スウェーデン

スウェーデンの助成機関クヌート・アンド・アリス・ヴァレンベリ財団が研究助成機関が運用するオープンアクセス誌eLifeに参加

2017年11月9日、オープンアクセス(OA)誌eLifeは新たなにスウェーデンの助成機関、クヌート・アンド・アリス・ヴァレンベリ財団がeLifeの取り組みに参加することを発表しました。

eLifeは英国のウェルカムトラスト、米国のハワードヒューズ医学研究所、ドイツのマックスプランク協会が創刊した、研究成果公開体制の改革を目指すOA誌です。近年ではオープンソースの出版システム・モジュール開発にも注力しています。

クヌート・アンド・アリス・ヴァレンベリ財団はスウェーデンの資産家、ヴァレンベリ家が設立した財団の一つで、教育・研究分野に対し年間240億スウェーデン・クローナ(約3,250億円)を助成する、ヨーロッパで最も大きい民間助成団体のうちの一つでもあります。同財団は2018年からeLifeに参加し、4年間で2,900万スウェーデンクローナ(約3億9千万円)を拠出するとしています。

欧州4カ国において、ゴールドOAで論文を発表する責任著者の割合が70%以上に Springer Natureが発表

2017年10月23日、Springer Nature社は同社の雑誌で論文を発表する責任著者(corresponding author)のうち、オープンアクセス(OA)での発表を選択する者の割合が70%を超えている国が4カ国存在する、と発表しました。具体的には以下の4カ国に所在する責任著者が該当するとのことです。

・英国:77%超
・スウェーデン:90%超
・オランダ:84%超
・オーストリア:73%超

上記の割合はOA雑誌、もしくはハイブリッドOAで論文を発表した、いわゆるゴールドOAの割合で、機関リポジトリ等のいわゆるグリーンOAの場合は含んでいません。

これらの4カ国では政府や機関によるOAの推進、助成機関による論文処理加工料(APC)の補助等の環境が整っていることが、ゴールドOA選択者の多さにつながっているものとSpringer Nature社の発表では述べられています。世界全体では、ゴールドOAでの論文発表の割合は27%にとどまるとのことです。

国際図書館連盟、インフォグラフィック「偽ニュースの見極め方」の世界の図書館での活用例を紹介するレポートを公開

2017年8月20日、国際図書館連盟(IFLA)が、2017年2月に公開したインフォグラフィック「偽ニュースの見極め方」(How to Spot Fake News)の世界の図書館での活用例を紹介するレポート“How to Spot Fake News Using the IFLA Infographic in Libraries”を公開しました。

ベトナム・ダナン大学図書館の図書館員が情報リテラシーの授業で活用した事例、マレーシアの公共図書館がパソコンの近くにポスターとして掲示した事例のほか、フィンランド、ジョージア、ドイツ、メキシコ、ナイジェリア、香港、スウェーデン、英国、米国での活用例が紹介されています。

Real Solutions to Fake News: How Libraries Help(IFLA,2017/8/20)
https://www.ifla.org/node/11584

「より協力的で透明性のある連携に向けて: 非営利のメタデータサプライヤーからリンクリゾルバ・情報システムベンダーへの公開状」

2017年6月2日、日本のERDB-JP、フランスのBACON、英国のKB+ら非営利のメタデータサプライヤー(提供者)が連名で、リンクリゾルバ・情報システムベンダーに向け、利用すべきメタデータや情報提供等に関する要求をまとめた公開状「より協力的で透明性のある連携に向けて: 非営利のメタデータサプライヤーからリンクリゾルバ・情報システムベンダーへの公開状」を公開しました。

【イベント】和歌山大学附属図書館交流会 「スウェーデンの図書館員、スウェーデンの図書館を語る」(12/27・和歌山)

2016年12月27日、和歌山大学附属図書館が、交流会 「スウェーデンの図書館員、スウェーデンの図書館を語る」を開催します。

附属図書館長の渡部幹雄氏による「スウェーデンの図書館に学ぶこと」及びスウェーデン農業大学図書館で勤務する中野愛子氏による「スウェーデンの図書館事情」の講演の後、意見交換も行われます。

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。
学外の人も参加可能です。

附属図書館交流会 「スウェーデンの図書館員、スウェーデンの図書館を語る」(和歌山大学附属図書館)
http://www.lib.wakayama-u.ac.jp/news/2016122000048/

参考:
E1662 - オンライン資料の納本制度の現在(2)スウェーデン
カレントアウェアネス-E No.278 2015.03.26
http://current.ndl.go.jp/e1662

CA1657 - 小特集 北欧のコミュニティと公共図書館:スウェーデン / 小林ソーデルマン淳子
カレントアウェアネス No.295 2008年3月20日
http://current.ndl.go.jp/ca1657

CA1585 - 北欧の移民・難民への図書館サービス-スウェーデンとデンマークの事例から / 堤恵

スウェーデン国立美術館、デジタル化した同館の所蔵品3,000点をWikimedia Commonsで公開

2016年10月11日、スウェーデン国立美術館は、同館の所蔵品のデジタル化画像3,000点をWikimedia Commonsでパブリックドメインとして公開したと発表しています。

現在同館が改築工事中のため、昨年からWikimedia Swedenと連携して始めた事業で、公開したものと同じデータがGitHub上でも公開されています。

拡大縮小が可能な画像は、ダウンロードはできないものの、同館のオンラインデータベースで公開されています。

長期的には、同館の全作品にアクセスできるポータルサイトを構築することが目標とされています。

Twitter(@NatMus_SWE,2016/10/11)
https://twitter.com/NatMus_SWE/status/785773686179659777

Nationalmuseum releases 3,000 images on Wikimedia Commons(スウェーデン国立美術館)
http://www.nationalmuseum.se/wikimediacommonseng

Category:Media contributed by Nationalmuseum Stockholm: 2016-10(Wikimedia Commons)

Open Knowledge International(OKI)、日本及びスウェーデンにおける支部設立について発表

2016年9月21日、Open Knowledge International(OKI)は、日本及びスウェーデンに支部(オープン・ナレッジ・ジャパン、オープン・ナレッジ・スウェーデン(Open Knowledge Sweden))を設立した、と発表しました。

発表において、オープン・ナレッジ・ジャパンについては、2012年に設立されたこと、日本におけるオープン・データ・デイの取組をけん引していること、東アジア初の支部であることなどが紹介され、オープン・ナレッジ・ジャパンの代表理事の庄司昌彦氏のコメントとして、公式にオープン・ナレッジ・インターナショナルの支部となったことを光栄に思うというコメントが掲載されています。

New Open Knowledge Network chapters launched in Japan and Sweden(Open Knowledge International Blog, 2016/9/21)
http://blog.okfn.org/2016/09/21/new-open-knowledge-network-chapters-launched-in-japan-and-sweden/

The Open Knowledge Network
https://okfn.org/network/

文化庁、北欧5か国や英米について調査した「拡大集中許諾制度に係る諸外国基礎調査報告書」を公開

文化庁は、一般財団法人ソフトウェア情報センターに委託して、2015年10月から2016年3月まで実施した「拡大集中許諾制度に係る諸外国基礎調査報告書」(平成28年3月付)を同庁のウェブサイトで公開しています。

拡大集中許諾(Extended Collective License:ECL)について、北欧5か国(アイスランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド)及び英国、導入を検討している米国の現状に関し、文献調査、現地調査を含むヒアリング及び有識者による委員会における検討などにより、基礎調査を実施し、まとめたものです。

拡大集中許諾制度に係る諸外国基礎調査報告書(平成28年3月)
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/pdf/h28_kakudai_kyodaku_hokokusho.pdf

著作権各種報告(懇談会・検討会議・調査研究)(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/chosakuken/

関連:
一般財団法人 ソフトウェア情報センター
http://www.softic.or.jp/

スウェーデン王立図書館、AV資料の国境を越えたリモートアクセスを可能とするため、スウェーデンとフィンランドの権利者団体と覚書を締結

スウェーデン王立図書館は、AV資料への国境を越えたリモートアクセスを可能とするため、著作権管理団体のCopyswede(スウェーデン)、kopiosto(フィンランド)と覚書を締結したと発表しています。

この種の契約は世界で初めてとのことです。

今年、試行プロジェクトとして開始され、この9月に拡張された同プロジェクトにおいては、研究者と教育者にスウェーデン王立図書館のAV資料へのデジタルアクセスを行なわせ、最終的にはその複製物を提供するため、フィンランドのオーボ・アカデミー大学と連携したとのことで、このアクセスは、リモートアクセスが国境を越えて発生することを意図しており、これは今回の覚書に基づいているとのことです。

この試行プロジェクトは、最終的には、スウェーデンだけでなく、フィンランドでもAV資料をインターネット経由で閲覧できるシステムを作成することを意図しているとのことです。

このような相互貸借では、これまでは、物理媒体からデジタル資料の複製物を作成して提供するため場所をとっていたが、インターネットを通じて提供することで、研究者と図書館職員の時間を節約するとのことです。

スウェーデン王立図書館が“Open Library of Humanities(OLH)”の図書館協力補助金制度(Library Partnership Subsidy system)に加盟

2015年11月6日、スウェーデン王立図書館が、人文科学分野のオープンアクセス(OA)の新しいモデル目指す“Open Library of Humanities(OLH)”の図書館協力補助金制度(Library Partnership Subsidy system)に加盟したと発表されています。

OLHは学会主導で、著者から料金を徴取しないゴールドオープンアクセス出版社で、資金は、アンドリューWメロン財団から得ており、また、プラットフォームにかかるコストは、国際的な図書館のコンソーシアムによって支援されているとのことです。

National Library of Sweden joins OLH LPS model(OLH,2015/11/6)
https://about.openlibhums.org/2015/11/06/national-library-of-sweden-joins-olh-lps-model/

National Library of Sweden joins Open Library of Humanities(National Library of Sweden,2015/11/6)

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