学術情報流通

査読登録サービスPublonsがSpringer Nature社とのパートナーシップ締結を発表

2018年12月12日、研究者の査読レポート等を登録できるサービスPublonsが、Springer Nature社とパートナーシップを結んだことを発表しました。OA誌のメガジャーナル"Scientific Reports"等の、2,000以上のSpringer Nature社発行誌でPublonsのサービスが利用できるようになる予定です。今回の提携は査読プロセスの改善と査読者の正当な評価につながるとしています。

Springer Nature社は、Publonsの50万件強の査読と編集の履歴を、Publons Reviewer Connectを通じた出版者を超えた査読者コミュニティにひもづける予定です。Publonsは、ORCIDを用いた査読者の評価の統合を継続するとしています。2015年以降の査読のデータ5万件以上にORCIDが付与されており、その95%はPublonsが付与したものであるとのことです。Publonsが検証したデータには今後もORCIDを自動的に付与するとしています。

全国遺跡報告総覧、ディスカバリーサービスPrimoとのデータ連携を開始

2018年12月14日、奈良文化財研究所は、全国遺跡報告総覧とディスカバリーサービスPrimoとのデータ連携を開始したと発表しました。

全国遺跡報告総覧:ディスカバリーサービスのPrimoが全国遺跡報告総覧に対応(なぶんけんブログ,2018/12/14)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2018/12/primo.html

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表

2018年12月13日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は、2018年11月27日にcOAlition Sが発表したPlan Sの実現にかかる手引き“Guidance on the Implementation of Plan S”へのフィードバックを発表しました。

フィードバックは主に手引きの“10.2 Requirements for Plan S compliant Open Access repositories”(Plan Sに準拠したオープンアクセスリポジトリの要件)の各要件に対してのもので、一部の要件について、その変更・削除や、必須とせず推奨事項に留めることを求めています。また、Plan SにおいてSignpostingプロトコルやResource Syncの採用を推奨すべきとしています。

COARは2018年9月12日に、Plan Sにまとめられたオープンアクセスへと踏み出す強い姿勢を歓迎するとともに、オープンアクセスへの移行を加速するという目的への支持を表明しています。

オランダ大学協会(VSNU)、契約交渉を継続するため、Elsevier社とのオープンアクセス出版等に関する契約の半年の延長を発表

2018年12月13日、オランダ大学協会(VSNU)は、12月31日までのElsevier社とのオープンアクセス(OA)出版と購読料に関わる契約の半年の延長に合意したと発表しました。

VSNUでは現在、出版社側が100%のOAを受入れるという条件において購読契約を更新するという大学側の意向に基づいて契約交渉を行っており、この6か月間の延長は、両者間の交渉を継続するために行われたものです。

Altmetricスコアの“2018年トップ100”論文発表

2018年12月11日、Altmetric社が、2018年版の”Altmetric Top 100”を公開しました。

2018年の第1位は、2018年7月に“New England Journal of Medicine”誌に掲載された論文“Mortality in Puerto Rico after Hurricane Maria”でした。

It’s time for the 2018 Altmetric Top 100!(Altmetric Blog,2018/12/11)
https://www.altmetric.com/blog/2018-altmetric-top-100-is-here/

Altmetric Top 100 2018(Altmetric)
https://www.altmetric.com/top100/2018/

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、学術コミュニケーションと研究環境に関する研究課題のドラフト版を公開

2018年12月11日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)は、学術コミュニケーションと研究環境に関する研究課題のドラフト版を公開しました。同協会はドラフト版に対するコメントを2019年1月4日まで募集しています。

今回の研究課題は、人員やコンテンツ、システムに関する問題に取り組むことで、コミュニティーが学術コミュニケーションシステムをよりオープンで包摂的かつ公平になるよう促すことを意図し作成されました。ACRLは、2019年の春に研究課題の最終版を公開することを予定しています。

ACRLの学術環境委員会(ReSEC)は、今回の研究課題で取り上げている新たな領域を研究する図書館員に、少額の助成金を提供するプログラムを企画しています。

Draft ACRL Scholarly Communications Research Agenda Feedback Due Jan 4(ACRL insider,2018/12/11)
https://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/16841

【イベント】RDUF公開シンポジウム~研究データ利活用のさらなる促進のために~(2/18・東京)

2019年2月18日、研究データ利活用協議会(RDUF)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)において「RDUF公開シンポジウム~研究データ利活用のさらなる促進のために~」を開催します。

研究データの利活用を促進させるために必要な項目について検討した小委員会の1年間の活動成果の共有や、弘前大学COI研究推進機構(医学研究科)の村下公一教授による、JSTのCOIプログラムにおける産学官民での研究データの共有に関する取り組みの発表が行われます。

参加費は無料であり、定員は150名(事前申込制、定員に達し次第締切)とあります。

RDUF公開シンポジウム~研究データ利活用のさらなる促進のために~(RDUF)
https://japanlinkcenter.org/rduf/events/

Elsevier社、Scopusで検索可能なオープンアクセス(OA)論文の拡充を発表:UnpaywallのOA論文に関するデータ統合作業が終了

2018年12月4日、Elsevier社は、同社の抄録・引用文献データベースScopusへのUnpaywallのオープンアクセス(OA)論文に関するデータ統合作業が終了し、検索できるOA論文数が800万件近くまでに拡大したと発表しています。

Scopus makes millions of open access articles easily discoverable(Elsevier,2018/12/4)
https://blog.scopus.com/posts/scopus-makes-millions-of-open-access-articles-easily-discoverable

Emerald社、F1000と連携し新たにオープンアクセス誌Emerald Open Researchを創刊 投稿受付開始

2018年12月10日、Emerald社は新たなオープンアクセス(OA)雑誌”Emerald Open Research”を創刊することを発表し、論文投稿受付を開始しました。

同誌はF1000 Researchをはじめ、”Wellcome Open Research”、”Gates Open Research”などを手掛けるF1000と連携し出版されるもので、既存誌と同じくまず論文を公開し、その後、オープン・ピア・レビューを実施するモデルを採用するとのことです。

対象分野は社会科学を中心に多岐に渡りますが、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に則った、現実社会の問題を扱う研究を対象とするとされています。創刊当初は「持続可能な食糧供給システム」、「健康的な生活」、「責任ある経営」、「持続可能な都市」、「21世紀の教育」、「デジタル・ワールド」の6つのゲートウェイを設定し、それぞれ投稿受付が行われています。2019年中にさらにゲートウェイを追加する予定であるとのことです。

SAGE社、ORCID id義務化の拡大を発表

2018年12月3日、SAGE社がORCID id義務化の拡大を発表しています。

2017年と2018年の2回のトライアルを受け、2018年の冬から、同社の数多くのジャーナルへの投稿時にORCID idが必要となります。

SAGE Publishing supports better recognition for researchers through extended ORCID mandate(SAGE,2018/12/3)
https://uk.sagepub.com/en-gb/asi/press/sage-publishing-supports-better-recognition-for-researchers-through-extended-orcid-mandate

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