機関リポジトリ

文部科学省、2016年度の「学術情報基盤実態調査」の結果を発表

2017年3月24日、文部科学省は「平成28年度「学術情報基盤実態調査」」の結果を公表しました。

調査結果のポイントとして、以下が示されています。

<大学図書館編>
・図書館資料費は746億円であり、前年度より16億円増。そのうち、電子ジャーナル経費は295億円であり、為替変動、価格上昇、消費税課税の影響もあり、前年度より19億円増。
・オープンアクセスの観点から教育研究成果を無償公開する「機関リポジトリ」を持つ大学は、486大学(62.5%)となり、前年度より46大学増加。
・学生の主体的な学びを促すアクティブ・ラーニング・スペースは、453大学(58.2%)が設置し、この5年間で約2.5倍に増加。

米国国立医学図書館、機関リポジトリに登録されているフルテキストへのリンク機能を追加

2017年3月22日、米国国立医学図書館(NLM)が、PubmedのLinkout機能を用いて、機関リポジトリに登録されているフルテキストへのリンクを示すアイコンを表示する機能を追加したと発表しています。

機関リポジトリがこの新しい機能に参加することで、アイコンをAbstractの横にある“Full text links”欄に表示させることができます。

Institutional Repository LinkOut: A New Full Text Access Feature in PubMed(NLM Technical bulletin,2017/3/22)
https://www.nlm.nih.gov/pubs/techbull/ma17/ma17_linkout_institutional_repository_icon.html

九州大学附属図書館、九大リポジトリ(QIR)にダウンロード数表示機能を追加

2017年3月14日、九州大学附属図書館が、九大リポジトリ(QIR)にダウンロード数表示機能を追加したと発表しています。

「閲覧数」はコンテンツの書誌情報(メタデータ)の表示回数、「ダウンロード数」はコンテンツの本文ファイル(PDFなど)のダウンロード回数を意味しており、「閲覧数」「ダウンロード数」のいずれも、ロボットなどによる機械的なアクセスをある程度除外した件数となるとのことです。

また、「閲覧数」「ダウンロード数」のいずれも、表示は日次で更新され、即時反映はされないとのことです。

九大リポジトリ(QIR)にダウンロード数表示機能を追加しました(九州大学附属図書館,2017/3/14)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/8389

デジタルリポジトリ連合(DRF)、2016年度末で解散

2017年3月8日、デジタルリポジトリ連合(DRF)が、平成28年度末で解散することを発表しています。

DRFは平成18(2006)年度に発足し、現在157機関が参加しています。これまで、機関リポジトリの構築と運営に係る人材育成、技術開発、情報共有を通じて、国内における機関リポジトリの発展とオープンアクセス思潮の興隆につとめてきました。

2016年11月24日付けで、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)からDRFの主な活動を継承する旨の回答を得て、12月8日付けでDRF参加機関に解散についての賛否を問い、その結果、参加機関の3分の2以上である120機関から解散について同意を得たとのことです。

オープンアクセスリポジトリ推進協会、「JPCOAR スキーマ(案)」について意見募集(提出期限:3/24)

2017年3月3日、機関リポジトリ推進委員会メタデータ検討タスクフォースが、Junii2を改訂し新スキーマを策定するにあたり、スキーマ(案)を提示し意見を募集しています。意見募集期間は2017年3月6日から3月24日までです。

なお、2016年7月にオープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が設立されたことを受けて、機関リポジトリ推進委員会はJPCOAR運営委員会に移行します。いただいた意見は今後、JPCOARにおいて検討していくとのことです。

「JPCOAR スキーマ(案)」に関する意見募集(JPCOAR、2017/3/3)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=54

クロアチアの国レベルのリポジトリ“DABAR”(記事紹介)

OpenAIREのブログで、クロアチアの国レベルのリポジトリ“DABAR”が紹介されています。

オープンアクセス(OA)ジャーナル415誌を収録するリポジトリHRČAKと、3万以上のフルテキストの文献が収録されているCroatian Scientific Bibliography(CROSBI)を除いて、クロアチアには2015年まで機関リポジトリが7しかなかったこと、クロアチアの学術コミュニティ全体のためのリポジトリを開設するイニシアチブが2014年3月に立ち上がったこと、そのリポジトリとしてDABAR(Digital Academic Archives and Repositories)が2015年8月に開設されたこと、などが紹介されています。

Croatian national repository system DABAR & OpenAIRE(OpenAIRE Blog, 2017/2/7)
https://blogs.openaire.eu/?p=1767

全クロアチアリポジトリ"DABAR"(記事紹介)(STI Updates, 2017/2/10)
http://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=9419

DABAR
https://dabar.srce.hr/

HRČAK

リポジトリ向けオープンピアレビューモジュール(文献紹介)

Code4Lib Journal誌のIssue 35(2017年1月30日掲載)に、”OPRM: Challenges to Including Open Peer Review in Open Access Repositories”と題する記事が掲載されています。この記事はEUのOpenAIREの一環として開発された、リポジトリ向けのオープンピアレビューモジュール(OPRM)について紹介するものです。

OPRMはDSpace向けに開発されており、スペイン科学研究高等会議のリポジトリDIGITAL.CSIC、スペイン海洋研究機構のe-IEOという2つのリポジトリで実装されています。ソースコード、ドキュメント等はGitHubで公開されています。

OPRM: Challenges to Including Open Peer Review in Open Access Repositories
http://journal.code4lib.org/articles/12171

Open Peer Reviw Module
https://github.com/arvoConsultores/Open-Peer-Review-Module/wiki

参考:
オープンピアレビュー実験に関する報告
Posted 2016年4月19日

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、次世代リポジトリ機能開発のための利用シナリオ草案を公開 パブリックコメントを募集

2017年2月7日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の次世代リポジトリプロジェクト(”Next Generation Repositories Project”)は、リポジトリの新機能開発の指針となる12の利用シナリオ草案を公開しました。2017年3月3日まで、パブリックコメントが募集されています。

COAR次世代リポジトリプロジェクトは2016年4月に立ち上げられた、次世代リポジトリのコアとなる機能と、それを実現するために必要なシステム設計・技術の特定を主な目標とするワーキンググループです。今回公開された利用シナリオ案は次世代リポジトリに優先して備えるべき機能について紹介するためにまとめられたもので、公開ウェブサイトのコメント機能を利用し、閲覧者は直接コメントを付与することができます。付与されたコメントはすべてワーキンググループによってレビュー・検討されるとのことです。

COAR Next Generation Repositories Draft for Public Comment
http://comment.coar-repositories.org/

参考:
オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、次世代リポジトリプロジェクトを立ち上げ
Posted 2016年5月17日

奈良文化財研究所、全国遺跡報告総覧とWorldCatとのデータ連携を開始

奈良文化財研究所が、2017年2月3日に、全国遺跡報告総覧とWorldCatとのデータ連携を開始したと発表しています。

全国遺跡報告総覧とWorldCatのデータ連携開始(なぶけんブログ,2017/2/7)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2017/02/worldcat.html

WorldCatにある全国遺跡報告総覧のデータ
http://www.worldcat.org/search?q=sitereports.nabunken.go.jp&qt=results_page

参考:
奈良文化財研究所、全国遺跡報告総覧の英語自動検索機能を公開
Posted 2016年8月25日
http://current.ndl.go.jp/node/32393

CiNii Books、全国遺跡報告総覧とデータ連携開始
Posted 2016年3月23日
http://current.ndl.go.jp/node/31083

全国遺跡報告総覧、ProQuest社のディスカバリサービスSummonに対応
Posted 2015年9月8日
http://current.ndl.go.jp/node/29385

E1700 - 「全国遺跡報告総覧」の機能と期待される効果

デジタルリポジトリ連合(DRF)、平成28年度 機関リポジトリ担当者オンラインワークショップ「第2回 研究データから研究プロセスを知る」の成果物を公開

2017年2月1日、デジタルリポジトリ連合(DRF)は、2016年10月から2017年1月にかけて実施していた、研究データについて調査するオンラインワークショップの成果物を公開しました。

参加者それぞれが研究者にインタビューを実施し、その結果を分野ごとにまとめた事例集となっています。

平成28年度DRFオンラインワークショップ「第2回 研究データから研究プロセスを知る」(DRF, 2017/2/1)
http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?onlineworkshop2016

参考:
デジタルリポジトリ連合(DRF)、平成27年度 機関リポジトリ担当者オンラインワークショップ「研究データから研究プロセスを知る」の成果物を公開
Posted 2016年3月29日
http://current.ndl.go.jp/node/31160

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