電子書籍

ビジネスユースに特化した電子書籍リーダーが登場

新聞やビジネス誌を読むのに適した大きな画面、Microsoft社のワード、エクセル、パワーポイント、Adobe社のPDFなどビジネスシーンでよく使われるデータフォーマットも利用可能という、娯楽よりもビジネスでの利用に焦点を当てた新しい電子書籍リーダーが、2009年前半に登場予定だということです。この製品を手がけるのは、英国、米国、ドイツで事業を展開しているPlastic Logic社で、米国サンディエゴで現在開催されているトレードショー“DEMOfall 08”で製品の概要が紹介される予定です。

Plastic Logic社のプレスリリース
http://www.plasticlogic.com/PRPlasticLogicPreviewsElectronicReadingDevice.html

Plastic Logic社が同社製品に関するニュース資料を集めているページ

高等教育における電子書籍リーダーの使い易さは?-米の大学で調査開始

米国のペンシルバニア州立大学図書館は同大の英語学科と協同で、高等教育における電子書籍リーダーの可能性を探るため、その使い易さを調査する1年のプロジェクトに着手することを発表しました。このプロジェクトでは、ソニー社の電子書籍リーダーを用いるということです。プロジェクトの開始は今秋からで、図書館で5台のリーダーの貸出を開始します。利用者は一度に15タイトルまでを、1か月間を上限として、借りることができます。その他、新入生向けの情報リテラシーのクラスで、電子書籍リーダーを取り上げる、といった試みもなされるようです。

Penn State Libraries and English Department Partner in Exploration of Digital Readers
- LISNews 2008/9/4付けの記事

英国でもソニーの電子書籍リーダー発売へ

ソニーの英国法人は、現在米国でのみ販売されているソニーの電子書籍リーダー“Sony Reader”の、英国内での発売を開始するということです。この件に関し、Press Associationの取材を受けた英国図書館(BL)の関係者は、「電子書籍にも紙の書籍にも、それぞれ長所と短所があるため、電子書籍が紙の本を脅かすことはないだろう」との見解を示したそうです。

ソニー、現地書店チェーンと提携し、英国でも電子書籍端末「Sony Reader」を発売
- hon.jp Day Watch
http://hon.jp/news/1.0/0/1124/

E-book 'will not threaten paperback'
- LISNews 2008/9/2付けの記事

Kindleの次期バージョン発売の真相は?

Kindleの次期バージョンが2009年に発売、対象者は大学生、といったことが一部報道されたり、ブログで取り上げられたりしていますが、New York Timesの技術系ブログの記事によると、Amazon.comの主席スポークスマンは取材に対し、「記事で読んだことをすべて信じないでください。噂や憶測もたくさん含まれています。たった一つ、確かに言えることは、今年のKindle新バージョンの発売はない、ということです。新バージョンは、最速でも、来年のいつか、ということになるでしょう」と答えています。

Extinguish the Rumors: No New Amazon Kindle This Year
- Bits(New York Timesウェブサイト内の1コーナー)2008/8/28付けの記事

大学の授業用教科書の価格高騰に対抗した、教科書の「オープン」化状況-カリフォルニアの場合

米国では、大学の授業用教科書の価格高騰が問題となっていますが、カリフォルニア州では、出版社からの10万ドルという対価を断って、自著を「オープンソース・テキストブック」としてオンラインで無償公開した著名な経済学の教授が注目を集めているそうです。この教授がテキストブックのオープン化に取り組んだ経緯、また州内・米国の大学における教科書のオープン化の試み(オープンコースウェア、無料の電子書籍(Wikibooksなど))の広がりと、出版社による従来より安価な電子書籍の試みとの競合などについて、Los Angels Times紙が紹介記事を掲載しています。

Free digital texts begin to challenge costly college textbooks in California - Los Angeles Times

Amazonの電子書籍リーダー“Kindle”、次期バージョンは大学生向け?

2007年11月の登場以来、24万台が売れたと言われている米Amazon社の電子書籍リーダー“Kindle”の次期バージョン(2009年発売予定?)が、大学生向けになると米Seattle Post-Intelligencer誌で報じられています。大学の授業用テキストを扱うということで、サイズが少し大きくなるとともに、メモを書き込んだりする機能が追加されるのではないかと、技術系ブログでは予想されています。

なおKindle向けの書籍は16万点を超えており、この中にはすでに、大学の授業用テキストも含まれています。

Andrea on Amazon.com and the business of online retail - seattlepi.com
http://blog.seattlepi.nwsource.com/amazon/archives/146874.asp

高等教育におけるデジタルへの移行がステークホルダーに与える影響は?

米国の電子ジャーナルアーカイビング事業であるPorticoを運営している非営利法人Ithakaが、高等教育におけるデジタルへの移行(電子ジャーナル、電子書籍、デジタルリポジトリなど)が大学教員と図書館員に与える影響について調査した結果をまとめ、発表しました。なお、これは2006年の調査結果となっています。

Faculty and Librarian Surveys
http://www.ithaka.org/research/faculty-and-librarian-surveys

Ithaka’s 2006 Studies of Key Stakeholders in the Digital Transformation in Higher Education

イェール大学図書館、Vufindのユーザビリティテストを実施

イェール大学図書館(Yale University Library )が、次世代OPAC"Vufind"のユーザビリティテストを行い、その結果を公表しています。

Usability testing on Vufind
http://www.lisnews.org/node/30235

Electronic Books (Beta) - Harvey Cushing/John Hay Whitney Medical Library
http://shakespeare.med.yale.edu/ebooks/

参考:
オーストラリア国立図書館、VuFindを使った新OPACを開発中
http://current.ndl.go.jp/node/7772

インターネットでの読書率が大幅増-中国で第5回国民読書調査の結果が発表に

中国の出版科学研究所が、1999年から2年毎に実施している全国国民読書調査の第5回(2007~2008年に実施)の結果を発表しています。

・媒体ごとの読書率は、新聞(73.8%)、雑誌(58.4%)、図書(48.8%)、インターネット(44.9%)の順であった。図書は第1回の60.4%から、54.2%、51.7%、48.7%と回を追うごとに減少してきたが、ここに来てその傾向に歯止めがかかった。インターネットでの読書率は前回の27.8%から大幅に増加した。

・1人あたりの年間の平均読書冊数は4.58冊で、家庭における平均蔵書冊数は76冊であった。しかしこれらの値は都市部と農村部で大きな差があり、都市部は順に6.68冊、105冊であるのに対し、農村部は順に3.51冊、48冊であった。

米ソニーの電子書籍リーダー、EPUBフォーマットに対応、世界初

米国のソニー社が、同社の電子書籍リーダーをアップグレードし、米国の電子出版業界団体“International Digital Publishing Forum(IDPF)”が推進する新たなフォーマット“EPUB”に対応できるようにすることを発表しました。このサービスは2008年8月から開始されます。同社のプレスリリースによると、EPUBフォーマットに対応する電子書籍リーダーは世界初となるそうです。

米ソニー社のプレスリリース
http://news.sel.sony.com/en/press_room/consumer/computer_peripheral/e_book/release/36245.html

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