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OCLC Research、Wikibaseのプラットフォーム上でLinked data化された情報資源記述を行う試験プロジェクト“Project Passage”の最終報告書を公開

2019年8月5日、OCLC ResearchはWikibaseのプラットフォーム上でLinked data化された情報資源記述を行う試験プロジェクトとして実施していた“Project Passage”の最終報告書として“Creating Library Linked Data with Wikibase: Lessons Learned from Project Passage”を公開しました。

英・Jisc、3つの新しい図書館サービスを開始:コレクション管理や発見可能性の改善を支援

2019年7月22日、英・Jiscは、コレクション管理や発見可能性の改善を支援する3つの新しい図書館サービス“Library hub discover”、“library hub compare”、“library hub cataloguing”を2019年7月31日から開始することを発表しています。

“Library hub discover”は図書館の所蔵資料を横断検索できるサービスです。Jiscが構築に携わった“national bibliographic knowledgebase” (NBK)のデータに基づいて、英国の学術、国立、専門図書館の利用可能なメタデータを最も幅広く収録しているとあり、サービス開始時点で100以上の図書館の所蔵が検索できるほか、今後も増加する予定とあります。

また、 “library hub compare”と“library hub cataloguing”はOCLCとのパートナーシップを通じて開発されたサービスであり、各ウェブサイト上での説明によれば、前者は自館のコレクション分析やNBKに所蔵情報を提供している館とのコレクションの比較ができるサービス、後者はMARCレコードを検索、ダウンロードできるサービスとなっています。利用に際しログインが必要となっており、限られた範囲の機関のみ利用可能です。

デューイ十進分類法(DDC)で優先的に開発が必要なトピックや改訂・更新が必要な主題に関する図書館員向け調査の結果が公開される

デューイ十進分類法(DDC)編集チームによるブログ“025.431: The Dewey blog”の2019年7月9日付の投稿において、2019年4月に行われた、優先的に開発が必要なトピックや改訂・更新が必要な主題に関する図書館員向けに調査の結果が公開されています。

ブログの投稿では以下のようなことが紹介されています。

・図書館にとって優先的に開発が必要なトピックとして、食物不耐性(food intolerance)、電子タバコを吸うこと(vaping)、低所得地区(low-income neighborhoods)などが挙げられたこと
・コンピューターサイエンス、情報、総記を扱う0類、技術(応用科学)を扱う6類、社会科学を扱う3類が、利用者にとって改訂が有用な分野であるとみなされていること

OCLC、WorldCat収録の出版物から見たカナダの影響力についての調査報告書を公開

2019年5月21日、OCLCが、WorldCatに収録されているカナダ関係の出版物から見たカナダの影響力についての調査報告書“Maple Leaves: Discovering Canada through the Published Record”を公開しました。

調査は、WorldCatとWikidataの情報を用いて、カナダにおける出版物、カナダ人による出版物、及びカナダに関する出版物を特定することにより行われました。これらのカナダ関係出版物は、WorldCatにおいて1,090万件確認されたとあります。

報告書では、カナダ関係の出版物が世界の図書館で広く所蔵されており、所蔵数が最多の作品はルーシー・モード・モンゴメリ作『赤毛のアン(Anne of Green Gables)』であることや、カナダの先住民族やイヌイット、混血民族の言語による出版物も多く見られること、コミックやグラフィックノベルの出版においてもカナダの存在が顕著であること等が紹介されています。

OCLC、バーチャルレファレンスサービス“QuestionPoint 24/7”をSpringshare社に譲渡

2019年5月31日、OCLCとSpringshare社が、協同型バーチャルレファレンスサービス“QuestionPoint 24/7”の譲渡に関し合意したと発表しています。

Springshare社が、OCLCの“QuestionPoint 24/7”の譲渡を受けるもので、Springshare社は“QuestionPoint 24/7”を同社のバーチャルレファレンスソフト“LibAnswers”に組み込みます。

また、“QuestionPoint 24/7”のレファレンスライブラリアンのチームはSpringshare社に加わって業務を継続するほか、Springshare社でも、参加する図書館員を増員し研修を提供するとともに、知識・情報共有のために効果的なワークフローを考案するとしています。

Springshare Acquires QuestionPoint from OCLC(Springshare,2019/5/31)
https://springshare.com/news/libanswers-qp.html

E2123 - 大学の戦略との一致度からみる大学図書館のサービスについて

本稿ではOCLCとIthaka S+Rが2018年10月に発表した報告書“University Futures, Library Futures: Aligning library strategies with institutional directions”について紹介する。報告書では,米国の高等教育機関のワーキングモデルを教育活動及び提供形態の点から定義し,主要な9つの図書館サービスの枠組みから機関の類型を比較し,図書館のサービス内容が大学の組織上の優先事項に対応しているという仮説を検証することを試みている。教育活動は,博士課程の「研究」,学士課程の「教養教育」,その他の「職業教育」について各機関が最も重心を置く活動の点から分類しており,提供形態としてキャンパスへの通学を前提とする授業と,オンラインコースの2つが挙げられている。OCLCは大学の3つの類型を検討し,Ithaka S+Rは図書館サービスについての調査を担当した。

OCLC、米国の小規模な公共図書館がコミュニティのニーズに応じた図書館空間を実現するためのオンライン研修プロジェクト第2弾の参加館を発表

2019年3月7日、米国の小規模な公共図書館がコミュニティのニーズに応じた図書館空間を実現するためのオンライン研修プロジェクト第2弾の参加館15館を発表しました。

博物館・図書館機構(IMLS)の助成を受けて、地方及び小図書館協会(ARSL)と共同で実施している事業で、38州120館の応募のなかから、900人から1万5,500人規模のコミュニティにサービスを提供している15州15館が選ばれました。

第1弾と同じく、参加館の職員は、社会に関わり積極的に学習することを推奨する図書館空間を再考・再構築するために地域住民と共同することを、OCLCが運営するオンライン学習コミュニティWebJunctionを用いて15か月間学ぶことになります。

受講後、参加者は、5,000ドルの助成金を用いて、図書館に学習空間を構築します。第1弾の参加者は、第2弾の参加者を助言や相談を通じて支援します。

OCLC、WorldCatで所蔵館数が多い小説トップ100のリストを公開

2019年3月5日、OCLCは、WorldCatで所蔵館数が多い小説トップ100のリスト“The Library 100”を公開したことを発表しました。

WorldCat はOCLC及びその参加館らが運営している図書館所蔵目録のデータベースであり、世界中の18,000以上の図書館の所蔵を反映し、4億4,700万タイトル、27億冊を超える情報を収録しているとあります。

トップ100のうち、第1位から第10位までは次のとおりです。

第1位:ミゲル・デ・セルバンテス『ドン・キホーテ』
第2位:ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』
第3位:マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』
第4位:マーク・トウェイン『トム・ソーヤの冒険』
第5位:ロバート・ルイス・スティーヴンソン『宝島』
第6位:ジェイン・オースティン『高慢と偏見』
第7位:エミリー・ブロンテ『嵐が丘』
第8位:シャーロット・ブロンテ『ジェイン・エア』
第9位:ハーマン・メルヴィル『白鯨』
第10位:ナサニエル・ホーソーン『緋文字』

OCLCとSpringer Nature社が提携し、電子リソースの自動アップデートが可能に

2018年12月17日、OCLCはSpringer Nature社と提携し、同社の電子リソースに関する情報をOCLCに自動的にアップデートできるようにすることを発表しました。

OCLCの利用者本人が同意すれば、所属する機関等の図書館のSpringer Nature社の出版物の所蔵データがOCLCに週ごとにアップデートされ、新着資料や資料の削除等の図書館の所蔵状況がOCLCに自動的に反映されるようになります。

利用者自身のコレクションをWorldCat knowledge baseに登録することも可能で、同社のコンテンツの所蔵状況は個人で購入したものも含めて最新の状態が維持されます。フルテキストのリンクへのアクセスが容易になり、自身のコレクションのカスタマイズ可能なMARCデータも入手することが可能となります。

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、新しいオンライン蔵書目録“Aurora”を公開

2018年12月12日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、新しいオンライン蔵書目録“Aurora”の公開を発表しました。

先に公開した“Voilà”と同じくOCLCのシステムを用いています。

現在LACが図書館システムとして用いている“AMICUS”は、2019年春の運用停止が予定されています。

Library and Archives Canada: a new era with Aurora(LAC,2018/12/12)
http://www.bac-lac.gc.ca/eng/news/Pages/2018/new-era-aurora.aspx

Aurora
https://bac-lac.on.worldcat.org/discovery

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