電子書籍

大日本印刷と図書館流通センター、日本電子図書館サービスとの資本提携を発表

2016年10月31日、大日本印刷株式会社(DNP)とDNPグループの図書館流通センターは、日本電子図書館サービス(JDLS)と資本提携をしたことを発表しています。

DNPでは、日本ユニシス株式会社の協力を得て、クラウド型の電子図書館サービスを提供していますが、株式会社紀伊國屋書店、株式会社KADOKAWA、株式会社講談社の出資によって設立されたJDLSと資本提携することで提供可能なコンテンツの数を増やし、公共図書館・大学図書館・学校図書館への電子図書館サービスの普及を加速させていくことを目指していると説明されています。

大日本印刷と図書館流通センター、日本電子図書館サービスと資本提携(大日本印刷,2016/10/31)
http://www.dnp.co.jp/news/10128833_2482.html

参考:
株式会社日本電子図書館サービス、電子図書館サービス「LibrariE」における図書館向け電子書籍コンテンツが1万冊を突破したことを発表
Posted 2016年3月2日
http://current.ndl.go.jp/node/30876

紀伊國屋書店、KADOKAWA、講談社による株式会社日本電子図書館サービスが設立
Posted 2013年10月15日

Microsoft Research、充電不要・ワイヤレス通信可能な電子ペーパー型ディスプレイを開発

マイクロソフト社の基礎研究部門、Microsoft Researchの研究者らが開発した充電不要・ワイヤレス通信可能な電子ペーパー型ディスプレイについて、複数のメディア等で取り上げられています。

このディスプレイは2016年10月16日から19日にかけて、東京で開催された第29回ACM(Association for Computing Machinery)User Interface Software and Technology Symposiumの中で発表されたものです。ポストイット程度の大きさですが、背面にソーラーパネルを備えており、オフィスの照明程度の明るさでも必要なエネルギーをまかなえるため、充電する必要がないとのことです。また、ワイヤレス通信も可能で、表示内容を遠隔で操作できます。

Knowledge Unlatched、オープンアクセスの学術書について機関単位での利用統計提供を開始

2016年10月24日、学術出版物の継続的なオープンアクセス(OA)出版を支援するKnowledge Unlatched(KU)が、これまでKUの事業によりOA化してきた学術書について、機関別の利用統計の提供を2016年11月から開始すると発表しました。

KUは2016年6月に既にOA学術書の利用統計を公開していましたが、機関ごとの値は提供されていませんでした。今回、新たに提供される統計では、IPアドレスに基づきアクセス元機関を特定した上で、COUNTER標準に基づいたアクセス数を提供するとしています。なお、新たに利用可能になるのはOAPENをプラットフォームとして公開したコンテンツへのアクセス数です。

Knowledge Unlatched Launches Institutional Usage Statistics Reports(KU、2016/10/24付け)
http://www.knowledgeunlatched.org/2016/10/library-usage/

参考:
人文・社会科学分野の単行書のOAを推進する欧州のコンソーシアムOAPENがホスティングしているオープンアクセスの図書がGoogle Scholarで索引化
Posted 2015年10月29日
http://current.ndl.go.jp/node/29802

シンガポールで、書籍のジャンルにあわせてラッピングされた列車が運行:QRコードを用いた電子書籍の提供も

シンガポールの陸上交通庁と国立図書館委員会が連携し、2016年10月24日から11月20日まで、MRT(マス・ラピッド・トランジット)の北東線及びダウンタウン線で、ミステリー、ファンタジー、セルフヘルプ、自伝といったジャンルにあわせてラッピングされた列車を走らせます。

列車内には、本の内容を短く紹介する読書推奨ウェブサイトにリンクするQRコードも用意されており、そこから専用のアプリ(Android、iOS)を用いて電子書籍をダウンロードすることができます。ダウンロードした電子書籍は3か月間無制限でアクセスできます。

Facebook(National Library Board, Singapore,2016/10/24)
https://www.facebook.com/nlbsg/posts/10153960367250924

Facebook(Land Transport Authority,2016/10/24)
https://www.facebook.com/WeKeepYourWorldMoving/posts/1214221741981393

参考:
ニューヨーク市地下鉄、乗客に電子書籍を提供
Posted 2016年8月30日
http://current.ndl.go.jp/node/32422

紙の本のない公共図書館“Biblio Tech”、地元の病院と連携(米国)

米国テキサス州ベア郡の、紙の本のない公共図書館“Biblio Tech”は、同郡の“University Health System”と連携し、2016年11月から、入院患者やその家族、病院の職員に電子書籍などのデジタルコレクションを提供を開始すると発表しています。

病院側が、デジタルコレクションをダウンロードできる“Biblio Tech”のキオスク端末のための場所やボランティアスタッフを用意します。

Facebook (Bexar Biblio Tech,2016/10/19)
https://www.facebook.com/BexarBibliotech/posts/1132271253533578

Facebook (University Health System,2016/10/19)
https://www.facebook.com/UniversityHealthSystem/posts/10154139050208915

Digital public library expands to hospitals(San Antonio Express News,2016/10/18)

【イベント】日本電子出版協会(JEPA)30周年記念セミナー「クリエイティブ・コモンズと著作権の新しい潮流」(11/4・東京)

2016年11月4日、東京・飯田橋の研究社英語センターにおいて、日本電子出版協会(JEPA)がJEPA30周年記念セミナー「クリエイティブ・コモンズと著作権の新しい潮流」を開催します。

講師は、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事の水野祐弁護士です。

定員は170名(先着順)です。受講料は、JEPA会員は1社1名まで無料、2名以上は2,000円/名、非会員は5,000円です。

2016年11月4日「クリエイティブ・コモンズと著作権の新しい潮流」(JEPA、2016/10/3)
http://www.jepa.or.jp/seminar/20161104/

参考:
【イベント】日本電子出版協会(JEPA)著作権セミナー「TPP合意後の著作権への影響の考察と著作権法をめぐる最新動向」 (2/3・東京)
Posted 2016年1月15日
http://current.ndl.go.jp/node/30445

九州大学、第3回九州大学基幹教育シンポジウム「ラーニングアナリティクス(LA)によるアクティブラーナーの育成-教育ビッグデータをどう利活用すべきか?-」を開催(11/23・福岡)

2016年11月23日、九州大学に於いて、第3回九州大学基幹教育シンポジウム「ラーニングアナリティクス(LA)によるアクティブラーナーの育成 -教育ビッグデータをどう利活用すべきか?-」が開催されます。

このシンポジウムでは、デジタル教科書などの教育の情報化に関する国の政策の動向や、それらの情報基盤を用いたLAの最新の研究動向を紹介し、教育現場での一つ一つの改善のみならず、教育全体の改革に向けて教育ビッグデータをどう活用すべきか考えたいとしています。

下記6件の講演やパネル討論等が予定されています。参加費は無料ですが、事前申込が必要です。

・「AI/ビッグデータ研究と教育改革への期待」文部科学省研究振興局・榎本剛氏
・「デジタル教科書に関する政策動向とLAに対する期待」東北大学大学院情報科学研究科・堀田龍也氏
・「九州大学におけるLAの取り組み」九州大学基幹教育院・緒方広明氏
・「LAによる教育学習活動支援のための情報環境と研究開発」京都大学情報環境機構IT企画室・梶田将司氏
・「センサーデータの利用とLAへの期待」北海道大学大学院情報科学研究科・杉本雅則氏
・「学習活動のリアルタイム分析」九州大学基幹教育院・島田敬士氏

第3回九州大学基幹教育シンポジウム(九州大学、2016/10/14)

韓国・文化体育観光部、電子書籍のメタデータ標準を開発

2016年9月23日、韓国・文化体育観光部は、電子書籍の流通基盤構築のため、韓国出版文化産業振興院、国立中央図書館(NLK)、出版界、電子書籍ベンダーと連携し、韓国版の電子書籍のメタデータ標準を開発したことを発表しています。

昨年締結された文化体育観光部と出版界・電子書籍ベンダーとの業務協約の成果で、書籍流通における商品情報としてのメタデータであるONIXに基づき構築されています。

文化体育観光部と韓国出版文化産業振興院では、このメタデータ標準を基盤に、電子書籍の流通協業システム等を開発し、NLKの書誌情報流通支援システムと連携させ、この電子書籍のメタデータ標準を電子書籍ベンダーに提供する予定です。

次年度はDRM(技術的制限手段)を導入して電子書籍ファイルの統合管理が可能なシステムを構築し、そのことを通じて、異なるベンダーによるものでも一つのビュアーで閲覧できるようにする計画とのことです。

문체부, 개방형 전자책 유통협업시스템 구축 추진- 민관이 협력하여 전자책 표준 메타데이터 도출 완료 -(韓国・文化体育観光部,2016/9/23)
http://www.mcst.go.kr/web/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=15568

参考:

国際図書館連盟と国際出版連合、最初の“International Day for Universal Access to Information”にあわせて共同声明を発表

2016年9月28日、最初の“International Day for Universal Access to Information”にあわせて、国際図書館連盟(IFLA)と国際出版連合(IPA)が共同声明を発表しています。

共同声明では、国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」における持続可能な開発目標(SDGs)の実現、周縁化されたグループへのアクセスの提供、国家等からの検閲圧力への抵抗、図書館が適切に支援されることの保証、リテラシーや電子書籍の貸出(eLending)の促進の必要性が強調されています。

毎年9月28日を“International Day for Universal Access to Information”(IDUAI)とすることは、2015年11月17日に、UNESCOで採択されています。

Universal Access to Information, Today and Every Day (IFLA,2016/9/28)
http://www.ifla.org/node/10887

堺市立図書館(大阪府)、「電子図書館」にPC読み上げ対応のテキストサイトを開設

2016年9月24日、大阪府の堺市立図書館は、同館で収集・集積しているさまざまなデジタル化資料を検索・閲覧できる「電子図書館」に、PC読み上げソフト(スクリーンリーダー)に対応したテキスト版サイトを開設したと発表しています。

電子図書館にPC読み上げ対応のテキストサイトを開設しました(堺市,2016/9/24)
http://www.city.sakai.lg.jp/kosodate/library/oshirase/D-libtext.html

堺市立図書館電子図書館テキスト版サイト
https://www.d-library.jp/SKI01/g1001/top/

参考:
大日本印刷、図書館流通センター、日本ユニシス、ボイジャーの4社が画面読み上げソフト「スクリーンリーダー」に適応した電子図書館システムを開発:3年間で200館の導入を目指す
Posted 2016年5月16日
http://current.ndl.go.jp/node/31602

三田市立図書館、電子図書館サービスに視覚障がい者対応機能を追加
Posted 2016年3月4日
http://current.ndl.go.jp/node/30933

E1057 - アクセシブルな電子書籍プラットフォームに向けて

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