学術情報流通

NII、CSI委託事業報告交流会を6月に開催

国立情報学研究所(NII)が2008年6月12、13日に東京で、最先端学術情報基盤(CSI)委託事業報告交流会(コンテンツ系)「機関リポジトリ(IR)から広がる学術情報発信・流通~最新動向から課題解決まで~」を開催します。NIIからの事業報告と最新動向紹介、CSI委託事業として実施された機関リポジトリに関する研究開発・調査等の成果報告に加え、70大学および14プロジェクトのポスター展示なども行われます。

平成19年度CSI委託事業報告交流会(コンテンツ系)
~機関リポジトリ(IR)から広がる学術情報発信・流通:最新動向から課題解決まで~
http://www.nii.ac.jp/irp/event/2008/debrief/

参考:
NII、機関リポジトリ事業の中間まとめを発表(日本)
http://current.ndl.go.jp/node/5735

電子学位論文に関する英文文献リスト

学術情報の電子的な発信・出版等に関する書誌やブログ“Digital Koans”の運営で知られるベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が、電子学位論文に関する英文文献リストの第2版を作成・公開しています。初版は2005年7月に作成されており、およそ3年で掲載文献の数はほぼ倍増(53→103)しています。

Electronic Theses and Dissertations Bibliography
Charles W. Bailey, Jr.
Version 2: 5/12/2008
http://www.digital-scholarship.org/etdb/etdb.htm

参考:
電子学位論文のビブリオグラフィ
http://current.ndl.go.jp/node/2706

SPARC Japanセミナー「研究成果発表の手段としての学術誌の将来」の資料が公開

SPARC Japanが2008年4月22日に開催したセミナー「研究成果発表の手段としての学術誌の将来」の資料を公開しています。

国際学術情報流通基盤整備事業 │ イベント情報 │ 2008第1回「研究成果発表の手段としての学術誌の将来」
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2008/20080422.html

ロックフェラー大学出版会、過去の記事にさかのぼって「著者の権利」を承認

米国のロックフェラー大学出版会が、刊行している3つの学術雑誌の掲載論文について、著者が自由に論文を利用できる権利を保持するよう、著作権ポリシーを変更したと発表しました。この規定は過去にさかのぼって適用され、現時点で刊行後6か月が経過している2007年10月以前に掲載された論文はすべて、クリエイティブ・コモンズ3.0の「表示−非営利−継承」ライセンス下に置かれ、自由に利用できることになりました。2007年11月以後のものは、刊行の6か月後から、同ライセンスが適用されることになるとのことです。

New policy at Rockefeller University Press allows authors to retain copyright to their published work

2007年版「学術情報のデジタル出版に関する書誌」

米国ヒューストン大学図書館のベイリー(Charles W. Bailey, Jr.)氏が運営する学術情報のデジタル出版に関する書誌サイト“Scholarly Electronic Publishing Bibliography”が、2007年の書誌情報の累積版を“2007 Annual Edition”として公開しています。

Scholarly Electronic Publishing Bibliography 2007 Annual Edition
http://www.digital-scholarship.org/sepb/annual/annual.htm

Scholarly Electronic Publishing Bibliography
http://www.digital-scholarship.org/sepb/sepb.html

参考:

DCC、医学情報の共有に関する法的な論点を整理

英国のデジタルキュレーションセンター(DCC)が、医学情報の公開・共有に関する、(英国における)法的な論点を整理した“Legal Watch Papers”を刊行しています。この中で、個人情報の取り扱いに関するガイドも示しています。

Digital Curation Centre: Resource Centre: Legal Watch Papers: Sharing Medical Data
http://www.dcc.ac.uk/resource/legal-watch/sharing-medical-data/

ブラックウェル社の電子ジャーナル、ワイリー社のプラットフォームに統合へ

2006年11月に発表され2007年2月に完了した、ワイリー(Wiley)社によるブラックウェル(Blackwell)社の買収を受けて、ブラックウェル社が“Synergy”サービスで提供している電子ジャーナルコンテンツは2008年7月1日に、ワイリー社の“InterScience”に移行すると発表されています。同日、Synergyへのアクセスはできなくなる模様です。またこの統合の第二段階として、両プラットフォームの利点を活かした次世代のオンラインサービスを、2009年に開始するとも発表しています。

Blackwell Synergy Journals Moving to Wiley InterScience - Wiley-Blackwell Library Newsletter

北欧諸国の図書館の協同による人文科学の主題リポジトリ“hprints”

デンマークから王立図書館やコペンハーゲン大学人文学部、ノルウェーからオスロ大学図書館、スウェーデンからルンド大学図書館などが参加して、人文科学の主題リポジトリ“hprints”を立ち上げました。プラットフォームは、フランスの研究機関が協同で運営しているHAL(Hyper Articles en Ligne)を利用しているとのことです。

hprints & humanities
http://www.hprints.org/

HAL
http://hal.archives-ouvertes.fr/

April 19, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事
http://xrefer.blogspot.com/2008/04/hprints.html

人文科学のOAコンソーシアム“Open Humanities Press”

人文科学の研究に不可欠な批判的資料へのアクセシビリティの不平等さが拡大していっている現状を打破すべく、哲学、カルチュラル・スタディーズ、ニューメディア、映画、文芸批評などの分野のオープンアクセス誌がコンソーシアム“Open Humanities Press”を立ち上げました。現在雑誌は刊行準備中とのことで、ウェブサイトには主旨・概要・FAQとともに、編集委員会のメンバーの名前が記されています。なお、このOpen Humanities Pressは、読者のみならず、著者からも費用を徴収しない形で運営するとのことです。

Open Humanities Press
http://openhumanitiespress.org/

April 18, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事

JISC、OAI-OREの小規模テストプロジェクトに助成

英国情報システム合同委員会(JISC)が、OAI-ORE(オープンアーカイブのオブジェクトの再利用・交換に関するプロトコル)を実装し、その課題等を検証する2つの小規模テストプログラムに助成すると発表しています。助成対象は、ケンブリッジ大学の“TheOREM”(学位論文に適用)と、リバプール大学の“FORESITE”(JSTORと機関リポジトリをSWORDプロトコルで連携)です。

Small-Scale OAI Object Re-Use and Exchange Experiments - JISC
http://www.jisc.ac.uk/whatwedo/programmes/digitalrepositories2007/oaiore_demonstrators.aspx

April 13th, 2008付けDigitalKoansの記事

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