オーストラリア

オーストラリア国立図書館の情報探索システム“Trove”がバージョン7にアップデート

2016年2月21日、オーストラリア国立図書館(NLA)は、同館の情報探索システム“Trove”をアップデートし、バージョン7になったと発表しています。

“Trove”の歴史上最大のアップデートの1つとのことで、

・新「ブラウズ」機能を利用し、州・タイトル・日付・カテゴリーといった広範なトピックから選択することで、利用したい記事を容易に選択可能
・より容易なナビゲーションを行なう画面左のアイコン
・正確なテキストを容易に利用できるように、改行を追加し空白行を削除
・コントラスト、フォント、文字のサイズ、好ましいズームレベルといった画面のカスタマイズが可能

といった機能が追加されたとのことです。

また、「ニューサウスウェールズ官報」の一部をデジタル化して公開したほか、Troveのエンジンも、より速く、より応答的なものとなり、モバイル媒体に対応する技術が改善しているとのことです。

Introducing Trove 7(NLA,2016/2/21)
https://www.nla.gov.au/news/2016/02/10/introducing-trove-7

Trove 7 Update(Trove,2016/2/26)

CDNLAOニュースレター、最新号の特集はアジア・オセアニア地域のIFLA/PACセンターにおける図書館資料の保存活動

国立国会図書館が編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”の第85号が公開されています。特集として、アジア・オセアニア地域のIFLA/PACセンターにおける図書館資料の保存活動に関する記事を掲載しており、オーストラリア、日本、韓国、スリランカ、中国、トルコのそれぞれについて、以下の記事が掲載されています。

オーストラリア:Broadening Parameters at the National Library of Australia
日本:National Diet Library’s Preservation and Conservation Activities and the IFLA/PAC Regional Centre for Asia
韓国:Preservation Activities of IFLA PAC Korea Center
スリランカ:Activities of IFLA Preservation and Conservation (PAC) Centre Sri Lanka, National Library and Documentation Services Board

オーストラリア国立図書館への納本対象資料をデジタル資料へ拡大した改正著作権法が施行 

2015年8月17日に議会を通過した「民法・司法関係法改正法2014(Civil Law and Justice Legislation Amendment Bill 2014)」によって、オーストラリア国立図書館(NLA)への納本対象資料をデジタル資料にも拡大するように改正された著作権法が2016年2月17日施行されました。

これにより、NLAは、デジタル形態の書籍、雑誌、ニュースレター、地図、楽譜、ウェブサイトも収集することとなり、収集されたデジタル資料は、2016年後半に閲覧室で利用できるようになるとのことです。

最初に納本された電子書籍は、作家・キニーリー(Tom Keneally)氏の最新の小説“Napoleon's Last Island”とのことです。

New legal deposit service (NLA,2016/2/11)
https://www.nla.gov.au/news/2016/02/11/new-legal-deposit-service

NLA makes digital history today(NLA,2016/2/17)
https://www.nla.gov.au/media-releases/2016/02/17/nla-make-digital-history-today

オーストラリアORCIDコンソーシアムが創設

2016年2月15日、オーストラリアORCIDコンソーシアムがオーストラリア国立大学 (ANU) 内に創設されました。

コンソーシアムは、Universities Australia、オーストラリア研究会議(ARC)、オーストラリア国立保健医療研究委員会(NHMRC)、オーストラリア研究管理学会(ARMS)、オーストラリア大学図書館員協議会(CAUL)、オーストラリア大学情報技術担当者協議会(CAUDIT)、オーストラリア国立データサービス(ANDS)、オーストラリアアクセス連盟(AAF)により創設され、現在、40機関が参加しているとのことです。

ORCID Blog(2016/2/16付け)
http://orcid.org/blog/2016/02/17/australian-orcid-consortium-officially-launched

Bringing more trailblazing Australian research to global attention(Universities Australia,2016/2/16)

2月14日は、10周年となる“Library Lovers Day”(オーストラリア)

2016年2月14日は、オーストラリアでは、オーストラリア図書館協会(ALIA)などによる“Library Lovers' Day”です。2006年にシドニーにあるニューサウスウェールズ州立図書館で、2月14日に“Library Lovers' Day”が開催されてから、10周年となります。

“Library Lovers' Day”では、2007年以降、ALIAなどが中心となって、図書館で様々な取組が行なわれてきました。

ALIAのウェブサイトでは、ポスターやSNSアカウント用の画像が用意されているほか、SNSやインターネットに関するアイディア(例えばロマンチックな図書館に関する話を投稿することや、結婚式を開催する図書館へのリンクを貼るなど)や、図書館での取組のアイディアとして、同僚に当日はお洒落をすることを勧める(赤が入っているとロマンティック)、折り紙でハート形のしおりを作る、などが挙げられており、事例や参考になる資料・動画などへのリンクも貼られています。

Library Lovers' Day(ALIA)
https://www.alia.org.au/libraryloversday

オーストラリア、職業教育学校(VET)における図書館情報サービス卒業認定資格の内容を更新

2016年1月15日、オーストラリア図書館協会(ALIA)は、職業教育学校Vocational Education & Training(VET)における図書館情報サービスの卒業認定資格の内容が更新されたと発表しています。

図書館業界の近年の動向に対応した技術の訓練を保証するための更新で、
急速に進化するデジタル技術やICT技術に焦点をあてた変更であるとのことです。

Updated VET Diploma of Library and Information Services(ALIA,2016/1/15)
https://www.alia.org.au/news/13835/updated-vet-diploma-library-and-information-services

オーストラリア図書館協会(ALIA)、受刑者への図書館サービスの基準となるガイドラインを公開

2015年12月9日、オーストラリア図書館協会(ALIA)は、受刑者への図書館サービスの基準となるガイドライン“Minimum Standard Guidelines for Library Services to Prisoners”を公開しています。

1990年に刊行された“Australian Prison Libraries: Minimum Standard Guidelines”の改訂版で、2005年にIFLAによって刊行された“Guidelines for Library Services to Prisoners”第3版を基にしており、刑務所の図書館施設の管理を担当する刑務所図書館、刑務所当局やその他の機関のための実用的な資料とのことです。

Minimum Standard Guidelines for Library Services to Prisoners(ALIA,2015/12/9)
https://www.alia.org.au/news/13769/minimum-standard-guidelines-library-services-prisoners

CDNLAOニュースレター、最新号の特集は閲覧サービス

国立国会図書館が編集するCDNLAO(アジア・オセアニア国立図書館長会議)の英文ニュースレター“CDNLAO Newsletter”の第84号が公開されています。特集として閲覧サービスを取り上げており、オーストラリア、日本、中国、韓国、ラオス、ニュージーランドのそれぞれについて、以下の記事が掲載されています。

オーストラリア:Reader Services at the National Library of Australia
中国:The NLC Walks into the Subway Station
日本:Reader Services at the NDL: Taking Tokyo Main Library as an example
韓国:Policy Information Service for Administrative Support
ラオス:Library Services in the 21st Century
ニュージーランド:A new approach to on-site collection access in the Alexander Turnbull Library Reading Rooms, National Library of New Zealand

最も優れたGIF画像を表彰する国際的なコンペティション“GIF IT UP 2015”の優勝者及び各賞の受賞者が発表される

2015年12月8日、米国デジタル公共図書館(DPLA)と、ニュージーランド国立図書館の電子図書館ポータル“DigitalNZ”が、Europeanaやオーストラリア国立図書館の情報探索サービス“Trove”と連携して実施していた国際的なコンペティション“GIF IT UP 2015”の優勝者と各賞の受賞者が発表されました。

“GIF IT UP”は、DPLA・DigitalNZ・Europeana・Troveのサイトから利用できるパブリックドメインやオープンライセンスの動画・画像・テキスト等を使って作成された最も優れたGIF画像を表彰する国際的なコンペティションで、応募作品は、パブリックドメインで、著作権の制限がないことを宣言するか、再利用可能なクリエイティブコモンズであることが条件となっています。

Meet the winners of GIF IT UP 2015(DPLA,2015/12/8)
http://dp.la/info/2015/12/08/meet-the-winners-of-gif-it-up-2015/

View all of the GIF IT UP entries
http://gifitup2015.tumblr.com/

参考:

オーストラリア、キャンベラの図書館で、ネットいじめを告発できる新しいウェブサイトの試行版が公開される

2015年12月4日付のCanberra Timesで、キャンベラの図書館で、若者がネットいじめを告発できる新しいウェブサイトの試行版が公開されたと報じられています。

10の図書館のスタッフが被害者を支援するために訓練を受けているとのことです。告発は、子どものネット安全コミッショナー庁(Office of the Children's eSafety Commissioner)で評価されるとのことです。

子どもに対して深刻な影響が発見された場合、子どものネット安全コミッショナー庁がFacebook、Instagram,、YouTube,、Google+、Twitter、Flicker、Yahoo Answers、Yahoo Groups、Afk.fm等に働きかけて、それを削除するとのことです。

ニューサウスウェールズ大学の社会政策研究センターの調査によると、8歳から17歳のオーストラリアの子どもの5分の1がネットいじめを経験しているとのことで、子どものネット安全コミッショナー庁の長官・マクギボン(Alastair MacGibbon)氏は、キャンベラの図書館を、デジタルおよび物理的にネットいじめからの聖域にしたいと考えているとのことです。

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