学術情報流通

OpenDOARによるGoogle Mapとのマッシュアップサービス

機関リポジトリのディレクトリ“OpenDOAR”が、登録された機関リポジトリのデータをGoogle Map上にマッシュアップするサービスを開始しています。Google Map上に示されたピンをクリックすると、それぞれの機関リポジトリへのリンクが現れます。

OpenDOAR Maps Announcement(メーリングリスト“JISC-REPOSITORIES”より)
http://www.jiscmail.ac.uk/cgi-bin/webadmin?A2=ind0807&L=jisc-repositories&D=1&T=0&O=D&P=6820

参考
世界中のリポジトリをGoogle Mapで表現
http://current.ndl.go.jp/node/5756

JISC、教育・研究・学習に有益な電子情報資源に関する「機械可読な」レジストリを公開

英国情報システム合同委員会(JISC)が、教育・研究・学習に有益な電子情報資源に関するレジストリ“Information Environment Service Registry(IESR)”を公開しました。レジストリにSRU/SRWプロトコルでアクセス可能であること、また各電子情報資源について機械的なアクセス方法が明記されていることが特徴です。

IESR: Information Environment Service Registry
http://iesr.ac.uk/

カナダ政府、研究データのアクセス・保存戦略を検討するWGを設置

カナダ政府が2008年、研究データの収集・記録・保存に関する国家レベルの標準・政策がなく、研究データの十分な利活用が行われていないことを問題視し、国家レベルの戦略を検討するためのワーキンググループ“Research Data Canada”を設置しました。同WGは大学、研究所、図書館、研究助成機関、研究者などからなり、(1) 政策・助成・研究、(2) インフラ・サービス、(3) 実現可能性(スキル、研修、報酬システム)、(4) 研修プログラム、の4つのタスクグループに分かれて検討を行っています。最終報告書は、9月に刊行される予定とのことです。

Research Data Canada
http://data-donnees.gc.ca/eng/index.html

29 juillet 2008付けProsperの記事

Microsoft、フリーのソフトウェアで学術情報流通の促進を支援

Microsoft社のヘイ(Tony Hey)氏は、2008年7月28日に開催された“Microsoft Research Faculty Summit”の場で、Microsft社は、特定の協同研究プロジェクトの支援に加え、研究のプロセスそのものを支援するような役割を担っていくということを強調しました。この目的を達するため、Microsoft社は、学術コミュニケーションのライフサイクル全体を通して、研究者が研究成果の刊行、保存、データ共有をシームレスに行うことを可能にするフリーのソフトウェア(Add-ins、Microsoft e-Journal Service、Research Output Repository Platform、Research Information Centre)の提供を開始しました。

DOAJへの国別登録数(2002年~2008年)

オープンアクセス誌のディレクトリであるDOAJ(Directory of Open Access Journals)で、2002年から2008年までの7年間に登録された雑誌数を国別にまとめたものが公開されています。これによると、最も登録総数が多い国は米国、次いでブラジル、英国、という順になっており、日本は6番目です。ただし、7年間を通じてコンスタントに登録している国が多い一方で、日本は2004年をピークに登録数が減っており、最近3年間では、3誌、0誌、2誌という結果となっています。

Number of journals added into DOAJ
http://www.doaj.org/doaj?func=byCountry

DOAJ
http://www.doaj.org/

SPARC Japanセミナー「韓国コンソーシアム事情」の資料

国立情報学研究所(NII)の国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)が7月10日に開催した、SPARC Japanセミナー「韓国コンソーシアム事情 - 海外展開を目指して -」の資料が公開されています。

第3回 SPARC Japan セミナー2008
「韓国コンソーシアム事情 - 海外展開を目指して -」
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2008/20080710.html

E812 - 高エネルギー物理学は再び学術情報流通に革新をもたらすか?

プレプリントサーバ“arXiv”が登場した高エネルギー物理学分野において,再び学術情報流通に革新がもたらされようとしている。それ は,SCOAP3(Sponsoring Consortium for Open Access Publishing in Particle Physics)という名のプロジェクトであり,2006年に欧州原子力研究所(CERN)を中心に提案された。その目的は,図書館・ 研究所・助成機関がこれまで学術雑誌の予約購読費に使っていた資金を転用する形で国単位の分担金を集め,高エネルギー物理学分野のコアジャーナル(手始め に5誌)をオープンアクセス(OA)にすることであり,学術雑誌出版の新しい費用負担モデルを提案したものとして位置づけられる。

米国心理学会、NIHパブリックアクセス義務化への新しい対応方針を発表

米国国立衛生研究所(NIH)助成研究のパブリックアクセス義務化に関する対応について、一度発表したルールを翌日に撤回するなど混乱していた米国心理学会(APA)ですが、このほど、まだ検討中としながらも、新しいルールを発表しました。新しいルールでは、助成機関の要請に応じてAPAが著者に代わって最終稿をPubMed Centralに登録すること、著者は自身のウェブサイトや所属機関のリポジトリに最終稿をセルフアーカイビングできることが明記されています。

Document Deposit Procedures for APA Journals
http://www.apa.org/journals/authors/pubmed-deposit.html

July 20th, 2008付けDigitalKoansの記事

HEFCE、研究の質を測定する計量書誌学指標の調査に着手(英国)

英国高等教育助成会議(HEFCE)が、研究の品質を測定するための計量書誌学的指標を策定すべく、パイロット調査を行うと発表しています。英国の22大学が協力し、2008年夏から調査を開始して2009年春には結果を発表する予定、とのことです。

Bibliometrics pilot exercise - HEFCE
http://www.hefce.ac.uk/research/ref/pilot/

研究ジャーナルの保管と中心となるアクセスポイント整備に1,000万ポンド(英国)

高等教育財政審議会(HEFCE)はこのほど、あまり使われなくなった研究ジャーナルを保存し、それらを提供する中心となるアクセスポイント、“UK Research Reserve(UKRR)”を整備するという18ヶ月のプロジェクトに、約1,000万ポンド(約21億円)の資金援助をすることを発表しました。このプロジェクトは、ロンドン大学を中心とする高等教育機関の図書館と、英国図書館(BL)の協同のもと、取り組まれます。利用が少ないジャーナルはBLが一括して保管・維持し、利用の際もBLの最先端の供給システムを通じて、高等教育機関へ提供される予定です。このプロジェクトにより、全長100キロにも及ぶ書庫スペースが空き、2,900万ポンド(約61億円)の節約が可能になるということです。

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