ユネスコ

ユネスコ(UNESCO)と国連衛星プロジェクト(UNITAR-UNSAT)、シリア・アレッポの文化財の破壊状況に関する詳細報告を公表 13世紀に建てられたワクフ図書館等が破壊されていることを確認

2018年12月、ユネスコ(UNESCO)と国連訓練調査研究所(UNITAR)の衛星プロジェクト(UNSAT)は、イスラム過激派組織「イスラミックステート(IS/ダーイシュ)」の拠点となり、内戦が繰り広げられたシリアの都市・アレッポの文化財破壊状況に関する詳細報告”FIVE YEARS OF CONFLICT: The State of Cultural Heritage in the Ancient City of Aleppo”を公表しました。

この報告は衛星写真の情報等を用いたもので、図書館に関連する施設としては、大モスクに併設されたワクフ図書館(al-Waqfiyya Library)のISによる破壊が確認されたとのことです。同図書館の建物の多くは13世紀に建造されたものでした。その他に12世紀に建造された図書館・学習室を持つ施設の破壊も確認された、とのことです。なお、これらの図書館に所蔵されたていた資料がどうなったかについては特に記述されていません。

国際図書館連盟(IFLA)、「IFLA/ユネスコ公共図書館宣言」25周年のソーシャルメディアキャンペーンを実施

2018年11月26日、国際図書館連盟(IFLA)は、「IFLA/ユネスコ公共図書館宣言」が1994年に批准されてから24年となる2018年11月29日に、25周年を迎えるためのソーシャルメディアキャンペーンを行うと発表しています。

公共図書館及び公共図書館員に対し、同宣言が自館にどのように関わっているかを考え、それをソーシャルメディア上で共有することが呼び掛けられています。具体的な方法として、同宣言の中で自分たちに関わると思われた箇所を特定する、IFLAウェブサイトにある25周年のロゴやハッシュタグ“#publiclibrarymanifesto”を付けるといった方法が挙げられています。

また、IFLAの公共図書館分科会が、今後1年間、同宣言の再検討のため世界の公共図書館と協議を行うとしています。

Help us demonstrate how the Public Library Manifesto makes a difference(IFLA, 2018/11/26)
https://www.ifla.org/node/91704

2020年の“World Book Capital”(本の首都)は、マレーシア・クアラルンプール

2018年9月19日、ユネスコ(UNESCO)は、2020年の“World Book Capital”(本の首都)にマレーシアのクアラルンプールを選出したと発表しています。

インクルーシブな教育、知識基盤社会の構築、全ての住民がアクセス可能な読書、を重視した取組が評価されて選定されました。

近年の選定都市は、2015年は韓国・仁川広域市、2016年はポーランド・ヴロツワフ(Wroclaw)、2017年はギニア共和国・コナクリ(Conakry)、2018年はギリシア・アテネ(Athens)、2019年にはアラブ首長国連邦・シャールジャ(Sharjah)でした。

@UNESCO(Twitter,2018/9/19)
https://twitter.com/UNESCO/status/1042364136204709888

カタール国立図書館(QNL)、アラブ地域の文書遺産を所蔵する図書館を支援する共同プロジェクトの実施に関しユネスコ(UNESCO)と合意

2018年7月19日、カタール国立図書館(QNL)が、ユネスコ(UNESCO)と「アラブ地域の文書遺産図書館の支援」(Supporting Documentary Heritage Libraries in the Arab Region)に関する共同プロジェクトの実施に関し合意したと発表しています。

同プロジェクトは、アラブ地域の消滅・破損の恐れがある文書遺産の保存に関する両機関の既存の取組を強化するもので、18か月間かけて、アラブ地域の全ての国の文書遺産をマッピングして職員の能力開発や追加支援が必要な地域が特定されます。また、能力開発訓練のためにセッションや危険な状態の国において文書遺産保護を行なっている人のためのワークショップの実施、緊急事態時の文書遺産の予防のための保全に関するガイダンスの提供なども行われます。

日本ユネスコ国内委員会 、「ESD(持続可能な開発のための教育)推進の手引」(改訂版)を公開

2018年7月5日、日本ユネスコ国内委員会が 、「ESD(持続可能な開発のための教育)推進の手引」(改訂版)を公開しました。

2016年3月に作成した「ESD(持続可能な開発のための教育)推進の手引(初版)」について、2018年3月に持続可能な開発目標(SDGs)や、新しい学習指導要領、ユネスコにおけるユネスコスクール制度改革などを踏まえ、内容を一部改訂したものです。

新着情報(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html
※平成30年07月05日欄に「「ESD(持続可能な開発のための教育)推進の手引」(改訂版)について」とあります。

「ESD(持続可能な開発のための教育)推進の手引」(改訂版)について(日本ユネスコ国内委員会)
http://www.mext.go.jp/unesco/004/1405507.htm

ソースコードのアーカイブ“Software Heritage archive”がオンラインで公開

2018年6月7日、ソースコードのアーカイブ“Software Heritage archive”がオンラインで公開されました。

2017年4月3日に、ユネスコ(UNESCO)とフランス国立情報学自動制御研究所(INRIA)の間で、全てのソフトウェアのソースコードの収集・保存・アクセスのための基盤構築を目的に締結された連携協定によるもので、INRIAのプロジェクトSoftware Heritageで収集・保存されたソースコードを検索し、アクセスできるようになっています。

Opening the doors of the Software Heritage archive(Software Heritage ,2018/6/7)
https://www.softwareheritage.org/2018/06/07/opening-the-door/#

国際図書館連盟(IFLA)、ユネスコ(UNESCO)によるOER促進のための勧告の草案へのコメントを提出

2018年6月4日、国際図書館連盟(IFLA)は、ユネスコ(UNESCO)が、オープンな教育資源(OER)を促進するために準備している勧告の草案に対してコメントを提出したと発表しました。

OERに関して、多くの国で図書館が大きな役割を果たしていること、及び、図書館の目的にも合致することから提出したもので、キュレーターや、OERの作成や利用にあたっての信頼性を保証するために関係する全ての関係者に対して著作権リテラシーの重要性を強調する図書館の役割に言及し、同分野で重要な役割を持つものとして図書館が認識されることを喜んで受け入れるとしています。

IFLA Responds to Consultation on Open Educational Resources(IFLA,2018/6/4)
https://www.ifla.org/node/52095

特定非営利活動法人映画保存協会、ユネスコの“Audiovisual archiving: philosophy and principles”の第3版の日本語訳を公開

特定非営利活動法人映画保存協会が、ユネスコ(UNESCO)の“Audiovisual archiving: philosophy and principles”の第3版の日本語訳「視聴覚アーカイブ活動――その哲学と原則」を公開しています。

ユネスコのウェブサイトでもダウンロード可能です。冊子版の頒布もしています。

視聴覚アーカイブ活動――その哲学と原則 第3版(特定非営利活動法人映画保存協会, 2018/3/11)
http://filmpres.org/whatsnew/8725/

視聴覚アーカイブ活動 ――その哲学と原則(特定非営利活動法人映画保存協会)
http://filmpres.org/preservation/translation05/

『UNESCO・ICCROMによる非常時における文化財の救出と保全の手引き』が刊行され、京都国立博物館のウェブサイトで公開

2018年3月23日、ユネスコ(UNESCO)及び文化財保存修復研究国際センター(ICCROM)により2016年に編纂・刊行されたハンドブック“Endangered Heritage, Emergency Evacuation of Heritage Collections”の日本語訳『UNESCO・ICCROMによる非常時における文化財の救出と保全の手引き』が刊行され、京都国立博物館のウェブサイトで公開されました。

同ハンドブックは、緊急時における博物館・美術館等の施設が収蔵する文化財の救出・保全に関するマニュアルで、一つの指針として広く用いられているものです。

日本語訳版の翻訳及び編集は、京都国立博物館及び国立文化財機構文化財防災ネットワーク推進室が行なっています。

刊行物等(文化財防災ネットワーク)
http://ch-drm.nich.go.jp/news
※「2018年03月23日 【刊行物のご案内】『UNESCO・ICCROMによる 非常時における文化財の救出と保全の手引き』が刊行されました。」とあります。

ユネスコの「世界の記憶」に「上野三碑」「朝鮮通信使に関する記録」等78件が新たに登録

2017年10月30日、ユネスコの「世界の記憶」に関する国際諮問委員会が、「世界の記憶」に新たに78件を登録するよう勧告しました。

飛鳥時代末期から奈良時代初期にかけて現在の群馬県高崎市南部地域に建てられ石碑「上野三碑」や、日本・韓国の民間団体により共同申請された「朝鮮通信使に関する記録」等が含まれます。

International Advisory Committee recommends 78 new nominations on the UNESCO Memory of the World International Register(UNESCO,2017/10/30)
https://en.unesco.org/news/international-advisory-committee-recommends-78-new-nominations-unesco-memory-world

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