OCLC

OCLC Research、MLAの相互理解や連携の拡大を目的に実施した調査の報告書を公開

2017年3月21日、OCLC Researchが、報告書“Collective Wisdom: An Exploration of Library, Archives and Museum Cultures”を公開しました。

特に継続教育や専門性開発の分野において、お互いの部門の実践や文化等の相互理解や、連携の拡大を目的に、18人の司書・学芸員・アーキビストが各部門の年次総会(米国博物館協会年次総会、米国図書館協会年次大会、米国アーキビスト協会年次大会)に参加し、得られた知見や推奨事項をまとめたものです。

参加者は、3部門において共通する課題として、保存・保全、多様性・公平性・包含性、雇用と職場の慣行、持続可能性(予算と環境)をあげ、また、必要な資料や各機関の公共的価値を確保するために、個人・組織・部門毎はもちろん3部門全体としてのよりよい擁護者となる必要性を指摘しています。

また、MLA連携に関する推奨事項やアイデアなどは、付録Aとして纏められています。

図書館員が研究データ管理を遂行するにあたって影響を与える要因に関する調査(文献紹介)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が刊行するCollege & Research Libraries(C&RL)誌が、図書館員が研究データ管理(RDM)を遂行するにあたって影響を与える要因について調査した結果をまとめた論文“Librarians’ Perspectives on the Factors Influencing Research Data Management Programs” のプレプリントを公開しています。

論文の著者が所属するOCLCによる内容紹介によると、同論文は、36人の米国の図書館員にインタビューを行なった成果をまとめたもので、RDMを促進する要因として、

・組織間でのコミュニケーション、調整、連携
・継続的な学習やOJT
・専門家の配置
・文化の転換や関係性構築のためのリーダーシップへの支持
・デジタルリポジトリ

をあげ、制約する要因としては、

・データストレージや電子資料保存のための資金面、技術面での課題
・限られた労働時間内での多大な要求
・RDMについての能力がある職員の不足
・研究者の図書館に対する認識の古さ

を指摘しています。

奈良文化財研究所、全国遺跡報告総覧とWorldCatとのデータ連携を開始

奈良文化財研究所が、2017年2月3日に、全国遺跡報告総覧とWorldCatとのデータ連携を開始したと発表しています。

全国遺跡報告総覧とWorldCatのデータ連携開始(なぶけんブログ,2017/2/7)
https://www.nabunken.go.jp/nabunkenblog/2017/02/worldcat.html

WorldCatにある全国遺跡報告総覧のデータ
http://www.worldcat.org/search?q=sitereports.nabunken.go.jp&qt=results_page

参考:
奈良文化財研究所、全国遺跡報告総覧の英語自動検索機能を公開
Posted 2016年8月25日
http://current.ndl.go.jp/node/32393

CiNii Books、全国遺跡報告総覧とデータ連携開始
Posted 2016年3月23日
http://current.ndl.go.jp/node/31083

全国遺跡報告総覧、ProQuest社のディスカバリサービスSummonに対応
Posted 2015年9月8日
http://current.ndl.go.jp/node/29385

E1700 - 「全国遺跡報告総覧」の機能と期待される効果

英・Jisc、コレクション管理や発見可能性の改善を目的とした“National Bibliographic Knowledgebase”の開発を開始

2017年2月2日、英・Jiscは“National Bibliographic Knowledgebase” (NBK)の開発に関する契約を、OCLCと締結したと発表しています。

NBKは、Jiscの“National monograph strategy”の提案に基づくもので、学術分野の書誌データを大規模に集約し、図書館のコレクション管理と学生・研究者による資料の発見を改善する事を目的としており、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)の総合目録であるCOPACの機能の拡張を目指しています。

開発は、RLUK、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)、英国図書館(BL)や、その他個々の研究図書館、出版社、著作権管理団体、サービスプロバイダーと緊密に協力して行われることとなっており、2018年1月にはβ版でのサービスが開始される予定です。

New UK-wide service will transform library collaboration: The National Bibliographic Knowledgebase(Jisc,2017/2/2)

OCLC Research、米国の公共図書館におけるデジタル化事業の現状を調査した報告書を公開

2017年1月23日、OCLC Researchが、米国の公共図書館及び州立図書館におけるデジタル化事業に対するニーズと現実とのギャップを分析した報告書“Advancing the National Digital Platform: The State of Digitization in US Public and State Libraries”を公開しました。

米国デジタル公共図書館(DPLA)、州立図書館機構の長で構成されるCOSLA、公共図書館協会(PLA)、図書館コレクション・技術サービス協会(ALCTS)と連携して行ったもので、貴重なコレクションのデジタル化を通じて、公共図書館や全国規模のデジタル化プラットフォームの成長を支える立場にあるかを調査したもので、調査データもエクセルファイルで公開されています。

調査における主要な注目点として

・92%の公共図書館が、地域にとって重要で貴重なコレクションを所蔵していること
・37.6%の図書館がこの3年間でデジタル化事業を行なっていること
・61.4%の図書館がデジタル化のための課題として、資金や時間に加え、職員の研修や専門性の欠如をあげていること
・全ての州立図書館は地域資料のオンライン公開を、彼らのミッションと明確に(12.8%)もしくは概ね(87.2%)一致していると回答していること

OCLC、クラウドベースのILLシステム “Tipasa” 及びカナダのRelais International社の買収を発表

2017年1月17日、OCLCは、クラウドベースのILL管理システム “Tipasa” を発表しています。ILLiadの機能を、クラウド上に移行したもので、WorldShareのプラットフォーム上に構築されており、既に8館が採用しているとのことです。

また、同日、カナダ・オタワを拠点にILLやリソースシェアリングに関するシステムを開発しているRelais International社の買収について合意したと発表しています。

OCLC introduces 'Tipasa' interlibrary loan management system(OCLC,2017/1/17)
https://www.oclc.org/en/news/releases/2017/201701dublin.html

OCLC agrees to acquire Relais International to provide library consortia more options for resource sharing(OCLC,2017/1/17)
https://www.oclc.org/en/news/releases/2017/201702dublin.html

Relais International

小規模な公共図書館を対象としたオンライン研修プロジェクト“Small Libraries Create Smart Space”の参加館が発表される(米国)

2016年12月1日、OCLCが地方及び小図書館協会(ARSL)と共同して行う“Small Libraries Create Smart Space”プロジェクトに参加する、米国内の小規模な公共図書館15館が発表されています。

106の応募館から、12の異なる州の、各々1,000から21万1,000人規模のコミュニティを対象にサービスを行なっている図書館が選ばれています。

プログラム参加館では、コミュニティの需要に応じた図書館プログラムを実施するために必要な図書館空間の再構成について、OCLCが運営するオンライン学習コミュニティWebJunctionで18か月間学習し、その成果を各館で実行することになっています。

15 libraries chosen for ‘Small Libraries Create Smart Spaces’ project(OCLC,2016/12/1)
https://www.oclc.org/news/releases/2016/201627dublin.en.html

参考:
WebJunctionとARSLがパートナーシップを締結
Posted 2007年9月28日
http://current.ndl.go.jp/node/6564

E1444 - 10周年を迎えたWebJunction

OCLCのWorldCatに、イタリア・ローマ国立中央図書館の200万件のレコードが追加

2016年11月8日、OCLCは、WorldCatに、イタリア・ローマ国立中央図書館(BNCR)の200万件のレコード(うち、60%が新規レコード)が追加されたと発表しています。

WorldCatにレコードを登録する同国の最初の国立図書館で、今後もレコードは追加されていく予定です。

The National Central Library of Rome adds catalog collections to WorldCat(OCLC,2016/10/18)
http://www.oclc.org/news/releases/2016/201607leiden.en.html

参考:
E940 - イタリアの図書館事情
カレントアウェアネス-E No.152 2009.06.24
http://current.ndl.go.jp/e940

OCLC、2015/2016年度の年報を公表

OCLCが、2015/2016年度の年報を公表しています。

タイトルは“together we lead”です

Twitter(OCLC, 2016/11/4)
https://twitter.com/OCLC/status/794256601746173952

together we lead 2015-2016 Annual Report(Web版)
http://www.oclc.org/en-US/annual-report/2016/home.html

OCLC、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)とデジタルレファレンスサービスの提供について合意

2016年9月29日、OCLCは、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)と、英国及びアイルランド国内でのデジタルレファレンスサービスの提供について合意したことを発表しています。

OCLCの“QuestionPoint”を用いて行なわれるもので、先行して実施された、北イングランドの25の高等教育機関の図書館によるコンソーシアム“The Northern Collaboration ”とOCLCによる事業の成功を基盤にした合意です。

現在のところ、33の大学が合意に基づいて契約したと発表されています。

OCLC and Society of College, National and University Libraries (SCONUL) partner for virtual reference service(OCLC,2016/9/29)
http://www.oclc.org/news/releases/2016/201603sheffield.en.html

関連:
Academic libraries from the UK’s Northern Collaboration to use OCLC QuestionPoint for out-of-hours enquiry services(OCLC,2014/12/12)

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