電子書籍

hon.jp、ニュースサイトなど一部事業の継承について日本独立作家同盟と協議中と発表

2018年1月30日、電子書籍検索サイト「hon.jp」が、hon.jpドメイン及びニュースサイト「hon.jp DayWatch」について、特定非営利法人日本独立作家同盟と、事業継承を前提に協議していることを発表しました。

hon.jpは株式会社hon.jpが2018年3月に廃業することに伴い、1月31日にサイトを閉鎖していますが、hon.jp DayWatch等については今後、運営法人の変更・リニューアル・再開等を予定しているとのことです。それらの情報については日本独立作家同盟のウェブサイトで案内予定である、とされています。

なお、電子書籍検索サービス等の事業については継承されず、継続の予定はないとのことです。

【重要】hon.jpの事業継承について(hon.jp DayWatch、2018/1/30付け)
https://hon.jp/news/1.0/0/11689

Springer Nature社、“Metadata Downloader”を公開

2018年1月31日、Springer Nature社が、“Metadata Downloader”を公開しました。

これまでのMARC downloaderを機能強化したもので、図書館の目録担当者が、容易に同社製品のメタデータの更新データをダウンロードし、図書館の目録に追加したり、図書館が契約しているコンテンツをリスト化できるようにしたものです。データはKBARTの形式でもダウンロードできます。

メタデータのダウンロードの際には各種オプションを設定できるほか、その設定をブックマークしておくことも可能です。

これにあわせ、同社では、SpringerLinkに搭載しているコンテンツのデータの更新頻度を増やすとしています。

2017年の出版物の推定販売金額は前年比6.9%減の1兆3,701億円

2017年1月25日、全国出版協会の出版科学研究所が、2017年に刊行された書籍・雑誌を合わせた出版物の推定販売金額が、前年比6.9%減の1兆3,701億円で13年連続のマイナスとなったと発表しています。

書籍は同3.0%減の7,152億円で全体では伸び悩んだが文芸書や学習参考書、教養新書は前年を上回ったほか話題書も多かったこと、雑誌は同10.8%減の6,548億円でグッズ付録つき雑誌やアイドル登場号など単号で売れる傾向が強まったもののコミックスの大幅減が影響したと指摘しています。

一方、電子出版市場は同16.0%増の2,215億円となっています。

出版科学研究所(出版月報 2018年1月号の概要のページ)
http://www.ajpea.or.jp/book/2-1801/index.html

オランダ社会研究所(SCP)、オランダ人の読書に関する調査報告書を公開

2018年1月18日、オランダ社会研究所(Netherlands Institute for Social Research:SCP)が、オランダ人の読書に関する調査報告書“Lees:Tijd Lezen in Nederland”(Reading: Time Reading in the Netherlands)を公開しました。

生活時間調査のデータを用いて、オランダ人の読書行動や、この10年間での電子書籍やタブレット端末・スマートフォン、SNSやデジタルメディアの登場が読書行動をどのように変容させたかについて調査したほか、時間的な制約が読書に与える影響についても検討しています。

報告書本文はオランダ語ですが、要約が英文で公開されています。

Lees:Tijd Lezen in Nederland(SCP,2018/1/18)
https://www.scp.nl/Publicaties/Alle_publicaties/Publicaties_2018/Lees_Tijd

日本電子出版協会(JEPA)、2017年「JEPA電子出版アワード」の結果を発表:大賞は「絵本ナビ」

2017年12月19日、日本電子出版協会(JEPA)の2017年「JEPA電子出版アワード」の結果が発表されました。

JEPA電子出版アワード大賞は「絵本ナビ(絵本ナビ) 」でした。

・デジタル・インフラ賞    TIMEMAP(一般社団法人タイムマップ)
・スーパー・コンテンツ賞   東洋経済オンライン(東洋経済新報社)
・エクセレント・サービス賞  図鑑.jp(山と渓谷社)
・チャレンジ・マインド賞    絵本ナビ(絵本ナビ) 【大賞】
・エキサイティング・ツール賞 ジャンプPAINT(集英社、メディバン)
・特別功労賞         長谷川秀記 氏 (元日本電子出版協会会長) ※電子出版への貢献に対して

第11回 電子出版アワード 大賞は「絵本ナビ」(JEPA,2017/12/19)
http://www.jepa.or.jp/pressrelease/20171219/

電子書籍検索サイト「hon.jp」、2018年1月31日をもって閉鎖

2017年12月12日、電子書籍検索サイト「hon.jp」が、2018年1月31日をもって閉鎖することが発表されました。株式会社hon.jpが、2018年3月をもって廃業することに伴うものです。

hon.jpでは、電子書籍業界のニュースを配信する「hon.jp DayWatch」を提供していました。

【重要】hon.jpサイト閉鎖について(hon.jp DayWatch, 2017/12/12)
https://hon.jp/news/1.0/0/11675

参考:
hon.jp、スマートフォン向けに近刊情報検索サービスの提供を開始
Posted 2012年4月10日
http://current.ndl.go.jp/node/20589

浜松市、多文化サービスの充実化などを目的に、楽天株式会社と電子図書館に関する連携協定を締結

2017年11月1日、浜松市が、楽天株式会社と電子図書館に関する連携協定を締結しました。

ITを活用した読書環境の整備、多言語教育によるグローバル化の促進、外国人居住者が2万人を超え「浜松市多文化共生都市ビジョン」を掲げる同市の多文化サービスの充実などが連携の目的とされています。

協定に基づき、2018年2月(予定)から、浜松市民は、電子図書館サービス「Rakuten OverDrive」を通じて電子書籍を借りることができるようになります。

協定期間は、2019年10月31日までの2年間です。

Project MUSE、2018年提供予定の電子書籍コレクションのタイトルリストを発表:新たに公衆衛生分野が追加

人文・社会科学系の電子資料提供サービスProject MUSEが、2018年に提供する電子書籍コレクションの価格を決定し、そのタイトルリストを公開しました。

2018年分から新しく公衆衛生分野のコレクションが追加され、米国のジョンズ・ホプキンス大学出版局、コーネル大学出版局、ラトガース大学出版局、ミネソタ大学出版局、ニューイングランド大学出版局、ヴァンダービルト大学大学出版局といった大学出版局から出版された当該分野の50点を超す書籍が利用できます。

MUSEのプラットフォーム全体では、2018年末までに4,000点を超す書籍が追加され、5万4,000点を超す専門書が利用できるようになります。南アフリカのウィットウォータース大学出版局、英国のマンチェスター大学出版局が新たに加わっています。

2018 MUSE Book Collections Now Available, including New Public Health Collection(Project MUSE)
https://t.e2ma.net/message/5pu9sd/98vyl

シンガポール国家図書館委員会、ビジネス関連の電子書籍やオーディオブックを利用することができるポータルサイト“Digital Business Library”を公開

2017年10月24日、シンガポール国家図書館委員会(National Library Board, Singapore:NLB)が“Digital Business Library”を公開しました。

世界的に著名なビジネス本作家による1万9,000点以上の電子書籍やオーディオブックを利用することができるポータルサイトで、NLBが、ビジネス支援を目的に、楽天子会社の米・OverDrive社と共同で立ち上げたものです。

最新の動向を把握するため、NLBとOverDrive社では、専門家と相談して収録作品を選定しており、また、モバイルフレンドリーなインターフェイスを導入しています。

Digital Business Library(National Library Board, Singapore,2017/10/23)
https://www.nlb.gov.sg/NewsAnnouncement/tabid/225/announcementId/249/Default.aspx

Googleの検索結果にOverDriveの電子書籍が直接、表示されるように(記事紹介)

2017年10月12日付けの米Library Journal誌オンライン版記事で、2017年9月から開始されたGoogleの検索結果にOverDriveの電子書籍が直接表示される機能に関する概説が掲載されています。

この機能はOverDriveがGoogle側の機能提供を認めて実現したもので、検索結果に関連するOverDriveの電子書籍があり、利用者の所在地近くの図書館で提供されている場合、「図書館で電子書籍を借りる」リンクが検索結果に表示されるようになっています。

Library Journal誌の解説記事では、同機能についてはメディアミックスに対応できていなかったりうまく動かない場合があるほか、OverDrive以外の電子書籍を図書館から借りられる場合に対応できていない等の問題があるとしつつも、なじみのない人に図書館の電子書籍サービスの認知を高める等の効果があるだろうと評価しています。

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