オープンソース

図書館の所蔵資料共有のためのオープンソースソフトウェアの共有プラット フォーム構築を目指す“Project ReShare”が創設

2018年11月5日、図書館の所蔵資料共有のためのオープンソースソフトウェアの共有プラットフォーム構築を目指す“Project ReShare”が創設されました。

運営委員会には、米・デューク大学、米国中西部の大学図書館コンソーシアム“Greater Western Library Alliance(GWLA)、デンマークのIndex Data社、モジラ・ファウンデーション、ハンガリー国立セーチェーニ図書館、米・ノースカロライナ州立大学図書館、米・ノースウェスタン大学図書館、“Open Library Environment”(OLE)、米・ペンシルバニア大学図書館コンソーシアム(PALCI)、米・ノースカロライナ州の大学図書館ネットワーク“Triangle Research Libraries Network (TRLN)”、米・シカゴ大学図書館、米・ペンシルバニア大学、米・ヒューストン大学等が参加しています。

同プロジェクトで公開されるソフトウェアは、ユーザー中心設計を重視したモジュラアーキテクチャにより構築されます。利用者はプラットフォームのローカルへのインストール、もしくは、ホスティング・保守のためのベンダーを選ぶことで利用することができます。

米国議会図書館(LC)、クラウドソーシングのためのプラットフォームCROWD(BETA)を公開

2018年10月24日、米国議会図書館(LC)が、クラウドソーシングのためのプラットフォームCROWD(BETA)を公開しました。

LCが所蔵している歴史的資料のデジタル画像を、クラウドソーシングによるテキスト化等を行なうことで、検索性や読みやすさを向上させることが目的です。視覚障害者が用いるスクリンリーダーとの互換性もあると説明されています。

現在、テキスト化等の対象となっているのは、リンカーン大統領やメアリー・チャーチ・テレルの文書、クララ・バートンの日記、ブランチ・リッキーによる野球選手の評価レポート、南北戦争で障害を負った退役軍人の回顧録です。そのうち、リンカーン大統領文書のテキスト化に関する“ Letters to Lincoln Challenge”では、2018年末までの1万点の画像のテキスト化完了が呼びかけられています。11月19日には、同事業の推進のため、リンカーン大統領によるゲティスバーグ演説から155年を祝うイベントが開催されます。

今後、ローザ・パークス、女性参政権運動、南北戦争の退役軍人、米国の詩人、米国の精神医学史に関する文書の追加が予定されています。

あわせて、クラウドソーシングのためのソフトウェアもGitHub上でオープンソースとして公開されています。

米・LYRASIS、オープンソースの博物館等向けコレクション管理ツール“CollectionSpace”の開発に関し、120万ドルの助成を獲得

2018年10月16日、米国の図書館ネットワークLYRASISが、オープンソースの博物館等向けコレクション管理ツール“CollectionSpace”の開発のため、アンドリュー・W・メロン財団から120万ドルの助成を獲得したことを発表しています。

助成金は、モバイル端末対応、API、あらゆる種類のコレクションに対応可能なカスタマイズの開発に用いられるとしています。

Press Release: LYRASIS Receives $1,200,000 Grant from The Andrew W. Mellon Foundation to Support Further Development of CollectionSpace(LYRASIS,2018/10/16)
http://lyrasisnow.org/lyrasis-receives-grant-to-support-collectionspace/

株式会社カーリルが書影撮影専用カメラ「Open Book Camera v1」を発表 すべての設計図面、ハードウェア、ソフトウェアをオープンソースで公開

2018年8月23日、株式会社カーリルが、オープンソースの書影撮影専用カメラ「Open Book Camera v1」を発表しました。

このカメラは表紙・裏表紙・背の3面倒字撮影、管理バーコードの自動読み取り、撮影台に本を置いてすぐの自動撮影、インターネットのない地下書庫等の環境を想定したスタンドアロン動作など、書影撮影に特化した機能を有しています。さらに、開発したすべての設計図面・制御用のハードウェア・ソフトウェアがオープンソース、オープンハードウェア(クリエイティブ・コモンズ・ライセンス)として公開されており、商用・非商用を問わず、誰でも自由に複製・改造・製造・販売することができる、とのことです。

カーリルとしても組み立て済みのカメラ等を販売するとのことですが、公開されている最新設計のままでの形であり、機能・性能の保証は一切しないとされています。サポートも提供されませんが、購入者は自由に部品を交換したり、配置を変更して使用可能であるとされています。

オープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のバージョン5.0が公開

米国のヴィラノヴァ大学図書館が開発しているオープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のVersion 5.0が、2018年7月16日に公開されました。

EU一般データ保護規則(GDPR)に準拠するための機能、新規資料・トレンドといった資料発見のためのインターフェイス、Ex LibrisのAlmaとの互換性、利用者による履歴へのアクセス(オプション)などといった機能が追加されています。

VuFind 5.0 Press Release(Vufind,2018/7/16)
https://vufind.org/wiki/changelog:release-5-0

参考:
オープンソースのディスカバリーサービス“VuFind”のバージョン4.0が公開
Posted 2017年7月11日
http://current.ndl.go.jp/node/34341

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とDuraSpaceが連携

2018年6月6日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とDSpace等を運用する米国の非営利団体DuraSpaceが連携を発表しています。

リポジトリ関係者の能力構築を目的とした開発途上国を中心とする研修事業や、他のコミュニティーとともにオープンソースのリポジトリの価値を促進する国際的な活動を実施するとしています。

COAR and DuraSpace enter into partnership(COAR,2018/6/6)
https://www.coar-repositories.org/news-media/coar-and-duraspace-enter-into-partnership/

EBSCO社、オープンソースの図書館サービスプラットフォームFOLIOの改善を目的に米・五大学コンソーシアムと連携

2018年6月5日、EBSCO社が、アマーストカレッジ、ハンプシャーカレッジ、マウント・ホリヨークカレッジ、スミスカレッジ、マサチューセッツ大学アマースト校からなる米・マサチューセッツ州の五大学コンソーシアムと“EBSCO FOLIO Beta Partnership”を締結したと発表しています。

オープンソースの図書館サービスプラットフォーム(LSP)であるFOLIOを用いて、各々の大学で利用されている統合図書館システム(ILS)からの各々のニーズに合致したシステム移行作業を行なうことで、“FOLIO”をあらゆるタイプの図書館に対応できるように改善することを目的としています。

また、各大学は、ディスカバリインターフェイスとしてEBSCO Discovery Serviceを導入します。

Europe PMC、The Collaborative Knowledge Foundationとの連携を発表 オープンソースの論文コンテンツ・ワークフロー管理システム構築へ

2018年5月18日、Europe PMCが、The Collaborative Knowledge Foundation(CoKo)と連携し、Webベースかつオープンソースの論文コンテンツ・ワークフロー管理システムを構築すると発表しました。

CoKoはオープンソースの出版ソフトウェア開発を手掛ける団体です。Europe PMCとの連携により開発されるシステムは、CoKoの出版フレームワークPubSweetを用いて構築されるとのことです。このシステムにより、現代的な、デジタル・ファーストのビジョンを実現し、研究のスピードを改善することにつながるとされています。

Europe PMC and Coko Announce Partnership(Europe PMC、2018/5/18付け)
http://blog.europepmc.org/2018/05/europe-pmc-and-coko-announce-partnership.html

研究・出版のために開発されているオープンソースを研究の生態系に適合させるための取組“ Joint Roadmap for Open Science Tools”(JROST)が創設

2018年5月11日、研究や出版のためのオープンソースを開発している団体が連携し、オープンサイエンスの研究者であるSamantha Hindle氏及びDaniel Mietchen氏とともに、オープンサイエンスのツールのためのロードマップ策定のための取組“ Joint Roadmap for Open Science Tools”(JROST)が創設されたことが発表されています。

各団体のオープンソースを、研究の生態系に適合させるための包括的な努力がこれまでなかったことから、将来の科学を支援するため、そのことを実現することを目的に、共通の目標を持つ人々や団体による私的なグループとして創設されたものです。

米国ジョージ・メイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク・歴史・ニューメディアセンター、“Omeka Everywhere”の公開を発表

2018年4月12日、米国ジョージ・メイソン大学ロイ・ローゼンツヴァイク・歴史・ニューメディアセンター(CHNM)が、“Omeka Everywhere”の公開を発表しました。

同アプリ(Android,iOS)をインストールすることで、デジタルコレクション展示用オープンソースソフトOmeka Classicで公開しているデジタルコンテンツがモバイル端末で閲覧できるほか、Omeka APIを用いて展示室内のタッチパネル等にコンテンツを配信することも可能です。また、展示室内に貼付されたQRコードを読み取ることで、展示室内のタッチパネルに表示されている作品をモバイル端末内に保存できるようにすることも可能です。

Explore Omeka Everywhere(CHNM,2018/4/12)
http://omeka.org/news/2018/04/12/omeka-everywhere/

Omeka Everywhere
https://omeka.org/everywhere/

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