子ども

CA1898 - 学校図書館の情報交流紙『ぱっちわーく』の24年―学校図書館研究の情報源としての意義― / 高橋恵美子

 『全国の学校図書館に人を!の夢と運動をつなぐ情報交流紙 ぱっちわーく』(以下『ぱっちわーく』とする)が、2017年3月、286号をもって終刊となった。創刊は1993年5月、全国の学校図書館の充実と「人」の配置を実現する夢と運動をつなぐ情報交流紙として、国の動きや各地の運動、新聞記事などを、原資料の転載も含め、丁寧に伝えてきた。『ぱっちわーく』は、全国各地の学校図書館充実運動を支えるうえでも、また学校図書館研究のための情報源としても、大きな役割を果たしてきた。『ぱっちわーく』発行を支えたのは、事務局を担当する岡山市の小中学校司書(元学校司書を含む)であり、全国に広がる発行同人であった。当事者の視点からの記事には、発行人であった梅本による記事がある(1)が、本稿では、学校図書館研究の情報源としての『ぱっちわーく』の意義や重要性をまとめてみたい。

CA1901 - 動向レビュー:デジタル教科書の導入と著作権制度 / 大谷卓史

2011年、文部科学省が公表した、2020年に向けての教育の情報化の基本方針である「教育の情報化ビジョン」においては、教育の情報化とは、(1)子どもたちの情報活用能力を育成する「情報教育」、(2)「教科指導における情報通信技術の活用」、(3)「校務の情報化」の3つの側面を通して、教育の質の向上を目指すことだとされている(1)

2017年の米国の“Library of the Year”が発表される:ナッシュビル公共図書館

2017年6月6日、Library Journal(LJ)誌とCengage Learning傘下のGale社は、2017年の米国の“Library of the Year”に、テネシー州のナッシュビル公共図書館(Nashville Public Library)を選出したと発表しました。

記事では、

・学生の成功を予測するための最も重要な要因である小学校3年生時の読解力を高めることを目指した早期読書プログラム“Bringing Books to Life” (BBTL)

・読書、歌、ライティング、お話、演奏を、授業や家庭生活に組み込むためのヒントを教師、保護者、家族に与えるために英語とスペイン語で行っているプログラム

・iPad、3Dプリンター、貸出し用ノートブック(宿題用)といったICT機器や図書館の資料を、学校図書館に貸出すプログラム“Limitless Libraries”の実施や、学校図書館の改装支援

・人形劇を活用した活動(人形劇用移動図書館車や常設人形劇団による講演)

・同地のアフリカ系アメリカ人による公民権運動に関するコレクションの収集と提供

・STEM分野のメンターがいる若者向けメイカースペース“Studio NPL”

ODILO社、洪水被害を受けたペルーの子どもを対象に教育関連のデジタルコンテンツを無償提供

2017年6月1日、スペインと米国に拠点を置き、欧州・ラテンアメリカを中心に電子書籍事業や図書館向けの電子図書館事業を行なっているODILO社が、3月末に発生した洪水の被害を受け、学校に通えない状況が続くペルーの子どもを対象に、教育関連のデジタルコンテンツ(電子書籍、視聴覚資料等)を無償で提供すると発表しています。

復旧工事下での継続的な学習の支援が目的で、通信業社テレフォニカ・ペルーとペルー教育省は、このプロジェクトを通じて、読解力やデジタルリテラシーが向上することも期待しているとのことです。

Flood victims receive free eBooks (ODILO,2017/6/1)
http://mailchi.mp/odilo/floodvicitms

文部科学省、道徳教育アーカイブを公開

2017年5月31日、文部科学省が、道徳教育アーカイブを公開しました。

2018年度から小学校、2019年度から中学校で、道徳が「特別の教科」化されることを見据え、現在、全国の教育委員会で作成されている指導資料や郷土教材、各学校の実践事例を収集、整理し、一元的にインターネット上で発信することにより、今後の道徳教育の推進に役立てることを目的としています。

アーカイブには以下のようなものが含まれています。

(1)映像資料
(2)指導上の工夫事例(指導案)
(3)いじめ防止を扱う実践事例
(4)先生用資料(授業づくりのポイント)
(5)授業で使える郷土教材
(6)道徳の教科化に伴う基礎資料

道徳教育アーカイブの設置について(文部科学省,2017/5/31)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/29/05/1386230.htm

香川県立図書館、「親子deお野菜食育教室~知りたいな、かがわの野菜~」を開催

香川県立図書館が、2017年6月24日に、「親子deお野菜食育教室~知りたいな、かがわの野菜~」を開催します。

野菜ソムリエから、野菜についての基礎知識(栄養、選び方など)や香川県産の野菜の話を聞いたり、トマトの食べ比べが行なわれたりします。

対象は年長児から小学生とその保護者15組ですが、申し込みはすでに締め切られています。

親子deお野菜食育教室~知りたいな、かがわの野菜~(香川県立図書館)
http://www.library.pref.kagawa.jp/kgwlib_doc/kosodate/shokuiku2017.pdf

参考:
横浜市立図書館、サッカークラブ・横浜F・マリノスとの共催で食育などをテーマにした「横浜F・マリノス×図書館!! 2015」シーズン2を開催
Posted 2015年7月2日
http://current.ndl.go.jp/node/28805

鳥取県立図書館、小・中・高・特別支援学校における学校図書館を活用した授業実践事例を掲載

2017年5月30日、鳥取県立図書館が、2015年度・2016年度の小・中・高・特別支援学校における学校図書館を活用した授業実践事例を掲載しました。

鳥取県立図書館 お知らせ
http://www.library.pref.tottori.jp/info/
※「2017年05月30日 小・中・高・特別支援学校の授業活用例を掲載しました」とあります。

小・中・高・特別支援学校の授業活用例を掲載しました(鳥取県立図書館)
http://www.library.pref.tottori.jp/info/post-30.html
http://www.library.pref.tottori.jp/support-center/cat11/cat18/

E1912 - ぬいぐるみお泊まり会:読書活動の促進と効果の持続性

ぬいぐるみお泊まり会は米国のペンシルバニア州の公共図書館で始まったと言われている。2007年1月の米国の新聞記事でぬいぐるみお泊まり会が紹介されており,「昨年の夏に行われていた公共図書館のプログラムからアイデアを得た」と記載されていることから,2006年頃にはすでに同様のプログラムがあったと思われる。ぬいぐるみお泊まり会では,子どもが図書館にぬいぐるみを預けて帰った後,ぬいぐるみたちが絵本を読んでいたり,他のぬいぐるみたちと一緒に遊んだりしている場面の撮影が行われる。そして,翌日以降,ぬいぐるみを迎えに来た子どもに写真と絵本が手渡され,この絵本はぬいぐるみが読んでいたと伝えられる。このような体験は子どもの読書活動を促進させるのではないかと期待されており,日本各地の図書館でもぬいぐるみお泊まり会が行われるようになった。しかし,ぬいぐるみお泊まり会が子どもたちの読書活動の向上に貢献しているかどうかは検証されておらず,効果は明らかになっていなかった。そこで,筆者らの研究グループでは,ぬいぐるみお泊まり会が子どもの読書活動に与える効果について検証を行った。

鳴門教育大学附属図書館、「どうして本をよまないといけないの」への答えを募集中

2017年5月16日、鳴門教育大学附属図書館が、「どうして本をよまないといけないの」への答えを募集していると発表しました。

Twitterで話題となった漫画 「【なぜ読書をしなければいけないのか?】という記事を読んだので読書家の母に聞いてみた話」を受けて、もし小学校や中学校の生徒から「どうして本をよまないといけないの」と聞かれたときどう答えるかを学生から募集するものです。

附属図書館1階玄関ホールの掲示板に、自分の答えを付箋に書いて、自由に貼りつけるようになっています。

「どうして本をよまないといけないの」あなたの答え教えてください(鳴門教育大学附属図書館,2017/5/16)
http://www.naruto-u.ac.jp/library/oshirase/2017051500012/

ページ