シンガポール

Times Higher Education社、アジアの大学ランキング2017年版を公開

2017年3月16日、Times Higher Education社(THE)が、アジアの大学ランキング2017年版を公開しました。

2016年の上位200位から拡大して上位300位まで発表されましたが、シンガポール国立大学が2016年に続いて1位で、2位は北京大学(中国)、3位は清華大学(中国)となっています。日本では東京大学の7位が最高です。

ランキングで多数を占めるのは日本の大学で69機関を数えるものの、2016年以降、多くの大学が順位を落としており、中国、香港、インドの大学の増加が続いている事、中国や韓国に続いて、マレーシア、インドネシア、パキスタン、タイが、将来的に高等教育の拠点となりうることが示唆されることが指摘されています。

ランキングは、アジアの大学の特徴に合わせて調整した上で、世界大学ランキングと同様の方法に基いて算出されています。

E1898 - COAR Asia オープンアクセスサミット<報告>

2016年11月14日から15日にかけて,マレーシアのクアラルンプール郊外に位置する街であるシャー・アラムにおいて,オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の地域コミュニティであるCOAR Asiaが主催するアジアにおけるオープンアクセス(OA)に関するサミット“Positioning Asia in the Global Movement of Open Science”が開催された。これは2016年3月4日に東京で開催された会議に続く,第2回目の会議となる。第1回目の会議では,アジア地域でOAを推進するコミュニティとして,COAR Asiaの立ち上げが確認された。今回の会議には,8つの国・地域から約150名が集い,日本からも京都大学,国立情報学研究所(NII)から3名が参加した。

図書館空間の再設計と読書文化の振興:シンガポールコミュニケーション・情報通信省の2017年の計画

2017年3月6日、シンガポールのイブラヒム(Yaacob Ibrahim)コミュニケーション・情報通信大臣は、下院予算委員会において、同省の2017年の計画の要点として、国民が人生を通じて共に学び、学習ニーズを満たすためのテクノロジーを導入するための基盤としての図書館空間の再設計と、読書文化振興のための民間セクターとの連携について説明しています。

まず、図書館空間の再設計としては、今年リニューアルオープンする以下の4館の説明を行なっています。

〇センカン公共図書館
・10歳から14歳までの子どもが、話し合ったり創造的な活動をするための柔軟な座席配置が可能なスペースの配置
・推薦された電子書籍(シンガポール国立図書館委員会(NLB)のモバイルアプリからのダウンロードが可能)を閲覧できるインタラクティブなディスプレイの設置

〇ブキ・パンジャン公共図書館
・音響や照明を使える子ども用読み聞かせルームの配置

〇タンパインズ地域公共図書館 
・3Dプリンターや共同作業スペースの配置

〇ベドク公共図書館
・高齢者向けの大活字本を備えた専門室の配置

シンガポールの新聞のデジタルアーカイブ“NewspaperSG”に、歴史的新聞が追加

Straits Times紙によると、2016年12月、シンガポール国立図書館委員会(NLB)が提供する、シンガポールの新聞のデジタルアーカイブ“NewspaperSG”に、歴史的新聞が追加されました。

今回追加されたのは、戦前に発行された英字新聞“Shonan Times(Syonan shimbun)”のほか、“Comrade”、“Indian Daily Mail”、“Morning Tribune(Malaya Tribune, Sunday Tribune)”、“Singapore Standard(Sunday Standard)”、“Singapore Herald”などです。

これにより、記事単位でデジタル化された新聞は41紙となりました。

なお、NewspaperSGは、月平均で103万ページビューがあるようです。

Japanese Occupation newspaper in library portal(Straits Times, 2017/1/21)
http://www.straitstimes.com/singapore/japanese-occupation-newspaper-in-library-portal

NewspaperSG

シンガポールで、書籍のジャンルにあわせてラッピングされた列車が運行:QRコードを用いた電子書籍の提供も

シンガポールの陸上交通庁と国立図書館委員会が連携し、2016年10月24日から11月20日まで、MRT(マス・ラピッド・トランジット)の北東線及びダウンタウン線で、ミステリー、ファンタジー、セルフヘルプ、自伝といったジャンルにあわせてラッピングされた列車を走らせます。

列車内には、本の内容を短く紹介する読書推奨ウェブサイトにリンクするQRコードも用意されており、そこから専用のアプリ(Android、iOS)を用いて電子書籍をダウンロードすることができます。ダウンロードした電子書籍は3か月間無制限でアクセスできます。

Facebook(National Library Board, Singapore,2016/10/24)
https://www.facebook.com/nlbsg/posts/10153960367250924

Facebook(Land Transport Authority,2016/10/24)
https://www.facebook.com/WeKeepYourWorldMoving/posts/1214221741981393

参考:
ニューヨーク市地下鉄、乗客に電子書籍を提供
Posted 2016年8月30日
http://current.ndl.go.jp/node/32422

オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールの図書館協会、3か国の図書館振興のための覚書を締結

2016年10月12日、オーストラリア(ALIA)、ニュージーランド(LIANZA)、シンガポール(LAS)の図書館協会は、3か国の図書館・情報分野の振興のために協力することで合意したと発表しています。

合意点として以下の3点があげられています。

・2018年にオーストラリアのゴールドコーストで合同会議を開催すること
・国際図書館連盟(IFLA)などにおいて当該地域の図書館・情報分野の代弁者となること
・GLAM部門のコレクションへのデジタルアクセスを推進すること

マラケシュ条約、2016年9月30日に発効:批准国が20か国に到達

世界知的所有権機構(WIPO)は、2016年6月30日、カナダがマラケシュ条約(盲人,視覚障害者及び読字障害者の出版物へのアクセス促進のためのマラケシュ条約)を批准したことにより、発効に必要な批准国数20か国に到達したと発表しています。

マラケシュ条約は、2016年9月30日に発効することになります。

批准20か国は、インド、エルサルバドル、アラブ首長国連邦、マリ、ウルグアイ、パラグアイ、シンガポール、アルゼンチン、メキシコ、モンゴル、韓国、オーストラリア、ブラジル、ペルー、北朝鮮、イスラエル、チリ、エクアドル、グアテマラ、カナダです。

関係団体もコメントを発表しています。

Canada’s Accession to Marrakesh Treaty Brings Treaty into Force(WIPO,2016/6/30)
http://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2016/article_0007.html

WIPO-Administered Treaties
Contracting Parties > Marrakesh VIP Treaty (Treaty not yet in force)

Times Higher Education社、アジアの大学ランキング2016年版を公開:東京大学は7位へ

2016年6月20日、Times Higher Education社(THE)は、アジアの大学ランキング2016年版を公開しました。

2015年版に1位であった東京大学は7位となり、替わって1位にはシンガポール国立大学がランクインしています。また、2位もシンガポールの南洋理工大学となっています。

上位200大学には、中国(香港、マカオ、台湾等は除く)から39大学、日本から39大学がランクインしています。

THEの発表ではロンドン大学インスティチュート・オブ・エデュケーションのSimon Marginson氏のコメントが紹介されており、

・日本の大学がここ20年予算削減されてきた一方、中国では「九校联盟」が創立されるなどしていること
・日本の国際競争や国際化に関する財政支援プログラムは、小規模になっており、予算削減の穴埋めにしかなっていないこと
・中国の高等教育や科学に関する評価が高まっている状況にあり、これが調査の評価において中国に追い風となったこと

などに言及し、中国の台頭と日本の相対的地位の低下を指摘しています。

なお、このランキングは、世界大学ランキングと同様の方法に基いて集計されています。

Asia University Rankings 2016: results announced(THE, 2016/6/20)

配架ミス資料を夜間にチェック:シンガポール科学技術研究庁が開発したロボット

2016年6月2日、シンガポール科学技術研究庁が、同庁のインフォコム研究所が開発した、夜間に自動で書架を廻って書籍に貼付されたRFIDタグを読み取り、配架ミスの資料を報告するように設計されたロボットAuRoSSを、ウェブサイトで紹介しています。

図書館でAuRoSSの実験が行われ、湾曲した書架でも99%の精度を達成したとのことです。

CDNLAOニュースレター、最新号の特集は3月開催の第24回CDNLAO

国立国会図書館(NDL)が編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”の第86号が公開されています。

特集として3月にニュージーランド国立図書館で開催された「第24回アジア・オセアニア地域国立図書館長会議」を取り上げており、

ニュージーランド:“Hosting the 24th Conference of Directors of National Libraries in Asia and Oceania”
日本:“Participating in the 24th CDNLAO Meeting”
シンガポール:“IFLA Regional Office (Asia & Oceania) - International Collaboration in the Region and How to Contribute”

の記事が掲載されています。

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