医療情報

Europe PMC、無料公開の研究論文に誘導するサービスUnpaywallとの連携を発表

2018年4月9日、Europe PMCが、無料公開の研究論文に誘導するサービスUnpaywallとの連携を発表しました。

Europe PMCに搭載された3,300万件のデータのうち460万件の本文が無料で公開されていますが、Europe PMCでの本文未公開論文のうち、UnpaywallのAPIにより他のリポジトリや出版者のウェブサイトで無料で公開されていることが判明したものは、当該論文のAbstract画面に緑色のUnpaywallのロゴが表示され、クリックすると当該論文のPDF版が表示されます。

Unlocking the open - Europe PMC integrates with Unpaywall(Europe PMC,2018/4/9)
http://blog.europepmc.org/2018/04/unlocking-open-europe-pmc-integrates.html

全米医学図書館ネットワーク(NN/LM)史概説(1985-2015)(文献紹介)

2018年4月に発行された、Journal of the Medical Library Association誌の106巻2号に、全米医学図書館ネットワーク(NN/LM)の1985年から2015年までの動向を概観した論文“An historical overview of the National Network of Libraries of Medicine, 1985-2015”が掲載されています。

著者は、米国国立医学図書館(NLM)のスピーカー(Susan L. Speaker)氏です。

NN/LMは、1965年に創設された、米国の地域医学図書館(室)等によるネットワークで、本文献は、NN/LMの最初の20年間を紹介した1987年の論文以降の、NN/LMの活動の動向を追ったものです。

国際図書館連盟(IFLA)、災害のリスクや影響を軽減するために図書館が果たす役割に関するブリーフィングペーパーを公開

2018年3月7日、国際図書館連盟(IFLA)が、災害のリスクや影響を軽減するために図書館が果たす役割に関するブリーフィングペーパー“Disaster Risk Response - Libraries and the Sendai Framework”を公開しました。

2015年3月に国連が策定した“The Sendai Framework for Disaster Risk Reduction (2015-2030)”は、前身の“Hyogo Framework for Action (2005-2015)”を承けて、災害のリスクや影響を軽減するために政府や国際組織などが取るべき原則や行動などを提示しています。このブリーフィングペーパーでは、

・このフレームワークは文化遺産の保護に焦点を当てており、この点で図書館は重要な役割を果たすこと
・図書館は健康情報へのアクセスや共有に大きな役割を果たしていること
・このフレームワークは住民やコミュニティ、国家などの「文化的回復力(cultural resilience)」にも言及していて、充電やインターネットへのアクセス、リラックスできる場所の提供など、医療や消防などに次ぐ二次的な救急サービスを図書館は提供できること

などが述べられています。

全米人文科学基金(NEH)と米国国立医学図書館(NLM)の研究・教育・キャリア開発での協力関係、2021年まで延長

2018年2月14日、全米人文科学基金(NEH)と米国国立医学図書館(NLM)の研究・教育・キャリア開発での協力関係が、2021年まで延長されることが発表されました。

これは、生医学と人文学の両研究コミュニティが専門知識や技術を共有して新しい研究テーマを開発するために、2012年に開始されたものです。

NEH and NLM Renew Partnership to Collaborate on Research, Education, and Career Initiatives(NLM, 2018/2/14)
https://www.nlm.nih.gov/news/NEH_and_NLM_Renew_Partnership_to_Collaborate_on_Research_Education_and_Career_Initiatives.html

E1994 - 第65回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム<報告>

2017年11月5日,名古屋市の椙山女学園大学において,第65回日本図書館情報学会研究大会シンポジウムが「研究者が現場と関わりながら研究をすること:医療健康分野で考える」と題して開催された。当日は,コーディネーターの田村俊作氏(元慶應義塾大学)による趣旨説明に続き,4人のパネリストからの話題提供,そしてパネルディスカッションが行われた。以下では,それぞれの話題提供およびディスカッションの内容について報告する。

認知症専門の私設図書館「認知症ライブラリー」、2月9日に開設へ

2018年2月9日、認知症の人やその家族の支援に取り組むNPO法人播磨オレンジパートナーが、認知症に関する書籍等約300点を集めた「認知症ライブラリー」を兵庫県たつの市に開設します。

2月中の開館時間は、主に水曜を除く平日の昼間または夜間の3時間から6時間の予定です。報道によると、30分以内の閲覧は無料、30分以上は1回500円とのことです。

【認知症ライブラリー事業】来年2月9日「認知症ライブラリー」オープン、1月19日 20日内覧会(播磨オレンジパートナー,2017/12/23)
http://harimap.info/hop/blog/library201712/

第103回図書館大会分科会シンポジウム「超高齢化社会をともに生きるための図書館づくり」がNHK Eテレで放映

第103回図書館大会において「認知症と図書館を考える」をテーマに開催された第18分科会(健康情報)のシンポジウム、「超高齢化社会をともに生きるための図書館づくり」(2017年10月13日実施)が、2018年1月20日の午後2時から午後3時まで、NHK Eテレで放送されると、日本図書館協会(JLA)が発表しています。

お知らせ一覧(JLA)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx
※「2018/01/17 Eテレで1月20日放送「認知症にやさしい図書館~高齢化時代の新たな役割とは~」」とあります。

1月20日土曜 E テレ 午後2時00分~午後3時00分 TVシンポジウム「認知症にやさしい図書館~高齢化時代の新たな役割とは~」(NHK)
http://www4.nhk.or.jp/P1699/x/2018-01-20/31/13560/1419366/

国際図書館連盟(IFLA)、「グローバルヘルス」「災害時健康」に関するエビデンスについての研究グループを設置

2018年1月16日、国際図書館連盟(IFLA)が、国際的な連携が必要とされる健康に関する問題「グローバルヘルス」や災害時の健康問題に関するエビデンスについての研究会(SIG)が設立されたと発表しています。

IFLAの運営理事会(Governing Board)において2017年12月に承認されました。

New SIG approved on Evidence for Global and Disaster Health(IFLA,2018/1/16)
https://www.ifla.org/node/22384

公共図書館にオンラインの学術文献を無償で提供するプロジェクト“Access to Research”に、医学系雑誌出版者であるBMJ Publishingが参加(英国)

2017年11月1日、英国図書館長協会(SCL)は、公共図書館にオンラインの学術文献を無償で提供するプロジェクト“Access to Research”に、英国の医学系雑誌出版者であるBMJ Publishingが参加したと発表しています。

これにより、イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの80%の地方公共団体で、同サービスでの利用が多い分野である健康・生命・医学分野に関するBMJ Publishingの学術文献の利用が可能となります。

BMJ joins leading academic publishers as part of national library resource ‘Access to Research’(SCL,2017/11/1)
http://goscl.com/bmj2017/

米国国立医学図書館、新しい検索アルゴリズムとモバイル端末優先のユーザーインターフェイスを備えたPubMedの試験版を“PubMed Labs”で公開

2017年10月19日、米国国立医学図書館(NLM)が、新しい検索アルゴリズムとモバイル端末優先のユーザーインターフェイスを備えたPubMedの試験版を“PubMed Labs”で公開したと発表しています。

試験版には限られた機能しか搭載されていないものの、それは、搭載されていない機能がPubMedから削除されることを意味するのではなく、現在テストを実施していないだけであると説明されています。

試験項目は、クエリに最も合致するように最適化した新しいランキングアルゴリズム、モバイル端末を優先したレスポンシブウェブデザインのインターフェイス、論文のAbstractから検索語やその類義語を強調するスニペット表示の3点で、3つの項目への意見を募集しています。

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