電子書籍

障害のある大学生の学習支援のために-英国で会議

2008年7月、英国グロスターシャー大学で「障害のある利用者のアクセス改善のための高等教育機関図書館員ネットワーク」(CLAUD)による会議“Not always the full-text: working towards accessible learning resources”が開催されました。この会議では、技術者、出版社、大学図書館員、そして障害のある学生が、各々の立場から、障害のある学生の学習支援のベストプラクティスや、今後なすべきことについて話し合いました。英国情報システム合同委員会(JISC)のニュースリリースによれば、電子書籍などデジタル情報が障害のある学生に有益であること、またそれを受けて、図書館が利用方法をポッドキャストで配信したり、出版社が媒体変換のための連絡先情報を整備したり、教員が早めに授業教材を指定したりすることの重要性、といったことが提起されたようです。

NISO/BISGの電子リソース規格・識別子に関するフォーラム(米国)

米国図書館協会(ALA)2008年年次大会の中で開催された米国書籍産業研究グループ(BISG:Book Industry Study Group)と米国情報標準化機構(NISO)によるジョイントフォーラムの講演資料が公開されています。

電子ブックを中心とした電子リソースの検索や発見の向上に向けた技術、規格、識別子など(actionable ISBN、ISTC(International Standard Text Code)、ISNI(International Standard Name Identifier)、Institutional Identifiers、KBART、ONIX-PL、ERMI、SERU)について現在の検討状況が報告されています。

米ペンギングループ社、7~12歳向けの小説の電子書籍版を1週間だけ無料提供

米ペンギングループ社が、7~12歳(tween)向けの小説“Savvy”(文学賞受賞作品)の電子書籍版を、2008年7月14日~21日の1週間だけ無料提供する試みを行っています。tween向けの大手サイト約35サイトからのリンクの形で見られるようにしていますが、各サイトは無料でこのリンクバナーを設置することに合意したとのことです。ペンギングループ社はこの試みの評判を見て、他のヤングアダルト向け小説にもこのモデルを適用するかどうか、検討するとのことです。

Penguin Offers ‘Savvy’ as Free e-Book for Tweens
http://www.schoollibraryjournal.com/article/CA6578058.html

東京国際ブックフェア、デジタルパブリッシングフェア開催される

第15回東京国際ブックフェアが7月10-13日に開催され、その様子が各誌で報道されています。

また、デジタルパブリッシングフェア2008が同時開催され、日本電子出版協会(JEPA)主催の電子出版アワードの授与式などが行われています。

第15回東京国際ブックフェア(TIBF2008)
http://www.bookfair.jp/

デジタルパブリッシングフェア2008
http://www.digi-fair.jp/

「東京国際ブックフェア」、「デジタルパブリッシングフェア2008」同時開催 - マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/07/08/049/
目で、耳で楽しむ本がいっぱい――東京国際ブックフェア開催 - ITPro

電子書籍検索サイトhon.jp、GPS携帯に対し電子書籍の紙版を在庫する書店情報を提供開始

日本国内で現在販売されている電子書籍作品群の80%に相当する約8万タイトル(携帯電話向け3万タイトルを含む)を収録している電子書籍検索サイト“hon.jp”が、検索した電子書籍に対応する紙版書籍の情報と、GPS機能付き携帯電話からの検索に対し、GPSの位置情報をもとに在庫がある近隣の大規模書店の情報を提供する機能を新規に搭載しました。

ただし、2008年7月11日現在、PCで見られる紙版の書籍情報は出版社情報のみで、PCからの検索に対しては書店在庫情報は表示されません。今後のバージョンアップで、PC版でも地域を指定して検索することで、当該地域の書店在庫情報を表示する機能を搭載する予定とされています。

hon.jp
http://hon.jp/

読者の望むフォーマットの書籍製作・販売を助ける“Caravan Project”

昨今では、書籍の形態が紙だけに限られないことが当たり前になってきました。一方で、金銭的な問題からオーディオブックや電子書籍といったフォーマットでの書籍製作ができない出版社が出てきている、販売業者が読者の望むフォーマットで書籍を販売できない、といった課題が出てきています。こうした現状を打開し、読者の望むフォーマットでの、ノンフィクションの書籍製作を援助し、読者に販売することをサポートするプロジェクト“Caravan Project”が米国で開始されました。このプロジェクトは、MacArthur FoundationとCarnegie Corporation of New Yorkから資金援助を受けている非営利の活動で、下記の3つを目標にしています。

・ノンフィクションの書籍をより多くの読者が利用できるようにする。
・上記の書籍をさまざまなフォーマットで提供する。

2008年3月期の電子書籍の市場規模、推計355億円に(日本)

インプレスR&D社が、『電子書籍ビジネス調査報告書2008』、『電子コミックビジネス調査報告書2008』の発売にあたり、電子書籍の市場規模の推計結果と、携帯電話を使ったインターネットユーザの電子書籍利用率の結果を発表しています。電子書籍に関係する47社へのヒアリング調査の結果、2008年3月時点での電子書籍の市場規模は355億円と推計されており、この数値は2002年度から毎年、前年比2倍のペースで増え続けています。

【調査発表】電子書籍の市場規模355億円。対前年度比約2倍に拡大、うちケータイが7割(7/9) - インプレスR&D
http://www.impressrd.jp/news/080709/ebook_ecomic2008

Serials Solutions社、電子ブックへのナビゲーションサービスを強化

Serials Solutions社は、同社のKnowledgeBaseに、約20出版社の電子ブックのデータ50万件以上を追加したと発表しています。

また、同社のリンクリゾルバ"360 LINK"とGoogleブック検索(Google Book Search)とを連携したとも発表しています。

Serials Solutions Adds 500,000 eBooks to Serials Solutions® KnowledgeWorks
http://www.serialssolutions.com/press/press06-13-08.html

Serials Solutions Announces 360 Link Connections through Google Books

E807 - 大学生にとって,電子書籍の存在感は?

電子書籍・電子コンテンツを提供している米国のebrary社(CA1648参照)が,大学生・大学院生の電子書籍の利用,ニーズ,認知について理解を深めるため,彼らを対象とする調査を実施し,2008年6月,その結果を“2008 Global Student E-book Survey”として公表した。この調査は世界規模で実 施され,世界75か国から,約400の大学・カレッジ等に所属する大学生・大学院生およそ6,500人が協力した。...

今年で3回目、World eBook Fair開催中!

「グーテンベルグプロジェクト」の35周年を記念し、2006年から開始された“World eBook Fair”が、今年も7月4日から8月4日までの期間で開催されています。無料でダウンロードできる電子書籍の数は、初年が約30万冊、2年目は約60万冊、そして2008年は100万冊を超えたということです。

World eBook Fair
http://www.worldebookfair.org/

Come to the World eBook Fair!
- Information Today 2008/7/7付けの記事
http://newsbreaks.infotoday.com/nbReader.asp?ArticleId=49790

参考:
World eBook Fair、7月4日から開始

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