JISC(英国情報システム合同委員会)

電子ジャーナルの利用統計を一元的に取得できるポータルサイト“Journal Usage Statistics Portal”(英国)

電子ジャーナルの利用統計を一元的に取得することができるポータルサイト“Journal Usage Statistics Portal”(JUSP)の参加館が100を超えたそうです。JUSPは、英国情報システム合同委員会(JISC)の助成のもと、JISC Collections、マンチェスター大学のMimas、バーミンガム・シティ大学とく欄フィールド大学のEvidence Baseから成るコンソーシアムによって運営されているサービスです。通常、電子ジャーナルの利用統計を取得するには、図書館員が各出版社のサイトを訪問してデータをダウンロードする必要がありますが、JUSPはその負担を減らしてくれるものだそうです。

Journal Usage Statistics Portal (JUSP)
http://jusp.mimas.ac.uk/

JUSP参加図書館・出版社のリスト
http://jusp.mimas.ac.uk/participants.html

JUSP紹介動画
http://jusp.mimas.ac.uk/about.html

100 universities making use of new journal evaluation service – are you signed up? (JISC 2011/8/11付けニュース)

E1203 - 電子ジャーナルアーカイビングのコストと事例研究(英国)

E1203 - 電子ジャーナルアーカイビングのコストと事例研究(英国)

2011年7月,英国情報システム合同委員会(JISC)が “E-Journal Archiving For UK HE Libraries”という17ページのペーパーを公開した。書庫スペース狭隘化や予算削減等の理由から,英国の高等教育機関は冊子体雑誌の購読を中止して電子ジャーナル(EJ)契約のみ(e-only)へ移行することを迫られており,EJへの長期的なアクセスを保証するためのEJアーカイビング(CA1597参照)が課題として浮上している。同ペーパーは,そのような機関がe-onlyへの移行に向けてEJアーカイビング方針を策定することを支援する目的で作成され,内容はEJアーカイビングのコストとケーススタディの紹介が2本柱になっている。以下ではこれらの概要を紹介する。...

JISCの助成を受けた高等教育機関による11件のデジタル化プロジェクトの報告書(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)が“Content Clustering and Sustaining Digital Resources”と題したレポートを刊行し、同委員会の“e-Content programme 2009-11”で助成した電子化プロジェクトの報告をまとめています。収録されているのは、英国の高等教育機関による以下のプロジェクト11件です。

・ロンドン大学東洋アフリカ学院:Centre for Digital Asia, Africa & the Middle East
・リーズ大学・シェフィールド大学・ヨーク大学:LIFE-SHARE
・ビジュアルアーツデータサービス・UCA芸術大学:Look-Here!
・マンチェスター大学:CHICC
・オックスフォード大学:RunCoCo
・キングズ・カレッジ・ロンドン:OCRopodium
・シェフィールド大学:Connected Histories: Sources for Building British History, 1500–1900
・オックスフォード大学:Mapping Crime beyond the John Johnson Collection
・ブリストル大学:Visualising China
・東ロンドン大学:CEDAR

通販カタログをデジタル化して20世紀のファッションを未来に残す取組み(英国)

英国のウスター大学が、英国情報システム合同委員会(JISC)の支援のもと、服の通信販売の会社Kay&Co社の過去の通販カタログをデジタル化するというプロジェクトを行っているとのことです。同社は2007年に事業を中止するまで100年以上にわたって通信販売を行っており、このプロジェクトでは、1500点以上の画像がデジタル化され、一般からも画像の投稿やコメントの付与が可能となるようです。これにより、未来の学者等が、20世紀のファッションとそれに対する人々の考え方などを知ることができるようになるとされています。

Digital wardrobe shows UK’s changing lifestyles(JISC 2011/7/29付けのNews)
http://www.jisc.ac.uk/news/stories/2011/07/fashion.aspx

JISC、電子ジャーナルの保存に関するホワイトペーパー(最終版)を刊行

英国情報システム合同委員会(JISC)が電子ジャーナルの保存に関するホワイトペーパー“e-Journal Archiving for UK HE Libraries”の最終版を公開しました。同ペーパーでは、2010年にJISC Collectionsが刊行した“Ensuring that 'e' doesn't mean ephemeral: A practical guide to e-journal solutions”(UK LOCKSS Alliance、CLOCKSS、Porticoなどの電子ジャーナルアーカイビングプロジェクトが評価されているそうです)と内容の差別化を図り、電子ジャーナルアーカイビングのコスト事情やケーススタディに力点を置いているそうです。ホワイトペーパーは17ページから成り、目次は以下のようになっています。

1. 読者と目的
2. 対象
3. JISCとJISC Collectionsの役割
4. 経済的考察
5. 新しいグッドプラクティス
6. 参考文献
7. ケーススタディ:グラスゴー大学
8. ケーススタディ:ハダーズフィールド大学
9. ケーススタディ:ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス
10. ケーススタディ:Scottish Higher Education Digital Library (SHEDL)

メタデータ共有に向けたプロジェクト“Discovery”の現状(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)や英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)等によるプロジェクト“Discovery”では、文化機関や研究機関等のメタデータの共有に向けて、2011年5月にオープンメタデータ原則(Discovery Open Metadata Principles)を制定し、これまでに10以上の機関・団体が署名しているようです。7月11日には、JISCが、大学、図書館、博物館・美術館、文書館等に対し、この原則に署名するよう呼びかけを行っています。また、オープンデータを活用したアプリケーション等のコンテストも実施されているようです。

Discovery
http://discovery.ac.uk/

Discovery Open Metadata Principles(オープンメタデータ原則)
http://discovery.ac.uk/businesscase/principles/

Celebrate Liberation – A worldwide competition for open software developers & open data(コンテストについて)
http://discovery.ac.uk/developers/competition/

機関リポジトリでのデジタル情報保存に関するプロジェクト“KeepIt”の報告書(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)により、2009年4月から2010年9月までの期間で実施されていた、機関リポジトリでのデジタル情報保存に関するプロジェクト“KeepIt”の報告書が公表されています。4つの機関リポジトリを対象に、5コースのトレーニングを行うというもので、その途中経過等が、ブログやTwitter、Slideshare(スライド)等で公表されていたようです。プロジェクトからの所見として、「デジタル保存はまず自身のコンテンツについての正確な知識を得ることから始まる」「保存で課題となる事項はコンテンツ管理で課題となることと同じである」などが示されています。

Setting institutional repositories on the path to digital preservation Final project report from the JISC KeepIt Project(報告書)
http://ie-repository.jisc.ac.uk/553/1/finalreport-keepit10.pdf

E1190 - 「Y世代」の研究行動調査 2年目の年次報告(英国)

E1190 - 「Y世代」の研究行動調査 2年目の年次報告(英国)

2011年6月,英国図書館(BL)と英国情報システム合同委員会(JISC)による3年間の調査プロジェクト“Researchers of Tomorrow”の2年目の年次報告が公表された。このプロジェクトは「Y世代」(Generation Y)と呼ばれる世代の博士課程学生の情報探索行動や研究行動の特徴を明らかにすることを目的に2009年4月に開始されたものである。これまでに1年目の中間報告(E994参照)と年次報告が公表されている。...

英国情報システム合同委員会(JISC)と英国高等教育助成会議(HEFCE)、高等教育機関向けにクラウドベースのインフラサービス提供へ

2011年6月23日に、英国情報システム合同委員会(JISC)と英国高等教育助成会議(HEFCE)が、英国の高等教育機関向けにクラウドベースのインフラサービス提供に向けた活動を開始したと発表しています。とりわけ大学図書館に対しては、このサービスを通じて、電子ジャーナルのライセンス等のマネジメントを含む、電子リソースの管理に関するサポートサービスを提供するようです。

Cloud services for education and research -- projects and partners announced (HEFCE 2011/6/23付けのニュース)
http://www.hefce.ac.uk/news/hefce/2011/hecloud.htm

Y世代の研究者の典型像は? BL・JISCが“Researchers of Tomorrow”プロジェクトの2年目の年次報告を公開

英国図書館(BL)と情報システム合同委員会(JISC)が協同で実施している、1982年から1994年に生まれた「Y世代」と呼ばれる世代の博士課程の学生の情報探索行動や研究行動を調査する3年間のプロジェクト“Researchers of Tomorrow”の、2年目の年次報告が公開されています。

博士課程に在籍するY世代の学生は、研究において無料のウェブサービスを用いることが多くなっているもののその使用は受動的なものでコンテンツの作成には消極的なことが多い、それらの使用においては指導教員や図書館職員よりも友人のアドバイスを参考にすることが多い、といった結果が紹介されています。また、JISCの担当者によれば「1年目の中間報告では仮説の構築に取り組んだが、2年目の中間報告ではY世代の学生の典型像を明確にするために深く研究した。前世代以上の研究者と比較すると、彼らはテーラーメイドのアドバイスやガイダンスを好み、未熟な段階で自身の研究をシェアすることを嫌い、自宅よりも大学等で仕事をすることを好み、研究の進捗に対しておおらかである」だそうです。2012年、プロジェクトの最終報告が発表される予定だそうです。

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