電子書籍

Project MUSE、2017年提供予定の電子書籍コレクションのタイトルリストを発表

人文・社会科学系の電子資料提供サービスProject MUSEが、2017年に提供する電子書籍コレクションの価格を決定し、そのタイトルリストを公開しました。

今回から以下の2つの出版社が参加しています。

・ライデン大学出版局
・Liturgical Press

MUSE Announces New 2017 Book Collections(Project MUSE)
https://t.e2ma.net/message/1y26xc/98vyl

2017 Complete Title List
http://muse.jhu.edu/about_files/generated/books_title_lists/2017_Complete.xls

国際電子出版フォーラム(IDPF)、加盟機関による投票の結果、W3Cとの統合計画を承認

2016年11月7日、国際電子出版フォーラム(IDPF)は、World Wide Web Consortium(W3C)との2017年1月の統合に関する理事会提案への130の加盟機関による投票を行ない、賛成72票、反対10票、棄権4票により、承認されたと発表しています。

IDPFでは、統合を実行化するために必要な最終文書の起草及び施行や、その後の移行作業には、まだ多くの業務が残っており、統合作業の状況や次の段階について、来月までには多くの情報を共有できるようにしたいとしています。

IDPF Members Approve Plan to Combine with W3C(IDPF,2016/10/7)
http://idpf.org/news/idpf-members-approve-plan-to-combine-with-w3c

電子出版制作・流通協議会、『電子図書館・電子書籍貸出サービス調査報告2016』を発行

電子出版制作・流通協議会(電流協)が、2016年11月8日に、『電子図書館・電子書籍貸出サービス調査報告2016』を発行すると発表しています。価格は1,700円(税別)です。

7月から8月にかけて、全国の公共図書館の中央館1,352館を対象に、メール・Webで連絡がとれる1,077館に、電子図書館・電子書籍貸出サービスに関するアンケート調査を依頼したもので、回答を得られた466館の結果をまとめたものです。

プレスリリースでは、

・電子図書館サービスのうち公共図書館での「電子書籍貸出サービス」の導入館は53館(自治体ベース)。
・電子書籍貸出サービスの懸念と課題として「コンテンツの価格」「提供されているコンテンツが少ない」「予算の確保」「電子書籍貸出サービスを実施する十分な知識がない」「電子書籍貸出サービスが継続されるかどうか(サービス中止に対する不安)」という点が多く指摘されている。
・今後導入を希望する電子図書館サービスとしては「電子図書館貸出サービス」への要望が高まっている。
・電子書籍貸出サービスには「文字拡大機能」「音声読み上げ機能」「文字と地の色の反転機能」といった、アクセシビリティ機能に対しての期待が存在する。

大日本印刷と図書館流通センター、日本電子図書館サービスとの資本提携を発表

2016年10月31日、大日本印刷株式会社(DNP)とDNPグループの図書館流通センターは、日本電子図書館サービス(JDLS)と資本提携をしたことを発表しています。

DNPでは、日本ユニシス株式会社の協力を得て、クラウド型の電子図書館サービスを提供していますが、株式会社紀伊國屋書店、株式会社KADOKAWA、株式会社講談社の出資によって設立されたJDLSと資本提携することで提供可能なコンテンツの数を増やし、公共図書館・大学図書館・学校図書館への電子図書館サービスの普及を加速させていくことを目指していると説明されています。

大日本印刷と図書館流通センター、日本電子図書館サービスと資本提携(大日本印刷,2016/10/31)
http://www.dnp.co.jp/news/10128833_2482.html

参考:
株式会社日本電子図書館サービス、電子図書館サービス「LibrariE」における図書館向け電子書籍コンテンツが1万冊を突破したことを発表
Posted 2016年3月2日
http://current.ndl.go.jp/node/30876

紀伊國屋書店、KADOKAWA、講談社による株式会社日本電子図書館サービスが設立
Posted 2013年10月15日

Microsoft Research、充電不要・ワイヤレス通信可能な電子ペーパー型ディスプレイを開発

マイクロソフト社の基礎研究部門、Microsoft Researchの研究者らが開発した充電不要・ワイヤレス通信可能な電子ペーパー型ディスプレイについて、複数のメディア等で取り上げられています。

このディスプレイは2016年10月16日から19日にかけて、東京で開催された第29回ACM(Association for Computing Machinery)User Interface Software and Technology Symposiumの中で発表されたものです。ポストイット程度の大きさですが、背面にソーラーパネルを備えており、オフィスの照明程度の明るさでも必要なエネルギーをまかなえるため、充電する必要がないとのことです。また、ワイヤレス通信も可能で、表示内容を遠隔で操作できます。

Knowledge Unlatched、オープンアクセスの学術書について機関単位での利用統計提供を開始

2016年10月24日、学術出版物の継続的なオープンアクセス(OA)出版を支援するKnowledge Unlatched(KU)が、これまでKUの事業によりOA化してきた学術書について、機関別の利用統計の提供を2016年11月から開始すると発表しました。

KUは2016年6月に既にOA学術書の利用統計を公開していましたが、機関ごとの値は提供されていませんでした。今回、新たに提供される統計では、IPアドレスに基づきアクセス元機関を特定した上で、COUNTER標準に基づいたアクセス数を提供するとしています。なお、新たに利用可能になるのはOAPENをプラットフォームとして公開したコンテンツへのアクセス数です。

Knowledge Unlatched Launches Institutional Usage Statistics Reports(KU、2016/10/24付け)
http://www.knowledgeunlatched.org/2016/10/library-usage/

参考:
人文・社会科学分野の単行書のOAを推進する欧州のコンソーシアムOAPENがホスティングしているオープンアクセスの図書がGoogle Scholarで索引化
Posted 2015年10月29日
http://current.ndl.go.jp/node/29802

シンガポールで、書籍のジャンルにあわせてラッピングされた列車が運行:QRコードを用いた電子書籍の提供も

シンガポールの陸上交通庁と国立図書館委員会が連携し、2016年10月24日から11月20日まで、MRT(マス・ラピッド・トランジット)の北東線及びダウンタウン線で、ミステリー、ファンタジー、セルフヘルプ、自伝といったジャンルにあわせてラッピングされた列車を走らせます。

列車内には、本の内容を短く紹介する読書推奨ウェブサイトにリンクするQRコードも用意されており、そこから専用のアプリ(Android、iOS)を用いて電子書籍をダウンロードすることができます。ダウンロードした電子書籍は3か月間無制限でアクセスできます。

Facebook(National Library Board, Singapore,2016/10/24)
https://www.facebook.com/nlbsg/posts/10153960367250924

Facebook(Land Transport Authority,2016/10/24)
https://www.facebook.com/WeKeepYourWorldMoving/posts/1214221741981393

参考:
ニューヨーク市地下鉄、乗客に電子書籍を提供
Posted 2016年8月30日
http://current.ndl.go.jp/node/32422

紙の本のない公共図書館“Biblio Tech”、地元の病院と連携(米国)

米国テキサス州ベア郡の、紙の本のない公共図書館“Biblio Tech”は、同郡の“University Health System”と連携し、2016年11月から、入院患者やその家族、病院の職員に電子書籍などのデジタルコレクションを提供を開始すると発表しています。

病院側が、デジタルコレクションをダウンロードできる“Biblio Tech”のキオスク端末のための場所やボランティアスタッフを用意します。

Facebook (Bexar Biblio Tech,2016/10/19)
https://www.facebook.com/BexarBibliotech/posts/1132271253533578

Facebook (University Health System,2016/10/19)
https://www.facebook.com/UniversityHealthSystem/posts/10154139050208915

Digital public library expands to hospitals(San Antonio Express News,2016/10/18)

【イベント】日本電子出版協会(JEPA)30周年記念セミナー「クリエイティブ・コモンズと著作権の新しい潮流」(11/4・東京)

2016年11月4日、東京・飯田橋の研究社英語センターにおいて、日本電子出版協会(JEPA)がJEPA30周年記念セミナー「クリエイティブ・コモンズと著作権の新しい潮流」を開催します。

講師は、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン理事の水野祐弁護士です。

定員は170名(先着順)です。受講料は、JEPA会員は1社1名まで無料、2名以上は2,000円/名、非会員は5,000円です。

2016年11月4日「クリエイティブ・コモンズと著作権の新しい潮流」(JEPA、2016/10/3)
http://www.jepa.or.jp/seminar/20161104/

参考:
【イベント】日本電子出版協会(JEPA)著作権セミナー「TPP合意後の著作権への影響の考察と著作権法をめぐる最新動向」 (2/3・東京)
Posted 2016年1月15日
http://current.ndl.go.jp/node/30445

九州大学、第3回九州大学基幹教育シンポジウム「ラーニングアナリティクス(LA)によるアクティブラーナーの育成-教育ビッグデータをどう利活用すべきか?-」を開催(11/23・福岡)

2016年11月23日、九州大学に於いて、第3回九州大学基幹教育シンポジウム「ラーニングアナリティクス(LA)によるアクティブラーナーの育成 -教育ビッグデータをどう利活用すべきか?-」が開催されます。

このシンポジウムでは、デジタル教科書などの教育の情報化に関する国の政策の動向や、それらの情報基盤を用いたLAの最新の研究動向を紹介し、教育現場での一つ一つの改善のみならず、教育全体の改革に向けて教育ビッグデータをどう活用すべきか考えたいとしています。

下記6件の講演やパネル討論等が予定されています。参加費は無料ですが、事前申込が必要です。

・「AI/ビッグデータ研究と教育改革への期待」文部科学省研究振興局・榎本剛氏
・「デジタル教科書に関する政策動向とLAに対する期待」東北大学大学院情報科学研究科・堀田龍也氏
・「九州大学におけるLAの取り組み」九州大学基幹教育院・緒方広明氏
・「LAによる教育学習活動支援のための情報環境と研究開発」京都大学情報環境機構IT企画室・梶田将司氏
・「センサーデータの利用とLAへの期待」北海道大学大学院情報科学研究科・杉本雅則氏
・「学習活動のリアルタイム分析」九州大学基幹教育院・島田敬士氏

第3回九州大学基幹教育シンポジウム(九州大学、2016/10/14)

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