オープンソース

オープンソースソフトウェア(OSS)のソフトウェア雑誌(文献紹介)

プレプリントサーバarXivで、“Journal of Open Source Software (JOSS): design and first-year review”と題する論文が公開されています。

研究用ソフトウェアの目的や機能、アーカイブへのリンクなどについて解説した記事を掲載するオープンアクセス雑誌である“Journal of Open Source Software(JOSS)”について、その目的、記事掲載までの流れ、ビジネスモデルと著作権処理、他のソフトウェア雑誌(software journal)との比較などのほか、GitHub上でのオープンなピア・レビューについて、その流れや基準などが解説されています。また、2016年5月の創刊からの一年を振り返り、これまで111の記事が公開され、41の記事がレビュー中であることなどが述べられています。

Arfon M Smith et al. Journal of Open Source Software (JOSS): design and first-year review.
https://arxiv.org/abs/1707.02264

オープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のバージョン4.0が公開

米国のヴィラノヴァ大学図書館が開発しているオープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のVersion 4.0が、2017年7月10日に公開されました。

VuFind 4.0 Press Release(VuFind,2017/7/10)
https://vufind.org/wiki/changelog:release-4-0

参考:
オープンソースの次世代OPAC“VuFind”のバージョン3.0が公開
Posted 2016年4月26日
http://current.ndl.go.jp/node/31450

Library Journal誌、図書館システムの展望に関する特集記事の2017年版を公開

2017年4月3日、Library Journal(LJ)誌(オンライン)が、図書館システムの展望についての特集記事“Library Systems Landscape 2017”を公開しました。2014年から続く、4回目の特集です。

掲載されている記事は6本で、図書館システムの様々な企業や製品について近年の動向をまとめた記事、Equinox Open Library Initiative(元・Equinox Software社)に関する記事、The Library Corporation社の共同創業者へのインタビュー記事、SirsiDynix社がコミュニティにおける図書館の価値を住民に説明する際に図書館に利用してもらうことを目的に作成したアニメに関する記事、研究図書館に勤める図書館員156人を対象に実施したオンライン調査に関する記事、図書館システムのベンダーに関するニュースがまとめられています。

PLOS、雑誌出版プラットフォームソフトウェアAmbraをオープンソース化

2017年2月13日、PLOSはPLOSの各雑誌で使用している雑誌出版プラットフォームソフトウェアAmbraをオープンソース化したことを発表しました。

Ambraはかつてもオープンソースとして公開されていましたが、今回公開されたのは2016年にリプレースされた新プラットフォーム版です。なお、コメント・検索等、いくつかの機能については今後、追加で公開していく予定であるとのことです。

Ambra, the PLOS Journal Publishing Platform, is Open Again(PLOS Tech、2017/2/13付け)
http://blogs.plos.org/tech/open-source-ambra/

Ambra Project
https://plos.github.io/ambraproject/

参考:
オープンソースソフトウェアでOA雑誌を作ろう
Posted 2006年4月10日
http://current.ndl.go.jp/node/3757

オープンソースの電子出版システムの機能評価
Posted 2008年5月14日
http://current.ndl.go.jp/node/7818

米国の連邦政府機関が開発したオープンソースソフトウェアのコードを収録したリポジトリ“Code.gov”が公開

2016年11月3日、米国の連邦政府機関がカスタマイズして開発したオープンソースソフトウェア(OSS)のコードを収録したリポジトリ“Code.gov”が公開されました。

Code.govには、10以上の連邦政府機関による約50のオープンソースプロジェクトのコードが収録されています。Code.govは現在ベータ版のようです。

Code.govの開発は、連邦政府のソースコードポリシー(Federal Source Code Policy)の策定と一連のものです。このポリシーは、連邦政府機関が開発したソフトウェアへのアクセスを改善することを目的としています。このポリシーが立ち上げたパイロットプログラムは、開発したソフトウェアのうち少なくとも20%をOSSとして公開することを求めています。

各機関がポリシーを実施することに伴い、今後数か月間で収録されるコードはさらに増加すると見込まれています。また、Code.govは各機関がポリシーを実施するのに役立つツールやベストプラクティスも提供します。

The People’s Code – Now on Code.gov(White House, 2016/11/3)
https://www.whitehouse.gov/blog/2016/11/03/peoples-code-now-codegov

スタンフォード大学のフーバー研究所図書館・文書館、GitHub上にページを開設して、オープンソースのソフトウェアを公開

2016年9月26日、スタンフォード大学のフーバー研究所図書館・文書館(Hoover Institution Library & Archives)は、オープンソースソフトウェアのリポジトリであるGitHub上にページを開設して、オープンソースのソフトウェアを公開したことを発表しました。

公開したソフトウェアは、索引化されたMD5チェックサムファイルをMacのコンピューター上で作成・検証するツールと、2つの異なるファイルが同一のオーディオコンテンツを保持しているかどうかを確認する“null test”と呼ばれるテストを自動化するツールの2つです。

Hoover Library & Archives Introduces New Open Source Software On GitHub(Hoover Institution, 2016/9/26)
http://www.hoover.org/news/hoover-library-archives-introduces-new-open-access-software-github

Hoover Institution Library & Archives(GitHub)
https://github.com/hooverinstitutionla

関連:

オーストラリア・クィーンズランド州立図書館、ドラッグ・アンド・ドロップで5コマ漫画を作成できる“Comic Maker”のコードを公開

2016年9月23日、オーストラリアのクィーンズランド州立図書館は、全てのコミュニティの中心に文化を位置付けようというキャンペーン“Fun Palaces”の漫画作成をテーマにしたウェブサイト“ Fun Palaces Comic Maker”を支援するために作成した“Comic Maker”のコードを公開しました。

“Comic Maker”は、用意されている画像をドラッグ・アンド・ドロップすることで、5コマ漫画を作成できるもので、同館は、公開したコードの活用や画像の追加を行なうことを通じて、新しいものが作成され、無料で共有できる形で公開されることを望んでいると述べています。

Make your own online comic with the Fun Palaces Comic Maker(State Library of Queensland,2016/9/23)
http://blogs.slq.qld.gov.au/slq-today/2016/09/23/comic_maker/

SLQSignatureProgram/Fun-Palaces-Comic-Maker
https://github.com/SLQSignatureProgram/Fun-Palaces-Comic-Maker

OpenStaxのオープン教科書の利用者数が総計150万人を突破:2016-2017年度の教科書費用の削減額を7千万ドルと推計

2016年9月27日、米・ライス大学が設立したオープンな教科書出版を手掛ける非営利団体OpenStaxは、2012年の創設以来、同団体による無料の教科書を使ったことがあるカレッジの学生の総数が150万人を超えたと発表しています。

また、同団体のオープン教科書の採用により節減できた2016-2017年度の学生の教科書費用の総額を7千万ドルと推計しています。

今年の秋現在でOpenStaxの教科書を利用している学生は81万1,000人で、今年の春と比べて106%増加しており、2,688の大学、カレッジ、高校の4,500のコースで採用されていると紹介されています。

More than 1.5 million students have used OpenStax’s free textbooks(Rice University,2016/9/27)
http://news.rice.edu/2016/09/27/more-than-1-5-million-students-have-used-openstaxs-free-textbooks-2/

OpenStax at a Glance
http://news.rice.edu/files/2016/09/0927_OSX-NUMBERS-InfoComp-lg-1dp4quz.jpg

参考:

協同でオープンソースの図書館サービスプラットフォームを構築するイニシアチブ“FOLIO”、同プロジェクトの基盤となるコードを公開

2016年9月27日、オープンソースの図書館サービスプラットフォームをコミュニティベースで開発するイニシアチブ“FOLIO”が同プロジェクトの基盤となる最初のコードを公開したと発表しています。

コードが公開された“FOLIO Developer”には、公開されたモジュールやドキュメント類等が掲載されています。

The Repos Are Here - FOLIO Source Code Repositories Released(FOLIO,2016/9/27)
https://www.folio.org/blog/the-repos-are-here-folio-source-code-repositories-released/

FOLIO Developer
http://dev.folio.org/

図書館のためのオープンソースプロジェクトを支援する“Open Library Foundation”が創設される

2016年9月9日、Open Library Foundationが創設されたことが発表されています。

図書館、サービスプロバイダー、技術開発者の協同によるコミュニティベースで、オープンソースの図書館サービスプラットフォーム(LSP)を開発するイニシアチブ“FOLIO”の創設を受けて立ち上げられたNPOで、図書館のためのオープンソースプロジェクトを促進し、また、それらプロジェクトの成果物の持続性や流通促進の支援を目的としています。

同財団によるプロジェクトで開発されたソフトウェアは、Apache Licenseのバージョン2のもとで公開され、自由に利用可能です。

Open Library Foundation Established(FOLIO,2016/9/9)
https://www.folio.org/blog/open-library-foundation-established/

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