電子書籍

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)、Instagramのストーリー機能で古典作品の電子版が読める“Insta Novels”を開始

2018年8月22日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)が、“Insta Novels”を開始しました。

広告代理店/クリエイティブ・エージェンシーMotherとの連携事業で、NYPLのInstagramのストーリー(Stories)機能を用いて古典作品の電子版を公開するものです。「ハイライト」機能を用いて同電子版を保存することも可能です。

現在、『不思議の国のアリス』が公開されていますが、今後数か月以内には、ギルマン『黄色い壁紙』とカフカ『変身』の公開が予定されています。

【イベント】シンポジウム「大学図書館蔵書の電子書籍化の未来を語ろう」(9/20・金沢)

2018年9月20日、石川県金沢市の金沢大学附属図書館自然科学系図書館において、同館及び北陸地区国立大学連合図書館系専門委員会が主催する平成30年度国立大学図書館協会東海北陸地区助成事業シンポジウム「大学図書館蔵書の電子書籍化の未来を語ろう」が開催されます。

大学図書館における電子書籍導入の現状と問題点を確認した後、事前に実施したアンケートの結果や電子書籍ベンダーからの報告などを交え、今後の展望や整備方針、具体的方策など、電子書籍の未来について意見交換を行なうものです。

主な内容は以下の通りです。

・基調講演「大学図書館における電子書籍導入の現状と課題」
講師:小山憲司氏(中央大学文学部教授) 

・出版社報告「大学図書館向け電子書籍販売の現状と課題」
報告者:金森正晃氏(丸善雄松堂(株))

・パネル・ディスカッション 
小山氏、金森氏、特徴的な取り組みを行っている大学図書館職員

カナダの出版団体Booknet Canada、電子書籍の利用実態調査の結果を発表

2018年7月17日、カナダの出版団体Booknet Canadaが、電子媒体で読書を行なうカナダ人の利用実態調査の結果を団体のブログで発表しています。

調査は、電子書籍で読書を行なう18歳以上のカナダ人500名を対象にオンラインで行なわれました。

・電子媒体で読書を行なう人のうち、45%が電子書籍、43%が冊子体、12%がオーディオブックで読書を行なっている

・電子書籍の入手先は、Amazon:53%、Google:33%、Kobo:30%、図書館:25%、Apple:20%、Torrent Sites:14%

・電子書籍のために支払っても良いと考える平均金額は9.18ドル

・冊子体のために支払っても良いと考える平均金額は11.68ドル

等といった結果が紹介されています。

Internet Archiveの運営する電子書籍提供サイト“Open Library”が全文検索に対応

2018年7月14日、Internet Archiveの運営する電子書籍提供サイト“Open Library”が、400万冊を超すコンテンツへの全文検索が可能となったと発表しています。

Search Full-Text within 4M+ Books(The Open Library Blog,2018/7/14)
http://blog.openlibrary.org/2018/07/14/search-full-text-within-4m-books/

Open Library
https://openlibrary.org/

Macmillan社傘下のTorが電子書籍の新刊の図書館への販売を4ヶ月遅らせると発表したことに対し、米国図書館協会(ALA)が声明を発表:カナダ都市図書館協議会(CULC)は書簡を送付

Macmillan社傘下のTorが電子書籍の新刊の図書館への販売を4か月遅らせると発表したことに対し、2018年7月19日、米国図書館協会(ALA)が声明を発表しました。

ALA会長のLoida Garcia-Febo氏は、図書館の貸出が売り上げに影響を及ぼしているというTorの主張は、古臭く実証されていないとし、図書館への予告や議論なく実行されたことは図書館の読者と作家への献身を損なうものとしています。また、Macmillan社が関わっている、図書館での所蔵が図書の発見・著者のブランド開発・販売に与える影響を理解するためのプロジェクト“Panorama Project”との齟齬を指摘し、Macmillan社に対して、この決定を取り消すよう求めています。

また、カナダ都市図書館協議会(CULC)は、Pilar Martinez議長名でTorに送付した書簡において、CULCは活気のある出版業界の長期的健全性と成長能力に依拠しており、目標達成のため出版者と協力したいと述べています。そして、Tor・著者・公共図書館・読者に利益をもたらす選択肢について議論し理解するための会合を調整するために8月14日に連絡を取りたいとしています。

Knowledge Unlatched(KU)、複数のプラットフォーム上で公開されているオープンアクセス(OA)の電子書籍の利用統計を集約するツールの開発を発表

2018年7月17日、Knowledge Unlatched(KU)が、米・コーネル大学出版局、英・エジンバラ大学出版局、英・リバプール大学出版局、米・ミシガン大学出版局と共同で、利用統計レポート・分析ツール“KU Open Analytics”を開発すると発表しました。

“KU Open Analytics”は、出版者と図書館に対して、複数のプラットフォーム上で公開されているオープンアクセス(OA)の電子書籍の利用統計を集約・提供するツールです。

2018年の夏にかけて開発され、秋には公開される予定です。

Knowledge Unlatched develops KU Open Analytics together with four founding partners(KU,2018/7/17)
http://www.knowledgeunlatched.org/2018/07/ku-open-analytics/

カナダ・オンタリオ州大学図書館コンソーシアム(OCUL)、“Scholars Portal Books”を正式公開

2018年7月3日、カナダ・オンタリオ州大学図書館コンソーシアム(OCUL)は、5月にBeta版として公開していた、OCULが運営するデジタルリポジトリ“Scholars Portal”の書籍版“Scholars Portal Books”の正式版の公開を発表しています。

New Scholars Portal Books Platform Now Live(OCUL,2018/7/3)
https://ocul.on.ca/books-platform-now-live

Scholars Portal Books
https://books.scholarsportal.info/

出版ニュースブログhon.jp DayWatch、日本独立作家同盟によるベータ運用開始

2018年7月1日、NPO法人日本独立作家同盟が出版ニュースブログ「hon.jp DayWatch」のベータ運用を開始しました。

hon.jp DayWatchは電子書籍業界のニュース配信等を行っていましたが、株式会社hon.jpの廃業に伴い、2018年1月31日にサイトを閉鎖していました。その後、日本独立作家同盟との間で事業譲渡契約が締結され、今回の運用再開に至りました。

現在はアルファテスト中に執筆されていた記事がまとめて公開されています。本格運用の開始は2018年10月1日を予定しているとのことです。

【お知らせ】ニュースブログのベータ運用を開始します(hon.jp DayWatch、2018/7/1付け)
https://hon.jp/news/1.0/0/11803

日本電子出版協会(JEPA)、著作権に関するアンケート調査の結果報告を公表

2018年6月21日、日本電子出版協会(JEPA)が、同協会の著作権委員会が実施した著作権に関するアンケート調査の結果報告を公表しました。

アンケート調査は、電子出版業界関連各社における著作権業務の状況を把握するために2018年4月から5月にかけて実施されたもので、出版社など136名から回答を得た結果をまとめたものです。

電子化において課題となるのは何か?「著作権に関するアンケート」結果を発表(JEPA,2018/6/21)
http://www.jepa.or.jp/pressrelease/20180621/

JEPA 著作権に関するアンケート[PDF:404 KB]
http://www.jepa.or.jp/jepa_cms/wp-content/uploads/2018/06/854d4886ff751f6124e41e31b9dc0581.pdf

OverDrive社の図書館向けサービス内で雑誌が利用可能に

2018年6月18日、米OverDrive社は同社の図書館向けサービスにおいて、電子書籍に加えて新たにいくつかの雑誌を利用可能とすることを発表しました。

雑誌コンテンツについては同時利用制限はなく、購読価格については年間利用数に応じて決定されるとのことです。いったん購入した雑誌については、後に購読を中止した場合も、購読期間中の分については利用を継続できるとされています。

Magazines return to your OverDrive services(OverDrive Blog、2018/6/18付け)
https://company.overdrive.com/2018/06/18/magazines-return-to-your-overdrive-services/

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