学術情報流通

SPARC Japan、第2回SPARC Japanセミナー2010の講演ドキュメント(日本語訳)を公開

SPARC Japanが、2010年7月6日に開催された、第2回SPARC Japanセミナー2010「海外ジャーナルの出版活動、現状を知る」の講演ドキュメントの日本語訳を公開しています。公開されたドキュメントは、米国物理学協会事務総長であるJohn Haynes 氏の講演“Learned Society Publishing in the 21st Century”とのことです。

第2回 SPARC Japan セミナー2010 「海外ジャーナルの出版活動、現状を知る」
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2010/20100706.html

第2回SPARC Japanセミナー2010をドキュメント化して日本語訳とともに公開しました。 (2011/1/28付け SPARC Japanのニュース)
http://www.nii.ac.jp/sparc/2011/01/2sparc_japan2010.html

アルジェリア、「マグレブ電子図書館」を開設

アルジェリアが「マグレブ電子図書館」(Maghreb Digital Library - Algerian Digital Science Library)を開設したようです。2011年1月26日付けのMagharebia.comの記事によると、アルジェリアの高等教育省と米国に本拠を置くNGO団体、Civilian Research & Development Foundationとが共同で構築したものとのことで、主に研究者への提供を目的に、科学・技術分野の資料を扱っているようです。

Maghreb Digital Library - Algerian Digital Science Library (2011/1/23付け Direction Générale de la Recherche Scientifique et du Développment Techonologiqueのニュース)
http://www.nasr-dz.org/mgl.php?calendar_date=122011

Lancement de la bibliothèque maghrébine numérique à Alger (2011/1/23付け Algerie-Focus.comの記事)

社会科学・人文科学研究データへのアクセスを提供するプラットフォーム“ISIDORE”(ベータ版)

フランス国立科学センター(Centre National de la Recherche Scientifique)のTGE-ADONISが、“ISIDORE”(ベータ版)という、社会科学・人文科学の研究データへのアクセスを提供するプラットフォームを公開しているようです。ISIDOREでは、電子ジャーナルやコーパス、データベース、研究関係のニュースサイト等から、データをハーベストすることが可能で、900,000件以上の資料へのアクセスを提供しているようです。

ISIDORE
http://www.rechercheisidore.fr/

Les réalisations du TGE Adonis (2010/12/14付け TGE-ADONISのニュース)
http://www.tge-adonis.fr/editorial/realisations-du-tge-adonis

ISIDORE Social Science and Humanities Research Platform Launched (2011/1/25付け DARIAHの記事)

歴史研究者がその成果をレビューしあう、オープンアクセスのプラットフォーム“recensio.net”

2011年1月21日に、ドイツのバイエルン州立図書館(Bavarian State Library)等3機関が共同で、歴史研究者が互いの研究成果をレビューしあうことのできる、Web2.0のプラットフォーム“recencio.net”を公開したようです。“recencio.net”は、歴史研究者が自身の論文等を公開し、そのプラットフォーム上で他の研究者がコメントを付与することで、レビューを行うことができるようになっているとのことです。“recencio.net”で公開される論文等は、欧州および欧州各国の歴史に関するものを対象としており、それらはオープンアクセスで提供されるとのことです。プレスリリースでは、欧州全体の学術コミュニティの構築に資するだけでなく、人文学研究者らの成果を広く一般市民に伝えることにも役立つと説明されています。

recensio.net
http://www.recensio.net/front-page-en

The writings of others... Historians discuss their publications - European review portal goes online (2010/12/10付け recensio.netのプレスリリース)

国際医学生連盟が学術情報のオープンアクセス化を求めて、国際的なアドヴォカシー団体に加盟を発表

2011年1月19日に、国際医学生連盟(International Federation of Medical Students' Associations;IFMSA)が、学術情報のオープンアクセスを求めて活動を行っている、大学生・大学院生による国際的なアドヴォカシー団体“Right to Research”に加盟したと発表しています。IFMSA代表のChijioke Kaduru氏は、「研究情報のオープンアクセスは、ヘルスケアのあらゆる局面に資するものである。必要不可欠な情報に簡単にアクセスできることで、ヘルスケアの分野で働く人々や研究者、医学生の知識を高めることになると考えている」等とコメントしています。

Right to Research Coalition
http://www.righttoresearch.org/

World’s largest medical student organization throw (2011/1/19付け IFMSAのニュース)
http://www.ifmsa.org/index.php?option=com_content&view=article&id=245:worlds-largest-medical-student-organization&catid=1:news

E1137 - OCLC,利用頻度の低い資料の共同管理に向けたレポートを刊行

 2011年1月6日にOCLCが,“Cloud-sourcing Research Collections: Managing Print in the Mass-digitized Library Environment”と題するレポートを公開した。これは,大学・研究図書館が所蔵しているあまり使われていない印刷資料の管理を,共有サービス提供機関に外部委託することについて検証したものである。なお,この研究は,OCLC Research,米国を中心とした大学による共同デジタルリポジトリHathiTrust,ニューヨーク大学Elmer Holmes Bobst図書館,印刷資料を保存するReCAP(Research Collections Access & Preservation Consortium)による共同プロジェクトである。...

研究者による電子ジャーナルの利用とその影響に関する調査の最終報告書(英国)

英国の研究者の研究活動における電子ジャーナルの利用とその影響に関する調査“E-journals: their use, value and impact”の最終報告書が、研究情報ネットワーク(RIN)のウェブサイトで公開されています。これは、2年間のプロジェクトとして実施されたもので、第1フェイズの結果が2009年4月に公表されていました。最終報告書に掲載されている第2フェイズでは、第1フェイズで行われたログ分析の結果を基に、研究者の行動の背景や研究活動の状況等について、インタビューや調査などが行われたとのことです。

E-journals: their use, value and impact - final report(2011/1/18付けRINの発表)
http://www.rin.ac.uk/our-work/communicating-and-disseminating-research/e-journals-their-use-value-and-impact

(報告書PDFファイル)
http://www.rin.ac.uk/system/files/attachments/Ejournals_part_II_for_screen.pdf

参考:

オックスフォード大学出版局、複数の大学出版局の単行書をオンラインで提供するプラットフォームを立ち上げへ

オックスフォード大学出版局(OUP)は、OUPの単行書をオンラインで提供する“Oxford Scholarship Online”を発展させた、他大学の出版局の単行書をも提供するプラットフォーム“University Press Scholarship Online”(UPSO)の立ち上げを発表しています。2011年3月からFordham大学出版局との試験プログラムが開始される予定で、2011年秋の正式運用に向けて他の大学出版局とも交渉中とのことです。

OXFORD UNIVERSITY PRESS ANNOUNCES MAJOR NEW ONLINE PLATFORM FOR CROSS-UNIVERSITY PRESS MONOGRAPH CONTENT(2011/1/7付けOUPのプレスリリース)
http://www.aboutupso.com/downloads/upso_release.pdf

SPARC Japanが報告書「日本の学術論文と学術雑誌の位置付けに関する計量的調査分析」を公開

国際学術情報流通基盤整備事業(SPARC Japan)のウェブサイトで、国立情報学研究所(NII)名誉教授で、SPARC Japan運営委員長の根岸正光氏による調査報告書「日本の学術論文と学術雑誌の位置付けに関する計量的調査分析」(2010年12月)が公開されています。また、報告書の内容等に関連した講演会が、2011年2月3日に、第8回SPARC Japanセミナー2010「世界における”日本の論文/日本の学術誌”のインパクト」として開催されるようです。講演者は、根岸名誉教授と、「科学研究のベンチマーキング2010-論文分析でみる世界の研究活動の変化と日本の状況-」を著わした、科学技術政策研究所主任研究官の阪彩香氏とのことです。

日本の学術論文と学術雑誌の位置付けに関する計量的調査分析 (2010年12月)
http://www.nii.ac.jp/sparc/publications/report/pdf/negishi_report_201012.pdf

「日本の学術論文と学術雑誌の位置付けに関する計量的調査分析」の公開について (2011/1/18付け SPARC Japanのニュース)
http://www.nii.ac.jp/sparc/2011/01/post_21.html

Nature Publishing Group、オープンアクセス等のビジネスモデルを発表 新たにオープンアクセスジャーナルを創刊へ

2011年1月6日、Nature Publishing Group(NPG)が、オープンアクセスと定期購読に基づくビジネスモデルの声明を発表しています。NPGのプレスリリースでは、Natureのようなトップジャーナルは、発行部数が多く1論文にコストがかかるため、従来通り定期購読に基づくビジネスモデルが望ましいものの、発行部数の少ないローコストの雑誌については、著者から費用(article processing charges)を徴収するなど、オープンアクセスに基づくビジネスモデルが適当であると述べているようです。そして今後NPGは、このオープンアクセスでの事業を拡大していくと述べ、新たにオープンアクセスジャーナルとして、査読付きの“Scientific Reports”の創刊を発表しています。この“Scientific Reports”は、生物学や化学、地球科学、そして物理学といった自然科学をカバーするもので、2011年6月に創刊されるようです。

NPG position statement on open access publishing and subscription business models. (2011/1/6付け NPGのプレスリリース)
http://www.nature.com/press_releases/statement.html

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