Wikimedia財団

英国ウェルカム図書館、ウィキペディアン・イン・レジデンスを実施

2016年1月22日、英国ウェルカム図書館は、Wikimedia UKと連携し、同図書館においてウィキペディアン(ウィキメディアン)・イン・レジデンスを実施すると発表しています

最大12か月間のプロジェクトにおいて、デジタル化コンテンツのオンラインでの公開の促進や、新しい閲覧室でのエディタソン等のアウトリーチ活動などを実施するとのことです。

Wikimedian in Residence at the Wellcome Library(wellcome library,2016/1/22)
http://blog.wellcomelibrary.org/2016/01/wikimedian-in-residence-at-the-wellcome-library/

Terms of reference - Wikimedian in Residence at the Wellcome Library(wellcome library)
https://docs.google.com/document/d/1b1jEJfa37MedRfTXaky8g2uvJdotQJ48Xj9jqZB03XU/edit

参考:
ウェストバージニア大学(WVU)図書館、ウィキペディアの記事の性差を解消するためウィキペディアン・イン・レジデンスを採用

Wikimedia財団、ナイト財団の助成を受けて、Wikipediaから高品質で信頼のおける情報を検索・発見するための方法を調査するプロジェクトを開始

2016年1月6日、Wikimedia財団は、Wikipediaの高品質で信頼のおける情報の検索と発見をより便利にしオープンにする調査ためのプロジェクトをナイト財団から25万ドルの助成を受けて開始すると発表しています。

助成金は、人々が調査し情報を取得する方法を改善することを目標にして、Wikipediaや他のWikimediaのプロジェクトでの検索やブラウジングについての調査を支援するものとのことで、6か月間に渡る、利用者の検索習慣についての、調査、テスト、試作に着手し、Wikipediaや他のWikimediaのプロジェクト上で実践したとのことです。

イスラエル国立図書館、エルサレムの高精細の地図200点をオンラインで公開

2016年1月6日付のJewish Press紙によると、イスラエル国立図書館は、貴重な200点のエルサレムの高精細の地図をWikimedia Israelと連携してウィキメディアコモンズで公開したとのことです。

イスラエル・ハイファの運送会社の経営者Eran Laor氏が没後国立図書館に寄贈した地図のコレクションの一部で、1486年から1947年までの、様々な形式や言語の地図が含まれるとのことです。

National Library Posts 220 High Resolution Jerusalem Maps on Wikimedia(The Jewish Press,2016/1/6付け記事)
http://www.jewishpress.com/news/national-library-posts-220-high-resolution-jerusalem-maps-on-wikimedia/2016/01/06/

2015年にWikipedia英語版で編集された回数の多かった記事トップ20

2016年1月3日付けのWikimedia財団のブログで、2014年分に引き続き、Wikipedia英語版の記事で2015年に編集された回数の多かった記事についてタイトルと編集回数が掲載されています。

トップ20が発表となっており、(1)例えば“Deaths in 2015”のようなトピックスに関するもの、(2)11月にパリで発生したテロや『ジュラシックワールド』のようにポップカルチャーや重要な出来事に関するもの、(3)“Geospatial summary of the High Peaks/Summits of the Juneau Icefield”という記事のように1人の編集者が多数の編集を繰り返しているもの、の3つのカテゴリに大別できるとしています。

編集回数1位は、2014年に引き続き当該年の死没者を記録するための記事で、“Deaths in 2015”となり、その回数は18,121回でした。2位は"Geospatial Summary of the High Peaks/Summits of the Juneau Icefield"で、米国アラスカ州にあるジュノー氷原の位置、標高、突出状態といった地理空間的な特性に関してまとめられたものです。

なお、Wikipedia英語版の記事数は2015年11月に、累計で500万を突破しています。

Wikimedia財団、2015年をWikipediaの項目などで振り返る動画(再生時間約4分)“Wikipedia: #Edit2015”を公開

2015年12月15日、Wikimedia財団が、2015年にWikipediaで編集された項目や、読まれた項目を約4分にまとめた動画“Wikipedia: #Edit2015”を公開しました。

70年前(1945年)の第二次世界大戦に関する項目・画像や、今年発生した悲劇(ベイルートやパリのテロ、欧州の難民問題、シリア内戦)などについても紹介されています。

同財団による1年を振り返る動画の作成は、本作が2回目です。

Live a year in 4 minutes: Introducing #Edit2015, Wikipedia’s year-in-review video (Wikimedia Blog, 2015/12/15)
http://blog.wikimedia.org/2015/12/15/edit2015/

英語版Wikipedia、500万記事を突破

2015年11月1日、Wikimedia財団が、英語版Wikipediaの記事が、2001年の創設から15年かけて、500万を突破したと発表しています。

2007年に200万、2009年に300万、2012年に400万の記事に到達していたとのことです。

500万件目の記事は、オーストラリア人のリバー(Cas Liber)氏が作成した、オーストラリア東部原産のpersoonia terminalisというヤマモガシ科の低木の記事だとのことです。

多くの英語版のWikipediaの記事は、短く、基礎情報で、西洋、特に英語を話す人に偏っているという問題があると認識しているようです。

English Wikipedia surpasses five million articles(Wikimedia blog,2015/11/1)
https://blog.wikimedia.org/2015/11/01/english-wikipedia-surpasses-five-million-articles/

Elsevier社がThe Wikipedia Libraryへの一層の協力を発表

2015年9月10日、Elsevier社はThe Wikipedia Libraryプロジェクトへの協力を拡大する予定であることを発表しました。

The Wikipedia Libraryは、Wikipedia編集者を支援するため、編集者が有料のデータベース等に自由にアクセスできるよう、アカウントの寄付を求める活動です。Elsevier社は2015年初めから、同社の電子ジャーナルプラットフォームScienceDirectのアカウントを45人分寄付していました。Wikipedia編集者に好意的に受け入れられ、アカウント申し込みも多数寄せられたことから、Elsevier社は近々、提供するアカウント数を増やす予定であるとのことです。

一方で、The Wikipedia Libraryの活動に対しては、購読者以外は読めない有料のデータベースへのリンクがWikipediaの記事中に増えることを招くのでは、という懸念も一部から上がっています。

Elsevier access donations help Wikipedia editors improve science articles(Elsevier、2015/9/10付け)

Wikimedia財団、自由な知識を拡大するための指針を掲げたポータルサイト“Wikimedia Public Policy”を開設

2015年9月2日付のWikimedia財団のブログで、Wikipediaやその他のWikimediaのプロジェクトの活動に直接的な影響を及ぼす5つの分野に関する指針が示されたウェブサイトが開設されたことが、発表されています。

Wikimediaに携わる人々が自由な知識を拡大する公共政策を支持する活動を行っていくうえで、どのようにすればよいか示したウェブサイトであるとのことです。

5つの分野とは“Access”、“Copyright”、“Censorship”、“Intermediary Liability”、“Privacy”で、それぞれページが設けられており、冒頭にはそれぞれに関しあるべき姿が掲げられています。

●知識へのアクセスについて
国籍・言語・デバイスを問わず、誰もが自由に知識にアクセスすることが可能であるべきである

●著作権について
著作権法は人々が閲覧するだけでなく、創造、共有、編集を行うようになっているという新しい事態に対応したものへと展開していくべきである。

●検閲について
誰もが政府による検閲を受けず、情報を共有し、アクセスできる権利を有するべきである。

●「紹介者責任」について

英語版Wikipediaで、報酬を受け取りながらその事実を明らかにせず記事編集を行っていた悪質なユーザーアカウントが停止されたことが発表される

2015年8月31日付の、Wikimedia財団のブログで、Wikipediaの英語バージョンについて、悪質なユーザーのアカウントが停止され、記事も削除されたことが発表されています。

具体的には、英語版Wikipediaのボランティア編集者381名のアカウントが停止され、210件の記事が削除されたとのことで、記事の内容は商業的な内容、アーティストなど宣伝的な内容を元来有するものがほとんどであったとのことです。

これらのアカウントの編集者は、Wikipediaの記事を報酬を受け取りながら,その事実を明らかにせずに編集を行っていたため、Wikipediaの定めるガイドライン(「中立的な観点」や、報酬をもらって擁護する内容の編集を行うこと(paid advocacy)を禁じる、など)に背いていたことが問題とされたようです。

Hundreds of “black hat” English Wikipedia accounts blocked following investigation(Wikimedia blog, 2015/8/31)
https://blog.wikimedia.org/2015/08/31/wikipedia-accounts-blocked-paid-advocacy/

ウェールズ国立図書館、同館のウィキペディアン・イン・レジデンスの手によりデジタル化画像をWikimedia Commonsに公開

2015年8月19日付のウェールズ国立図書館のブログによると、同館が数年前にデジタル化した画像が、同館のウィキペディアン・イン・レジデンス(機関に駐在してその機関のミッションに関するWikipediaの記事の作成と改善を促進する編集者)の手によって、Wikimedia Commonsにアップロードされているとのことです。

デジタル化された5,000枚もの画像は、1750年からから1850年のウェールズの光景が描かれた絵画、スケッチ、版画で、歴史家・自然保護活動家・考古学者にとって価値がある地理的な描写であり、写真が発明される前の同地域の風景・生活を映しだしたものだとのことです。

Sharing thousands of Welsh landscapes with Wikipedia(National Library of Wales BLOG,2015/8/19)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=9877

Wikipedian takes up residence at the National Library of Wales(National Library of Wales BLOG,2015/1/15)
https://www.llgc.org.uk/blog/?p=9099

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