電子書籍

米・ノースカロライナ州、州全体の公共図書館で子ども向けのデジタルコンテンツが利用ができる“NC Kids Digital Library”を開設

2017年2月1日、米国のノースカロライナ州公共図書館長協会(North Carolina Public Library Directors Association :NCPLDA)が、OverDrive社及びノースカロライナ州政府・ノースカロライナ州立図書館と連携し、未就園児から第4学年までの子ども向けのデジタルコンテンツを提供する“NC Kids Digital Library”を開設したと発表しています。

3,700点を超える電子書籍、オーディオブック、ビデオ、リードアロング(朗読)などのコンテンツが、OverDrive社のプラットフォームを用いて、同州の85の地域・郡・市の図書館を通じて利用できます。

North Carolina Launches new eBook Sharing Service Specifically for Children(NCPLDA,2017/2/1)
http://ncplda.org/2017-2-1_NC_KidsDigital_LibraryFINAL.pdf

NC Kids Digital Library
https://nckids.overdrive.com/

参考:
米・コネチカット州立図書館、州単位の図書館用電子書籍アプリを開発へ:ニューヨーク公共図書館が開発したSimplyEをカスタマイズ

W3Cと国際電子出版フォーラム(IDPF)が正式に統合

W3Cと国際電子出版フォーラム(IDPF)が正式に統合したと発表されています。

W3CとIDPF正式統合 - 出版の未来形を描くロードマッピング (W3C,2017/2/1)
https://www.w3.org/2017/01/pressrelease-idpf-w3c-combination.html.ja

New Roadmap for Future of Publishing is Underway as W3C and IDPF Officially Combine(W3C,2017/2/1)
https://www.w3.org/2017/01/pressrelease-idpf-w3c-combination.html.en

IDPF Has Combined With W3C(IDPF,2017/1/31)
http://idpf.org/news/idpf-has-combined-with-w3c

参考:
国際電子出版フォーラム(IDPF)、加盟機関による投票の結果、W3Cとの統合計画を承認
Posted 2016年11月8日
http://current.ndl.go.jp/node/32889

W3Cと国際電子出版フォーラムが統合のための調査の開始を発表
Posted 2016年5月11日

2016年の出版物の推定販売金額は前年比3.4%減の1兆4,709億円 電子出版市場は前年比27.1%増の1,909億円

2017年1月25日、出版科学研究所が、2016年に刊行された書籍・雑誌を合わせた出版物の推定販売金額が、前年同期比3.4%減の1兆4,709億円で、12年連続のマイナスとなったと発表しています。

また、電子出版市場は前年比27.1%増の1,909億円とのことです。

出版科学研究所(出版月報 2017年1月号の概要のページ)
http://www.ajpea.or.jp/book/2-1701/index.html

電子出版物の昨年の売り上げ1900億円 27%増と躍進(産経新聞,2017/1/25)
http://www.sankei.com/life/news/170125/lif1701250037-n1.html

定額制で生き物図鑑の電子書籍が読み放題となるサイト「図鑑.jp」、サービス開始

定額制で、生き物図鑑の電子書籍が読み放題となるサイト「図鑑.jp」が、2017年1月17日にサービスを開始しました。

このサイトは、株式会社山と溪谷社が運営しています。同社や他の出版社が発行する図鑑など、「植物コース」14タイトル、「野鳥コース」8タイトルが閲覧できます。品切れ・絶版となっているタイトルや、公共機関が発行する調査報告書など、入手困難な資料も含まれます。

サービス開始にあたり、紙の図鑑から計1万ページ以上がEPUB形式で電子化されています。

植物約9,000種・野鳥約800種がデータベース化され、和名・科名・学名から横断検索して参照できます。また、会員が質問をしたり、写真を投稿して報告したりできる掲示板もあり、会員から寄せられた報告で図鑑が補完されるとしています。

当初は「植物コース」と「野鳥コース」が設けられ、順次「きのこ」「魚類」「昆虫」などジャンルを拡大していきたいとのことです。

料金は個人向けと法人向けがあり、それぞれ植物コースと野鳥コースがあります。教育機関向け・図書館向けのライセンスも検討しているとのことです。非会員や無料会員でも、横断検索や掲示板の利用は可能です。

生き物図鑑が読み放題の「図鑑.jp」提供開始、絶版書も含む専門図鑑を電子化(Internet Watch, 2017/1/17)

米国デジタル公共図書館、公共図書館での電子書籍へのアクセス拡大に向け、スローン財団から助成金を獲得

2017年1月13日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、スローン財団(Alfred P. Sloan Foundation)から150万ドルの助成を受け、公共図書館での電子書籍コレクションを増やすとともに、それら作品に簡単にアクセスできるようにすると発表しています。

DPLAでは、他の機関と連携し、市場本位の方法で、電子書籍へのアクセス改善を行なうとともに、スマートフォンやタブレット向けのEPUB形式の人気がある電子書籍のコレクションを開発し、読者が興味にある作品を見つけることが出来るようにする計画とのことです。

DPLA to Expand Access to Ebooks with Support from the Alfred P. Sloan Foundation(DPLA,2017/1/13)
https://dp.la/info/2017/01/13/dpla-to-expand-access-to-ebooks-with-support-from-the-alfred-p-sloan-foundation/

参考:
“Open eBooks”が100万ダウンロードを達成:来年度はKindle Fire版・Chromebook版の提供や、所得制限の撤廃を予定
Posted 2016年12月20日

電子書籍フォーマットEPUB 3.1が“Recommended Specification”として承認される

2017年1月5日、国際電子出版フォーラム(IDPF)が、電子書籍の規格EPUBの新バージョンEPUB 3.1が“Recommended Specification”として満場一致で承認されたと発表しています。

Members Unanimously Approve EPUB 3.1 as an IDPF Recommended Specification(IDPF,2017/1/5)
http://idpf.org/news/members-unanimously-approve-epub-31-as-an-idpf-recommended-specification

参考:
電子書籍フォーマットEPUB 3.1のEditor's Draftの第2版が公開
Posted 2016年4月27日
http://current.ndl.go.jp/node/31468

日本電子出版協会(JEPA)、2016年「JEPA電子出版アワード」の結果を発表

2016年12月21日、日本電子出版協会(JEPA)の2016年「JEPA電子出版アワード」の結果が発表されました。JEPA電子出版アワード大賞は「医書.jp」に決定しました。2016年はJEPA創立30周年ということで、「30周年特別賞」も創設されています。その他の各賞は以下の通りです。

・30周年特別賞 天谷幹夫 氏 (パピレス会長)
・30周年特別賞 鈴木雄介 氏 (イーブック イニシアティブ ジャパン名誉会長)
・30周年特別賞 小林 敏 氏 (W3C日本語組版の要件 編者)

・デジタル・インフラ賞   Maruzen eBook Library (丸善雄松堂)
・スーパー・コンテンツ賞  西尾維新デジタルプロジェクト (講談社)
・エクセレント・サービス賞  医書.jp (医書ジェーピー)
・チャレンジ・マインド賞   ターゲットの友 (旺文社)
・エキサイティング・ツール賞  Picassol (出版デジタル機構)

第10回JEPA電子出版アワード、ジャンル賞、大賞発表(JEPA,2016/12/21)
http://www.jepa.or.jp/pressrelease/20161221-2/

医書.jp
http://www.isho.jp/

参考:

“Open eBooks”が100万ダウンロードを達成:来年度はKindle Fire版・Chromebook版の提供や、所得制限の撤廃を予定

2016年12月15日、低所得層の子どもを対象に電子書籍を提供する取組み“Open eBooks”が、ダウンロード数が100万回を超えたと発表しています。

また、来年度の目標として、現在iOS/Androidのみでの提供を、Kindle FireやChromebookに拡大するほか、所得制限を撤廃することで、アクセスを増やすことを掲げています。

Open eBooks Reaches 1 Million Books Read(Open eBooks,2016/12/15)
http://openebooks.net/press_release_new_content_1216.pdf

参考:
低所得層の子どもを対象に電子書籍を提供する取組み“Open eBooks”がサービスを開始(米国)
Posted 2016年2月25日
http://current.ndl.go.jp/node/30825

米・キング郡図書館システム、シアトル・タコマ国際空港に電子書籍等の貸出が可能なキオスク端末を設置

米・ワシントン州のキング郡図書館システム(KCLS)が、シアトル・タコマ国際空港内に、電子書籍・オーディオブックの貸出が可能なOverDrive社のキオスク端末2台を設置したと発表しています。

地元紙の報道によれば、電子書籍の利用可能期間は7日間で、図書館カードを所持していなくても2タイトルまでは貸出し可能とのことです。また、この事業は2017年12月31日まで実施されるとのことです。

Top Ten Ways to Make KCLS a Part of Your Holiday Celebrations(King County Library System,2016/11/28)
http://kcls.org/blogs/post/top-ten-ways-to-make-kcls-a-part-of-your-holiday-celebrations/

Facebook(King County Library System Foundation,2016/12/2)
https://www.facebook.com/kclsfoundation/photos/a.10150278022635527.550773.447376115526/10157753315485527/?type=3&theater

インドの刑務所が受刑者向けに電子図書館サービスを開始(記事紹介)

インドの英字紙The Hinduの2016年11月27日付の記事が、インド・ケーララ州の中央刑務所に、まもなく、インド南部では初となる電子図書館が設置され、受刑者が電子書籍を利用できるようになると報じています。

受刑者の読書習慣を促し、社会や生活に対する物の見方を良い方向に転換させる事を目的にしており、館内のパソコンで閲覧できるほか、Amazonの電子書籍リーダーKindleも提供されます。

受刑者の読書への要望は強いものの、セキュリティ面で、限られた数しか図書館内に本を置けない事に対応するもので、電子書籍の利用方法についての訓練を受けることで、受刑者のデジタルリテラシーの涵養を図ることも目的としているようです。

E-library for inmates at Kerala jail(The Hindu,2016/11/27)
http://www.thehindu.com/news/national/kerala/E-library-for-inmates-at-Kerala-jail/article16710539.ece

参考:
E1592 - 少年院法改正の経緯と条文における「読書」への言及について
カレントアウェアネス-E No.264 2014.08.07
http://current.ndl.go.jp/e1592

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