電子書籍

AmazonのKindle、タイトルを追加

米国のAmazon社が、Kindle向けに現在提供している12万5千タイトルに加え、新たに5千タイトルの書籍の提供を開始することを発表しています。この5千タイトルは、米国CBS放送傘下の出版社であるSimon&Schuster社から提供されるということです。このニュースリリースによるとKindle向けの書籍販売冊数は、全書籍売り上げ冊数の6%を占めているということです。

Amazon社のニュースリリース
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=NewsArticle&id=1152098

Publisher offers 5,000 more books for Kindle – AP通信

IDPFのイベント“Digital Book 2008”のプレゼン資料が公開

電子出版業界の国際的組織であるInternational Digital Publishing Forum(IDPF)が、2008年5月13日に開催したイベント“Digital Book 2008”のプレゼン資料が、IDPFのウェブサイトで公開されています。この講演は、出版関係者などによって行われたもので、日本からも、世界で初めてコンピュータ・ネットワークを通じた電子書籍の販売を開始した、パピレス社の天谷幹夫代表取締役が参加しています。

IDPF
http://www.idpf.org/

Digital Book 2008のプレゼン資料
http://www.idpf.org/events/presentations.htm

Microsoftの書籍デジタル化事業からの撤退に対し、Internet Archiveは…

Microsoft社が書籍デジタル化事業から撤退することを発表したことに対し、同社も参加するデジタル図書館プロジェクト、“Open Content Alliance(OCA)”を主導しているInternet Archiveがコメントを発表しています。Internet Archiveは、これまでの活動へのMicrosoft社の資金援助、同社提供のデジタル化のための設備が今後も継続して利用可能であること、パブリックドメインの書籍に対するこれまでの契約上の制限を同社が撤廃すると発表したこと、に対し、謝意を表明しています。

Books Scanning to be Publicly Funded
- Internet Archive 2008/05/23付け発表
http://www.archive.org/iathreads/post-view.php?id=194217

米で新しい電子書籍リーダー“MENTOR”が発売へ

米国のAstak社はこのほど、電子書籍リーダー“MENTOR”を発売することを発表しました。Astak社のウェブサイトによると、この製品は、ブログなどを通じたマーケティングにより、ユーザーが電書籍リーダーに望む機能を調査し、開発されたということです。E-inkのスクリーンを採用しているほか、SDカードによる容量の拡張、音楽のステレオ再生も可能です。また、英語のほか、スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語、日本語にも対応しています。スクリーンの大きさにより、3タイプが用意され、最もスクリーンが大きいものでも値段は200ドル以下(約2万円)に設定される予定です。

Astak社による製品紹介のウェブサイト
http://www.astak.com/e-book.html

中国の電子書籍市場、着実に成長中

中国の書籍・出版業の業界紙を刊行している中国图书商报社と、最大規模の電子書籍ポータルサイト「书生读吧」とが共同で、中国の電子書籍市場に関するレポート『中国电子图书发展趋势报告』の2007年版を発表しました。

これは、2006年に始まったもので、電子書籍市場の規模、利用形態(電子図書館コンテンツとして利用する、ペイパービューなど)、利用している機器(デスクトップPC、ノートPC、携帯電話など)、分野ごとのサイト数、利用者の比率(年齢階層ごと、学歴ごと)、利用している場所、フォーマット、分野ごとのタイトル数(比率)などが報告されています。2007年に増加したタイトル数は13万(総合計で66万)で前年比24.5%増、発行部数は4,300万冊で前年比13.2%増、利用者は5,900万人で前年比37%増という結果が示されており、順調な成長ぶりがうかがい知れます。

英国のPenguin Group、電子書籍と紙書籍の同時発売へ移行

英国の出版社Penguin Groupが、同社の出版する書籍の大半について、2008年9月を目処に、紙書籍と電子書籍を同時に販売する体制へ移行することが発表されました。価格は紙/電子を問わず同じに設定されるということです。また旧作についても、すでに5,000タイトルが2008年か2009年中に電子書籍として出版されることになっています。

書籍出版大手の英Penguin Group、9月から電子書籍/紙書籍の同時発行体制へ移行開始
http://hon.jp/news/1.0/0/1105/

参考:
Penguin Books社、自社刊行のすべての小説の第1章を無料ダウンロード可能に
http://current.ndl.go.jp/node/7425
アマゾンの電子ブックリーダー“Kindle”の貸出を開始した図書館が登場

Google Book Search等で公開されているパブリックドメインの書籍を印刷・製本して販売する実験プロジェクト

Internet ArchiveやGoogle Book Searchなどで提供されているパブリックドメインの電子書籍について、印刷・製本(ソフトカバー)して販売する実験的プロジェクト“PublicDomainReprints.org”が、米国ボルチモアのプログラマーによって行われています。Internet Archiveから提供されているコレクションの一部と、Google Book Searchが営利目的のコンテンツ利用を禁じているため、このプロジェクトは非営利と謳っています。費用は送料別で4.99~18.99ドル(上限700ページ)で、再投資されるコストは1ドル未満とのことです。現在は両サービスで提供されている200万冊が対象ですが、Universal Libraryの60万冊をテスト中とされています。

次世代のブックモービル?

オーディオブック大手のOverDrive社が、同社と契約している図書館のアウトリーチ・イベントに協力すべく、全米を回る「デジタル・ブックモービル」を2008年8月に走らせると発表しました。このブックモービルでは、オーディオブック、電子書籍といったデジタルコンテンツの利用を体験できるようになっています。

Digital Bookmobile to Launch National Tour at Public Libraries
http://www.overdrive.com/aboutus/getArticle.aspx?newsArticleID=20080326

Community Outreach Events for Library Partners

“質にこだわった”古典作品の無料電子書籍サイト“Planet eBook”

Nitro PDF社が、「ウェブ上で見ることができる既存の電子書籍は読みづらく、読んでいて楽しくない」として、パブリック・ドメインになっている古典作品を、数は少ないが高品質で無料提供するサイト“Planet eBook”を開始しました。

Free eBooks at Planet eBook - Classic Novels and Literature You're Free to Share
http://www.planetebook.com/

February 23, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事
http://xrefer.blogspot.com/2008/02/planet-ebook.html

Penguin Books社、自社刊行のすべての小説の第1章を無料ダウンロード可能に

英国の出版社Penguin Books社は現在、最近6か月に刊行した小説の第1章をPDFフォーマットで無料ダウンロードできるようにするサービス“Penguin Tasters”を試行していますが、このほどこれをすべての小説に拡大して行うことに決定した、と報じられています。

Fiction for free from Penguin - theBookseller.com
http://thebookseller.com/news/54558-fiction-for-free-from-penguin.html

Penguin Tasters
http://www.penguin.co.uk/static/cs/uk/0/penguin_tasters/index.html

March 11, 2008付けPeter Scott's Library Blogの記事

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