カナダ

カナダ国立図書館・文書館、先住民寄宿学校制度に関する真実と和解委員会に関するウェブアーカイブコレクションを公開

2017年7月20日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、先住民寄宿学校制度に関する真実と和解委員会(TRC)に関するウェブアーカイブコレクションを公開しました。

同委員会と関連する組織や、協力者・支援者の英語版とフランス語版のウェブサイトを収集したもので、多くは2015年時点のものが収集されており、ウェブサイトのほか、動画、新聞、ブログなど約300点のリソースが含まれています。

今後も継続的にデータを追加していくとしています。

マニトバ大学内に設置されている真実と和解のためのナショナルセンター(NCTR)及びウィニペグ大学・マニトバ大学の図書館と連携して作成されたもので、両館も独自にウェブアーカイブコレクションを公開しています。

北米研究図書館協会が報告書シリーズ“SPEC Kit”第355号を公開:大学でのアントレプレナー教育がテーマ

2017年7月6日、北米研究図書館協会(ARL)が、報告書シリーズ“SPEC Kit”第355号を刊行しました

“Campus-wide Entrepreneurship”がテーマで、ARLの加盟館が、学内でのアントレプレナー(起業家精神)教育をどのように支援しているかを調査したものです。

大学でのアントレプレナーシッププログラム・アントレプレナーシップセンター・インキュベーターの事例、図書館のアントレプレナー教育に関する資源・サービス・アウトリーチ活動・指導教材の事例、アントレプレナーシップに関する図書館の職種の事例などが紹介されています。

カナダ研究図書館協会、持続可能な学術出版のための枠組みモデルに関する最終報告書を公開

2017年7月4日、カナダ研究図書館協会(CARL)のCanadian Scholarly Publishing Working Group(CSPWG)が、同国における持続可能な学術出版のための枠組みモデルを提示する最終報告書を公開しました。

枠組みは、各々の現状が異なる事から、単行書、雑誌、その他新しい学術型式におけるいくつかの関連した取り組みをまとめたものとなっています。

また、重要な原則として、以下の6点を示しています。

・Accountable to the academy
・Supporting openness
・Supporting high-quality publishing practices
・Well-informed authors
・Rich Canadian publishing opportunities
・Building on strength

トロント大学の図書館とiSchoolが連携して実施するインターンシップ制度“Toronto Academic Libraries Internship (TALint) ”(カナダ)(記事紹介)

2017年8月にポーランドのヴロツワフで開催される第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、カナダ・トロント大学図書館のJulie Hannaford氏と同大学情報学部のSiobhan Stevenson氏による“TALint at the University of Toronto: Bridging the Gap Between iSchool and Academic Librarianship”と題する記事が公開されています。

大学院で得た知識と実務を、図書館現場で結びつけることを通じて、複雑化する情報環境の中でリーダーシップを発揮できる図書館員、アーキビスト、記録管理者を養成することを目的に、2014/2015学年度から、トロント大学図書館と同大学のiSchoolとが連携して行っている2年間のインターンシップ制度“Toronto Academic Libraries Internship (TALint) ”を紹介するものです。

開始当初から現在までのプログラムの詳細や、プログラムの評価方法や評価結果の紹介に加え、大学理事会から如何にして継続的な財政支援を得たかについて報告されています。

カナダ研究図書館協会、研究データ管理のプラットフォーム“Federated Research Data Repository”のbeta版を公開

2017年6月16日、カナダ研究図書館協会(CARL)の研究データ管理(RDM)に関するプロジェクト“Portage”は、学術・産業部門の研究者向けに計算機システムサービスとインフラを提供している“Compute Canada”と共同で行っているカナダの研究データの管理と発見のためのプラットフォーム“Federated Research Data Repository ”(FRDR) の開発に向けた作業がbeta版のテストに移行したと発表しています。

テストでは多様な利用者が様々なデータセットを登録することで行なわれ、ユーザーインターフェイスやソフトウェアの基本性能が評価されます。

また、データリポジトリに詳しい利用者からの意見も集められます。

Compute Canada and CARL-Portage Announce Start of Beta Testing Stage in FRDR Development(CARL,2017/6/16)
https://portagenetwork.ca/news/frdr-beta-testing/

BookNet Canada、電子書籍出版に関するレポート“The State of Digital Publishing in Canada 2016”を公開

2017年6月7日、カナダの出版団体Booknet Canadaが、カナダにおける電子書籍出版に関するレポート“The State of Digital Publishing in Canada”の 2016年版を公開しました。

売上のある電子書籍の数が減少しているが、これには、デジタル化された既刊書の数が増加や、電子書籍への消費が減少したことが原因である可能性がある事、一方で、報告があった企業の61%は収益を増やし、そのうち25%が前年よりデジタル部門での収益を25%以上増加させたこと等が紹介されています。

Infographic: The State of Digital Publishing in Canada 2016(BookNet Canada,2017/6/7)
http://www.booknetcanada.ca/blog/2017/6/5/infographic-state-of-digital-2016

カナダ研究図書館協会、ウェブアーカイブに関する課題に取り組む“Canadian Web Archiving Coalition”を創設

2017年6月1日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、“Canadian Web Archiving Coalition”の創設を発表しています。

カナダの図書館、アーカイブズなど、ウェブアーカイビングを実施、もしくは、関心を持つ機関による実践コミュニティとして位置付けられるもので、そのような機関の職員に参加を呼びかけています。

カナダでは、ウェブアーカイブを実施している機関は多いものの、国レベル
で協調して体系的に課題に取り組む仕組みがなかったことから創設されたものです。

カナダ放送協会、アーカイブコレクションの大規模デジタル化事業を開始

2017年5月11日、カナダ放送協会(CBC/Radio-Canada)が、公共放送のアーカイブコレクションの大規模デジタル化事業を2018年冬から開始すると発表しています。

5年が予定されている同事業では、CBCでは72万件の、Radio-Canadaでは65万点の物理媒体をデジタル化する計画です。

デジタル化にあたっては、専門知識を持つ、カナダ国立映画制作庁(National Film Board of Canada:NFB)の協力を得るとのことです。

Archive digitization: a coordinated effort by CBC/Radio-Canada to preserve and showcase our heritage(カナダ放送協会,2017/5/11)
http://www.cbc.radio-canada.ca/en/media-centre/2017/05/11/

北米研究図書館協会が報告書シリーズ“SPEC Kit”第354号を公開:「データキュレーション」がテーマ

2017年5月12日、北米研究図書館協会(ARL)が報告書シリーズ“SPEC Kit”第354号を刊行しました

「データキュレーション」がテーマで、ARL加盟機関が、データのライフサイクルへの関心や、研究や教育活動への有用性という観点から、データ管理に用いているインフラを調査しており、提供されているサービス、推定される利用者、最も利用される研究分野、図書館における担当職員の配置状況やポリシー・ワークフロー、課題といった内容をカバーしています。

Data Curation, SPEC Kit 354, Published by ARL(ARL,2017/5/12)
http://www.arl.org/news/arl-news/4268-data-curation-spec-kit-354-published-by-arl#.

国・地域を超えたリポジトリネットワークの連携に関する国際協定発表

2017年5月8日、国・地域を超えたリポジトリネットワークの連携に関する国際協定”Aligning Repository Networks: International Accord”がCOARのウェブサイトで公開されました。

この協定は具体的な行動を起こし、グローバルなサービスの構築につなげていくために共通の原則と強調すべき領域を定め、リポジトリネットワーク間の協力を促進することを目的に、COARの準備の下で作成されたものです。定期的なコミュニケーションの機会を設けること、API、標準、プロトコルの共通化、技術移転と共同開発の実施等について各リポジトリネットワークは協働していくとされています。欧州のOpenAIRE、南米のLA Referencisaをはじめ、カナダ、中国、米国、南アフリカのリポジトリネットワークが参加しています。日本からはJPCOARがこの協定に参加しています。

ページ