ユネスコ

持続可能な開発のためのブロードバンド委員会のWG、女性がインターネットにアクセスし利用するにあたって直面する障壁に対処するための推奨事項を概説した報告書を公開

ユネスコと国際電気通信連合(ITU)が設立した持続可能な開発のためのブロードバンド委員会(Broadband Commission for Sustainable Development)のジェンダーに基づくデジタル・デバイドに関するワーキンググループ(Working Group on the Digital Gender Divide)が、女性がインターネットにアクセスし利用するにあたって直面する障壁に対処するための報告書“Recommendations for action: bridging the gender gap in Internet and broadband access and use”を公開しました。

様々な利害関係者(政府、政策決定者、民間セクター、政府間組織、NGO、学界、研究機関)にとっての具体的な推奨事項を概説しています。

世界の全ての地域において女性のほうが男性より女性のインターネット普及率が低く、その格差も拡大しており、特に、後発開発途上国やアフリカにおいてその格差が大きいとのことです。

岡山市、ユネスコ学習都市賞2017を受賞

2017年1月19日、ユネスコ生涯学習研究所(The UNESCO Institute for Lifelong Learning:UIL)が、学習都市として顕著な進展のあった都市の努力を表彰する2017年の「ユネスコ学習都市賞」に世界の16都市を選びました。日本から、岡山市が選ばれています。

持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development:ESD)や、コミュニティ学習センターに重点的に取り組むとともに、それらの活動の成果を測定するために指標を確立したことが評価されています。

図書館関係では、廃車となった鉄道の客車を移動図書館として活用しているアルゼンチンのビヤマリア市が選ばれています。

Sixteen cities to receive the UNESCO Learning City Award 2017(UIL,2017/1/19)
http://www.uil.unesco.org/lifelong-learning/learning-cities/sixteen-cities-receive-unesco-learning-city-award-2017

岡山市のユネスコ学習都市賞2017の受賞について(文部科学省,2017/1/20)

2019年の“World Book Capital”の募集開始

毎年選出される“World Book Capital(本の首都)”の2019年の募集が開始されています。募集期間は2017年3月15日までとなっています。

選定された都市は、4月23日からの1年間を期間として、図書を促進するための活動等を行っていくとのことです。

なお、“World Book Capital(本の首都)”には、2016年はポーランドのヴロツワフ(Wroclaw)、2017年はギニア共和国のコナクリ(Conakry)、2018年はギリシアのアテネ(Athens)が選ばれています。

日本ユネスコ国内委員会  「World Book Capital 2019」の募集について(平成29年3月15日(水曜日)締切) (文部科学省)
http://www.mext.go.jp/unesco/001/2016/1378071.htm

ユネスコ統計研究所(UIS)、教育に関する持続可能な開発目標についてのデータをワンストップで確認できる“eAtlas”を公開

2016年7月18日、ユネスコ統計研究所(UIS)が、教育に関する持続可能な開発目標(SDGs4)を測定するためのデータを集積し、マッピングした“UNESCO eAtlas for Education 2030”(eAtlas)を公開しました。

eAtlasは、データをワンストップで確認できるデータベースであるとされ、SDGs4のそれぞれの開発目標ごとにデータが図示され、図上で各国・地域別のデータ(例えば、「4.1 すべての子どもに対する、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育」に関し、非就学児童数の割合や、最低限の水準の数学を学修した子ども・若者の割合といったデータなど)を確認できます。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とUNESCOによるオープンアクセスに関する共同声明

2016年5月9日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)とUNESCOによるオープンアクセスに関する共同声明が発表されました。

・予算規模の小さな機関や発展途上国に配慮すべきである
現状、研究が行われるにあたって特定の地域や研究分野によって偏りが生じている学術出版システムをこれ以上ゆがめないためにも、論文処理費用(Article Processing Charge:APC)を払えない研究者を支援する仕組が必要である。

・国際的な出版社への一極集中を避けるべきである
出版費用を自己負担するモデルに遷移してしまうと、こういった出版社に左右されることが慣行化してしまい、かつ新規参入の出版社やAPCモデル以外のモデルを阻却してしまう。

・費用削減の途を探るべきである
購読契約のオープンアクセス(OA)モデルへの遷移によって、APCが削減されるという研究もあり、APCを支払うための補助を行なうだけでは、費用は低廉化できず、革新も妨げられ、新しいモデルやツールを活用しようという学術コミュニティの力を阻害してしまう。

といったことが示されています。

Joint COAR-UNESCO Statement on Open Access(UNESCO, 2016/5/9)

ユネスコ、"Audiovisual archiving: philosophy and principles"の第3版を公開

2016年2月12日付で、ユネスコは、"Audiovisual archiving: philosophy and principles"の第3版を公開していました。

ユネスコの「世界の記憶」プログラムにおいて発行されたもので、視聴覚資料のアーカイビングの理論的基礎、根拠を示し、当該分野の実務担当者の直面している現状を反映して改訂されたものです。

付録では、資料種別ごとにフォーマットの種類と使用状況(陳腐化しているかどうかのステータス)の一覧が示されています。

1998年に初版が、2004年に第2版が出版されたもので、3月7日にシンガポール国立博物館で開催された視聴覚保存機関連絡協議会(Coordinating Council of Audiovisual Archives Associations:CCAAA) のシンポジウムでも取り上げられたようです。

Audiovisual archiving: philosophy and principles Third Edition 2016
http://unesdoc.unesco.org/images/0024/002439/243973e.pdf

Audiovisual archiving: philosophy and principles(UNESCO)

ICOM日本委員会、UNESCO第38回総会で採択された博物館に関する新しい勧告の日本語訳を公開

国際博物館会議(ICOM)日本委員会が、2015年11月17日にUNESCOの第38回総会において採択された博物館に関する勧告“Recommendation on the Protection and Promotion of Museums and Collections, their Diversity and their Role in Society”の日本語訳を同委員会のウェブサイトで公開しています。

ICOM日本委員会 事務局からのお知らせ 「UNESCOによる新しい勧告について(2)」
https://www.j-muse.or.jp/icom/ja/office.php

ミュージアムとコレクションの保存活用、その多様性と社会における役割に関する勧告(日本語訳)
https://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/UNESCO_RECOMMENDATION_JPN.pdf

ユネスコ等の"UNESCO PERSIST"プロジェクトが、MLA向けデジタル遺産保存のガイドラインを公開

2016年3月10日、ユネスコ、国際図書館連盟(IFLA)、国際公文書館会議(ICA)等によるデジタル遺産の長期保存のためのイニシアチブであるUNESCO PERSIST(Platform to Enhance the Sustainability of the Information Society Trans globally)プロジェクトは、ガイドライン"The UNESCO/PERSIST Guidelines for the selection of digital heritage for long-term preservation"を公開しました。

ガイドラインの目的は、長期的に持続可能な保存を行うために、デジタル遺産の選択に関し、MLA等の各機関が方針を立案する際の出発点を提供することであるとされています。

Launch of the PERSIST digital heritage selection Guidelines(IFLA, 2016/3/10)
http://www.ifla.org/node/10315

"The UNESCO/PERSIST Guidelines for the selection of digital heritage for long-term preservation"

イスラエル国立図書館所蔵のアイザック・ニュートンの神学に関する手稿類が「世界記憶遺産」に

2016年2月9日、イスラエル国立図書館が、同館が所蔵するアイザック・ニュートンの神学に関する手稿類が、今週、UNESCOにより世界記憶遺産に承認されたと発表しています。

聖書の解釈・神学・古代文化史・神殿・終末の時に関する計算・歴史資料・錬金術などを扱っている同手稿類は、中東研究の専門家、ヤフダ(Abraham Shalom Yahuda)氏(1877-1951) のコレクションで、1936年に競売で入手したものであり、1960年代後半に図書館に寄贈されたとのことです。

UNESCO recognizes Newton's theological manuscripts as "Memory of the World"(イスラエル国立図書館,2016/2/9)
http://web.nli.org.il/sites/NLI/English/library/news/Pages/unesco.aspx

Newton Papers(イスラエル国立図書館)
http://web.nli.org.il/sites/NLI/English/collections/Humanities/newton/Pages/list.aspx

参考:
イスラエル国立図書館がアイザック・ニュートンの手稿コレクションをデジタル化して公開
Posted 2012年2月9日

E1724 - 『IFLA学校図書館ガイドライン』改定される

 

●実現可能で多くの示唆を与えるIFLA学校図書館ガイドライン


 2015年8月,国際図書館連盟(IFLA)より『IFLA学校図書館ガイドライン』“IFLA School Library Guidelines”が公表された。2002年に出された『IFLA/ユネスコ学校図書館ガイドライン』(E003参照)の改訂版にあたる。学校図書館の目標を「社会に参加する責任感と倫理感を持ち,リテラシーを身に付けた児童生徒の育成」とし,「すべての児童生徒と教師が,効果的な学校図書館プログラムとサービスを利用できるよう」に作成された。日本からは岩崎れい氏(京都ノートルダム女子大学)がIFLA学校図書館分科会のメンバーとして関わっている。

 

 

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