てきています。2009年6月には、公立大学として初めて、カンザス大学がオープンアクセス方針を採択しました。こうした動きを後押しするため、米SPARCは、オープンアクセス化を検討する際に役立つ資料や情報、ガイダンスを集めたウェブページを開設しています。

Campus Open Access Policies
http://www.arl.org/sparc/advocacy/campus/

After University of Kansas Approves Open Access, SPARC Pushes for More
- Library Journal 2009/8/13付けの記事
http://www.libraryjournal.com/article/CA6676597.html?nid=3285

人文・社会科学の学術雑誌発行コストは自然科学よりも高い、という調査

OPEN ACCESS NEWSのサイトで、人文・社会科学の学術雑誌の発行コストは自然科学(STM)分野の学術雑誌の発行コストよりも高い、という調査報告についての記事が紹介されています。人文・社会科学分野の論文は分量が長く、また採用率も低いことが原因としてあげられています。著者支払い型モデルやオープンアクセスについても言及されています。調査報告はNational Humanities Allianceのウェブサイトで公開予定とのことです。

How the humanities are different(2009年8月14日付けOPEN ACCESS NEWSの記事)
http://www.earlham.edu/~peters/fos/2009/08/how-humanities-are-different.html

Humanities Journals Cost Much More to Publish Than Science Periodicals(一部のみ閲覧可)
http://chronicle.com/article/Humanities-Journals-Cost-Much/47477/

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