機関リポジトリ

NIIとWACREN、オープンサイエンス基盤の研究開発に関し覚書を締結

2019年3月15日、NIIは、西・中央アフリカ研究教育ネットワーク(West and Central African Research and Education Network:WACREN)とオープンサイエンス基盤の研究開発に関し覚書を締結したことを発表しました。

最初のプロジェクトでは、リポジトリと研究データ管理システム(RDM)の共同開発を開始するとしています。

NII and WACREN Sign a Memorandum of Understanding on R&D of Open Science Infrastructure(NII, 2019/3/15)
https://www.nii.ac.jp/en/news/release/2019/0315.html

文学通信、「文学通信リポジトリ」を公開

人文学書の出版社で人文学情報のニュースサイトも手掛ける文学通信が、自社出版物の索引や販促物を公開する「文学通信リポジトリ」を公開しました。

同リポジトリは国立情報学研究所(NII)が開発したリポジトリツールWEKOを用いて構築されています。同社の発表によれば、「将来的にはさまざまな事情でアーカイブされていない研究者の論文等を公開していける場所にもしていきたい」とのことです。

「文学通信リポジトリ」を公開しました(文学通信、2019/3/11付け)
http://bungaku-report.com/blog/2019/03/post-444.html

文学通信リポジトリ
http://repository.bungaku-report.com/htdocs/index.php

ORCID、リポジトリでのORCIDの使用に関する勧告を公表

2019年2月27日、ORCIDが、リポジトリでのORCIDの使用に関する勧告“Recommendations for Using ORCID in Repositories”を公表しました。

2018年10月に発表した勧告案へのパブリックコメントや、勧告策定のタスクフォース内での議論を経て公表されたものです。

勧告の主な内容として以下の事項があげられています。

Coalition S、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを受けて声明を発表:フィードバックの分析結果を2019年春に公表予定

2019年2月20日、Coalition Sは、Plan Sの実現にかかる手引きに対し600を超えるフィードバックがあったことを発表しています。

フィードバックは40か国を超える地域の個人又は機関からなされたこと、その中には研究者、図書館員、図書館、出版者、編集者、大学、学会、研究助成機関など、さまざまな属性の回答者が含まれていることが紹介されています。また、フィードバックの内容は分析を経て手引きの改訂版に反映するとともに、フィードバックの分析結果を2019年春に公表するとしています。

OpenAIRE、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表

2019年2月11日、OpenAIREは、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表しています。

Plan Sの目標と原則に対する支持を改めて表明するとともに、Plan Sに対し、単に既存の出版モデルを強化するだけでなく、学術コミュニケーションのための代替モデルの推進も行うよう求めています。

提案として、OAリポジトリへの要件準拠のための移行期間を設定すること、テキスト及びデータのマイニング(TDM)を円滑に実施できるようライセンス等に関する記述を精緻化すること、Coalition Sのメンバーが実施するAPCコスト等の監視手順をより透明化すること、フルOAに向けた動きを支えることの4点を挙げ、これらの点に沿って手引きに対するフィードバックを行っています。

北米研究図書館協会(ARL)、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表

2019年2月8日、北米研究図書館協会(ARL)は、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表しました。

Plan Sのビジョンに対する全面的な支持を表明するとともに、OAリポジトリに関しては、COARによるフィードバック(2019年2月6日付)に賛同しています。COARによるフィードバックは、OAリポジトリのコミュニティにとって現行の要件が厳しすぎることを指摘するとともに、Plan Sのビジョンを達成するための必要最小限かつ実行可能な要件を示しているとしています。

さらに、APCによらないOAジャーナルの多くが手引きの要件を満たすことができない可能性に触れ、要件を満たすための猶予期間を長くすることや、これらのジャーナルが要件を満たせるように資金援助することを提案しています。

また、手引きでCoalition Sが「公正で合理的なレベルのAPC」の確立に寄与すると述べていることへの歓迎や、著作者による著作権保持への支持などを述べています。

欧州大学協会(EUA)、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表

2019年2月8日、欧州大学協会(EUA)は、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表しました。

手引きが求めている著者又は機関による著作権保持に関して、出版物に第三者の権利が関係しているなど例外対応が求められる事例への対応を明確化すること、書籍・モノグラフに関しても、ステークホルダーとの対話を通じてPlan S準拠の方法を詳細化すること、リポジトリの要件を国又は機関による既存のポリシーと整合性がとれるようにすること等を求めています。

また、国際的な研究出版物の場合、複数の出版ポリシーの間で矛盾が生じてしまう可能性を指摘し、Coalition Sに対し、世界の研究助成機関にPlan S又は同等のポリシーへの署名・履行を働きかけるよう勧めています。

SPARC Europe、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表

2019年2月8日、SPARC Europeは、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックを発表しています。

フィードバックの内容をまとめた文書は2019年2月1日付けであり、Plan Sの成功のためには研究評価方法の改善が重要と述べるとともに、OA出版がその著者及び所属機関に与える経済的影響を十全に理解するためにOA出版への助成内容を明確に示すこと、転換契約(Transformative Agreements)に関するより詳細な手引きの提供、OAリポジトリをOAジャーナル・OAプラットフォームと同格に扱うこと、OAリポジトリやOAジャーナル等に課せられた必須要件の一部を推奨要件とすること、非営利のOAジャーナル等のサポートなど、多岐にわたる要望が述べられています。

また、書籍の各章とモノグラフについては、例えば人文学・社会科学分野において学術コミュニケーションの改革が立ち遅れることのないよう、後回しにせず、今すぐ他の形態の出版物と等しく重要なものとして扱うよう求めています。

オランダ・アムステルダム大学出版局(AUP)、オープンアクセス(OA)出版に関しfigshareと連携

2018年2月20日、オランダ・アムステルダム大学出版局(AUP)は、オープンアクセス(OA)出版に関し、研究データ公開プラットフォームfigshareと連携することを発表しました。

原稿や補足データを迅速かつ効率的に独自のポータルから公開できるよう、AUPがfigshareのリポジトリソフトウェアを利用するものです。

利用者は自身のデータを、簡便な投稿システムを用いて提出することができるほか、ポータルで公開しているコンテンツはAltmetricsを含む評価指標、ライセンス情報、閲覧数、DOIといった機能を利用することが可能です。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、Plan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックの更新版を発表

2019年2月6日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)が、2018年12月13日に発表したPlan Sの実現にかかる手引きへのフィードバックについて、更新版を発表しました。

内容の大部分は初版と共通していますが、「10.2 Plan Sに準拠したOAリポジトリの要件」(10.2 Requirements for Plan S compliant Open Access repositories)に関して、各リポジトリが要件に準拠するための移行期間の設定を新たに求めているほか、初版では欧州のリポジトリを念頭に置いてOpenAIREによるリポジトリのハーベストを求めていた箇所が、「国、地域、又は国際的なアグリゲーター」(“national, regional or international aggregator”)によるリポジトリのハーベストを求める内容となっている等、いくつかの変更が行われています。

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