LC(米国議会図書館)

米国議会図書館(LC)、クラウドソーシングのためのプラットフォームCROWD(BETA)を公開

2018年10月24日、米国議会図書館(LC)が、クラウドソーシングのためのプラットフォームCROWD(BETA)を公開しました。

LCが所蔵している歴史的資料のデジタル画像を、クラウドソーシングによるテキスト化等を行なうことで、検索性や読みやすさを向上させることが目的です。視覚障害者が用いるスクリンリーダーとの互換性もあると説明されています。

現在、テキスト化等の対象となっているのは、リンカーン大統領やメアリー・チャーチ・テレルの文書、クララ・バートンの日記、ブランチ・リッキーによる野球選手の評価レポート、南北戦争で障害を負った退役軍人の回顧録です。そのうち、リンカーン大統領文書のテキスト化に関する“ Letters to Lincoln Challenge”では、2018年末までの1万点の画像のテキスト化完了が呼びかけられています。11月19日には、同事業の推進のため、リンカーン大統領によるゲティスバーグ演説から155年を祝うイベントが開催されます。

今後、ローザ・パークス、女性参政権運動、南北戦争の退役軍人、米国の詩人、米国の精神医学史に関する文書の追加が予定されています。

あわせて、クラウドソーシングのためのソフトウェアもGitHub上でオープンソースとして公開されています。

米国議会図書館(LC)による外国の法律資料のウェブアーカイブ“Foreign Law Web Archive”(記事紹介)

2018年10月22日、米国議会図書館(LC)が、同館のデジタル情報保存に関するブログ“The Signal”において、LCの法律図書館が最近公開した“Foreign Law Web Archive”を紹介する記事を公開しています。

“Foreign Law Web Archive”は、官報や司法関連のウェブサイトなど、オンラインで公開されている外国の法律資料を収集したウェブアーカイブです。収集した資料には、冊子体が存在しないものも存在します。

Foreign Law Web Archives(LC The Signal,2018/10/22)
https://blogs.loc.gov/thesignal/2018/10/foreign-law-web-archives/

米国議会図書館(LC)、セオドア・ルーズベルト大統領文書をオンラインで公開

2018年10月17日、米国議会図書館(LC)は、1901年から1909年にかけて第26代米国大統領を務めたセオドア・ルーズベルト大統領の文書群をオンラインで公開しました。

LCが所蔵する約27万6,000点の文書の、約46万1,000点の画像が公開されたもので、手紙、スピーチ、大統領令、スクラップブック、日記、ホワイトハウスの受付記録、プレスリリース、家族の記録等で構成されます。同氏が、副大統領・ニューヨーク州知事・ニューヨーク市警察本部長就任時や、米西戦争への騎兵隊将校での従軍、革新党の創設と1912年の大統領選での落選に関する文書も含まれます。

同文書は、同氏が、1917年、彼の晩年の自宅から、保管のためにLCに文書を送付して以来所蔵しており、1919年以降永久寄託となっています。

これまで同文書はマイクロフィルムで利用提供されており、それを基にデジタル化されましたが、今回、新たにデジタル化されたものもあります。

その他、米・ハーバード大学図書館にも同氏のアーカイブがあるほか、米・ディキンソン州立大学のセオドアルーズベルトセンターがLC等と連携して同氏のデジタルアーカイブを構築しています。

スウェーデン王立図書館(NLS)へのラボ創設のための調査報告書が公開:国立図書館のラボの調査等を実施

2018年10月16日、スウェーデン・ウメオ大学のPelle Snickars教授が、スウェーデン王立図書館(NLS, スウェーデン語ではKB)がラボを創設することを提案する報告書“datalab.kb.se A Report for the National Library of Sweden”を公開しました。

同氏が、スウェーデン王立図書館にラボを設置するための情報を調査・評価することの提案を受け、同館等からの資金援助や人的支援を受けて、調査を実施した結果をまとめたものです。

報告書は、“Library Labs” 、“Digital Scholarship” 、“Recommendations”の3つの章から構成されています。

“Library Labs”は、各館の環境の違いに注意しながら、近年、国立図書館等に設置されたラボの現状を概観したもので、英国図書館(BL)、オランダ王立図書館(KB)、米国議会図書館(LC)、Europeana、デンマーク王立図書館、オーストリア国立図書館のラボが取り上げられています。

米国議会図書館(LC)、2019年から2023年の戦略計画“Enriching the Library Experience”及びデジタル戦略を発表

2018年10月1日、米国議会図書館(LC)、2019年から2023年までの戦略計画“Enriching the Library Experience”を発表しました。

LCの方向性を、利用者中心・デジタル対応・データ駆動型へと転換することを目指すもので、新しいビジョン・ステートメント“all Americans are connected to the Library of Congress”は、利用者と利用者の経験を豊かにしたいというLCの願いに焦点を当てたものです。

戦略計画では以下の4つの目標が掲げられています。

1.アクセスの拡大:利用者がいつどこでどのように望んでもLCの貴重なコレクション・専門家・サービスを利用できるようにする
2.サービスの強化:全ての利用者とLCとの一生の繋がりを育む貴重な経験を創造する
3.リソースの最適化:LCの経営の現代化・強化・合理化
4.インパクト評価:データを用いてLCの世界的評価を測定し、説得力のある説明を共有する

また、同時に発表された新しいデジタル戦略“Digital Strategic Plan”は、今後5年間のデジタル変革のためのLCの目標を説明することで、戦略計画の目標を補完するものとなっています。

米国議会図書館(LC)、Congress.gov内の法律情報に容易にアクセスすることができるChrome拡張機能(beta版)を公開

2018年9月27日、米国議会図書館(LC)が、ウェブページからCongress.gov内の法律情報に容易にアクセスすることができるChrome拡張機能(beta版)の公開を発表しています。

LCのインターンSyed Tanveer氏が作成したもので、ウェブページ内の法案の引用をハイライトすると、Congress.gov内の当該法案のSummaryページにリンクされるほか、ハイライトしたテキストをCongress.gov内で検索できる機能もあります。

Try the New Experimental Congress.gov Chrome Browser Extension(LC LAW LIBRARIANS OF CONGRESS,2018/9/27)
https://blogs.loc.gov/law/2018/09/try-the-new-experimental-congress-gov-chrome-browser-extension/

米国議会図書館(LC)、デジタル化した映像のコレクション“National Screening Room”を公開

2018年9月26日、米国議会図書館(LC)は、デジタル化した映像のコレクション“National Screening Room”を公開しました。

公開されたコンテンツの大部分はパブリックドメインで、LCがパブリックドメインと判断した映像はダウンロード可能です。著作権保護期間中の映像も公開されていますが、それらはストリーミングファイルとして利用できます。

今回、アフリカ系アメリカ人向けのニュース映画“All-American News”や歴史的に著名な人物の映像、映像資料の永久保存レジストリ“National Film Registry”に納められた作品、1950年代に公開されたメンタルヘルスに関するフィルム等から281タイトルの映像が公開されましたが、今後も毎月新しいコンテンツが追加される予定です。

National Screening Room of Free Motion Pictures Now Online (LC,2018/9/26)
https://www.loc.gov/item/prn-18-125/

エステファン夫妻、米国議会図書館(LC)によるガーシュウィン賞を受賞

2018年9月24日、米国議会図書館(LC)は、2019年のガーシュウィン賞の受賞者を、エミリオ・エステファン/グロリア・エステファン夫妻に決定したと発表しました。

2007年に、LCにより創設されたガーシュウィン賞は、米国を代表する作曲家・ガーシュウィン兄弟(Ira Gershwin、George Gershwin)にちなみ、ポピュラー音楽で世界の文化に大きな影響を与えた作曲家・演奏家に対し贈られる賞です。

賞は、2019年3月にワシントンD.C.で開催されるオールスタートリビュートコンサートにおいて授与されます。コンサートの様子は、公共放送サービス(PBS)を通じて全米で放映されます。

米国議会図書館(LC)、CRSレポートをオンラインで提供するためのポータルサイトを公開

2018年9月17日、米国議会図書館(LC)は、LCの議会調査局(CRS)が刊行するCRSレポートをオンラインで提供するためのポータルサイトを公開しました。

2018年度予算が、LCに対してCRSを公開するように指示していることを受けて構築されたもので、既存の議会向けに公開している検索機能をできるだけユーザーフレンドリーとなるように設計し、キーワード検索できるようにして公開されています。今後、議会向けウェブサイトの機能が拡張した際には、それに合わせてポータルサイトも更新されます。

今後、議会において利用できるようになったレポートは、ポータルサイトにも搭載されていきますが、既刊分についても、LCが出来るだけ迅速に追加していくとしています。

米国議会図書館(LC)、一次資料(primary source)を活用したK-12の児童・生徒向け教育用ウェブアプリ2点を公開

2018年9月7日、米国議会図書館(LC)が、同館の一次資料(primary source)を活用し、教育機関と協力して開発した、K-12の児童・生徒向けの教育用ウェブアプリ2点を公開しました。

今回公開されたものは以下の2点です。

・DBQuest:証拠の識別・評価方法を教授することで、児童・生徒のエビデンスに基づいた推論と、文書に基づいた探求を強化するモバイルアプリ

・Case Maker:一次資料による教育に関する“Teaching with Primary Sources(TPS)”プログラムで開発された「観察、熟考、質問」の枠組みをモデル化したもので、児童・生徒が、課題に挑戦し、証拠を集め、論理的に自分の首長を述べることができるように指導するアプリ

Library of Congress Launches New Set of Educational Apps for Back to School (LC,2018/9/7)
https://www.loc.gov/item/prn-18-112/

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