学術情報流通

“DART-Europe”への登録大学数が300を突破

2010年11月22日、欧州研究図書館連盟(LIBER)の発表によると、欧州の電子学位論文統合ポータルサイト“DART-Europe”への登録大学数が300を超えたようです。その300番目の登録大学は、イタリアのボローニャ大学“Università di Bologna”とのことです。現在、DART-Europeのポータルサイトには、184,438件の学位論文が登録されているとのことです。

The DART-Europe E-theses Portal
http://www.dart-europe.eu/basic-search.php

DART-Europe registers its 300th University (2010/11/22付け LIBERのニュース)
http://www.libereurope.eu/node/582

シンポジウム「大学からの研究成果オープンアクセス化方針を考える」

2010年12月10日に、東京大学の鉄門記念講堂で、国立情報学研究所(NII)と国立大学図書館協会の共催シンポジウム 「大学からの研究成果オープンアクセス化方針を考える―ハーバード大学、レディング大学、北海道大学を事例に―」が開催されるようです。

シンポジウム 「大学からの研究成果オープンアクセス化方針を考える」 - 国際学術情報流通基盤整備事業 イベント情報
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2010/20101210.html

英国情報システム合同委員会(JISC)、デジタル化の価値に関するレポートを公開

2010年10月27日、英国情報システム合同委員会(JISC)が、“Inspiring Research, Inspiring Scholarship”と題したレポートを公開しました。これは、資料のデジタル化が重要な意義を持つ4つの領域をそれぞれ論じることで、デジタル化の価値について解説したものとなっているようです。論じられている4つの領域とは、研究(Inspiring Research, Inspiring Scholarship)、経済(Bestowing Economic Benefits)、コミュニティ(Connecting People and Communities)、そしてデジタル・ブリテン(Digital Britain)です。

Inspiring Research, Inspiring Scholarship
http://www.jisc.ac.uk/media/documents/programmes/digitisation/12pagefinaldocumentbenefitssynthesis.pdf

Inspiring Research, Inspiring Scholarship (2010/10/27付け JISC Digitisation Programmeのブログ記事)

ダブリン大学トリニティカレッジが研究成果のオープンアクセス化の方針を発表

2010年10月20日、アイルランドのダブリン大学トリニティカレッジ(Trinity College Dublin:TCD)が研究成果のオープンアクセス化の方針を発表しています。この方針は、雑誌論文やその他の学術成果を、TCDの機関リポジトリである“TARA(Trinity’s Access to Research Archive)”を通じて提供するものです。公開される研究成果には、すべての学術論文、査読付きのカンファレンスペーパー等の他にも、教員が執筆した図書や既発表の研究に関連するデータセットの公開も求められているようです。TCDのプレスリリースによると、この種のオープンアクセスの方針の決定は、アイルランドの大学では初とのことです。

TARA (Trinity’s Access to Research Archive)
http://www.tara.tcd.ie/

TCD to Provide Free Online Access to its Research (2010/10/20付け TCDの記事)
http://www.tcd.ie/Communications/news/pressreleases/pressRelease.php?headerID=1585&vs_date=2010-10-20

参考:

Elsevier社、雑誌掲載論文を雑誌刊行より先に論文単位でオンライン刊行する出版モデルを発表

Elsevier社は、雑誌掲載論文を雑誌刊行より先に論文単位でオンライン刊行する出版モデルを開始すると発表しています。最終版として巻・号やページ番号なども付いた引用可能な論文が、掲載される雑誌の刊行を待たずに論文単位で刊行されるとのことです。このモデルにより、論文の刊行が、平均で7週間速くなるとしています。

Elsevier Introduces Article-Based Publishing to Increase Publication Speed(2010/10/6付けElsevier社の発表)
http://www.elsevier.com/wps/find/authored_newsitem.cws_home/companynews05_01704

英国図書館(BL)、中東やイスラム圏をテーマにした博士論文400件をデジタル化公開

英国図書館(BL)は、北米の研究図書館センター(CRL)とともに、中東やイスラム圏をテーマとした博士論文400件をデジタル化したと発表しています。また、それらの博士論文は、BLの学位論文ポータル“EThOS”(Electronic Theses Online)を通じて提供され、研究者は無料でダウンロードすることができるようです。

EThOS (Electronic Theses Online)
http://ethos.bl.uk/

Unlocking doctoral research (2010/10/8付け BLのプレスリリース)
http://www.bl.uk/news/2010/pressrelease20101008.html

参考:
イスラム研究の博士論文1,000件をオンラインで利用可能に(英国)
http://current.ndl.go.jp/node/16269

国立国会図書館、学位論文(博士)のデジタル化実施に係る著作権処理について発表

国立国会図書館は2010年9月17日、「学位論文(博士)のデジタル化実施に係る著作権処理について」を記者発表しました。

これは、国立国会図書館がデジタル化を行う、1991年度から2000年度までに国立国会図書館に送付された学位論文(博士)約14万件分について、(1)国立国会図書館における全文複写提供及び公衆送信、(2)デジタル化した学位論文の複製物の学位授与大学への譲渡、(3)学位授与大学における(2)で譲渡された複製物の全文複写提供及び公衆送信、の許諾を、学位論文の著者に依頼するというものです。この許諾依頼は、国立国会図書館と学位授与大学(一部を除く)が協力して行います。

学位論文(博士)のデジタル化実施に係る著作権処理について(付・プレスリリース) - 国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1190008_1531.html

学術機関リポジトリポータル“JAIRO”の検索対象コンテンツ数が100万件を突破

国立情報学研究所(NII)の運営する学術機関リポジトリポータル“JAIRO”の検索対象コンテンツ数が、2010年9月15日に100万件を突破したとのことです。

JAIRO(お知らせ欄に100万件突破の記述あり)
http://jairo.nii.ac.jp/

E1099 - デジタル情報:秩序かアナーキーか<文献紹介>

 デジタル情報は学術コミュニケーションをどのように変えてしまうのだろうか。現在の学術コミュニケーションの比較的秩序あるシステムは生き延びるだろうか,それとも技術が提供する可能性は,混乱とアナーキーとを生み出すのだろうか。このような問いに答えようとした論文集が本書『デジタル情報:秩序かアナーキーか』である。...

E1092 - 日本学術会議による提言「学術誌問題の解決に向けて」

 日本学術会議は,2010年8月2日付けで日本における学術誌問題に関する提言「学術誌問題の解決に向けて-『包括的学術誌コンソーシアム』の創設-」を公開した。以下では,提言書の内容について簡単に紹介する。...

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