機関リポジトリ

arXiv、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表

2019年2月4日、米・コーネル大学が運営するプレプリントサーバarXivが、Plan Sの実現にかかる手引きに関するフィードバック(2019年1月31日付け)を発表しました。

Plan Sの目標に対する支持とともに、手引きの「10.2 Plan Sに準拠したOAリポジトリの要件」(10.2 Requirements for Plan S compliant Open Access repositories)で挙げられている必須要件のうち、「文献の自動取り込み機能」「全文テキストのJATS相当のXMLでの搭載」などの5要件に対してコメントしています。

欧州研究図書館協会(LIBER)のオープンアクセス作業部会がPlan Sの実現にかかる手引きへの声明を発表

2019年2月4日、欧州研究図書館協会(LIBER)のオープンアクセス作業部会(Open Access Working Group)が、Plan Sの実現にかかる手引きへの声明を発表しました。

手引きにおいて、即時かつ完全なオープンアクセス(OA)の履行に関し、「1. OAジャーナル又はOAプラットフォーム」「2. OAリポジトリへの学術記事の登録」「3. 転換契約(Transformative Agreements)」という3つのシナリオが示されていることに触れ、シナリオ別に計6点のコメントを行っています。

また、「1. OAジャーナル又はOAプラットフォーム」に求められている要件が、新規参入者にとっては詳細かつ高度すぎるものであることや、「2. OAリポジトリへの学術記事の登録」に関し、技術的要件が詳細であるため、オープンサイエンス基盤に十分な投資が行えない国々のOAリポジトリを排除してしまう可能性についても指摘しています。

オランダ大学協会(VSNU)、学術成果のオープンアクセス化推進のためのパイロットプロジェクト“You share, we take care”の開始を発表

2019年1月31日、オランダ大学協会(VSNU)は、学術成果のオープンアクセスに関するパイロットプロジェクト“You share, we take care”が同日からオランダの大学において開始されることを発表しています。

オランダのオープンアクセス(OA)に関する情報を提供するウェブサイト“open access.nl”で紹介されているプロジェクトの詳細によれば、出版から6か月経過した学術成果の出版者版を、著者らが大学のリポジトリを通じてオープンアクセス化することをサポートするプロジェクトであり、2019年1月31日から6ヶ月間実施されます。

オランダでは著作権法の改正により、特定の条件を満たした科学的成果については、出版後合理的な期間を設けた後にオープンアクセス化が可能となっています。著作権法で求められる要件と関連して、次のプロジェクト参加条件が示されています。

・出版物がオランダの公的資金により全部または一部が助成を受けていること
・著者または共著者がプロジェクトに参加する機関と雇用契約を結んでいること
・科学論文や著作の1章分など、短い科学的成果であること

オランダ大学協会(VSNU)、Plan Sに対する声明を発表

2019年1月31日、オランダ大学協会(VSNU)がPlan Sに対する声明を発表しました。

オランダのオープンサイエンスに関する国家計画である“National Plan Open Science” (NPOS)で述べられているとおり、VSNUが積極的にオープンサイエンスに関わってきたことに触れ、オープンアクセスはオープンサイエンスの一部であるとし、Plan Sの目標に対する支持を表明しています。

その上で、全世界規模でPlan Sが求める効果をもたらすためにはCOAlition Sのメンバーシップを欧州内外で拡大していく必要があるとしています。

また、Plan Sが適切に取組むべき点として、十分な移行期間の確保、信頼できるジャーナルの明確化など科学出版の質向上のための取組、科学の独立性保証、出版コストの抑制・透明化、若手あるいはキャリアが浅い研究者の立場への十分な配慮等、全7点を挙げています。

欧州の研究者らを代表する3団体が連名でPlan Sの実現にかかる手引きに対するコメントを発表

2019年1月28日、欧州の研究者らを代表する団体である、博士課程学生及び若手研究者の欧州協会(European Council of Doctoral Candidates and Junior Researchers:Eurodoc)、マリー・キュリー同窓会(Marie Curie Alumni Association:MCAA)、欧州若手アカデミー(Young Academy of Europe:YAE)が連名でPlan Sの実現にかかる手引きに対するコメントを発表しました。

今回のコメントは、2018年9月24日に同じく3団体連名で発表されたPlan Sに対する声明 “Joint Statement on Open Access for Researchers via Plan S”をベースとしたものであり、欧州の研究者の視点から、Plan Sの実現方法をより現実的なものとすることを目的としています。

コメントでは、研究機関や助成機関に対し研究者評価システムの見直しと「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)の履行などを求めるとともに、cOAlition Sに対し次のような内容を促しています。

千葉大学附属図書館、千葉大学学術成果リポジトリで公開している「萩庭植物標本画像データ」約5万点にDOIを付与

2019年1月29日、千葉大学附属図書館が、千葉大学学術成果リポジトリCURATORで公開している「萩庭植物標本画像データ」51,819点にDOIを付与したことを発表しています。

国立科学博物館の「標本・資料統合データベース」からのDOIを介してリンクの準備や、IIIFに準拠した画像の「千葉大学学術リソースコレクション c-arc」からの公開予定についても発表されています。

萩庭植物標本画像データ約5万点にDOIを付与しました(千葉大学附属図書館,2019/1/29)
https://www.ll.chiba-u.jp/topics/2018/topics_20190122_curator.html

CURATOR
http://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/
※「萩庭植物標本画像データベースの標本写真51,819点へDOIを付与しました(2019.1.17)」とあります。

米国のハーバード大学図書館及びマサチューセッツ工科大学(MIT)図書館、連名でPlan Sの実現にかかる手引きへのコメントを発表

2019年1月16日、米国のハーバード大学図書館及びマサチューセッツ工科大学(MIT)図書館は、連名でPlan Sの実現に係る手引きへのコメントを発表しました。

コメントは主にグリーンOA及びゴールドOAに関する要件に対してのものです。

グリーンOAについては、現状ではPlan Sの求める要件が厳しすぎることを指摘し、OAリポジトリに求められるいくつかの要件を必須ではなく推奨扱いとすべきこと、用語「リポジトリ」と「プラットフォーム」の区別をより明確にすべきこと、CC-BY及びCC-BY-SA以外のクリエイティブコモンズ・ライセンスも許容すべきことなどを挙げています。

ゴールドOAについては、必須となっているDOIに加えて、推奨扱いとなっているORCIDも必須とすべきこと、有料化を防ぐため掲載料無料のOA誌にも財政的支援を提供すべきことを挙げています。

【イベント】講演会「オープンアクセスの今と未来」(2/18・つくば)

2019年2月18日、筑波大学大学会館において、筑波大学附属図書館が主催する講演会「オープンアクセスの今と未来」が開催されます。

現在のオープンアクセスに関する取組を俯瞰し、課題・論点等の見直しや確認を行い、今後のオープンアクセス推進のための取組を考えることを目的として開催されるものです。

事前の申込は不要であり、主なプログラムは以下の通りです。

・オープンアクセスその光と影~理念・PlanS・ハゲタカ
(筑波大学図書館情報メディア系・逸村裕教授)

・オープンアクセスを促進する新しいリポジトリシステム
(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター・林正治特任助教)

・オープンサイエンスをサポートする研究データ管理のトレーニングコース
(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター・尾城孝一特任研究員)

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表

2018年12月13日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は、2018年11月27日にcOAlition Sが発表したPlan Sの実現にかかる手引き“Guidance on the Implementation of Plan S”へのフィードバックを発表しました。

フィードバックは主に手引きの“10.2 Requirements for Plan S compliant Open Access repositories”(Plan Sに準拠したオープンアクセスリポジトリの要件)の各要件に対してのもので、一部の要件について、その変更・削除や、必須とせず推奨事項に留めることを求めています。また、Plan SにおいてSignpostingプロトコルやResource Syncの採用を推奨すべきとしています。

COARは2018年9月12日に、Plan Sにまとめられたオープンアクセスへと踏み出す強い姿勢を歓迎するとともに、オープンアクセスへの移行を加速するという目的への支持を表明しています。

OpenAIRE、文献リポジトリ管理者のためのガイドライン“OpenAIRE Guidelines for Literature Repository Managers”のv 4.0を公開

2018年12月4日、OpenAIREが、文献リポジトリ管理者のためのガイドライン“OpenAIRE Guidelines for Literature Repository Managers”のv 4.0を公開しました。

同ガイドラインは、リポジトリ管理者が、必要に応じてOpenAIREに、オープンアクセス(OA)と非OAの出版物を助成情報と一緒に公開するようにすることを目的としています。

OpenAIREでは、今後数か月以内に、DSpaceとEPrintsの2つの主要なリポジトリプラットフォームがガイドラインを迅速に実装することを推奨しています。

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