医療情報

E2051 - Japan Open Science Summit 2018<報告>

2018年6月18日から19日まで,学術総合センター(東京都千代田区)において,Japan Open Science Summit 2018(JOSS2018)が開催された。国内でオープンサイエンスに携わる関係者を対象としたカンファレンスである。基調講演,特別講演及び18のセッションで構成され,最後にパネルセッションが設けられたほか,主催及び協力機関がオープンサイエンスや研究データに関する各自の取組について紹介するポスター展示が行われた。本報告では,このうち,2つの講演と2つのセッションを中心に報告する。

CA1929 - 慶應義塾大学「からだ館」10年間の歩み―図書館を拠点にした健康コミュニティへの総合的アプローチ― / 秋山美紀

 山形県鶴岡市の鶴岡タウンキャンパスには、慶應義塾大学、東北公益文科大学、鶴岡市の三者が共同運営する図書館「致道ライブラリー」がある。運営する3 組織が1:1:1の割合で知的資産を共有、共同管理・運営する図書館であり、生命科学を中心とした自然科学系の資料、公益学に関係する人文・社会科学系の 資料など約3万5,000冊を所蔵し、3人の司書が日々の業務を担っている。この図書館の一角を拠点にして、住民の健康を情報面からサポートしているの が、慶應義塾大学先端生命科学研究所の研究プロジェクト「からだ館」(1)である。本稿では、「からだ館」の10年間の歩みから見えてきた、住民の健康づくりの拠点としての図書館の可能性を示す。

日本医学図書館協会(JMLA)、2018年6月18日に大阪府北部で発生した地震の被災地に文献複写の無償提供等により支援を行なっている会員館の情報を掲載するページを公開

2018年6月27日、日本医学図書館協会(JMLA)が、2018年6月18日に大阪府北部で発生した地震の被災地の大学・病院・医療機関等に、無償で文献複写サービスを提供するなどの支援を行なっている会員館の情報をまとめたページを公開しました。

お知らせ(JMLA)
http://plaza.umin.ac.jp/~jmla/info/info.html
※「2018.6.27掲載 震災関連支援情報(大阪府北部地震被災地に文献コピーを無料・速達で提供します)」とあります。

震災関連対応お知らせ(JMLA)
http://plaza.umin.ac.jp/~jmla/info/shinsai_kanrentaio_2018.html

NCBIのPubMed Labsが開発した試験的サービス“PubMed Journals”が終了:将来的にNCBIの製品への組み込みを検討

2018年6月15日付の米国国立衛生研究所(NIH)の国立バイオテクノロジー情報センター(NCBI)のブログで、 PubMed Labsが開発した試験的なサービス“PubMed Journals”の終了が発表されています。

“PubMed Journals”は、関心がある生物医学分野の雑誌を簡単に探して論文を閲覧できたり、NCBIのアカウント等でログインをすれば、興味のある雑誌を「フォロー」することで、雑誌の新着記事や論文の取り下げ情報などの最新情報をニュースフィードで受け取ることができるサービスです。

記事では、これまでの実績として、同サービスを約2万人が利用し、1万453点の雑誌がフォローされ、利用者は平均3誌をフォローしていたことが紹介されています。

同サービスは独立のサービスとしては終了するものの、将来的にはNCBIの製品への組み込みを考えているとしています。

米国国立医学図書館(NLM)、災害時医療・公衆衛生に関するデータベース“Disaster Lit”を公開

2018年6月19日、米国国立医学図書館(NLM)が、データベース“Disaster Lit”の公開を発表しています。

“Disaster Lit”は、災害時の医療や公衆衛生に関する情報を提供することでPubMedを補完する事を目的に構築されたもので、政府機関・NPO・大学などが作成した無料で利用可能な1万4,000点の報告書・ガイドライン・ウェブサイト等へのリンク情報が搭載されています。

あわせて、NLMの災害情報管理研究センター(DIMRC)のウェブサイトもリニューアルされています。

New Website Design for the NLM Disaster Information Management Research Center (NLM,2018/6/19)
https://www.nlm.nih.gov/news/New_Website_Design_for_NLM_DIMRC.html

【イベント】第35回医学情報サービス研究大会(8/4-5・東京)

2018年8月4日から5日にかけて、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて、第35回医学情報サービス研究大会が開催されます。

漫画『夜明けの図書館』の著者・埜納タオ氏と同作品の助言者である吉田 倫子氏による特別講演 「物語の力をかりて理想の図書館を描くー『夜明けの図書館』制作過程を交えてー」のほか、口頭発表やポスターセッション等が行われます。

参加費は一般4,000円(早割:3,000円 ※2018年6月30日振込分まで)で、学生は無料です。

第35回医学情報サービス研究大会
http://mis.umin.jp/35/index.html

参考:
E1252 - マンガ『夜明けの図書館』の作者・埜納タオさんインタビュー
カレントアウェアネス-E No.207 2011.12.22
http://current.ndl.go.jp/e1252

病院・介護老人保健施設との複合施設に品川区立大崎図書館(東京都)が移転開館

2018年6月1日、病院・介護老人保健施設「品川リハビリテーションパーク」との複合施設に品川区立大崎図書館(東京都)が移転開館しました。

8階建ての施設内の2階が図書館、1階と3階から7階が品川リハビリテーションパークになっています。

図書館には、闘病記を中心に健康について考える書籍を収集した「健康コーナー」、及び、ビジネス街である地元を支援することを目的とした「企業情報コーナー」を常設しているほか、同じ建物内にある病院施設利用者への図書館資料の提供なども行ない、子どもから高齢までの生活に寄り添う「ライフサポート図書館」を目指すとしています。

また、近隣の小学校との連携についても述べられています。

事前】6・1 図書館と医療・福祉の複合施設オープン 大崎図書館+品川リハビリテーションパーク(品川区,2018/5/18)
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/PC/press_release/press_release-2018/20180518144523.html

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)、「AMED研究開発課題データベース(AMEDfind)」を公開へ

国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が、2018年6月4日から、「AMED研究開発課題データベース(AMEDfind)」を公開すると発表しました。

AMEDが推進する研究開発課題の情報を検索・閲覧できるデータベースで、AMEDが設立された2015年度以降の課題(年度終了後に順次提供)の(1)課題名、(2)研究期間、(3)研究機関名、(4)研究者名、(5)配分額、(6)成果報告(特許一覧、成果論文一覧含む。)、(7)研究開発タグ(研究の性格や対象疾患など、AMEDが特定の視点から俯瞰や抽出することを目的に各研究開発課題に付加したもの)等が掲載されます。

AMED研究開発課題データベース(AMEDfind)公開のお知らせ (AMED,2018/5/28)
https://www.amed.go.jp/news/topics/amedfind20180528.html

兵庫県立図書館、2018年7月1日にリニューアルオープン

2018年5月28日の兵庫県知事による定例記者会見において、兵庫県立図書館が、2018年7月1日にリニューアルオープンすると発表されました。

耐震改修工事実施に伴って設置された仮設図書館からの移転及び開館準備のため、同館は3月19日から休館しています。

リニューアルにあたり、親子読書室、解題解決コーナーが新設されたほか、書庫スペースや書架、閲覧席が増設されています。

6月30日に内覧会が行われるほか、7月1日には図書館入門講座としてリニューアルした図書館の案内(先着40人)が実施されます。

知事定例記者会見(2018年5月28日(月曜日)(兵庫県)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/governor/g_kaiken20180528.html

システマティックレビューや消費者健康情報のポータルサイトPubMed Health、2018年10月31日に終了

米国国立医学図書館(NLM)が、2018年10月31日をもって、PubMed Healthを停止すると発表しました。

PubMed Healthは、システマティックレビューや消費者健康情報のポータルサイトとして8年前に構築されましたが、PubMedや、生命科学・医療関係の書籍・文献を提供するBookshelf、医学情報サイトMedlinePlusの利用が多いことから、「戦略計画2017-2027」に基づき、利用が高い3つのプラットフォームに注力するために停止を決めたものです。

PubMed Healthに掲載されていたシステマティックレビューはPubMedから、利用可能な全文はBookshelfから引き続き閲覧可能です。また、掲載されていた消費者健康情報の大部分はMedlinePlusからも入手できます。

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