電子書籍

読者の望むフォーマットの書籍製作・販売を助ける“Caravan Project”

昨今では、書籍の形態が紙だけに限られないことが当たり前になってきました。一方で、金銭的な問題からオーディオブックや電子書籍といったフォーマットでの書籍製作ができない出版社が出てきている、販売業者が読者の望むフォーマットで書籍を販売できない、といった課題が出てきています。こうした現状を打開し、読者の望むフォーマットでの、ノンフィクションの書籍製作を援助し、読者に販売することをサポートするプロジェクト“Caravan Project”が米国で開始されました。このプロジェクトは、MacArthur FoundationとCarnegie Corporation of New Yorkから資金援助を受けている非営利の活動で、下記の3つを目標にしています。

・ノンフィクションの書籍をより多くの読者が利用できるようにする。
・上記の書籍をさまざまなフォーマットで提供する。

2008年3月期の電子書籍の市場規模、推計355億円に(日本)

インプレスR&D社が、『電子書籍ビジネス調査報告書2008』、『電子コミックビジネス調査報告書2008』の発売にあたり、電子書籍の市場規模の推計結果と、携帯電話を使ったインターネットユーザの電子書籍利用率の結果を発表しています。電子書籍に関係する47社へのヒアリング調査の結果、2008年3月時点での電子書籍の市場規模は355億円と推計されており、この数値は2002年度から毎年、前年比2倍のペースで増え続けています。

【調査発表】電子書籍の市場規模355億円。対前年度比約2倍に拡大、うちケータイが7割(7/9) - インプレスR&D
http://www.impressrd.jp/news/080709/ebook_ecomic2008

Serials Solutions社、電子ブックへのナビゲーションサービスを強化

Serials Solutions社は、同社のKnowledgeBaseに、約20出版社の電子ブックのデータ50万件以上を追加したと発表しています。

また、同社のリンクリゾルバ"360 LINK"とGoogleブック検索(Google Book Search)とを連携したとも発表しています。

Serials Solutions Adds 500,000 eBooks to Serials Solutions® KnowledgeWorks
http://www.serialssolutions.com/press/press06-13-08.html

Serials Solutions Announces 360 Link Connections through Google Books

E807 - 大学生にとって,電子書籍の存在感は?

電子書籍・電子コンテンツを提供している米国のebrary社(CA1648参照)が,大学生・大学院生の電子書籍の利用,ニーズ,認知について理解を深めるため,彼らを対象とする調査を実施し,2008年6月,その結果を“2008 Global Student E-book Survey”として公表した。この調査は世界規模で実 施され,世界75か国から,約400の大学・カレッジ等に所属する大学生・大学院生およそ6,500人が協力した。...

今年で3回目、World eBook Fair開催中!

「グーテンベルグプロジェクト」の35周年を記念し、2006年から開始された“World eBook Fair”が、今年も7月4日から8月4日までの期間で開催されています。無料でダウンロードできる電子書籍の数は、初年が約30万冊、2年目は約60万冊、そして2008年は100万冊を超えたということです。

World eBook Fair
http://www.worldebookfair.org/

Come to the World eBook Fair!
- Information Today 2008/7/7付けの記事
http://newsbreaks.infotoday.com/nbReader.asp?ArticleId=49790

参考:
World eBook Fair、7月4日から開始

DAISYコンソーシアムが世界電気通信情報社会賞を受賞

障害者向けデジタル録音図書の普及を目指して活動するDAISYコンソーシアム(DAISY Consortium)が国連の国際電気通信連合(ITU)より2008年世界電気通信情報社会賞を受賞しました。障害者とICT(情報通信技術)を結ぶ活動が評価された。

DAISYコンソーシアムの河村宏会長の受賞スピーチも公開されています。

World Telecommunication and Information Society Day 2008:
Focus on Connecting Persons with Disabilities
http://www.itu.int/newsroom/press_releases/2008/13.html

DAISYコンソーシアム、ITU世界電気通信情報社会賞受賞 2008年5月15日

Microsoft、WordをDAISYに変換するアドイン"Save As DAISY XML" Translatorの提供を開始

マイクロソフト(Microsoft)社は、Word形式の文書を視覚障害者向けデジタル録音図書の規格"DAISY"形式に変換するアドイン"Save As DAISY XML" Translatorの提供を開始しています。

2007年11月に開発が発表されたもので、DAISYコンソーシアム(DAISY Consortium)とともに共同開発されてきました。

Microsoft, DAISY Make Reading Easier for People With Print Disabilities
http://www.microsoft.com/Presspass/press/2008/may08/05-07SaveAsDAISYPR.mspx

"Save As DAISY XML"のリリースに関するニュース - (財)日本障害者リハビリテーション協会

ニンテンドーDS向けのコンテンツ配信サービスがスタート

電子書籍専用端末へのコンテンツ配信サービスが終了する一方で、携帯用ゲーム機「ニンテンドーDS」向けのコンテンツ配信サービス“DSVision.jp”が、2008年7月2日に始まっています。PCからダウンロードした出版、映像、教育コンテンツを専用microSDカードに書き込み、DSで見るという視聴スタイルのサービスで、サービスを提供するam3社によると、1年間に1,000タイトルのコンテンツ提供を予定しているとのことです。コンテンツのジャンルは小説、コミック、映画・アニメなどの動画、の3つで、小説は新潮社の新潮文庫の作品を随時リリースしていく、とのことです。

DSvision.jp
http://www.dsvision.jp/

ニンテンドーDS® 向けコンテンツ配信事業『DSvision™』サービススタート - 株式会社am3

日本の電子書籍専用端末向けコンテンツ配信サービス、終了へ

ソニー、松下電器産業の両社がそれぞれ販売していた電子書籍専用端末が生産を終了したことに伴い、両端末(およびPC)向けの電子書籍配信サービスも終了することになったとITmedia Newsが報じています。終了するのは「ΣBook.jp」「最強☆読書生活(PC版)」「Timebook Town」の各サイトで、各々の携帯電話向け電子書籍配信サービスは引き続き行われるとのことです。

電子書籍端末売れず──ソニーと松下が事実上撤退 - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/01/news122.html

『ΣBook.jp』および『最強☆読書生活(PC版)』のサービス終了について
https://www.saidoku.com/NOTICE/20080630.html

大学生・大学教員・大学職員合計2万人の電子書籍利用動向調査(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)が実施している、高等教育機関における電子書籍の利用動向調査プロジェクト“National e-books observatory project”の一環として、高等教育機関に所属する大学生・大学教員・大学職員合計2万人以上を対象としたベンチマーク調査が実施されました。この調査を受託したユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのCIBER(Centre for Information Behaviour and the Evaluation of Research)から、結果が報告されています。

・調査対象者の60%以上が電子書籍を利用していた。男性、大学院生以上の学生の利用が顕著に高かったが、フルタイムの学生であるか否かによる差、年齢による差は見られなかった。

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