カナダ

北米研究図書館協会(ARL)、加盟館・健康科学図書館・法律図書館の2014-2015年度版統計を刊行

2017年3月17日、北米研究図書館協会(ARL)が、2014-2015年度の3種類の統計を刊行しました。

いずれも、コレクション、スタッフ、予算、サービス等に関する統計がまとめられていて、それぞれ、米国とカナダのARL加盟館124機関、健康科学図書館59機関、法律図書館74機関が対象となっています。

また、過去の傾向をあらわした、無料で利用できる図表類も2014-2015年度に更新されています。

ARL Statistics 2014–2015 and Updated Trends Graphs Published(ARL, 2017/3/17)
http://www.arl.org/news/arl-news/4246-arl-statistics-2014-2015-and-updated-trends-graphs-published

米国の大学・研究図書館協会、情報リテラシーに関する各国の事例の情報共有を目的としたホワイトペーパーを公開

2017年3月13日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“Student Learning and Information Literacy Committee” (SLILC) が、ホワイトペーパー“Global Perspectives on Information Literacy: Fostering a Dialogue for International Understanding”を公開しました。

情報リテラシーの国際的な見方、考え方、概念化のされ方を示す各地域の事例を共有することが目的で、アフリカ、カナダ、欧州、オセアニア、アジア、ラテンアメリカ各国の情報リテラシーの専門家が寄稿しています。

ホワイトペーパーは13章に分かれており、研究傾向、情報リテラシーの枠組み、理論と実践、図書館員の役割、将来のビジョンという要素が、各著者の地域的・文化的視点から記述されています。

カナダ・ウィンザー公共図書館、救急病院内での図書館の共同運営について検討開始

2017年3月6日、カナダ・オンタリオ州のウィンザー公共図書館(WPL)が、ウィンザー地域病院(Windsor Regional Hospital)と連携し、新しく建設予定の救急病院での図書館サービスの共同運営の可能性について検討すると発表しています。

同館では、サウス・ウィンザー地区へのサービス拡張を検討しており、一方病院においても、同地域に計画している新しい救急病院内への図書館の設置を計画していることや、図書館で受けるレファレンスの40%が健康関連であることから、共同運営を検討することになったと説明されています。

WPL to partner with Windsor Regional Hospital(WPL,2017/3/6)
http://www.windsorpubliclibrary.com/?p=48851

カナダ・トロント公共図書館、光療法用の照明器具を試行的に設置

カナダ・オンタリオ州のトロント公共図書館が、2017年2月6日から、ブレントウッド分館及びモルバーン分館において、試行的に、季節性情動障害(SAD)の住民を対象に、光療法(light therapy)用の照明器具を設置しています。

試行期間は4月までで、サービスの継続・拡大についての検討材料とするため、利用者からのフィードバックを求めています。

カナダメンタルヘルス協会(オンタリオ州)の調査では、州民の2%から3%がSADに、15%の州民がSADよりは軽い“winter blues”という症状に苦しんでいるとのことです。

カナダ国内では、エドモントン市(2014年)とウィニペグ市(2016年)の公共図書館で既に実施されており、高評価を得ているとのことです。

カナダ・トロント公共図書館、無料のWi-Fi、パソコン、タブレット等を備えた移動図書館車の運行開始

カナダ・トロント公共図書館が、図書に加え、無料のWi-Fi、パソコン、タブレット等を備えた移動図書館車の運行を、2017年5月から開始するとのことです。

2017年2月21日に開催された、同館の図書館委員会(Library Board)に提出されたレポートで報告されており、地元メディアの報道によると、現在2台ある移動図書館車に換えて、30万ドルで作成されたものです。

取材に対し、図書館委員会の委員は、就職活動や研究のために来館している住民にとって素晴らしいことであるし、新しい移動図書館の運行で、より多くの住民にサービスを提供できるようになると述べています。

北米研究図書館協会、フェアユースについてのよくある誤解に反論するインフォグラフィックを公開

2017年2月20日から24日にかけて行われるフェアユース/フェアディーリングウィークにあわせ、北米研究図書館協会が、フェアユースについての10のよくある誤解に反論するインフォグラフィック“Fair Use Myths & Facts”を公開しています。

Fair Use Myths & Facts
http://fairuseweek.org/wp-content/uploads/2017/02/fair-use-myths-and-facts-infographic-feb2017.pdf

参考:
2017年2月20日から24日まではフェアユース/フェアディーリングウィーク
Posted 2016年12月16日
http://current.ndl.go.jp/node/33120

カナダ国立図書館・文書館、“Open Data Portal”に価格および所得委員会のデータを追加

2017年2月8日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、連邦政府各部門が実施した調査・研究のデータセットを公開するポータルサイト“Open Data Portal”に、価格および所得委員会(Prices and Incomes Commission)のデータ(労働力、失業率、空室率、価格、所得、飛行機の発着回数、製造業関連統計など)を追加したと発表しています。

New releases to the Open Data Portal(LAC,2017/2/8)
https://thediscoverblog.com/2017/02/08/new-releases-to-the-open-data-portal/

参考:
カナダ国立図書館・文書館、“Open Data Portal”に新規データを追加へ
Posted 2016年10月21日
http://current.ndl.go.jp/node/32771

カナダ・トロント公共図書館、電子書籍の貸出状況等をリアルに把握できる“Ebook Dashboard”のbeta版を公開

2017年1月24日、カナダのトロント公共図書館が、同館が提供する電子書籍が、現在貸出可能かであったり、2007年以来の貸出回数や、現時点での蔵書数をリアルに把握できる“Ebook Dashboard”のbeta版を公開したと発表しています。

What are you (e)reading, Toronto? New site shows a live feed from the city that reads the most library ebooks(トロント公共図書館,2017/1/24)
http://torontopubliclibrary.typepad.com/digital-services/2017/01/what-are-you-ereading-toronto-new-site-shows-a-live-feed-from-the-city-that-reads-the-most-library-e.html

Ebook Dashboard
https://insights.overdrive.com/dashboards/bf060ec0dbdd4c8ba5bc0812ddf6e94f

Facebook(OverDrive Japan,2017/2/9)

カナダ研究図書館協会、同国における持続可能な学術出版のための原則の草案を含む、カナダの学術出版の現状を概観した中間報告書を公開

2017年1月31日、カナダ研究図書館協会(CARL)のCanadian Scholarly Publishing Working Groupが、現在のカナダにおける学術出版の現状を概観し、カナダにおける持続可能な学術出版のための原則(非営利、高品質、カナダ製、柔軟性、最大限の開放性、既存の強みを生かす)の草案を掲載した中間報告書を公開しました。

同ワーキンググループでは、学術出版社、研究図書館、資金提供者、研究者から構成されており、この草案へのフィードバックを得て、カナダの学術出版界全体は勿論、ジャーナル、モノグラフ、その他新しい形式それぞれのためのフレームワークや推奨モデルを提案する最終報告書を作成します。

Canadian Scholarly Publishing Working Group Releases Interim Report(CARL,2017/1/31)
http://www.carl-abrc.ca/news/cspwg-releases-interim-report/

Canadian Scholarly Publishing Working Group Interim Report(Canadian Scholarly Publishing Working Group)

カナダ研究図書館協会、持続可能な学術コミュニティ構築のためのロードマップを公開

2017年1月27日、カナダ研究図書館協会(CARL)が、持続可能な学術コミュニティ構築のためのロードマップ“Scholarly Communications Roadmap”を公開しました。

オープンで持続可能で、効果的で、革新的な学術コミュニケーションシステムに積極的に変化することを促すという協会の活動を明確にするために作成されたもので、今後数年間で取組む主な活動として、

・オープンアクセス(OA)の利益と変化の必要性について利害関係者の理解と関与を高める(オープンサイエンスポリシーの採用の促進・加速)
・学術出版物の作成、普及のための経済的障壁を下げる
・信頼できる研究のインパクトや生産性のための基準の適用の促進
・正式な学術コミュニケーションシステムに寄与する研究成果の種類を増やす

をあげています。

このロードマップは、状況にあわせて更新されることになっています。

CARL Releases Roadmap Towards Sustainable Scholarly Communication(CARL,2017/1/27)
http://www.carl-abrc.ca/news/scholarly-communications-roadmap/

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