機関リポジトリ

E1971 - 第1回SPARC Japanセミナー2017<報告>

2017年9月13日,国立情報学研究所(NII)において第1回SPARC Japanセミナー2017「図書館員と研究者の新たな関係:研究データの管理と流通から考える」が開催された。

国立情報学研究所、次世代リポジトリソフトウェア開発に着手したことを発表 欧州原子核研究機構、物質・材料研究機構と連携

2017年11月7日、国立情報学研究所(NII)が欧州原子核研究機構(CERN)、物質・材料研究機構(NIMS)と連携し、次世代リポジトリソフトウェア「WEKO3」の開発に着手したことが発表されました。

NIIはWEKOを文献のみならず、研究データを含む幅広い学術成果公開のプラットフォームとするべく、CERNが開発した汎用リポジトリソフトウェア「Invenio」をもとに、WEKO3を開発するとのことです。機能の拡張性・運用性能の向上に加え、大規模データにも対応可能なシステムとなるとされています。

オープンサイエンス時代の次世代リポジトリソフト開発に着手 国立情報学研究所が欧州原子核研究機構と共同で/物質・材料研究機構も連携(NIMS、2017/11/7付け)
http://www.nims.go.jp/news/press/2017/11/201711070.html

EBSCO社、OAの電子学位論文のアクセス・検索性向上を目的としたプロジェクト“OpenDissertations.org”を創設

2017年11月6日、EBSCO社が“OpenDissertations.org”プロジェクトの創設を発表しています

EBSCO社がBiblioLabs社と協同で立ち上げたもので、オープンアクセス(OA)の電子学位論文(ETD)のアクセス・検索性の向上を目的としています。また、ETDのメタデータは、EBSCO Discovery Serviceにも投入されます。

同プロジェクトには、現在、英国図書館(BL)の学位論文ポータル“EThOS”、米国のコーネル大学、フロリダ州立大学、フロリダ大学、ミシガン大学、ミシガン州立大学、ケンタッキー大学が参加しており、各大学の機関リポジトリを通じてETDの全文閲覧を可能とします。

2018年の公開予定で、それまでに20以上の図書館が参加予定とされており、今後、マルチメディア形態の学位論文や執筆過程で作成された研究データの取り扱いに関する発表も行なう予定です。

米国国立運輸図書館、機関リポジトリ“ROSA P”を公開

2017年11月3日、米・運輸省の運輸統計局(BTS)は、米国国立運輸図書館(National Transportation Library:NTL)が、機関リポジトリ“ROSA P”を公開したと発表しています。

3万点を超すNLTのオープンデータや出版物を利用することが可能です。

メタデータの改定による検索・発見機能の向上、米・疾病管理予防センター(CDC)が作成したオープンソースのプラットフォームを基盤とした構築、全アイテムへのDOIの付与といったことが行われています。

NTL Launches New Public Access Repository ROSA P (BTS,2017/11/3)
https://www.bts.gov/newsroom/ntl-launches-new-public-access-repository-rosa-p

ROSA P(NTL)
https://rosap.ntl.bts.gov/

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、JPCOARスキーマを策定

2017年10月30日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が、JPCOARスキーマを策定して公開しました。

JPCOARスキーマ項目一覧、XMLスキーマ定義、JPCOARスキーマ準拠メタデータサンプル集などが含まれています。

JPCOARでは、現在のメタデータ規格junii2の改訂作業を進めていて、2017年3月に「JPCOARスキーマ(案)」について意見募集を行っていました。

JPCOARスキーマを策定しました(JPCOAR, 2017/10/30)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=49#_href_178

JPCOARスキーマ ver1.0
http://id.nii.ac.jp/1458/00000024/

米・カリフォルニア電子図書館、オープンアクセス出版プラットフォーム“eScholarship”を更新

2017年10月24日、米・カリフォルニア大学の「カリフォルニア電子図書館」(CDL)が、オープンアクセス(OA)出版プラットフォーム“eScholarship”を更新したと発表しています。

新しい“eScholarship”では、

・同大学の10か所のキャンパスのリポジトリサイトごとの柔軟なカスタマイズへの対応
・同大学の70以上の学術雑誌の編集者等への高度な編集ツールの提供
・DOIが付与されている出版物のAltmetrics対応
・Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)バージョン2.0のAA基準対応
・オープンソースの採用や、GitHub上での新しい“eScholarship”のコードの公開

が行なわれていると紹介されています。

今後数か月以内に、APIの公開も予定されています。

英・ケンブリッジ大学、理論物理学者のホーキング氏の博士論文をOAで公開

2017年10月23日、英・ケンブリッジ大学は、同学のリポジトリApolloにて、理論物理学者のホーキング(Stephen William Hawking)氏の博士論文“Properties of expanding universes”(1966年)をオープンアクセス(OA)で公開したことを発表しました。

同氏の博士論文は本人から公開の許可を得て、2017年10月23日から10月29日までのオープンアクセスウィークに合わせて公開されました。

同学では、2017年10月以降の博士号取得者に博士論文をOAで公開することを要求しています。また、歴史的な学位論文の公開の許可を得ることが難しい場合があると述べ、今回のホーキング氏の例がノーベル賞受賞者を含むかつての研究者に博士論文のOA化を促すことを望んでいます。

同学の学術コミュニケーション部門と図書館は、今後本人からの希望があれば、博士論文をデジタル化し同リポジトリにてOAで公開すると、卒業生に呼びかけてています。

E1949 - 東南・南アジアにおけるOAの現状:Asia OAの報告書から

2017年6月,オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)の地域コミュニティであるAsia OA(E1898参照)が,近年,多数の学術成果を生み出しているアジア地域のオープンアクセス(OA)の現状を把握することを目的に行った調査の報告書“Asia Open Access Regional Survey”を公開した。

【イベント】JPCOARスキーマ説明会(10/10・東京)

2017年10月10日、国立情報学研究所(NII)において、JPCOARスキーマ説明会が開催されます。

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が2017年秋にリリースを予定している新しいメタデータスキーマ「JPCOARスキーマ」について、概要と詳細、今後のスケジュールなどが説明されます。

参加費は無料で、事前申込が必要です。

2017年8月30日 JPCOARスキーマ説明会を開催します(JPCOAR, 2017/8/30)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=49#_href_135

JPCOARスキーマ説明会参加申込フォーム
https://jp.surveymonkey.com/r/73H7CXL

【イベント】第1回 SPARC Japan セミナー2017「図書館員と研究者の新たな関係:研究データの管理と流通から考える」(9/13・東京)

2017年9月13日、国立情報学研究所において、第1回 SPARC Japan セミナー2017「図書館員と研究者の新たな関係:研究データの管理と流通から考える」が開催されます。

図書館員と研究者が、研究データをいかに管理・流通させていくかという視点を共有し、そこからもたらされる両者の新たな関係について考えることを目的としています。

参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要で、定員は60人です。
動画中継も行われる予定です。

第1回 SPARC Japan セミナー2017「図書館員と研究者の新たな関係:研究データの管理と流通から考える」(SPARC Japan)
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2017/20170913.html
http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2017/pdf/20170913_flyer.pdf

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