学術情報流通

研究コミュニケーションにおけるメタデータ共有の課題に対応する“Metadata 2020”が立ち上げ

研究コミュニケーションにおけるメタデータ共有の課題に対応するため、“Metadata 2020”が立ち上げられました。

Metadata 2020には、出版者、アグリゲータ、サービスプロバイダ、図書館員、資金提供者、研究者などが関与しています。メタデータの品質や相互運用性の改善のため、メタデータの重要性について意識を向上させることや、メタデータの作成・利活用などに関わる情報を提供することなどを目的としています。

News Release: A New Metadata Collaboration is Launched(Metadata 2020, 2017/9/6)
http://www.metadata2020.org/blog/2017-09-06-news-metadata-2020-is-launched/

Elsevier社、研究データの検索ツール”DataSearch”ベータ版を更新

2017年9月18日、Elsevier社が、研究データの検索ツール”DataSearch”ベータ版を更新したと発表しています。

ベータ版公開以降に寄せられた意見をもとに、検索結果の、主に関連性やランキングにかかわる箇所についての改善作業が行なわれました。

米国国立医学図書館(NLM)、ハリケーン「イルマ」「ハービー」による被害への対応を支援するため、生物医学関係資料のフルテキストを期間限定で無料提供

2017年9月15日、米国国立医学図書館(NLM)は、ハリケーン「イルマ」「ハービー」による被害への対応を支援するため、生物医学関係資料のフルテキストを期間限定で無料提供する“Emergency Access Initiative(EAI)”の実施を発表しました。

650タイトル以上の生物医学の雑誌や4,000タイトル以上の参考図書、オンラインデータベースのフルテキストを提供します。無料提供の期間は、2017年9月15日から10月14日までです。

EAIは、NLM、医学図書館全米ネットワーク(National Network of Libraries of Medicine)、米国出版社協会(AAP)のProfessional/Scholarly Publishing Division等が合意している緊急支援イニシアティブです。EAIの実施は今回で8回目となるとのことです。

カナダ研究図書館協会(CARL)によるプロジェクトPortage、研究データ発見のためのメタデータ標準に関する報告書を公開

2017年9月12日、カナダ研究図書館協会(CARL)の研究データ管理に関するプロジェクトPortageが、研究データ発見のためのメタデータ標準に関する報告書を公開しました。

Federated Research Data Repository(FRDR)のメタデータの枠組みや、主要な主題別メタデータ標準間のクロスウォークなどについてまとめられています。

PortageのData Discovery Expert Groupは、研究データの効果的な発見や利活用に資するメタデータの作成・管理等について支援することを目的とし、メタデータ標準の利用を促進しています。その下にあるMetadata Working Groupは、メタデータ標準の範囲の定義やメタデータ管理に関する提案を行っています。

欧州研究図書館協会(LIBER)、研究図書館が出版社とオープンアクセスについて交渉する際の5つの原則を発表

2017年9月7日、欧州研究図書館協会(LIBER)は、研究図書館が出版社とオープンアクセス(OA)について交渉する際の5つの原則を発表しました。

同原則は、LIBERに参加する図書館の過去2年間の経験に基づいています。また、研究図書館やコンソーシアムが、購読者支払型からAPCに基づいた執筆者支払型のモデルへと移行することを支援するために作られました。同原則は、欧州委員会(EC)の専門家グループOpen Science Policy Platform(OSPP)が発行した“Recommendations on Open Science Publishing”に準じているとしています。

研究図書館が出版社とOAについて交渉する際の5つの原則の概要は以下の通りです。

1. 雑誌購読契約とOAを密接に関連させる。
購読料とAPCの二重支払い(ダブル・ディッピング)を無くし、APCの増加が購読費用の低下に結び付くようにするべきである。

2. OAが認められなければ、購読料の値上げを容認しない。
毎年の購読料の値上げは出版社のサービスの革新に充てられているはずであり、研究コミュニティにとっての革新とは研究成果の自由な利用なので、もしOAが契約に至らない場合は、今後の購読料の値上げに応じるべきでない。

E1950 - 国立国会図書館における識別子に関する動向調査

国立国会図書館(NDL)は,2016年12月から2017年6月にかけて,当館業務に関係のある識別子(ID)に関する国内外の動向調査を行ったので,その概要を報告する。本調査は,NDLがこれまで各システムの中で用いてきた識別子について,今後の運用・活用方法の検討に資する情報共有を目的として行われた。

E1948 - OpenCon,多様で公平な会議のための報告書を公開

米SPARC(CA1469参照)と,オープンな学術情報の流通の促進を目的に活動する学生団体The Right to Research Coalitionが研究・教育のオープン化を目的に2014年に設立したOpenConが,2017年7月,過去3回のOpenCon会議開催経験等に基づいて,参加への障壁をできるだけ下げ,多様で公平な会議を実現するための報告書“Diversity, Equity, and Inclusion”を公開した。

図書館情報学分野のLISSAを含む6つのプレプリントサービスが公開

2017年8月29日、非営利団体Center for Open Science(COS)は、今週、新たに、図書館情報学分野のLISSA(LIS Scholarship Archive)を含む6つのプレプリントサービスが公開されたことを発表しています。

その他公開されたものは、INA-Rxiv(インドネシア)、MindRxiv(mind and contemplative practicesに関する研究)、NutriXiv(栄養学)、paleorXiv(古生物学)、SportRxiv(スポーツ科学)で、ともに、COSの提供するオープンソースプレプリントサービス、OSF Preprintsを利用しています。

【イベント】JPCOARスキーマ説明会(10/10・東京)

2017年10月10日、国立情報学研究所(NII)において、JPCOARスキーマ説明会が開催されます。

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が2017年秋にリリースを予定している新しいメタデータスキーマ「JPCOARスキーマ」について、概要と詳細、今後のスケジュールなどが説明されます。

参加費は無料で、事前申込が必要です。

2017年8月30日 JPCOARスキーマ説明会を開催します(JPCOAR, 2017/8/30)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=49#_href_135

JPCOARスキーマ説明会参加申込フォーム
https://jp.surveymonkey.com/r/73H7CXL

ドイツ・DEALプロジェクト、2017年末をもってElsevier社との契約を延長しない国内機関のリストを公開

2017年8月21日、ドイツにおけるナショナルライセンス契約を目的とするプロジェクトDEAL(Projekt DEAL)が、同プロジェクトのウェブサイトにおいて、2017年末をもってElsevier社との契約を延長しない国内機関のリストを公開しています。

Vertragskündigungen Elsevier 2017(Projekt DEAL,2017/8/21)
https://www.projekt-deal.de/vertragskundigungen-elsevier-2017/

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