カナダ

Library Journal誌、新築・改築された図書館を特集‐2017年度版

2017年11月28日付けのLibrary Journal(LJ)誌(オンライン)で、米国およびカナダにおいて、2016年7月1日から2017年6月30日までの1年間に新築・改築された図書館の特集が組まれています。

当該期間に実施されたプロジェクト82件のコストやその財源、収蔵能力、座席数、設計者についての一覧表が、大学図書館、公共図書館に分けて公開されており、また、その特徴として、図書館は、読書の場でありつつも、コミュニティー・集合・連携の場として見なされていることが指摘されています。

その他、8つのテーマに分けて建物の写真が掲載されています。

LJ’s Top Trends in Library Architecture | Year in Architecture 2017(LJ,2017/11/28)
http://lj.libraryjournal.com/2017/11/buildings/year-in-architecture-2017

カナダ・トロント公共図書館による美術館・博物館等の無料パスを貸出す事業の支援企業、2018年末をもって資金提供を中止(記事紹介)

2017年11月16日付けのToronto Star紙が、カナダ・オンタリオ州のトロント公共図書館(TPL)が実施する“Museum + Arts Pass”プログラムに資金を提供するSun Life Financial社が、2018年末をもって同プログラムへの資金提供を中止することを報じています。

大人2人と子供5人までが利用可能な美術館・博物館等の無料パスを貸出すサービスで、今年でサービス開始から10年目になります。

報道によると、同社は年20万ドルの資金を提供してきたものの、事業の再検討を行なった結果、新しい優先事項と合致せず中止を決めたとのことです。同社が同じく支援しているTPLの楽器貸出プログラムへの支援は継続するとのことです。

TPLの担当者は、同サービスが無ければ訪問できなかった150万人を超す人々が17の施設を利用することができた、成功しているサービスであると述べ、他のスポンサーを探すとしています。

無料のベースマップ“Community Map of Canada”が公開(カナダ)

2017年11月15日、Esriカナダが、無料のベースマップ“Community Map of Canada”が公開されたことを発表しています。

データ提供者の協力や地方公共団体のオープンデータをもとに構築されており、カナダの大半の市町村をカバーしていると紹介されています。

Community Map of Canada Now Available (esri Canada,2017/11/15)
https://esri.ca/en/company/news/news-releases/community-map-of-canada-now-available

E1972 - 研究データ同盟第10回総会<報告>

2017年9月19日から21日にかけて,「障壁なきデータ共有」をスローガンとする研究データ同盟(RDA;CA1875参照)の第10回総会が,カナダのモントリオールで開催された。RDAには130の国・地域から6,000人以上が登録している(第10回総会時点)。本総会には437人が参加し,日本からは14人が参加した。

カナダ・バンクーバー公共図書館、館内にカナダ国立図書館・文書館のサービスポイントを設置

2017年11月8日、カナダ・バンクーバー公共図書館(VPL)が、中央図書館内に、カナダ国立図書館・文書館(LAC)のサービスポイントを設置したと発表しています。

LACのレファレンス専門家が、オリエンテーション、レファレンスサービスを実施するほか、LACのデジタルコレクションへのアクセス等も可能です。

Library and Archives Canada is now at the Vancouver Public Library(VPL,2017/11/8)
https://www.vpl.ca/library/news/2017/library-and-archives-canada

北米研究図書館協会が報告書シリーズ“SPEC Kit”第357号を公開:図書館の出版活動がテーマ

2017年11月6日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第357号を刊行しました。

図書館の出版活動(Libraries, Presses, and Publishing)がテーマで、 ARL加盟館における出版活動に関する情報(サービス、職員の配置、著者・編者を対象とした情報、出版物のリスト)を収集し、検討しています。

Libraries, Presses, and Publishing, SPEC Kit 357, Published by ARL(ARL,2017/11/6)
http://www.arl.org/news/arl-news/4428-libraries-presses-and-publishing-spec-kit-357-published-by-arl

カナダ・ロイヤルオンタリオ博物館がデジタルコレクションを公開

2017年10月3日、カナダ・オンタリオ州のトロントのロイヤルオンタリオ博物館(Royal Ontario Museum:ROM)がデジタルコレクションを公開したことを発表しました。

同館のデジタルコレクションには、現在1万点余りの収蔵品のデータが登録されています。同館は2022年までに登録点数が8万点に到達するよう、データの追加を進める予定です。デジタルコレクションは、収蔵品の年代や地域、主題などから検索が可能です。

The Royal Ontario Museum Launches Digital Collection Online(ROM,2017/10/3)
https://www.rom.on.ca/en/about-us/newsroom/press-releases/the-royal-ontario-museum-launches-digital-collection-online

北米研究図書館協会、図書館員による“Open Science Framework”を用いたデジタル研究支援のためのツールキットを公開

2017年10月3日、北米研究図書館協会(ARL)が、図書館員による、非営利団体Center for Open Science(COS)が開発した研究プロジェクト管理システム“Open Science Framework”(OSF)を用いてのデジタル研究の実施と管理へのsさらなる関与を支援するためのツールキットを公開しました。

米国議会図書館(LC)のデジタル保存専門家を育成するプロジェクト“National Digital Stewardship Residency”(NDSR)としてARLが受け入れたMegan Potterbusch氏が、米・ジョージワシントン大学で実施した作業の成果であり、教員・図書館員への説明資料、研究者との共同作業のためのリソース、プロジェクトの構造や作業空間の事例を含むものとなっています。

北米研究図書館協会(ARL)とWikimediaコミュニティー、Wikimedia財団による協働プロジェクト

2017年10月4日、北米研究図書館協会(ARL)とWikimedia財団は、ARLとWikimediaコミュニティー、Wikimedia財団との協働プロジェクトに関する記事をウェブサイトに掲載しました。

同プロジェクトは、2016年8月にARL、WikimediaコミュニティーとWikimedia財団で開催したARL/Wikipedia Summitでの議論が元になっています。枠組みとなる2つのテーマは以下の通りです。
 
  • Linked Open Data(LOD)は、それまで接続していなかった異なる情報源をつなぎ、図書館とWikipediaのコンテンツの相互を豊かにする可能性があること。
  • 図書館とWikipediaの文化とコンテンツにおいて、多様性や包含性を増す包括的な取組みになること。

同プロジェクトでは、米国およびカナダの先住民族のコミュニティーに関する資料を対象としています。LODの作成においてコミュニティーと協働する仕組みを形作るために、事例研究のアプローチをとるとのことです。

北米研究図書館協会、著作権に関する問題についてのイシューブリーフを公開:インターネット上の政府情報の保存とメタデータの著作権

2017年9月14日、北米研究図書館協会(ARL)が、図書館や文書館が直面する著作権に関する問題についてのイシューブリーフ2点を公開しました。

“Using Fair Use to Preserve and Share Disappearing Government Information”では、インターネットから政府情報を保存・共有する際の複雑な法的問題を考察し、フェアユースの原則が政府情報を保存・共有することを支持していることを説明しています。

“Metadata and Copyright: Should Institutions License Their Data about Scholarship?”では、メタデータが著作権で保護されるべきかどうかを様々な状況下で検討し、またメタデータのライセンスについてのポリシーやコミュニティーの基準について考察するとともに、その広範な利用や共有を推奨しつつ、メタデータにライセンスを認めるかどうかについての推奨事項を提案しています。

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