学術情報流通

ARL、“Bimonthly Report”誌を“Research Library Issues”に改題し電子版のみでの刊行に切り替え

北米研究図書館協会(ARL)が、これまで隔月で刊行してきた“ARL: A Bimonthly Report”誌を“Research Library Issues”に改題し、電子版のみでの刊行に切り替えることを発表しています。ARLは電子版のみでの刊行により、より多くの人に見られるとともに、講演音声を付録でつけるなど、新たな特徴を発揮できる、としています。

Association of Research Libraries :: Research Library Issues (RLI)
http://www.arl.org/resources/pubs/rli/

Research Library Issues, no. 262 (February 2009)

米国ボストン大学、全学の教授・経営陣全会一致でOA推進方針を採択

米国ボストン大学が、全学の教授・経営陣全会一致でオープンアクセス推進方針を採択したと報じられています。この方針は、2008年9月に、同学の学術活動評議委員会、研究活動・図書館・支援サービス教員評議委員会が策定し勧告した案を採決したもので、(1) 大学の集中型ナレッジベースと機関リポジトリのためのインフラ構築、(2) 日々の業務運営におけるオープンアクセスの推進、の2本の柱からなりたっています。

英ガーディアン紙の、変わり行く高等教育について論じた特集

英国ガーディアン紙のオンライン版に、変容のただ中にある高等教育が直面している課題を技術面に焦点を絞って論じた特集“University challenge:The changing face of higher education”が掲載されています。この特集は、「サイバー学生の登場(Dawn of the cyberstudent)」「自分の武器を選べ(Choose your weapon)」「オンラインとお金(Online and on the money)」という3本の記事から成ります。

University challenge:The changing face of higher education
http://www.guardian.co.uk/universitychallenge

ARLほか研究系大学の4団体、研究成果の幅広い公開を各大学に勧告

北米研究図書館協会(ARL)をはじめとする研究系大学の4団体(ほかにAAU、CNI、NASULGC)が2009年2月、協同で、研究成果の幅広い公開を各大学に勧告する文書を発表しました。

Association of Research Libraries :: Universities Need to Promote Broader Dissemination of Research and Scholarship
http://www.arl.org/news/pr/universities-12feb09.shtml

英・米・加の4研究機関が合同で、大規模データ解析を利用した人文・社会科学の共同研究を募集

英国情報システム合同委員会(JISC)、米国の全米人文基金(NEH)、全米科学財団(NSF)、カナダの社会科学・人文科学研究評議会(SSHRC)の4機関がこのほど合同で、大規模データ解析を利用した人文・社会科学の国際共同研究を促進するプロジェクト“Digging into Data Challenge”を立ち上げ、助成対象の研究の公募を開始しました。

Digging into Data Challenge
http://www.diggingintodata.org/

International Challenge launched: 'Digging into Data’ : JISC
http://www.jisc.ac.uk/Home/news/stories/2009/01/diggingfordata.aspx

“WebCT”の開発者、大学生と大学教員のためのソーシャルブックマークサービス“brainify”を立ち上げ

ウェブ上でシラバスや講義資料の公開、テスト、掲示板でのコミュニケーション等を実施できる教育環境システム“WebCT”(現在の名称は“Blackboard”)を開発したカナダのゴルドバーグ(Murray Goldberg)氏が、新たに大学生と大学教員のための「学術的」ソーシャルブックマークサービス“Brainfy”を開始しました。レイティング機能、コメント機能等により優れたウェブサイトの情報を共有すると共に、世界中の学生とのネットワーク構築が意図されています。また、Q&A機能も備わっています。

Brainfy
http://www.brainify.com/

YouTube - Introduction to Brainify
http://www.youtube.com/watch?v=qcxEq3DAJfo

2008年版「学術情報のデジタル出版に関する書誌」

米国のベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が運営する学術情報のデジタル出版に関する書誌サイト“Scholarly Electronic Publishing Bibliography”が、書誌情報の累積版を“2008 Annual Edition”として公開しています。2008年までに刊行された3,350件の書誌情報が、以下の9章に分類、排列されています。

・経済的問題
・電子書籍・電子テキスト
・電子ジャーナル
・一般的著作
・法的問題
・図書館に関する問題
・新しい出版モデル
・出版社の問題
・リポジトリ、E-Prints、OAI

Scholarly Electronic Publishing Bibliography: 2008 Annual Edition

SPARC Digital Repositories Meeting 2008の動画も一部公開

2008年11月に開催された北米・欧州・日本のSPARCによるデジタルリポジトリ会議“The SPARC Digital Repositories Meeting 2008”の動画の一部が公開されています。

Videos from Digital Repositories meeting - Open Access News
http://www.earlham.edu/~peters/fos/2009/02/videos-from-digital-repositories.html

参考:
SPARC Digital Repositories Meeting 2008の会議報告
http://current.ndl.go.jp/node/11714
The SPARC Digital Repositories Meeting 2008の講演資料

コーネル大学図書館、デジタル化した蔵書8万点以上をAmazon.comのサービスでオンデマンド提供へ

米国コーネル大学図書館が2009年2月3日、Amazon.com社のサービス“Print on Demand”を利用して、デジタル化した蔵書8万点以上を2009年末までにオンデマンド出版することを発表しました。同館はすでに、およそ6,000タイトルを同サービスからオンデマンド出版しており、これを拡大するものです。提供するのはすべて米国でパブリック・ドメインになっているものであり、かつ、その多くは現在絶版になっています。

SPARC Digital Repositories Meeting 2008の会議報告

『情報管理』誌の2009年2月号に、2008年11月に開催された北米・欧州・日本のSPARCによるデジタルリポジトリ会議“The SPARC Digital Repositories Meeting 2008”の会議報告が掲載されています。

集会報告:SPARC Digital Repositories Meeting 2008
金藤 伴成
http://dx.doi.org/10.1241/johokanri.51.833

また同号に、2008年12月にロンドンで開催された情報関連産業の国際イベント“Online Information 2008”および国際STM出版社協会のセミナー“STM 2008 E-Production Seminar”“STM 2008 Innovations Seminar”の報告も掲載されています。

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