電子書籍

ebrary社、大学生約6,500人を対象とした電子書籍調査の結果を発表

電子書籍・電子コンテンツを提供しているebrary社が、世界各国の150以上の大学・カレッジに所属する大学生・大学院生等6,492人を対象とした電子書籍に関する調査の結果を発表しています。同社は2007年に、図書館員、大学教員を対象とした電子書籍調査を行っていますが、大学生を対象としたのは今回が初めてとのことです。

・回答者のおよそ3分の1が、自分の所属する大学が電子書籍を提供しているかどうか「知らない」と回答した。
・図書館が提供している電子書籍の利用頻度を「ゼロ」と回答した人が約49%いた。ただしこの中には、そもそも図書館が電子書籍を提供していない、という人が含まれている。週10時間以上利用していると回答した人は約2%。
・研究や宿題で「電子書籍を利用する」と回答した人は、「紙の書籍を利用する」と回答した人とほぼ同数であった。

聖学院大学、「ケータイ小説」を配信

聖学院大学が、大学公式の携帯電話向けサイトから、SNSから生まれたリレー小説『虹色プリズム』を配信すると発表しています。

携帯小説購読申込 - 聖学院大学
http://m.seigakuin.jp/index.php?objID=422

聖学院大学が公式サイトから「ケータイ小説」配信スタート - 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=261

香港の8大学図書館による電子書籍コンソーシアム

電子書籍のコンソーシアム「電子資源学術図書館連合ネットワーク」(电子资源学术图书馆联网:ER-ALL)を結成している、香港8大学と総称される8つの大学図書館が、さらに電子書籍の購入を増大させることになったと報じられています。2012年には共同で電子書籍用の電子書庫を構築する予定とされています。

千代田Web図書館、2008年7月から対象を区在勤・在学者にも拡大

千代田区立千代田図書館が行っている、インターネットでの電子書籍サービス「千代田Web図書館」が、2008年7月から、千代田区在住者に加え、千代田区在勤・在学者にも提供を開始すると発表しています。

「千代田Web図書館 利用ガイダンス」のお知らせ
http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/guidance/weblibguidance.html

千代田Web図書館
http://weblibrary-chiyoda.com/

Random House社、米国民の読書・書籍購入に関する調査結果を発表

Random House社が、調査会社Zogby International社に委託して実施した、米国民の読書・書籍購入に関する調査結果を発表しています。調査はZogby社のモニター8,218名(米国民・成人)に対してオンラインで行われました。主な結果として、以下のような数値が挙げられています。

・全体の82%が、「紙の書籍をめくる方が好きか、電子書籍を見る方が好きか」という質問に「紙」と回答した。
・「電子書籍を購入したことがある」と回答した人は全体の15%であった。
・全体の77%が、「オンラインで書籍を購入する」と回答し、同じく43%が、「最も頻繁に書籍を購入するのはオンライン」と回答している。これは、購入場所に関する質問ではいずれも第1位であり、書店チェーンがそれぞれ第2位で、76%、32%であった。

AmazonのKindle、タイトルを追加

米国のAmazon社が、Kindle向けに現在提供している12万5千タイトルに加え、新たに5千タイトルの書籍の提供を開始することを発表しています。この5千タイトルは、米国CBS放送傘下の出版社であるSimon&Schuster社から提供されるということです。このニュースリリースによるとKindle向けの書籍販売冊数は、全書籍売り上げ冊数の6%を占めているということです。

Amazon社のニュースリリース
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=NewsArticle&id=1152098

Publisher offers 5,000 more books for Kindle – AP通信

IDPFのイベント“Digital Book 2008”のプレゼン資料が公開

電子出版業界の国際的組織であるInternational Digital Publishing Forum(IDPF)が、2008年5月13日に開催したイベント“Digital Book 2008”のプレゼン資料が、IDPFのウェブサイトで公開されています。この講演は、出版関係者などによって行われたもので、日本からも、世界で初めてコンピュータ・ネットワークを通じた電子書籍の販売を開始した、パピレス社の天谷幹夫代表取締役が参加しています。

IDPF
http://www.idpf.org/

Digital Book 2008のプレゼン資料
http://www.idpf.org/events/presentations.htm

Microsoftの書籍デジタル化事業からの撤退に対し、Internet Archiveは…

Microsoft社が書籍デジタル化事業から撤退することを発表したことに対し、同社も参加するデジタル図書館プロジェクト、“Open Content Alliance(OCA)”を主導しているInternet Archiveがコメントを発表しています。Internet Archiveは、これまでの活動へのMicrosoft社の資金援助、同社提供のデジタル化のための設備が今後も継続して利用可能であること、パブリックドメインの書籍に対するこれまでの契約上の制限を同社が撤廃すると発表したこと、に対し、謝意を表明しています。

Books Scanning to be Publicly Funded
- Internet Archive 2008/05/23付け発表
http://www.archive.org/iathreads/post-view.php?id=194217

米で新しい電子書籍リーダー“MENTOR”が発売へ

米国のAstak社はこのほど、電子書籍リーダー“MENTOR”を発売することを発表しました。Astak社のウェブサイトによると、この製品は、ブログなどを通じたマーケティングにより、ユーザーが電書籍リーダーに望む機能を調査し、開発されたということです。E-inkのスクリーンを採用しているほか、SDカードによる容量の拡張、音楽のステレオ再生も可能です。また、英語のほか、スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語、日本語にも対応しています。スクリーンの大きさにより、3タイプが用意され、最もスクリーンが大きいものでも値段は200ドル以下(約2万円)に設定される予定です。

Astak社による製品紹介のウェブサイト
http://www.astak.com/e-book.html

中国の電子書籍市場、着実に成長中

中国の書籍・出版業の業界紙を刊行している中国图书商报社と、最大規模の電子書籍ポータルサイト「书生读吧」とが共同で、中国の電子書籍市場に関するレポート『中国电子图书发展趋势报告』の2007年版を発表しました。

これは、2006年に始まったもので、電子書籍市場の規模、利用形態(電子図書館コンテンツとして利用する、ペイパービューなど)、利用している機器(デスクトップPC、ノートPC、携帯電話など)、分野ごとのサイト数、利用者の比率(年齢階層ごと、学歴ごと)、利用している場所、フォーマット、分野ごとのタイトル数(比率)などが報告されています。2007年に増加したタイトル数は13万(総合計で66万)で前年比24.5%増、発行部数は4,300万冊で前年比13.2%増、利用者は5,900万人で前年比37%増という結果が示されており、順調な成長ぶりがうかがい知れます。

ページ