学術情報流通

Elsevier社、雑誌掲載論文を雑誌刊行より先に論文単位でオンライン刊行する出版モデルを発表

Elsevier社は、雑誌掲載論文を雑誌刊行より先に論文単位でオンライン刊行する出版モデルを開始すると発表しています。最終版として巻・号やページ番号なども付いた引用可能な論文が、掲載される雑誌の刊行を待たずに論文単位で刊行されるとのことです。このモデルにより、論文の刊行が、平均で7週間速くなるとしています。

Elsevier Introduces Article-Based Publishing to Increase Publication Speed(2010/10/6付けElsevier社の発表)
http://www.elsevier.com/wps/find/authored_newsitem.cws_home/companynews05_01704

英国図書館(BL)、中東やイスラム圏をテーマにした博士論文400件をデジタル化公開

英国図書館(BL)は、北米の研究図書館センター(CRL)とともに、中東やイスラム圏をテーマとした博士論文400件をデジタル化したと発表しています。また、それらの博士論文は、BLの学位論文ポータル“EThOS”(Electronic Theses Online)を通じて提供され、研究者は無料でダウンロードすることができるようです。

EThOS (Electronic Theses Online)
http://ethos.bl.uk/

Unlocking doctoral research (2010/10/8付け BLのプレスリリース)
http://www.bl.uk/news/2010/pressrelease20101008.html

参考:
イスラム研究の博士論文1,000件をオンラインで利用可能に(英国)
http://current.ndl.go.jp/node/16269

国立国会図書館、学位論文(博士)のデジタル化実施に係る著作権処理について発表

国立国会図書館は2010年9月17日、「学位論文(博士)のデジタル化実施に係る著作権処理について」を記者発表しました。

これは、国立国会図書館がデジタル化を行う、1991年度から2000年度までに国立国会図書館に送付された学位論文(博士)約14万件分について、(1)国立国会図書館における全文複写提供及び公衆送信、(2)デジタル化した学位論文の複製物の学位授与大学への譲渡、(3)学位授与大学における(2)で譲渡された複製物の全文複写提供及び公衆送信、の許諾を、学位論文の著者に依頼するというものです。この許諾依頼は、国立国会図書館と学位授与大学(一部を除く)が協力して行います。

学位論文(博士)のデジタル化実施に係る著作権処理について(付・プレスリリース) - 国立国会図書館
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2010/1190008_1531.html

学術機関リポジトリポータル“JAIRO”の検索対象コンテンツ数が100万件を突破

国立情報学研究所(NII)の運営する学術機関リポジトリポータル“JAIRO”の検索対象コンテンツ数が、2010年9月15日に100万件を突破したとのことです。

JAIRO(お知らせ欄に100万件突破の記述あり)
http://jairo.nii.ac.jp/

E1099 - デジタル情報:秩序かアナーキーか<文献紹介>

 デジタル情報は学術コミュニケーションをどのように変えてしまうのだろうか。現在の学術コミュニケーションの比較的秩序あるシステムは生き延びるだろうか,それとも技術が提供する可能性は,混乱とアナーキーとを生み出すのだろうか。このような問いに答えようとした論文集が本書『デジタル情報:秩序かアナーキーか』である。...

E1092 - 日本学術会議による提言「学術誌問題の解決に向けて」

 日本学術会議は,2010年8月2日付けで日本における学術誌問題に関する提言「学術誌問題の解決に向けて-『包括的学術誌コンソーシアム』の創設-」を公開した。以下では,提言書の内容について簡単に紹介する。...

電子ジャーナル契約料問題で対立していたNatureとカリフォルニア大、協議を開始

電子ジャーナルの契約料の引き上げをめぐって対立していたNature Publishing Group(NPG)とカリフォルニア大が、2010年8月17日に話し合いを行ったとのことです。8月25日付けの連名の声明文によると、17日の話し合いは前向きなもので、今後も短期的・長期的な課題について協議を続けていくことで合意したとのことです。

Nature Publishing Group and the University of California make nice (2010/8/25付けNature.comのブログの記事)
http://blogs.nature.com/news/thegreatbeyond/2010/08/nature_and_california_make_nic_1.html

Representatives of Nature Publishing Group and U. of California Have “Positive” Meeting,” Agree to Work Together, and Make Public Statement(2010/8/25付けResourceshelfの記事)

欧州の電子学位論文統合ポータルサイト“DART-Europe”にイタリアの大学が参加へ

欧州の電子学位論文の統合ポータルサイト“DART-Europe”に、イタリアのサクロ・クオーレ・カトリック大学“Università Cattolica del Sacro Cuore”が参加を決定したと、欧州研究図書館連盟(LIBER)が発表しています。また、現在“DART-Europe”には、欧州の19か国、283の大学等から、計165,544件の学位論文が登録されているとのことです。

DART-Europe receives its first Italian contributor (2010/8/3付け LIBERの記事)
http://www.libereurope.eu/node/552

DART-Europe E-theses Portal
http://www.dart-europe.eu/basic-search.php

世界リポジトリランキングの2010年7月版が公開

スペイン高等科学研究院が作成する世界リポジトリランキングの2010年7月版が公開されています。機関リポジトリのランキングでは、1位はHAL Hyper Article en Ligne CNRSで、日本の機関リポジトリでは、京都大学(28位)、九州大学(76位)、早稲田大学(88位)、名古屋大学(91位)、東京大学(98位)がトップ100内にランクされています。

Top 800 Institutional Repositories
http://repositories.webometrics.info/top800_rep_inst.asp

E1065 - 国立情報学研究所オープンハウス2010<報告>

2010年6月3日と4日の2日間にわたり,国立情報学研究所(NII)において「NIIオープンハウス2010」が開催された。特に2010年はNIIの10周年記念イベントを兼ねており,多様なテーマの講演,展示等が催された。ここでは筆者が参加した6月4日のプログラムについて報告する。...

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