カナダ

カナダ・トロント公共図書館、電子書籍の貸出状況等をリアルに把握できる“Ebook Dashboard”のbeta版を公開

2017年1月24日、カナダのトロント公共図書館が、同館が提供する電子書籍が、現在貸出可能かであったり、2007年以来の貸出回数や、現時点での蔵書数をリアルに把握できる“Ebook Dashboard”のbeta版を公開したと発表しています。

What are you (e)reading, Toronto? New site shows a live feed from the city that reads the most library ebooks(トロント公共図書館,2017/1/24)
http://torontopubliclibrary.typepad.com/digital-services/2017/01/what-are-you-ereading-toronto-new-site-shows-a-live-feed-from-the-city-that-reads-the-most-library-e.html

Ebook Dashboard
https://insights.overdrive.com/dashboards/bf060ec0dbdd4c8ba5bc0812ddf6e94f

Facebook(OverDrive Japan,2017/2/9)

カナダ研究図書館協会、同国における持続可能な学術出版のための原則の草案を含む、カナダの学術出版の現状を概観した中間報告書を公開

2017年1月31日、カナダ研究図書館協会(CARL)のCanadian Scholarly Publishing Working Groupが、現在のカナダにおける学術出版の現状を概観し、カナダにおける持続可能な学術出版のための原則(非営利、高品質、カナダ製、柔軟性、最大限の開放性、既存の強みを生かす)の草案を掲載した中間報告書を公開しました。

同ワーキンググループでは、学術出版社、研究図書館、資金提供者、研究者から構成されており、この草案へのフィードバックを得て、カナダの学術出版界全体は勿論、ジャーナル、モノグラフ、その他新しい形式それぞれのためのフレームワークや推奨モデルを提案する最終報告書を作成します。

Canadian Scholarly Publishing Working Group Releases Interim Report(CARL,2017/1/31)
http://www.carl-abrc.ca/news/cspwg-releases-interim-report/

Canadian Scholarly Publishing Working Group Interim Report(Canadian Scholarly Publishing Working Group)

カナダ研究図書館協会、持続可能な学術コミュニティ構築のためのロードマップを公開

2017年1月27日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、持続可能な学術コミュニティ構築のためのロードマップ“Scholarly Communications Roadmap”を公開しました。

オープンで持続可能で、効果的で、革新的な学術コミュニケーションシステムに積極的に変化することを促すという協会の活動を明確にするために作成されたもので、今後数年間で取組む主な活動として、

・オープンアクセス(OA)の利益と変化の必要性について利害関係者の理解と関与を高める(オープンサイエンスポリシーの採用の促進・加速)
・学術出版物の作成、普及のための経済的障壁を下げる
・信頼できる研究のインパクトや生産性のための基準の適用の促進
・正式な学術コミュニケーションシステムに寄与する研究成果の種類を増やす

をあげています。

このロードマップは、状況にあわせて更新されることになっています。

CARL Releases Roadmap Towards Sustainable Scholarly Communication(CARL,2017/1/27)
http://www.carl-abrc.ca/news/scholarly-communications-roadmap/

OCLC、クラウドベースのILLシステム “Tipasa” 及びカナダのRelais International社の買収を発表

2017年1月17日、OCLCは、クラウドベースのILL管理システム “Tipasa” を発表しています。ILLiadの機能を、クラウド上に移行したもので、WorldShareのプラットフォーム上に構築されており、既に8館が採用しているとのことです。

また、同日、カナダ・オタワを拠点にILLやリソースシェアリングに関するシステムを開発しているRelais International社の買収について合意したと発表しています。

OCLC introduces 'Tipasa' interlibrary loan management system(OCLC,2017/1/17)
https://www.oclc.org/en/news/releases/2017/201701dublin.html

OCLC agrees to acquire Relais International to provide library consortia more options for resource sharing(OCLC,2017/1/17)
https://www.oclc.org/en/news/releases/2017/201702dublin.html

Relais International

2017年2月20日から24日まではフェアユース/フェアディーリングウィーク

北米研究図書館協会(ARL)が、2017年2月20日から2月24日までフェアユース/フェアディーリングウィークを実施すると発表しています。

フェアユース/フェアディーリングの恩恵を受けている学生、教員、図書館員、ジャーナリスト等が、現状を議論したり、信条を表明する機会として設けられているもので、ブログ記事の投稿や、イベントの開催、論説(Op-ed)の発表、ウェブキャスト・ウェビナーの実施、ビデオの作成、ハッシュタグ#fairuseweekを用いたSNSでの発信などにより参加することが可能です。

Fair Use/Fair Dealing Week 2017 to Be Celebrated February 20-24(ARL,2016/12/15)
http://www.arl.org/news/arl-news/4169-fair-use-fair-dealing-week-2017-to-be-celebrated-february-20-24#.WFNWtlKQZ1E

参考:
2016年2月22日から26日まではフェアユースウィーク
Posted 2015年9月28日
http://current.ndl.go.jp/node/29523

北米研究図書館協会(ARL)、フェアユースの基本を説明するインフォグラフィックを公開

研究図書館協会の国際的組織IARLA、デジタル学術情報の長期保存とアクセス保障に関する声明への支持を発表

2016年12月12日、カナダ研究図書館協会(CARL)・オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)・欧州研究図書館協会(LIBER)・英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)によって2016年に結成された、大学・研究図書館協会の国際的な連合体である“ International Alliance of Research Library Associations” (IARLA) が、ISSN国際センターと英・国立データセンターEDINAによる声明“Working Together to Ensure the Future of the Digital Scholarly Record”を支持すると発表しました。

同声明は、デジタル学術情報の長期保存とアクセス保障に関する課題に取り組むために必要な行動を概説し、出版社・研究図書館・国立図書館のアーカイブと保存に関する取組みにおいて推奨される一連の活動を示したものです。

これに伴いIARLAでは、会員館の課題に対する理解と下記の行動を促進・支援すると述べています。

・専門知識により、消失のリスクがある重要なコンテンツのタイトルと分野の特定及びそれらコンテンツの保存の優先付
・設置母体の大学が発行したジャーナルのアーカイブの保証
・出版社と購読契約交渉中のジャーナルの保存について議論

ブリティッシュ・コロンビア大学図書館(カナダ)、Open Library of Humanities(OLH)の図書館協力補助金モデルに参加

2016年11月18日、カナダのブリティッシュ・コロンビア大学図書館が、人文科学分野のオープンアクセス(OA)の新しいモデルを目指すOpen Library of Humanities(OLH)の図書館協力補助金(Library Partnership Subsidy:LPS)モデルに参加したと発表されています。

なお、プラットフォームの立ち上げから12か月が経過した2016年10月には、OLH LPSモデルの参加機関が200機関を超えています。

University of British Columbia Library joins OLH LPS model(OLH, 2016/11/18)
https://about.openlibhums.org/2016/11/18/university-of-british-columbia-library-joins-olh-lps-model/

関連:
OLH now supported by over 200 institutions thanks to the libraries of the seven Irish universities(OLH, 2016/10/11)

カナダ国立図書館・文書館と韓国国立古宮博物館、資料保存等に関する覚書を締結

2016年11月16日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)と韓国国立古宮博物館が、3年間の覚書を締結しました。

写真やガラス乾板に関する保存技術調査や、最新動向の入手を目的に2015年7月に行われた業務交流を引き継ぐもので、専門家の交流やイベントの共催、貴重資料の資料保存のベストプラクティスや最新動向の共有、共同調査・研究、保存専門家の育成などを行うほか、デジタル情報源の管理について議論すると説明されています。

Collaboration agreement with the National Palace Museum of Korea in Seoul, South Korea (LAC,2016/11/18)
http://www.bac-lac.gc.ca/eng/news/Pages/mou-national-palace-museum-korea.aspx

北米研究図書館協会が報告書シリーズ“SPEC Kit”第353号を公開:「APCの財源」(Funding Article Processing Charges)

2016年11月1日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第353号を刊行しました。今号のテーマは「APCの財源」(Funding Article Processing Charges)です。

ARL加盟館が、論文処理加工料(APC)に対処するために用いている戦略を調査したもので、財源の確保方法や、財源の運営方法(ポリシー、申請、予算、管理、アウトリーチ活動)、資金源、他の部門・図書館との連携状況について取扱っています。

Funding Article Processing Charges, SPEC Kit 353, Published by ARL(ARL,2016/11/1)
http://www.arl.org/news/arl-news/4146-funding-article-processing-charges-spec-kit-353-published-by-arl#.WBlV0lKQZ1E

SPEC Kit 353: Funding Article Processing Charges (November 2016)
http://publications.arl.org/Funding-Article-Processing-Charges-SPEC-Kit-353/

参考:

米・公共図書館協会、“Project Outcome”の年次報告書を公開

2016年10月31日米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)が“Project Outcome”の年次報告書を公開しました。

2015年6月に始まった“Project Outcome”は、無料のデータ測定・分析ツールを提供することを通じて自館のサービス・プログラムの成果を測定することを支援するとともに、必要な資源や研修を公共図書館に提供するイニシアチブで、米国・カナダの千を超える公共図書館から2,000人を超す人が参加しています。

報告書では、図書館利用者は、読書よりも、「学び」や新しい技術の取得、生活を変化させるために図書館のプログラムに参加しており、その利用者の約80%は、図書館のプログラムを利用することで生活面でプラスの影響があったと回答していることが紹介されています。

また、図書館利用者は、教育的な内容のプログラムに参加することを好み、それらが、頻繁に実施され、最新の内容であることを望んていることが明らかになったとされています。

PLA releases first Project Outcome Annual Report (ALA,2016/10/31)

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